小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
行動することには何かしら意味があることを教えてくれる小説。
大正2年(1913年)の名古屋で強盗殺人事件が起き、ぬれぎぬの”昭和の岩窟王事件”を題材にしている小説。
21年もの歳月を残虐な拷問や理不尽な懲罰の繰り返す姿があまりにも辛く。
読むのが辛かったです。今の時代はいかに人権が守られているのか尊く感じました。
また、雪冤のために行動する岩田氏の姿に心が震える感じがありました。
一つの行動が人生を変える可能性があると思うと「無理」、「できない」はあまりにも恥ずかしいことだと感じました。
内容は重いですが、先が気になってどんどん世界に引き込まれる魅力的な小説です。
この小説はあまりにも -
Posted by ブクログ
芸人さんの話。なぜか「花火」の悲哀な感じが似通っている。芸人さんは確かに最終目的像のわかりにくい職業だ。テレビに出るより舞台で漫才やコントする方が好きな人もいるだろうし、番組持ちたいとか、俳優さんになりたいとかでもアリな気もする。
美雨は29歳で受付嬢。30歳になったら退職しなければならない職場で働いている。誕生日プレゼントにもらった音楽ライブ先で靴擦れになってめちゃめちゃ痛かったのだが、変な男についてくるように言われてついていってしまう。男は手当してくれて、チケットをくれた。お笑いライブだった。
お笑いライブの打ち上げに誘われて、ついて行ってみる。彼らはシェアハウスで住んでいるらしく、ま -
Posted by ブクログ
ネタバレ京極御大のホラー本。
妖怪も事件性もない御大の作品を読んだのは意外と初かも。それなのに漂う不安と恐怖感。じんわりと気味が悪い雰囲気がいい味出してるね。
恐怖を感じるのに理由はいらない。というより、語られる理由はすべて後付けになってしまう……。この意見は正しく慧眼だなぁ。
主人公が感じる違和感も、村民が感じる恐怖感も、すべて理由がない。理由がないからこそ解決できずに恐ろしい(余談だけど、だからこそ人々はそれに名前を付けて妖怪のような形を持たせることで解決していたのだな。憑き物落としの構造だ)。
”猿”という、人に近いのに人の心を持っていない異物。言語化できない気味の悪さが、恐怖心につながり解 -
Posted by ブクログ
ネタバレ椿さんの心の声にスカッとしたり
それでいいんだと思ったり
クスッと笑えたり懐かしかったり
いい言葉がたくさんあった。
まだ生まれて10年もたってない小さい子に
私は何を強いてしまってるんだ、、と反省した。
振っても振っても靴から砂が出てくる
自分を名前からぼく、おれへと進化する
ダンスが嫌なんじゃなくて、きれいな石を拾って
落とさないように握りしめて頭がいっぱいだったのかもしれない
ほんの数年前までおむつをあてていた小さい人が
軽くはないランドセルを背負い、決められた時間
席に座って授業を受けているのはものすごいこと
自分の家庭を持ってない女性は幸せじゃない?偏見も甚だしい
戻りたい。甘いミ -
Posted by ブクログ
表紙のイラストが素敵で購入しました。
風・火・水・土の精霊たちの世界の物語です。皇帝、王、皇后、愛妾、宦官、女官などが登場する宮廷もので、ファンタジーにミステリー要素が加わったような内容でした。神秘的で幻想的な雰囲気と不思議な謎に魅了され、一気に読んでしまいました。
終盤のスピード感ある展開は見事だったと思います。ずっと疎外感を感じていたと思われる主人公が最後に信じ合える仲間と、安心して過ごせる環境を手に入れることができ、本当に良かったです。
本の装丁のイメージどおり世界観がとても美しく、精霊が登場するような日本のファンタジーは初めて読みましたが、このジャンルも良いなと思いました。 -
Posted by ブクログ
原田マハさんの真骨頂、小説×アート。
小説とアートへの愛情がギュッと詰まった作品で、初めから終わりまでワクワクした気持ちで読めた。
いつものように史実を元に描かれたフィクションで、歴史上の人物もたくさん登場。
これは朝ドラみたいだなと思ったら、なんとご本人も狙っているのだとか。
まだまだ女性の地位が低かった頃の物語。この時代の女性の頑張りが今に繋がっていることを感じさせてくれる。
「書き続けることよりも、書くことをやめないことが大事」という言葉。何にでも通じることだなと心に残った。
諦めずに続けること、私も頑張ろうと思う。
そして、この続きがまだまだ知りたい!と思ったら、こちらは3部作の1作目 -
Posted by ブクログ
スティーヴン・キングがリチャード・バックマン名義で書いたSFアクション小説。
デスゲームと呼ばれるジャンルの古典とも呼べるような作品。
本書が出たのは1982年なのだが、それもあって古臭い部分もある。だが強度を保っている部分もあって印象的だった。
例えば古臭く感じるのは撮影したVHS(?)をポストに投函しないといけないという部分。
これはエドガー・ライト監督の『ランニングマン』でも活かされている。動画メディアがここまで発達した現実社会だと、本来なら動画をデータで送信で完了する。だがわざわざアタッシュケース型のカメラで撮影してから、それをポストに投函しないといけない。しかもポストはドローンで飛ん
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。