あらすじ
既刊全巻・重版出来、待望の第5弾!
東京は銀座の片隅にある老舗文房具店「四宝堂」。常連客はもちろんのこと、外国からの旅行者も虜にする名店だ。そんな店を一人で切り盛りする宝田硯のもとには、今日も様々なお客が訪れて――。
優秀な兄たちと比較され続け息苦しい毎日をおくる少年に、従業員の些細なミスが気になりイライラが止まらない新米店長など。悩める人々の心が、店主の優しい言葉でじんわり解きほぐされていく。
「こんなお店が本当にあったなら」と願うファンの声が続々届く、大人気シリーズ第5弾。硯の父・天才画家の墨舟と早逝した母・里利の出会いのエピソードも収録!
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Posted by ブクログ
ものさし、カード、ナイフ、サインペン、絵具。五つのお話それぞれで、文房具にまつわる人々の温もりが伝わってきました。
四宝堂に行ってみたいな。硯さんや良子さんに会いたいな・・・。すっかり『銀座「四宝堂」文房具店』シリーズのファンになり、第五巻も一気に読んでしまいました。
いつも文房具の商品名が登場するたびに検索して画像を見ています。今回は特に「カード」のお話に出てきたボトルインク(全27色)が素敵で、ガラスペンでカードに綴る場面が心に残りました。本当に素敵だと思いました。
婚約が決まった四宝堂の店主・硯(けん)さんと、喫茶ほゝづゑの看板娘・良子さん。「絵具」のお話では、硯さんの父であり旅する天才画家・宝田墨舟さんと亡き妻(硯さんの母)・里利さんの思い出も綴られていました。第六巻は、二人の結婚式で、硯さんと墨舟さんの感動的な再会シーンがあるのかな・・・と想像するだけで涙が出そうです。
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絶対面白いと信頼しているシリーズ本。今回の話もどれも良かった。
硯と良子の掛け合いが好きなので良子の出番があまりなくてちょっと残念…と思ってたところに最後の話がとても良かった。
読むたび四宝堂に行ってみたいなぁと思ってしまう。
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安定の癒しでした。
硯ちゃんの人柄、ホントに素敵。
シリーズ5作目ですが、どれを読んでも毎回心が温かくなります。
忙しい毎日から解き放たれる、癒しの空間に連れていってくれました。
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読み始めは「うきゃ♡」ってなったけど、読み終わりは涙が滲んだよね。
不器用だなぁ。もう。
周りに頼りになる昔馴染みの人たちが沢山いるっていうのにも助けられてるんだろうなぁ。
しかし、この亀のような歩みの焦ったさよ。
サザエさん時空ではないのが分かったものの、これこのまま待っていたら読者は老人になってしまうんじゃあなかろうかという焦ったさ。
前巻でやっとああなって、今巻でこうなったから、次巻はやっとあれで、次々巻でようやく待ちに待ったあれかいな?
いや、もしかすると次々巻と次々次巻の二部作に渡る焦ったさを発揮するかもしれん。
先は長い。
こちらも心してかからねばなるまい。
健康に留意して長生きする覚悟を決めねば。
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★ものさし
ホームステイの少年が瑛太くんと晴菜ちゃんが贈るものさし
★カード
新装オープンのカフェの新米店長。スタッフの人との距離を近づける
★ナイフ
四宝堂さんが骨董市に出展した時に巡り巡った縁のナイフのお話 祖父と孫の、時代を超えたつながり
★サインペン
インタビューを受ける硯さんのところにきた薫さん。
先輩に学んだ〇と□
×は自分にだけつける
★絵の具
硯さんのお父さんがでてきたー!
