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人や料理などが人を幸せにする物語はよく読むけど、文房具が幸せにするのは初めてよみました。
色々な文房具が登場するので、面白いです。登場人物は、少しだけクセありです。
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料理で人を幸せにする小説が好きだけど、文房具は初めて(かな?)。
出てくる人みんないい人で安心して読めました。
最近あまり文房具を使わないけど、こんなお店は行ってみたいな。
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とても良かった。
銀座の小さな文房具店を中心にして話が進む短編5篇で、どれもいい話だった。
親がいなく、祖母に育てられた青年凛が祖母夏子さんへ初給料で手紙を書く「万年筆」
銀座のクラブ、文ママとユリちゃんの「システム手帳」
高校の弓道部の部長と副部長の淡い恋愛「大学ノート」
3度結婚し、3度離婚した正ちゃんが亡き妻に弔辞を読む「絵葉書」
寿司屋を独立開店する銀さんが恩師の大将に手紙を書く「メモパッド」
どれも良かったが、「万年筆」と「メモパッド」がいい話だった。
第二巻も読もう。
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文具好き、手紙好きの私にはたまらない小説でした。文具を取り上げるだけではなくて、ちゃんと深い物語も読み応えありです!でも読書を普段あまりしない人でもさらっと読めそう。ちょうどいい。
ぜひこんな文具店の常連さんになりたいな。
続編も楽しみ!
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書店で見つけた。ポップが気になり購入。
”銀座””文具”と見て、買わずにいられなかった。
それぞれのほろ苦いエピソードに硯ちゃんのチョイス文具が光っている。最初、四宝堂がなかなか出てこなくて、何の話かといぶかった(笑)
親子2代にわたり、キューピッドを務める良子の存在もいい。
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文房具がだいすきなわたしにとってだいすきな物語。
デジタル化が進んで、文房具の需要は減っているのかもしれない。
文房具で紡がれる糸、なんて暖かい、甘くて、優しくて、人と文房具の優しい暖かさに触れられる1冊。
実家の肉じゃがみたい。あったかくてほっこり、癒される1冊でした。
ロディアのメモ帳すぐに買いに行って活用してます、笑
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銀座にある老舗文房具店・店主の宝田 硯が主人公。
訪れるひとが抱える悩みに触れ、寄り添うことで前に進んでいくことを自然と背中を押してくれる人物だ。
万年筆・・・お祖母ちゃんへの手紙
手帳・・・・文ママとの出会いから独立に至る経緯
絵葉書・・・結婚前、妻へ送った絵葉書の話
個人的には、この3つの作品が好きだ。
絵葉書は、死んだ妻へ弔辞の代筆をに当たり思い出を語るも、ひな形の弔辞文を作成依頼したが、当日届いた弔辞は空白だった場面は、特に良かった。
どの作品もほっこりし、心温まる物語だった。
作品に出てくるどの文房具も、アクセントが利いていて良かった。
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ミステリーばかり読んでいたので、ほっこりしたく本屋でのおすすめから手に取り、読み始めました。
思っていた通り、ほっこりした気持ちになれました。
読むと手紙を誰かに書いてみようだったり、文房具が欲しいといった気持ちになれます。
内容は、悩んでいる人に対して文房具屋の店主がアドバイスするというワンパターンなのですが、面白かったです。
いつか、映画化もしくはドラマ化すると思いました。
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1、2とシリーズをまとめて読んだ。2の方がより登場人物の逸話、展開が素晴らしい。
左利きの方、定年を迎える方、そして、店主硯さん、良子さんに触れる章が挟まれて、彩り豊かな世界感や時間軸的に広がる。そして毎回絡む文房具と店つくりへと、単に出会う人だけで進まない作品つくりには映像が浮かぶようだ。
文房具の中で特に万年筆は品番が出てくる、私の愛用は残念ながら登場しないが、そこに作品にも愛着が生まれる
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文房具1つでこんなに話が広がるのかぁ…
どの話もぐっときて、最後にほっこりした気持ちに。
万年筆、絵葉書はぐっとくるを通り越してボロボロだけど泣いた。
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フォロワーさんの本棚で見かけることが多くて、手にした一冊。
文房具好きですから
このタイトルはとっても気になりまして~
「四宝堂」は文房具店なんだけど
そこはかとなく温かな日差しが感じられるような
特別な場所でもあるのですよ。
1階には様々な文房具
高級品もあればコクヨのキャンパスノート
中には「四宝堂」オリジナルの品があったり。
そして、2階にはワークショップスペースも。
店主の宝田硯(たからだけん)の人柄もまた、
そこはかとなくあたたかくて。
こんな文房具店の常連になってみたいものだわ…
今も可愛い文房具好きは変わっていなくて
韓国語の勉強にも可愛い付箋やら、色々と使っています。
勉強?
