あらすじ
路上のくじ引きで一等賞を当て、異世界に飛ばされた斉藤夕月(34歳・無職)。そこで10の願いが叶えられる
「スタープレイヤー」に選ばれ、使途を考えるうち、夕月は自らの暗い欲望や、人の抱える祈りの深さや業を目の当たりにする。
折しも、マキオと名乗るスタープレイヤーの男が訪ねてきて、国家民族間の思惑や争いに否応なく巻き込まれていく。
光と闇、生と死、善と悪、美と醜――無敵の力を手に、比類なき冒険が幕を開ける!
鬼才・恒川光太郎がRPG的興奮と神話世界を融合させ、異世界ファンタジーの地図を塗り替える、未曾有の創世記!
※本作品は 2017年4月4日まで販売しておりました単行本電子版『スタープレイヤー』の文庫電子版となります。 本編内容は単行本電子版と同じとなります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
普段、SFもファンタジーもあまり読まないけど、これは面白かった!
主人公が何も持たない中年女性っていうのがよい。
前半と後半でガラッと印象が変わるのもいい。
最初は自分の欲望を満たすために願いを使っていた夕月が、願いの正しい使い方に気づく瞬間がよかった。
ご都合主義的な展開の本はあまり好きじゃないけど、これはちょっとほろ苦い感じも噛ませてる感じが好き。
続編も気になる〜!
Posted by ブクログ
最愛の作家の一人恒川光太郎作品。『ヘブンメイカー』が未読だったので、それを読むために再読。氏の作品は初期の、和風で土のにおいのする作品――「夜市」「風の古道」『草祭』『雷の季節の終わりに』などをこよなく愛しているので、実はこの『ヘブンズメイカー』、初読の時あまり気に入らなかったのだけれど、なんと愚かだったことか! 再読してみるとやっぱめためた面白い。言葉だけで異世界(それもなんとも魅力的な)を構築する輝く想像力と、少ない行数で芳醇な物語を紡いでみせる手腕に脱帽。やはり恒川は凄い。自分恒川光太郎と津原泰水を読める時代に生きていて本当によかった。津原氏の新作はもう読めないけれど、恒川氏にはもっともっと書いてもらいたい。
Posted by ブクログ
ある日、くじ引きで一等賞を当てた主人公。異世界に飛ばされて10の願いを叶えられるスタープレイヤーとして生きていくことが描かれたファンタジー小説。
すごく読みやすくて読む手が止まりませんでした!
世界観もとっても好きでした☺︎
主人公がスターの使い道について悩む姿が描かれていて、いざ10の願いを叶えるとなると難しいなと思った
スタープレイヤーは地球に帰ることを願うとどうなるんだろうか、すでに地球にはもう1人の自分がいるから今の自分が消えてしまうのではないか、と言う疑問はどうなったんだろう…?もっと広がった世界について知りたいなと思った
でも、続編があるみたいだから、この世界がもっと詳しく描かれていると思うと楽しみ!!
Posted by ブクログ
読みやすすぎないか?恒川光太郎。
読みやすいとは言っても、薄っぺらさはないし。
どこか、「頑張って読み終わるために読む」という本が今まであったけど、恒川光太郎はまじでさくさく進む。気づいたら何十ページも読んでいる。
今年は本当に面白い小説をたくさん読めていてまじで嬉しい楽しい幸せ。
読んでないけど、半ば面白い確定している「面白本の貯金」が今年どんどん切り崩されていく。
来年どうなんねん。貯金というか貯本がなくなるぞ。
Posted by ブクログ
面白い。
休みの日に止まらず一気読み。
恒川さんってこんな感じのも書くんだなぁ、と。
さらっとだけど人の心の暗い部分や優しい部分が描かれていて共感したり、どうするのだろう、こうなったら良いな、と期待したり。
久々のヒットしたファンタジー。
Posted by ブクログ
10個の願いが叶うとしたら何を願うのか。
叶えられる10個の願いを通して、主人公が成長していき、最初は自分のために、終盤はみんなのために願いを使う。そんな成長の物語。
描写が丁寧なのか、情景がパッと目に浮かぶし、読み終えてから冒頭にあった地図を見てみると、自分が想像していた通りの地図が広がっていた。
ファンタジーと一言で括れない、恒川光太郎さんの独特な雰囲気に終始飲まれ、読み進める手が止まらなかった。
とても面白かった!
