【感想・ネタバレ】銀座「四宝堂」文房具店6のレビュー

あらすじ

大好評の「文房具」小説、待望の第6弾!

風に揺れる柳並木と円筒形のポストのすぐそばに佇む文房具店・四宝堂。創業は天保五年と古いが、豊富な品揃えと店主・宝田硯の人徳により今なお地元の人に愛される銀座の名店だ。そんな四宝堂には、今日も様々なお客が訪れて――。

父の急逝により何の準備もないまま実家の旅館を継ぐことになった青年に、新入部員の勧誘に頭を悩ますキャプテンの中学生など。困りごとを抱えたお客たちを、ミステリアスな店主が今日も優しくもてなしていく。「ずっと続いてほしい」と願う声が止まない、大人気シリーズ第6弾。

老舗ホテルに勤めていた若き硯のエピソードも収録!

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Posted by ブクログ

最後のホテルのエピソードすごくお気に入り。
同じ接客業をしている身として、考えさせられる言葉が沢山詰まってた。

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2025年12月20日

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ネタバレ

四宝堂第六弾。

懐かしい、BOXYのボールペン。
スーパーカー消しゴムを走らせるのに使っていましたよ。
まさか四宝堂に登場するとは思っていなかった。
それも、いよいよ結婚に向けて荷物を片付けるために、
硯の個人的コレクションであるスーパーカー消しゴムを売る話で登場するとは。
昔、義兄になるはずだった人が、
事故で自身の父親と弟を亡くし農業を継ぐために縁談を断り、
会うことがなくなり、
だが時を経て、その人が作った野菜に巡り合う話でもあり、良かった。

温泉街を中心に地域を元気づけるスタンプラリーを始める話は、
スタンプも素敵だし、「銀座の総務」さんも登場したし、
ほんのり恋愛もからんでいて微笑ましい。

「レポートパッド」では、
名刺をもらって両手で受け取りにちゃんと生徒手帳にしまうとは、
そんなマナーが完璧な中学生は存在しないぞ、
と突っ込まずにはいられなかったが、
レポートパッドを使って女子バレー部のメンバーが本音を出し合ったところは、
みんなよく頑張りました。

最後の「折り紙」はねー。
硯が勤めていたホテルに婚約を報告に行くのだが、
真っ赤な薔薇の球体の装花とくればそれは帝国ホテルでしょ。
ブラジルから持ってきた、
日系移民たちの想いを込めた一万羽の折り鶴を失くした宿泊客に、
硯が言い出して一晩で一万羽の折り鶴を折る話だった。
最終的には置き引きにあった折り鶴も戻ってきて、良いお話だったのだが、
硯が実家には折り紙が売るほどあります、と言ったのには、
それは売り物だから、とこれまた突っ込まずにはいられなかった。

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2025年12月09日

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銀座「四宝堂」文房具店シリーズ第6弾。文房具大好きには特に堪らないシリーズ。銀座の老舗文房具店「四宝堂」を舞台に、文房具がモチーフになった5つの物語が展開される。店長の宝田硯の穏やかな紳士然とした振る舞いはお客はもちろん読者にも安らぎを与えてくれる。「スタンプ」「フエルトペン」が特に良かった。幼馴染の林田良子との婚約や結婚準備も少しずつ進んでいて楽しみ。

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2025年11月30日

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60ページほどの短編から成るそれぞれの物語がどれも綺麗で、心が綺麗になるよう。どれも最後には目頭が熱くなる。

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2025年11月26日

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今回も良かったです。
他の方も書いてらっしゃいましたが、電車の中とかカフェとかでは読まないほうが良いですね→ウルッときちゃいますので(/ _ ; )
フェルトペン、消しゴム、折り紙
が特にお気に入りです。

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2025年11月11日

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いつもほっこり暖かい気持ちになる四宝堂文房具店の6巻。今回も優しい気持ちが交差する5話が収録。2話目のフェルトペンは通勤電車で読んでてジワジワ涙が出てしまい困ってしまった。ジーンと心に残るお話ばかりで好きなシリーズ!

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2025年11月09日

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いつもお客様へ最善のサービスを務める硯さんの仕事ぶりに、またも感動させられました。その硯さんの若き日のエピソードも感涙ものです。

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2025年10月30日

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シリーズ6作目。

今作は、
スタンプ
フェルトペン
消しゴム
レポートパッド
折り紙
と並んでいます。
どの作品も他者を思いやる優しい温かい想いが溢れていました。
どれも素敵でしたが、今回はフェルトペンが気になります。
なぜかと言うと、いつもは四方堂が舞台ですが、これは喫茶ほほづえが舞台の話で趣向が違って気分が変わる感じがしました。

まだ、続くのでしょうか。
続編も楽しみに待ちます。

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2025年10月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっと結婚。次は結婚式と披露宴から始まって、新婚生活も交えながら、次々に訪れる難問に向き合う硯ちゃんの姿が見てみたいです。
でも、ホテル勤務時代の硯ちゃんも、今の硯ちゃんも変わらないんだなぁと思って、うれしくなりました。そして、四宝堂を通しての人と人との繋がりも見えて、これも嬉しくなりました。