ん?
遊んでる?(笑)
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文房具によって色んな人達が、少し前に進んでいける。
終始、言葉遣いが綺麗でほっこり。
真面目なのか、人たらしなのか、文房具オタクなのか、不思議な雰囲気な空気感の店主、宝田硯。
近くに"四宝堂"があったら私も常連になりたい。
店主の宝田硯にあいたくなって、喫茶『ほゝづゑ』にも行きたくなる。
そんなゆったりとした時間がながれる物語。
少し休みたいときに読みたくなる一冊でした。
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銀座にある老舗文房具店の四宝堂。店主の宝田硯は30代、こだわりの品揃えと丁寧な接客で、訪れた客の心を掴んでいる。
短編集で、大切な人に手紙を書きたいお客さんに、硯ちゃんがピッタリの便箋や筆記用具をお勧めしながら、さりげなく後押しするという、心がじんわり温かくなってくる物語だ。
各話の主人公たちは、だいたいが迷っている。でも硯ちゃんのおかげで踏ん切りがついて、手紙を書き、大切な人との絆を実感したり、縁を結び直したり。現代では手紙を書くこと自体減ってるから、余計に特別感が出ているのかも。
ちょっとだけ浮いた話もある。近所にある喫茶店の看板娘、良子は幼馴染で、おそらくは好き同士なのではないかーと踏んでいる。良子に対してはわりとぞんざいな口を聞くので、四宝堂店主としての硯ちゃんとのギャップは面白い。
1個だけ気になったこと。いろんな人物のセリフとして、何故か「ああっ」が多用されている。なんか不自然に感じてしまって…。全体から見れば、取るに足りないことなんだけど。
そう、全体を見れば、とても良かった。迷っている人たちには共感できるし、文房具好きにも刺さる。銀座の伊東屋に行きたくなる。あと私は、硯ちゃんに相談しながら書きたい手紙があるのだ。
でもそれは叶わないから、頑張って書こうかな。
匿名
読んで良かった。
本当に優しいお話です。
みんなみんな優しくて レビューの感想そのまんまです。
優しい人には優しい人が集まってくるのかな?
本当に読んで良かった。
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悩みを持って訪れるお客さんの背中をそっと押してくれる。店主の宝田さんの細やかで心地よい接客と心温まるお話に穏やかな気持ちになる。5つの短編の中で大学ノートが印象深く、青春を感じる。文房具好きとしては、話を彩る品々にも興味と愛着が湧く。
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初めて読む作家さんの5話の短編集だった。
どれも、優しくて心が温かくなる話しだったが、「絵葉書」に出て来た再婚による主人公の3人の元奥さん達の感情だけは首を傾げた。
続編もあるようなので、また読みたい。
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またまた、ドラマ化してほしい作品に巡り合ってしまいました。
五つの連作短編集で続編も出ているので、これは連続ドラマにピッタリですね( * ॑꒳ ॑*)
そして同じくドラマ化してほしいと切に願っている『コンビニ兄弟』的な、誰の心もほぐしてしまう文房具店の店主がいるわけなのです。
大事な人に伝えるべき言葉に迷っている人たちに、この店主が、なんとも絶妙なアドバイスやパスを出してあげるのだけれど、自分のことにはからっきし鈍感で、幼なじみの良子ちゃんとこの先どうなるのか?は、続編でのお楽しみですかね?