大好きな恒川先生の本!すっごく面白く、最後までノンストップでした。
夕月の、外見を美しくするという願いは絶対自分もやっちゃうと思います(^^)宝石だらけのキラキラ庭園も!異世界トリップものは、異世界に行ったら外見が絶世の美男美女に変わっていた話が多い気がしますが、自分でやっちゃうと親近感がわきますね。しかしその後、スタープレイヤーなら外見をいじれると知っているマキオと出会って気まずい思いをしたり、宝石だらけの庭園を人に見られたらやばいと思い立ったり、ラナログに外見からスタープレイヤーであろうと推察され怖い思いをしたり、後々軽はずみに叶えた願いが緊張を呼ぶ展開が、なんかリアルでした!
スタープレイヤーであるため優位に立っている筈の夕月が、スタープレイヤーではない人達により危機にさらされる展開もあり、人の能力というのは本当に様々なんだということが、この本を読むと分かります。スタープレイヤーであろうなかろうと、狡猾で容赦のない人が一番怖いと思いました。
ラスト、夕月が旅立ちを夢見るシーンがありますが、その旅をぜひ読んでみたいなぁと思いました。
Posted by ブクログ
大好きな恒川光太郎の長編。読んでみたかったけど前まで長編が苦手だったからずっと読めずにいたのを、とうとう読んだ!最後の願い何にするのかなって思ってたら、「願いをとっておくこと」だったのが、すごく良い!!しかもそれって自分で叶えられることだから、スターを消費しない願いの叶え方でもある。夕月は、今後の人生で実際にスターを消費せずに終わっても別に構わないとも最後には思っていて、それがなんというか、あんた強くなったね…!って言いたくなった。笑 願う→叶えるの段階から、また一段階自由になった感じの解放感があって、願い続けながら生きることの素晴らしさもあるなって思えた。しかもちょうど夕月と同じ年齢のこのタイミングで読めたこともなんか嬉しいな。(そして国の名前が「麗和」だったのはびびる…令和になる前に出た作品だったはず…)ヘブンメイカーも引き続き読もうと思う!
Posted by ブクログ
〜あなたは【10の願いが叶えられる】〜
この設定から冒頭の文章で一気にファンタジーの世界に引き込まれた。
ホラー小説仕込みの緻密な描写が、その世界をリアルに想像できる。
続編のヘブンメイカーも積読してるので、早々に読もうと思う。
Posted by ブクログ
異世界に飛ばされ、その世界では10の願いが叶えられる
めちゃくちゃ面白かった!
RPGを見ているようで、気付いたら読み終わっていました
何のために10の願いを使うのか
自分のためではなく誰かのため、みんなのため、国のためにと規模が大きくなるにつれて主人公が成長していっている
自分ならどう使うか?
匿名
発行年が…
「夜市」を読み、面白かったので、他の作品も読んでみたいと思い、評価の高いこちらを読みました。
異世界転生モノを読んだことがないので、相場と比較出来ませんが、
読みやすく、楽しめました。
最後に平成29年発行ということを知って、鳥肌が立ちました。
Posted by ブクログ
先にヘブンメイカーを読んでの感想。本作を読んで思ったことは(フラットでそこまで深く考えなくても楽しめるな)だった。ヘブンメイカーを先に読んだ自分にとって、より重くて衝撃的な展開を期待していただけに残念な点もあったが、読み物として楽しむことができた。
Posted by ブクログ
私が恒川光太郎さんを好きだと言ったら、知り合いが「代表作なんでしょ?一緒に読む!」と買ってきてくれたこの本。私はまだ未読だったため、大急ぎで(2日で)読み切った感想を書きます。
結論から言うととても面白かった。恒川さんの特徴の一つだけど、とても読みやすい。文章が平易でスルスル読める。重厚な印象もとっきにくさもなく、創世のファンタジーを読み切ることができた。
主人公がある種俗物的な点があるのも大きなポイントで、一般人の我々読者は主人公に共感することができる。
復讐のために貴重な願いを使うこともあるが、最終的には人のために願いを使うようになる、成長も読み取れた。
楽しい読書でした。
Posted by ブクログ
少しの制約はあるが、ほぼ全てのどんな願いでも、10個だけ叶えられる力を得たら?
