感情タグBEST3
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一巻も良かったですが、涙が止まらないのは言いすぎじゃ…と思っていました。が、2巻の、特に名刺と色鉛筆の章が。゚(゚´ω`゚)゚。泣けました。
3巻も楽しみです。
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本を閉じたあとも胸いっぱいのあたたかな余韻に包まれている。
なんだろう…人を想うあたたかさが文面を通して伝わってきて込み上げるようなものがあった。
単語帳・色鉛筆で特にそう感じた。
ハサミは思春期にありながらも絶妙なバランスで一歩踏み出すパワーを感じた。
名刺もまた、人との関わりの中で大切に温め紡ぐものが感じられた。
栞は、2人のこれまでと、前作のその後を覗き見れ、もどかしさを感じつつ応援したくなる。
時間やコストの短縮や縮小・お金稼ぎだけを目的として働くことでは得られない豊かさを感じられる一冊だった。
続編が出てくれることを心待ちにしている。
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喫茶店「ほゝづゑ」の良子と硯の出会いのエピソードもあり。
涙まではいかなかったけれど、楽しいばかりではなく、苦労やそれが報われるお話がいい。しっとりといい感じ。
名刺の話、見ている人は見ているんだなと改めて実感。
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シリーズ第2弾。
四宝堂の店主、硯がかもしだす空気感はそのままに。
退職する日のサラリーマンの話、「名刺」が特に好き。
人の目や上司の評価を気にするだけでは得られなかったもの。
それが出来ると見込んで育ててくれた会長は上司の鑑だと思う。
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こんなに素直で優しい人達が居るかなぁと思いながら、目頭が熱くなっていました。四宝堂の店主の人柄は素朴という言葉がぴったり。シリーズ3作目をぜひお願いします。
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現代の設定ではあるけれど、登場人物の回想シーンから昭和〜平成初期の時代を感じられ、どこか懐かしい気分を味わえます。
銀座という街と、文房具店という場所から『昭和レトロ』という言葉が思い浮かびました。
今まで当たり前ようにある文房具が、デジタル化が進む現代ということもあり、身近な物からとても貴重な物に見えてきたりします。
書店に行った際、『ジャケ買い』のような感じで選びました(イラストと、帯の「感動の声、続々」に惹かれて)シリーズ1作目も読みましたが、シリーズ2作目の方が店主の生い立ちも書かれていて、物語に深みも増し感動が倍増するように思います。
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シリーズ第2弾。
文房具好きには嬉しいシリーズ。
「四宝堂」の落ち着いた店内の様子が想像できるほどで、店主の宝田硯の誠実さと静かな雰囲気もとても良い。
今作も新たな感動の連続。
○両親を気遣う娘の単語帳を使ったメッセージが素敵。
○学校の体験実習で「四宝堂」で売り場のディスプレイを任された2人。左利きだとハサミから使いにくいことから誰でも使いやすい売り場コーナーを作ることに。
空気を読まないと思われている自分に協力して職場体験をすることでわかったこと。
○定年を迎えた男性が、これまでのことを振り返る。いろんなことを教えてくれた会長が作っていた主任の肩書がある名刺に感動。
○栞は、出会った最初の年に、良子が硯からもらったクリスマスプレゼント。
大人しくて、いつも掃除ばかりしている硯のことを思い出していた。
○色鉛筆は、デイビスが祖父から貰ったもので、子どもの頃に祖父に連れられて「四宝堂」に来たことがあった。
その色鉛筆には、自分の名前の他に色名を加工したあとがあり、それに気がついた硯は…。
はだいろ→やきたらこ
ちゃいろ→むぎちゃ
みずいろ→にほんばれ
デイビスの祖父と先代の心意気に感動。
どの短編も感動の連続で、特に名刺は涙腺崩壊もの。
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【あらすじ】
結婚を控えた娘から届いた一通の封書の中には、単語帳と特急列車のチケットが入っていた。
単語帳に記された娘からの指示通り、特急列車で妻と東京に向かった私を待っていたものは———。(「単語帳」より)
銀座の老舗文房具店「四宝堂」を訪れる客と店主との交流を描いた連作短編集第2弾。
【感想】
1冊目も素敵な物語ばかりでしたが、2冊目はさらに素敵でした。
店主である硯(けん)ちゃんや良子さんに愛着も湧いてきたせいもあるかもしれませんが、物語の中に横たわる優しさに今回もじんわりと心が温かくなりました。
寄り添うってこういうことなんだ、と改めて気付かせてくれるお話ばかりです。
文房具好きな方、ちょっと心が疲れているので癒されたいという方にぜひ、読んでいただきたい作品です。
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銀座「四宝堂」シリーズ第2弾。
ミステリーが大好きだけど
このしみじみ&じわじわと感動に浸れる小説も大好き。
個人的には第1弾よりも第2弾の方がより良かった~
硯と良子の今後が気になる!