銀座という場所柄か、粋な大人がたくさん出てきて、読んでいてとても気持ちの良い作品でした。
数々の文房具や、大切な相手にどうやって気持ちを伝えるか?など、これまた私の大好きな『ツバキ文具店』的要素もあり、大好物な一冊でした。
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初めての作家さん。優しく思いやりのある人達が織りなす5つの物語でした。そこには四宝堂で書く手紙によって救われる人々がいて、読後感はとても良かったです。シリーズ2作目も是非読みたい。
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こんな文房具店があったら通いたいな、そう思わせてくれる四宝堂。
文房具好きなので、楽しく読めた。
色々な人と文房具店主の硯さん。
ただ商品を売るだけではない。
とても心温まる短編集。
私も2階の机で手紙を書いてみたい。
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心温まるお話の短編集。
文房具のこだわりと、手書きだからこその温かさ。
文房具は好きだけど、使わないから買わない。
何か、手書きで始めたくなる。
文房具やさんに行きたいな。
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こんなお店があって、時々通えたら楽しいだろう。
毎年カレンダーや手帳を選び、年賀状や暑中お見舞いの葉書を楽しみ、好きなノートやペンを買ったり…
時々2階をお借りして手紙を書いたり…
それぞれの人生が重くなく語られているのがよいと思う。
特にラストの大将、手紙を受け取ってどれほど嬉しかっただろう。
私たちの想像に任された感じで、それがとてもよいと思う。
登場人物が、皆まともで真摯に生きているのに好感が持てる。
文具に愛情があることも、すごく嬉しい。
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文房具好きなので、タイトルに惹かれて読んでみました。
ウルッとくるストーリーなので、(なんとなく)年末に読めてよかったです。
1話目が「万年筆」。
私自身も万年筆は普段使いしているので、テンション上がりまくりでした。
特に『四宝堂』店主、硯さんの言葉には、うなずきっぱなしです。
”なるべくゆっくり、丁寧にお書きになってください。なんと申しましても手書きの文字には表情がございます。特に万年筆で書いたものには。笑った顔、泣いた顔、怒った顔、嬉しい顔、優しい顔。書いた時の気持ちがそのまま表情としてあらわれます”(抜粋)
全くその通り!
私は万年筆を5本くらい使い分けしているのですが、気分によって使うものを選んで書いています。
なんだろな、万年筆によって出てくる言葉が違う気がするんですよね。
あと、万年筆は自然と丁寧に文字を書きたくなるんです。これ、ホント不思議。
なので、ゆっくりと何か考えたい時、一日を振り返っている時、目標を書く時などに万年筆を使っています。
小説で登場する「モンブラン」。
最近、欲しいと思っていたところなのです。
「モンブラン」の似合う人間に少しでも近づけるよう成長していきたいです。(今はまだ早いなぁ)来年の目標にするかな。
また、最後に登場するロディアのメモパッド。
私も普段使いしている!(ここでもテンション爆上がりに)
小説ではNo.12が登場しますが、私はNo.11を使ってます。
小さいバッグでも邪魔にならずに入れておけるので、重宝してます。
散歩してる時とかに思いついたことを書き留めておくのにちょうどいいんです。
自分が使っているものが小説に登場すると、嬉しくなりますね。
こちらの小説を読んで、文房具の接し方を考えさせられました。
ミーハーな私はいろんな文房具を試してみたくなるのですが、そうではなく、お気に入りの文房具を使い続ける格好良さ。そういう美学を身につけたいなぁ、と思いました。
文房具からストーリーが生まれるって、1つのモノを長く使い続けていたからなんですよね。
私もそういう文房具をこれから作っていきたいものです。
これも来年の目標にしようかな?
