あらすじ
大好評の「文房具」小説、待望の第6弾!
風に揺れる柳並木と円筒形のポストのすぐそばに佇む文房具店・四宝堂。創業は天保五年と古いが、豊富な品揃えと店主・宝田硯の人徳により今なお地元の人に愛される銀座の名店だ。そんな四宝堂には、今日も様々なお客が訪れて――。
父の急逝により何の準備もないまま実家の旅館を継ぐことになった青年に、新入部員の勧誘に頭を悩ますキャプテンの中学生など。困りごとを抱えたお客たちを、ミステリアスな店主が今日も優しくもてなしていく。「ずっと続いてほしい」と願う声が止まない、大人気シリーズ第6弾。
老舗ホテルに勤めていた若き硯のエピソードも収録!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今回は文房具店ではなく喫茶店での話が1番良かったです。
人生でもしかしたら自分は気づかないでしまったのかも知れないけれども、こんな出会いがあるのはうらやましい。
その人の生き様を見れる出会いなんて早々ないし、学びを与えてくれる相手と出会えた主人公がうらやましい。
話の終わり方もとても良かった。
ちょっと寂しい気持ちにはなりますが。
頭に浮かんだのは一期一会。
それはこういう事を言うのかな。
最後までその人の人生を知りたかったな…。
続編があれば良いのにな。
Posted by ブクログ
1.何も無いと言われている温泉街で父の旅館を引き継いだ岩屋は若い所で新風を吹き込んで欲しいと温泉旅館組合の理事長に推される。東京の旅行代理店に営業に行き四宝堂に寄るとスタンプ集めが趣味のお客さんと出会う2.「ほゞつゑ」のお客さんの話。歌手の山里は演歌歌手の付き人をする事になる。ジャンルが違うと反発するが喫茶店で会った時、低姿勢で喉に良いからとココアを注文する姿を見て断れなくなる。3.ヤマトエンタープライズの専務の十郎は四宝堂へ消しゴムを買いに行き、スーパーカー消しゴムを見つけ小学生の頃の思い出に浸る。4.中学生が部活の部員募集のポスターを作りたいと四宝堂に来るのだが、大きさは?紙の種類は?どんな事を書くの?と聞いていくと部則が厳しいからもっと楽しく部活をしたいという5.宝田がホテルでドアマンをしていた時の先輩に婚約の報告に行く。当時の思い出話と先輩から結婚式と披露宴はこのホテルでやったらどうかと勧められる。四宝堂に来店したお客様だけではなく喫茶店やホテルのお客様の話と6巻になり広がってきたと思う
Posted by ブクログ
安定のほっこりシリーズ。
みんな、物事に接する考え方が
ていねいな人ばかりで
読んでてとてもふんわりした気分になる。
丁寧さを忘れていても、
ケンさんと接しながら
自分と自分の周りの人を
振り返ってみたり。
シリーズ、終わらないで〜
いつまでも続けてほしい。
ケンさんの丁寧な話し方が
とってもいいなあ。
私も丁寧な話し方をしたい。
ケンさんの半分くらいでも。
だいぶ、断捨離してしまったけれど
文房具は大好きです。
小さなものでも
一つずつ、自分にとって好きなもの
身の回りにおきたいなと思えてきます。
Posted by ブクログ
今作もとても良かった。どの話も良かったけど、特に「フェルトペン」と「レポートパッド」が良かったなぁ。涙が出そうになったのは初めてかもしれない。
ホテルマンだった頃の名残で所作が美しいという文面が1巻の頃からあったが、やっとそのエピソードが載っていてなんだかうれしかった。
Posted by ブクログ
最初の話「スタンプ」がいちばん心に残った。
住み慣れた場所って、どうしてもその魅力が当たり前になりすぎて気付けなかったりする。
何かを起こすために動き出そうとするけれど、動き出す時ってものすごくエネルギーが必要になる。
周囲からの色々な声もあり一筋縄にいかないこともある。
そんな中、周囲の助けをかりながら奮闘する人の姿、自分が考えなければならないことなんてないものを、共に寄り添い、自分ごとのように考えサポートしてくれる人の温かさ。
いいな、と感じた。
最終話でも私の心動いたのは、何かに無我夢中になって動く人の姿だった。
大好きなシリーズ。
硯と良子のプライベートも少しずつ進んでいくことも楽しみのひとつであるけれど、続編が出ているのに、2人のプライベートが進んでいってしまうと、このシリーズが完結に向かって行ってしまうようで、もっとゆっくり進んでくれるのでいいよぉおぉぉぉぉぉー!と言いたくて仕方ない。
Posted by ブクログ
第6弾。鄙びた地方の温泉地を蘇らせる「スタンプ」、あまり売れない歌手の付き人「フェルトペン」、お兄さんとのスーパーカー消しゴムの思い出「消しゴム」、女子バレー部の「レポートパッド」、硯のホテルマン時代の「折り紙」の全6話。
「スタンプ」と「消しゴム」が良かった!