異世界に飛ばされて、そんな力を得た人の話。
ラストがとても良かった。
Posted by ブクログ
恒川光太郎はホラーミステリーの印象だったけど、今回読んでみた異色(?)のファンタジー小説
構成が練られていて章ごとの緩急があり、とても読み応えがありました
異なる世界で10の願いを与えられた人
利己的な生活から様々な人に出会い次第に利他的な自由を手に入れていく
最後には多くを語らず締めるのがまた何とも良いですね
Posted by ブクログ
異世界転生モノのようでいて微妙に違う異色のファンタジー。ひとつの願いにめちゃくちゃ細かく条件設定が出来るってのはなかなか斬新。主人公達はやらないけど、俺ならスーパーパワーを身につけるかなあと思ってたらラストにそんなやつ出てきた。誰の仕業とかなんのためにとか全くまともに説明されないのも潔い。コピーだってのはGANTZを思い出したな。
Posted by ブクログ
あんまりファンタジーはすすんで読まないけど、これは面白かった。読んでいて疲れないしとても読みやすい。久しぶりにワクワク出来た。星5に近い。
他の作品も読んでみたい。
Posted by ブクログ
異世界に飛ばされ、「スタープレイヤー」として10の願いを叶えることができるお話
「なろう系」の異世界転生・転移ものをそこそこ読んでいるけど
そんな「俺TUEEEE」なテンプレートとは違った展開などもあって、面白く読めた
ただ、そんな典型を知っているが故に、願いの使い方が雑だなぁと思うところが多数
願いの傾向が、生きるため、個人の欲望、遺恨の精算、他人のため、多数のためと変遷していく過程は納得
最終的な願いにしても、「願いを国のために使うならばきりがない」というのを体現するためによく表していると思う
解説は芝村裕吏さん
既に他のジャンルで有名な人がファンタジーものに手を出すのは難しいというのはよくわかる
異世界転生・転移は「なろう系」でアイデアが出されすぎている感があるし
敢えてそこに飛び込まなくても……とは思う
でも、宮部みゆきのような大御所も、その難しさを乗り越える面白さを作り出せるわけで、やはりまだまだ設定の余地はあるような気がする
読んでいて、一番ひっかかたのはとあるキャラクターの主張
「その時点では酷い裏切り者でも、長い目でみると、長い無意味な死者を増やす戦争を終わらせた」と評される行為の是非
そんなもの未来の歴史家にしか評価できないし、歴史にifはないんだから、その行為が本当に総合的に適切だったかなんてわからないでしょうに
個々人の思うように行動するのは勝手だけど、他の人にとっても同じことが言えるので、私は同意できないですね
歴史は結果論でしか語れないのですよ
この世界観そのものに対する疑問
労せず手に入れたものに依存してよいのか?自らの手で生み出すべきではないのか?というのは、それこそ神の意思を確認するしかないですね
フルムメアがどんな意図でこの世界に地球人を送り込んでいるのかわからないけど、完全に遊びというか実験というか観察目的にしか思えないかな
あと、終盤で出てくる名称について
漢字は違うものの、単行本刊行年は2014年なのでまったくの偶然の一致ですね
まぁ、意味合いを元に名称を考えるならまぁそんな可能性もありえるのかなーと
ところで、もし私がスタープレイヤーになったらどうするかね?
まずはスタート時点で案内人から様々な情報を引き出そうとするかな
人類の脅威になり得る存在は何か?
魔法的なもの、レベル、スキル等が存在するのか?