会えてないけど温かさを感じる硯さんのお母さんと3人のお話。すてきでした。
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四宝堂第五弾。
せっかく硯が良子にプロポーズしたというのに、
全然話が進んでいなかった。
店長になって、他の店員との人間関係に悩む女性が登場する「カード」が良かった。
コレクトの秘書カード「交際」というカードの存在を初めて知ったし、
机の小引き出しからインクを出してガラスペンで書くのは、
ちょっとうらやましい場面だった。
インクのシリーズを一色一色買っていくエピソードも良かった。
硯の父親が主役で、
硯と良子の結婚のために日本に呼び戻される話も良かった。
硯が産まれる前に父母が、ジャズシンガーとバンドの運転手として、
日本中を旅していたのも夢があって良かったが、
母親が亡くなった後、父子でも日本のあちこちを旅をしていて、
とある学校の教頭先生に諭された場面も印象的だった。
父親は硯の学校の成績は悪くないと思っていたのに、
教頭先生は、
それはすぐにいなくなってしまう子供に無難に3をつけているんですよ、
定住するか、硯をどこかに預けた方が良いと言ってくれた。
良い人に巡り合えて良かった。
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「カード」を読んでの感想
人の名前を知ることは、その人を知ることにつながる。
名前の奥には、その人の歩んできた時間や、人柄がにじんでいるのだと思う。
ただ名前を覚えるだけではなく、相手を理解しようとする姿勢そのものが、
「あなたを大切に思っています」という無言のメッセージになるのかもしれない。
丁寧に人と向き合うこと。
それは特別なことではなく、人付き合いのいちばん最初にあるべきマナーなのだと、改めて気づかされた。
何気ないやり取りの中にも、相手を尊重する心は表れる。
この作品を通して、そんな当たり前で大切なことを、静かに思い出させてもらった。
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今回も安心して読める温かいお話。 “ものさし”と“定規”の違いなど、文房具の豆知識も楽しくて、お店を覗きに行きたくなる。 なかでも「カード」のエピソードが印象的。秘書カードという存在を初めて知り、他人の情報ではなく自分で確かめる大切さを改めて感じた。新年度の新しい出会いが増える季節にピッタリの、気遣いの原点の物語だった。硯さんのお父さんのお話も素敵だった。
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読み終わったのは2月に入ってしまったけど、歳の初めに読むのにいい本です。文房具にこだわりないですが読んでて楽しい。ものすごくお詳しいですよね。文房具好きにはたまらないと思います。文房具を巡る、人と人の交流がほんわかした気持ちにさせてくれます。手紙とかインクで描きたくなります。Ict活用とか言われるけど、手書きの良さは絶対あると思う。
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よく出てくる「もったいないことでございます」という文言が癖になってきた。
シリーズものだけど、今作も文房具や、人の暖かさにほっこり出来て、とても豊かな時間を過ごせた。
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父親に自分の本当の気持ちを言えなかった留学生のジャックが四宝堂の2階で書いた手紙と、クラスメイトの瑛太、春菜とお揃いで買った「私のものさし」。新しく店長を任されたレストランで他の従業員との関わりに悩んでいた女性が四宝堂常連の女性のアドバイスで一人一人の情報を書き始めた「コレクト秘書カード「交際」」…。文房具絡みのどれも心温まる物語。そして、最後に店主・宝田硯の父親との物語に涙が。シリーズ5冊目も、変わらない硯の文房具への愛ある説明トークと共に楽しめた。
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このシリーズは安定した面白さだし、学びも多い
特にカードの話は学びが多かったし、良かった
もちろん、硯さんの両親の話も良い話だったし、満足しました
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貸してもらった本
少しずつ少しずつ切り口を代えて表現され、文房具の知識が彩りを加えてくれる。シリーズの安定感に満ち溢れてなお、登場人物たちは素敵。丁寧に生きる、いがみあうのでなく、思いやる、彼らの様な人が増えたらと思う。銀座、裕福が成せることだけであってほしいな
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ナイフの話の中に出てきたワンエピソード、おっ!?これはもしや!?
文房具が出てくるのはもちろんだけれど、その裏にある人のあたたかさや人間らしさを感じられるのが好きだなぁ
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七光とは正反対の心情。同じ道には進みたくない2世も多くいることでしょう。異国の地で囲まれた不安に対する打開策を見出す。じぶん物差しは良いですね。人の基準はその人のみぞ知る。他人には干渉されずに計れるのがいい。
少し前に「キッチン常夜灯」を読んでいたので、飲食店のスタッフ同士の関係性が改善する話は親近感を覚えた。読書の連鎖がもたらすちょっとした喜びでした。硯さん、文さんご両名は策士ですね。
竹とんぼは子供の頃に竹を削って作りました。飛行機の羽のような形に整えると推進力がグッとついて一気に浮上する感じが手のひらを通じて分かる瞬間は嬉しかった。少しずつ高く舞い上がる形が分かるようになるともっと高くと欲が出て失敗することも。
筆、墨、硯、紙が含まれる名前の家系だったのですね。研がれても研がれても鮮やかな絵・文字の材料を生み出す受け止め役。墨汁が描く絵画や言葉は人の心を刺激する。硯さんは幼いながらも心を揺さぶる黒子役を担っていた。今どきだと何博士ちゃんと呼ばれるのでしょうか。
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本当にいい人しか出てこない物語です。
(あ!イヤな社長が一人いたかも!)