Posted by ブクログ
3月末。
環境が変わる時期に読んでよかった。
手前勝手なものではなく、相手にとっても意味のある、価値のある目的にすること
わがままな自分には1番響く一文だった。
これが高校生になる子から出てくるなんて。
Posted by ブクログ
とても癒されました。千羽鶴の話は特に沢山の人に声をかければ千羽鶴などあっという間に出来ますが、ちゃんと理由を知った上で皆んなに折ってもらった心のこもった鶴を渡されたポルトガルのお客様はどれだけ感謝したか想像するだけでも嬉しくなります。まして無くした鶴も無事に戻り重ねて良かったと思いました。素敵な文房具店には素敵なお客様が沢山訪れて素敵なドラマガ沢山ありそうです。続篇宜しくお願いします。
Posted by ブクログ
これでは商売成り立たないだろう?と思ってしまうけど、やっぱりこのほっこりする感じはいい!
過去の話もまたよし、次作あたりで結婚式の話題も出てくるのかな、いろいろ楽しみです。
Posted by ブクログ
シリーズ第6弾
久しぶりに「四宝堂」を訪れました❁⃘*.゚
いつも通りどのお話もとても良かったのですが、勝男さんと駿君の師弟関係を描いた「フェルトペン」、そして硯さんが老舗ホテルに勤めていた頃のお話である「折り紙」が特に印象に残りました。
既に第7弾も発売されているので、引き続き読み進めていきたいと思います。
Posted by ブクログ
シリーズ6作目。今回も良かった〜!
硯さんの丁寧な接客は健在。老舗ホテルマン時代のエピソードも出てきて、その経験が四宝堂でも活かされているんだなと思った。
一番好きだったのは「フェルトペン」。勝男さんの誰に対しても謙虚で真面目な人柄がとにかく素敵で、こんな人でありたいなと思った。
このシリーズは登場人物がみんな魅力的で、穏やかな気持ちで読めるところが好き。
Posted by ブクログ
安心して読めます。毎度、優しい人しか出てきません。心が荒ぶった時に読むと、少しだけ救われます。そんな薬のようなこのシリーズ。文房具の販売に関わっている私にとっては、勉強にもなります。2人の関係にイライラしなくて良くなったのも良いのかも(笑)
Posted by ブクログ
このシリーズは、いつも暖かい気持ちにさせてもらえるし、どの話も興味深く読めて、いつの間にか読み終わってしまう、もう第6弾とは思えないぐらい自然な感じがある
Posted by ブクログ
四宝堂もいつの間にか第6弾に。
各短編の主人公が過去を振り返るパターンが多いので、なんともノスタルジックな雰囲気が漂っていて、そこが堪らないのです(≧∀≦)
今作では、ヒット曲に恵まれない歌手のお話と中学校の女子バレー部のお話が好きだったなぁ。
今作でも仕事に対するひたむきな姿勢が描かれていて、それは生き方にも通ずるような気がして、私も毎日を丁寧に暮らしていこうと思いました。
中学生のお話も、部活に対する部員それぞれの思い、考え方の違いなどを熱く話し合う場面など、これぞ青春!と爽やかな気持ちになれました。
そしてそして、なかなか進展しない硯ちゃんと良子ちゃんの関係も、なんだか具体的に動き始めてきました(*'▽'*)親戚のおばさんのような気持ちで第7弾を待ちたいと思います。
Posted by ブクログ