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2025年10月12日

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【あらすじ】
 銀座の路地裏に佇む〈四宝堂〉は地元の人に愛される老舗の文房具店。
 祖父から店を引き継いだ店主の宝田硯は、今日も様々なお客様をもてなしている。
 人のためには一生懸命なのに、自分のこととなると鈍感な硯だが、遂に幼馴染みの良子と婚約し、いよいよ結婚に向けて動き出すことになるのだが———
【感想】
 今回も5つの文房具と共に、心温まるお話を堪能しました。
 物語だけでなく、文房具にまつわるあれやこれやのトリビアも楽しいのですが、今回は紙のサイズに関する情報に思わず「へえー」と声を出してしまいました。
 そして、ホテルマン時代の硯のお話が登場する「折り紙」にウルウルとさせられました。
 最近、第一巻が重版されたそうです。文房具がお好きな方には、ぜひお手にとっていただきたい作品です。

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2025年10月12日

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平積みで見て衝動買いしました
文房具がすきなので、楽しく読めました。それぞれの短編が、大きな事件が起こるわけではないけど、みんなほっこりするお話ですね

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2025年11月27日

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次回とうとう結婚式か!??

知らないことを知らないって言ったら
そっか、味方が増えるのか。なるほど

ちょっとウルっと来るので
外で読まなくて良かった

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

今までの話が好きすぎて、それらを超えることはなかったけど今回も良かった。
人がいい人って、見ただけでわかるんよなあ。
私も人のために突っ走っていける強さと優しさを持ちたい。仮に優しさを仇で返されたとしても、やってあげたとか思わずに、自分がしたかっただけだからってサラッと受け流せるようになりたい。

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2025年11月20日

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昔、売れた歌手(一発屋的な)の師弟のサインの話や硯のホテルマン時代の話があったり。

老舗のお店の話だがら令和だけど昭和感が好きだな。

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2025年11月07日

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シリーズ第6弾。

いつもながら「四方堂」店主・宝田硯の接客は丁寧で柔らかい物腰に老若男女問わず誰からも愛されて、品揃えもよくて知識の豊富さには頭が下がる思いだ。
今回もいろんな思いを秘めて文具店にやってくるお客様に寄り添い丁寧に接客する。
そこから繋がる縁も良い方に向かい、また顧客を増やすことになるのだろうと思う。

スタンプ〜父の急逝により実家の旅館を継ぐことになった青年は、鄙びた温泉街をスタンプラリーでの集客を考える。

フェルトペン〜歌手の駿が海原勝男の付き人になり、教えられたことは忍耐と優しさと感謝とココアの美味しさ。

消しゴム〜今でも手帳に予定を書き変更のときは消しゴムを使う浜田は、昔家庭教師をしてくれた片山茂のことを思い出す。

レポートパッド〜女子バレー部の新キャプテンは、新入部員が入ってこないことで、募集ポスターを書くことを思いつくが…。

折り紙〜宝田硯が以前勤務していたホテルでの「折り紙」の思い出は、自分の持っている時間の全てをなげうって、人のために使ってしまうこと。

良子と婚約したが、そのあと一向に進まないことに焦ったさを感じながらそれも彼の個性なのか…と思いながら次回こそは違った展開を見せてくれればと願う。

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2025年11月06日

Posted by ブクログ

主人公の文具店店主・宝田硯、婚約後も続く物語。「消しゴム」の章は、懐かしい商品がオンパレード。BOXYボールペン(三菱鉛筆)は、実際に使ったことある逸品。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

遅々として進まぬ
硯ちゃんと良子ちゃんの結婚準備( ̄▽ ̄)

今回は「消しゴム」の物語が好き。
しみじみと優しい物語だった。
スーパーカー消しゴム流行ったなぁ。

「フェルトペン」は、年季の入った歌手の話。
「スタンプ」は実家のある温泉街に
客足を取り戻したい青年の想い。
「レポートパッド」では
活を頑張る少女たちの奮闘が描かれ
「折り紙」で語られるのは
硯ちゃんの若かりし頃の姿…
そうか、ホテルマンだっだっけ。

またいろいろな文房具のうんちくもあって
そちらも楽しませていただきました。
ナカバヤシの写真文庫は整理しやすそう。
消しゴムのMONOとレーダーの東西差や
水彩絵の具の透明・不透明の違いも
さらりと紹介されていて面白いです。

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2025年10月28日

Posted by ブクログ

銀座にある、老舗文房具店「四宝堂」
「宝田硯」を主人とした、このお店には様々なお客が訪れる。

初期に比べて文房具の1つ1つよりも
訪れる人や、主人公「宝田硯」の物語が深く描かれているように思う。

「レポートパッド」の学生たちの物語は誰もが通る友人との気まずさや隔たりを、青春ならではのノリで乗り越える場面が微笑ましくも羨ましく、何だか涙が出た。

「折り紙」の舞台となるホテルの薔薇のオーナメントが表す「一輪でも美しく、より添うことで、さらに美しく」という言葉を心に働いているという場面も、素敵な職場だなと羨ましくなった。

このシリーズも、六冊目。
今作も、美しく温かな物語に溢れていた。

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2025年10月14日

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