5冊目にもなると、今までのお話の中で登場した人がちょくちょく登場して嬉しくなります。
そして何よりも表紙の絵がいつもと違う!
いつもはお店の外観が描かれていたのですが、今作はお店の中が!
私が想像していたより数段広い店内。これは見て回るのがとっても楽しそう(≧∀≦)
前作でズズっと前進した硯ちゃんと良子。今作では結婚式?なんて期待していたけれど、なかなかののんびり具合ですねー(^^;)
その代わり、硯の父と母の過去のエピソードが。少年時代の硯のこと、ちょっと心配だったのだけれど、やっぱり人って話してみないと分からないものですねー。硯のお父さんも色々辛かったんだな、でも必死に子育てしたんだな、だから硯ちゃん、こんなにいい子に育ったんだな、なんて思いました。
さて!第6段ではさすがに結婚式でしょうか?楽しみにしてます(о´∀`о)
Posted by ブクログ
楽しみにしていたシリーズ5作目。
今回も悩める人々が四宝堂を訪れる。
店主の硯さんは文房具店員の域を超えて、もはやカウンセラーの様。穏やかで丁寧な対応にこちらまで癒された。
回を重ねるごとに、文房具の描写は減ってきている印象。初めの頃の「文房具屋さん」という雰囲気の方が独自性があって、より好きだったな。
今回は硯の両親のエピソードも明らかになって、物語が少し動き出した感じ。
次はいよいよ良子と結婚?
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シリーズ5作目。硯ちゃんのお父さんが登場、訪れるお客さんとのやりとりやお客さんの背景もいつも気になるけど、硯ちゃん自身のことも気になるからシリーズとして進みを感じて良かった。
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シリーズ第5弾!
今回は硯ちゃんのお父さんが登場!
一緒に暮らしていなかったわけが明らかに。
それにしても硯ちゃんは子供のころから優しい子だったのね。
ちょっとだけ複雑な家庭に育ったけれど、硯ちゃんと良子ちゃんは素敵な家庭を築いてほしいです。
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前作からの硯さん良子さんの結婚の雰囲気が強く、短編ごとの心動かされる感じはすこし弱いかなと思う。
5作まで積み重ねてきた繋がりが巡り巡っている感じが良い。
Posted by ブクログ
優しい物語に温かい気持ちになりました。最後の主人公の父親の話にグッときて、泣きそうになりました。人と人との縁は不思議ですね。続きが楽しみです。
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実在するなら入り浸ること間違いなしの文具店「四宝堂」。2階の畳敷で喫茶「ほゝづゑ」のコーヒーとサンドイッチをいただくのが私のささやかな妄想です。本作も店主硯さんの人たらしが炸裂。安定の四宝堂ファン獲得戦略進行中です。ハードボイルドタッチで展開するご両親の若かりし頃の話もあって、あれ?そろそろ完結?の雰囲気も感じましたが、どうやらまだまだ続きそうなここ四宝堂でありました。それにしても人の機微を汲むのがなんて上手い人なのでしょう。
Posted by ブクログ
【収録作品】ものさし/カード/ナイフ/サインペン/絵具
ものさし…オーストラリアからの短期留学生
カード…新規出店した店の店長
ナイフ…孫と銀座に来た祖父
サインペン…ライター
絵具…硯の両親の出会いのエピソード
物にまつわる思い出とそこから今を生きる人の思いが胸に沁みる。
Posted by ブクログ
コレクト秘書カード
・ 焦らずに毎日少しずつでいいからその人のことを もっとしろう って気持ちで接していると 意外といろんなことが分かってくる
・ その人がしてくれたことを覚えておく いつどこで どんな場面で 誰に対してどんなことをしてくれたのか ってことを
・ 失敗や ひどい言動をすることもあるけれど それは絶対に書き留めてはだめ
・ 上司として指導しなければならないと思ったらその日のうちに口頭で注意をしてそれでおしまい失敗や過ちをカードに書き残して相手が忘れた頃に あの時はああ だった こうだった とやってしまったらその瞬間に 閻魔帳になってしまう 絶対に良いことだけを書き残すように