シリーズ6作目、硯と良子の関係が一歩進んだ中で心温まる話が紡がれる。消しゴムではお馴染みのMONOや昔流行ったスーパーカー消しゴムに懐かしさを感じた。レポートパッドではバレーボールの部則を変えようとする女子中学生の葛藤が印象的だった。
Posted by ブクログ
硯さんと良子さんの関係をストーリーの軸にしながら、文具に引っ掛けた来店客の主に人生の回想を中心としたこのドラマも円熟してきていて、かなり面白かった。
温泉街復興を目指す「スタンプ」、子どもの家庭教師との関係を描いてラストも良かった「消しゴム」も良かった。桜木 紫乃さんの“俺と師匠とブルーボーイとストリッパー”を思い出させた「フェルトペン」がとくにお気に入りですね。
Posted by ブクログ
「文房具を一度も使ったことがない人なんて、きっといないんじゃないかな?それほどに私達に身近な道具を介して、人から人へと手渡されていく思いやりや、さりげないもてなしが素敵。でも、ただ綺麗なだけではなく、生きていく中で生まれる悩みや悲しみを抱え、それを胸の奥にしまったまま生きる人々の姿も描かれている。その想いをそっと掬い上げる硯さんの心配りと、来たときよりも晴れやかな印象で四宝堂を後にするお客さん達の姿が心に残った。お店で実際に手にとって選ぶ楽しみに触れる場面にも共感した。「フェルトペン」と硯さんのホテル時代のお話が特に好き。
Posted by ブクログ
シリーズ第6弾。
銀座にある老舗文房具店「四宝堂」。店主・宝田硯のおもてなしが心地よい作品。
昔を懐かしむ人、仕事や友達関係に悩みがある人達が四宝堂に集まり、何気ない店主のアドバイスやおもてなしによって気持ちが一歩前に進んでいく。
心温まる話が満載だ。
硯と婚約者・良子との行方がゆっくりなのが焦ったいが、幸せになって欲しいなぁ。
Posted by ブクログ
温泉街を盛り上げる「スタンプ」。謙虚に努力を続けてきた歌手がサインするのに使う「フェルトペン」。女子中学生が厳しいバレー部の部則について話し合うのに使った「レポートパッド」。どの物語も四宝堂の店主・宝田硯のお客のためを考えて対応する真っ直ぐな人柄が感じられる。そして最後の「折紙」は、硯が、ホテルで働いていた時のエピソード。広島から移住した祖先を持つ日系人のお客様が「原爆の子の像」に捧げる千羽鶴を紛失してしまい悲しんでいる姿を見た硯の本当に真っ直ぐな行動に感動した。
Posted by ブクログ
父の死で温泉旅館を引き継いだ若き経営者の青年はさびれゆく温泉街を盛り立てたく悩んでいた…『スタンプ』。
「ほゝづゑ」を訪れた高齢の歌手は、若かりし頃に付き人をした演歌歌手のことを思い出していた…『フェルトペン』。
会社の執行役員を務める男性は、スーパーカー消しゴムを見て当時頃姉の婚約者だった人のことを思い出す…『消しゴム』。
新入部員の勧誘に悩む女子バレー部の新部長の少女は幼馴染に誘われ四宝堂を訪れる…『レポートパッド』。
硯は結婚の報告をしにかつての職場であるホテルを訪れ…『折り紙』。
シリーズももう6巻。
今回は過去を思い出す系のエピソードが多め。『スタンプ』は温泉街を盛り上げるスタンプラリーを行うというのは楽しそう。カフェ店主の光さんとのその後も楽しみ。あと『レポートパッド』が前向きでよかった。話し合いで泣いたり笑ったり青春だなぁ。
Posted by ブクログ