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文房具とは不思議なもので、いくらみていても飽きないし、新しいものを求めて文房具店についつい出かけてしまいます。このシリーズは、短編が一つの文房具のタイトルで書かれていて、それぞれに個性的なストーリーが綴られている。そっと涙が滲んでくるものも。一日で読んでしまった。
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単語帳、ハサミ、名刺、栞、色鉛筆
今回、中心となる文房具も特別なものではないのに
この物語にかかると、特別で大切なものに思えてくる。
想いをつなぎ、きっかけとなり、心に残りと
まるで店主の宝田硯さんの人柄を映し出すようだ。
そんな温かみのある硯さんの物語も少し語られて
幼なじみの良子さんとの関係もじれったいが
じれったいのがまたこの2人らしく微笑ましい。
1巻よりも、物語に深みがあって
自然と涙が滲んでしまった。
匿名
素敵なお話し。
とても優しくて素敵なお話しです。
文房具を通じて 心の中にほわっとした暖かい何かが生まれます。
こんなふうに 暖かく優しく穏やかにいられたら良いなと思います。
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今回も心温まるお話がいっぱい。
先代の事や良子との思い出などもとても良かった。
まだまだ続いて欲しい。
そして、早く続きが読みたい。
硯さんみたいな店主がいる文房具店があれば行ってみたい。
どこかにあるといいのに、四宝堂文房具店。
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店主の硯さんの魅力に惹き込まれ、温かい気持ちになれる本でした。身近にある文房具を題材に、人と人の繋がりを描いた短編小説。どの話も自然と頭の中で情景が想起される素敵なお話でした。
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第一作に続き、風邪ひきの時に飲むたまご酒のような作品でした。心がぽかぽかと温まります。良き人間関係は、何ものにも代え難い最高の幸せ、良き人間関係は他人を思いやる気持ちが紡ぐものと教わります。根底には人を信ずる心があるのでしょう。そう言った意味では、損得勘定が先に立ってしまううちは体現できないのかもしれません。人と繋がって生きる以上、忘れずにいたいことです。
興味をお持ちの方は一作目から読んでみてはいかがでしょうか。
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銀座の老舗文房具店「四宝堂」。店主の宝田硯は、とても真面目で文房具を愛し、お客にとことん寄りそう。でもちょっと抜けていてかわいいところもある青年。幼馴染みの喫茶店の娘の良子との関係はどうなるのか気になる。硯は鈍感そうだから。
結婚して外国に行ってしまう娘からの贈り物を受け取る夫婦の物語に涙して、四宝堂が初めて受け入れた中学生実習生の男女のやりとりに微笑んだ。
どの物語も優しくて素適だった。
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銀座の老舗文具店の話。
おもてなしと温かい人との繋がりが描かれる。ゆっくりと時間が流れる世界観で、読んでいて穏やかな気分になります。
定年退職を迎えた人の話が好きでした。続刊も楽しみです。
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短編だが、一つ一つの物語に読み応えあって、満足度が高い。
硯が小学生の頃の話もあって興味深かった。
硯のお爺さんがメインの物語も読みたくなった。
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1に続き、
人と人の繋がりだけど、顔も知らない人たちが四宝堂で素敵な繋がりを持ち、文房具たちに思いを込めなおして話を進めていく。
しかも、立地が「銀座」。文房具のことだけでなく、人との繋がりですら、薄くなっていそうな場所なのに、硯さんと良子さんがいることで、温かい世界になっている。
こんな、文房具店に出会いたい。
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【名刺】は感動した。現代だと、こんなに上の人の言う事を素直に聞いて働く人なんていないよな。まあきっとお伽噺だろうけど、最後に(株式会社銀座の総務)を設立するのも前を向いていて良かった。
最初の話が綺麗過ぎてあんまり感情移入出来なかった。
あんなに真っ当に生きれるとは思えないし、娘にも同じ事は求められない‥
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結婚する娘から両親への贈り物を描いた『単語帳』、職業体験で訪れた中学生を描いた『ハサミ』、定年退職するサラリーマンの『名刺』、四宝堂店主と幼馴染良子の出会いの物語『栞』、日本人の母を持つアメリカ人男性とその祖父、そして先代店主の思い出を描く『色鉛筆』。
いずれもあたたかな結末で、四宝堂文房具店が実在したら行ってみたいと思ってしまう。前回は手紙に関するエピソードが多かったように思うが、今回は文房具そのものについてのエピソードが多かった印象。
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1冊目と同じような感じだか、一話一話が少し深くなった感じがした。サラリーマンの退職の話しが良かった。
ただ、主人公の硯の人の良さ過ぎが、少し鼻についてきた。特に、幼馴染みの良子と旅行に出かける話しでは、やっと2人に進展があるのかと思ったら、大雪で次の日店へ来る客の事を考えて、帰ってしまうという人の良さを出す展開には、さすがにちょっとイラッとした。
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気負わずに読める雰囲気はそのままに、1よりもひとつひとつのお話が深くなっていると感じた。
違和感のあったセリフも改善されていて読みやすい。文房具が繋ぐあたたかい関わりにほっこりした。
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人情モノは人間関係に疲れた時の癒しの一つとなりますね。
シリーズ2作目を読んでみました。
今回は実生活ではあまり使わない文具が出てきました。
単語帳などはこういう使い方もあるのかぁ、と感心するところもありました。
この本を読んでいて思ったのは、自分が普通と思ってやっていることは、他人からすると特別で価値あるものに見えていることもあるのだという事です。
私たちは普段の生活では普段当たり前に感じることに感謝することってあまりないと思うのです。
でも、何かのきっかけ(結婚式や定年退職などのイベント)があると、その主役について考えると思うのです。過去に思いを馳せると言ってもいいかもしれません。
その人が普段やってくれていたことや、その人の存在自体がありがたいことに気づくんですよね。(しみじみ)
特別な日に感謝の気持ちを伝えたり、伝えられたり。
感謝の伝え方は人それぞれです。
そこに個性を感じました。
人付き合いで面倒なことが起きると、自分以外みんな敵!と、思ってしまうこともあるのですが、実は自分を評価してくれる人もいるのかもしれない。
そんな事を思わせてくれる小説でした。
個人的には「単語帳」「名刺」はこみあげるものがありました。
この本読んでいると、文房具を選ぶのが楽しくなります♪
Posted by ブクログ
どの話も上品で、騒々しい日常とは少しかけ離れ過ぎている。まぁ、物語の世界だからそれがよいのかもしれない。文房具の豆知識を得られる。
このお店に流れる時間のような日々を送りたいものだ。