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老舗文房具店を訪れる色んな人と、ちょっとお節介だけどとても礼儀正しい店主の宝田硯さんの物語。硯さんの「書くもの」への造詣がお客さんを助けていく。色んな形の恩人へのお礼に加えて、一つだけ女子高校生の思いを伝える手伝いになった。
硯さんは、一編目と二編目では言葉遣いの丁寧さから初老の銀髪のおじさまをイメージしてたけど、三編目で30代後半と若いことが判明し意外。
五編目の大将のお店での振る舞いに涙。
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お手紙を出すことが好きなので、こんな文房具店近くにに欲しい。
銀座とありますが、勝手に神保町の文房堂を思い浮かべていました。
お手紙送るって、気持ち、書いてる時間、場所、使うペン、紙、などなど、もらう側のことをたくさん考えた付加価値がついているとても心のこもった物だと思う。
とくに清書もしないで書いたものなんて情緒どうした?って思うくらい脱線や文脈可笑しくて、封前に見返して躊躇してしまうほど。素直になれてる証拠でいいと思う。普段思ってるけど、言えない事って書くとすらすら出てくるんだよね。
そんなお手紙引き出せる宝田さんは素晴らしい店長だね。
前半は読んでる側もおじいちゃんかと思うくらいかしこまった感じだったのに、リラックスした時や幼なじみの前では年相応になるのギャップ萌えですね。良子さんとの今後が気になる。旅行いくのかな?
Posted by ブクログ
前々から気になっていた作品、やっと読むことが出来た。
銀座の路地にある老舗文房具店〈四宝堂〉。そこに来る客たちの悩みを若き店主・宝田硯(けん)が解きほぐしていく。
「万年筆」「システム手帳」「大学ノート」「絵葉書」「メモパッド」という筆記道具をタイトルにした五話を収録。
一緒にいる時はなかなか伝えられなかった感謝の気持ち、長年お世話になった方になかなか言えない独立宣言、三年間言えなかった部活仲間への恋愛感情、亡くなった最初の妻への弔事、修業させてもらったのに途中で逃げてしまった師匠への開店のお知らせ。
硯の客への丁寧な言葉遣いと気遣いがすばらし過ぎて、一体どんな人なのだろうと思っていたら第三話で彼の素の姿が見えて少しホッとした。
だがちょっとギャップがあって戸惑った。
どの話も良かったけれどちょっと出来すぎな感じも。ただ疲れた時にはこういう話が嬉しい。
続編もあるようなので機会があれば読んでみたい。
硯と良子のその後も気になる。
Posted by ブクログ
ほっこりするお話し。
これは友達に借りた本で、貸してくれた時に「帯に『涙が止まらない』って書いてあるから期待して読んだけどそれほどじゃなかった」という感想を聞いていたのでそのつもりで読みました。
…確かに…。涙は出ない。一滴も。笑
だけど、良い話しばかりでした。私は続編もあるようなので読みたいと思っています。ほっこり温かい毛布にくるまっているようなお話しだと思います。
Posted by ブクログ
文房具屋さんを起点にほっこりしたお話が続く短編集。
ふと気づいたときに使うような文脈で、「ああっ」「ええっ」というセリフが頻出するのだけど、違和感があっていちいち我に返ってしまった。
お話自体は読みやすいし、あたたかい雰囲気。
Posted by ブクログ
毎話、1つの文房具が取り上げられ
その文房具を必要とする人や大切に思っている人たちが
四宝堂を訪れて、優しい店主にほぐされて前を向くお話。
どの話も丁寧に背景が描かれているのでのめりこんで読むことが出来、じんわりと涙が滲んだり、心の中で頑張れと祈ったりと気持ちを忙しくして読み終えた。
欲を言えば、ほぐされて前を向いたあとをもっと描いていて欲しかった。想像して楽しむことも出来るけど作者さんの文章で、物語をもっと楽しみたかった。