文房具なんて珍しいテーマだなあと読み始める。とは言っても、文房具ががっつり主題になっているわけでもない。登場人物たちの物語を開ける扉として文房具は存在している。作品の中でも触れられていたように、文房具は私たちのすぐそばに溶け込んでいるようだ。
思い返せば、小学生のときは消しゴムや鉛筆で遊んでばかりいた。それらは毎回退屈な授業をやり過ごすための手遊びの道具にすぎなかった。ボールペンを分解してみたり、鉛筆を彫刻刀で削ってみたり。バトル鉛筆なんかも流行っていた気がする。休み時間になれば、「消しピン」という、消しゴムと消しゴムをぶつけ合って机の上から落としあう遊びに興じたりもした。
当時はそれが当たり前だったが、今思えば勉強道具でありつつ遊び道具でもあった。ときには願掛けの道具でもあった。
好きな人の名前を消しゴムに書いて誰にもバレることなく使い切れば両思いになれる。そんな迷信を信じ、ひたすらに消しゴムを机の上に擦り続けた。摩擦で消しゴムは熱くなり、真っ白な消しカスばかりが溜まっていった。
好きな人の名前の文字数と自分の名前の文字数分だけシャーペンの芯をカチカチ出して、折れることなく使い切れば両思いになれるというのもあった。大好きな人の名前を唱えながら、丁寧に芯を出す。部屋でひとりそんなことをしていると少しこそばゆくなった。芯を折らないように真っ白な紙を黒く塗り潰した。しかしなかなか芯は短くならず、結局諦めてしまったと記憶している。
文房具は時代と共に形を変えるらしい。今の子たちは文房具をどのように扱っているのだろうか。タブレットのようなデジタル授業が普及した昨今、鉛筆のようなアナログな道具はだんだん少なくなっていくかもしれない。そんな変化に少しの寂寞感は否めないものの、新しい文房具との出会いを思うと少しワクワクする。
Posted by ブクログ
さらっと読めてあたたかい気持ちになる。文房具についても興味深くて、シリーズ化しているのも納得。インパクトがあるわけではないけれど、気晴らしで読んで元気になりたい人におすすめ。
Posted by ブクログ
なんとこのシリーズ、もう6弾なのです。
文具って誰もが必ず何かしら使う物だから思い出がある物も多いのでしょうね。
しかし、聞きなれないブランドのノートやペンの話が出てくると検索して『ああ、これかぁ』などと思い、欲しくなったりしています。
今回は店主の硯ちゃんだけではなく周りの人々の優しさに涙ぐんでしまう話もありました。
安定の温かいお話しばかりでした。
(Word)
・客側が意識して良い店にしていくことが大切だと思うんだ。客側が気遣いと言うかマナーを自然に守って、はじめて一流の店と呼ばれると思うんどけどね。
・知ったかぶりは損をしますよ。知らないことを知らない、分からないことを分からないと素直に言える人ほど、真に強い人はいません。だって、知らない、分からないと認めれば、大概の人は親切に教えてくれますからね。そして教えてあげた人には誰だって親切にしたくなるものです。
Posted by ブクログ
いつもと雰囲気の異なる『フェルトペン』と『折り紙』が好き。二人の馴れ初めを復習するために前作を読み直さないと、、カバーイラストも本の雰囲気とぴったり。
Posted by ブクログ
【収録作品】スタンプ/フェルトペン/消しゴム/レポートパッド/折り紙
どれも魅力的な文具たち。
そして、登場人物がみな誠実に仕事や人に向き合う人たちなので、読み心地がよい。