世界の概要について
常識についての知識
次に当面生き残れる環境を作る能力
そもそも、ずっと生き延びていかなければいけないので、一回だけでなく永続的に使える機能にするかな
外界と隔離された様々なものが自動化されて自活できる空間を作成できるとか(随時拡張できるオプション付)
悪意ある存在の侵入を阻んだり、排除できるシステムも付ける
悪意ある存在を撃退できる能力も必要ですね
その他には
既存の場所にいつでも行けるとかの移動の短縮方法
現地人とのコミュニケーションのための言語の習得、または翻訳機能
スターボードの不所持化(ステータスオープンで代用できるとか)
スタープレイヤー同士の検知のカモフラージュ(相手からは認知・干渉できないけど、こっちからはできる)
他のスタープレイヤーの願いを禁止または無効化する方法
アイテムボックス的な機能
地球の物を呼び寄せる機能
チート並の身体強化と成長補助要素
物質を任意に作り変える能力
死亡のリスク回避と復活手段
一番いいのは、物語のテンプレート的に「超強運」なスキルがあったらいいけど、却下されそう
ストーリーのテンプレ的には結局国を作ったりする事になるのは想定の範囲内なので、そこまで想定した願いを序盤から考えるべきだと思う
ただ、地球から人を呼び出したり、人を生き返らせる事はしない気がするなぁ……
建国ものではなく、世界を救う系のテンプレートに対応するならもっと他の要素が必要になるので、その場合は臨機応変に対応していくしかないですね
Posted by ブクログ
突然異世界に飛ばされ冒険が始まるという巷に溢れる異世界転生ファンタジーにあえて挑戦しているようです。「夜市」や「草祭り」といった恒川作品の幻想的な感じは全く無いのですが、ストーリーは良く作り込まれていてとても楽しい作品でした。
Posted by ブクログ
えー、恒川さんこんな系も書くの!とおっかなびっくり読み始めたけれど。やっぱり素晴らしい作家さんだなぁと思った。
このシリーズ、ずーっと続いてほしい。
Posted by ブクログ
いままでに読んだことがないような世界観の物語でどのように話が進んで行くのか想像出来ず新鮮だった。王道ファンタジーって感じがして面白かった。その後どうなったか気になるので続編も読みたい。
Posted by ブクログ
最初は主人公がどんな願いを叶えるのかわくわくしながら見ていましたが、自分の足を痛めつけた犯人に復讐しようとしたり、だんだんと戦争の話になってしまって、最後のほうはあまり楽しめなくなってしまいました。
結局、足を痛めつけた犯人も犯行理由は分からないし、彼とのやり取りのシーンが必要だったのかもよく分からなかったです。
でも夕月さんが死者を蘇らせた時はこの後争いが起こるだろうなってヒヤヒヤしたり、スターボードを取られた時はどうなるんだろうってドキドキして、そういうシーンは読んでいておもしろかったです。
Posted by ブクログ
「フルムメアが審査して通れば願いを確定できる」
願いを使用することなく結果がわかるんだから、実験や研究不要でこの世界のルールをすべて解き明かせるわけだ。
すべての金属を移動できたことから考えるに、酸素などの分子や電子、素粒子にいたるまで自在に操ることも可能(恐ろしい)。マクロ方面では惑星や銀河を丸ごと複製できる(かもしれない)。軌道エレベーターや恒星間宇宙船、タイムマシンなど、近未来SFファンなら泣いて喜ぶことでしょう。
物理だけではない。人の心をいじれるのか? ドラえもんやガンダムは呼べるのか? ミクロ化や巨大化は? 自分をネコに、他人をネズミに変えられる? 魚人族、鳥人族、ネコ耳お姉さんにエルフ…………興味は尽きない。
というわけで、設定が残念すぎましたが、話は面白かったです。
Posted by ブクログ
ちょっと、詰め込めすぎかと。
異世界これた自由と自分の復讐劇から国家戦争につながるけど、それがあれよあれよという間に、ではなく、別の話みたいになってるのが残念。
復讐したい犯人に意外性はないし、その後そいつが呼ばれたりもしない。ミステリー作家なのに色々繋がらないでぷつぷつ途切れてる。
あと、実はできることは「コピー」と「削除」の2つだけっていう設定かと思って、この世界ならプログラムできそうだなぁって感心して読んでたのに、「透明化」とかでてきて解せん…。それがありなら最後にもっとおもろい願いしてよ主人公。この世界のこともめちゃ謎のまま終わる。
ファンタジーが苦手なだけ……?
ヘブンメイカーも読まないだろうなあ、
Posted by ブクログ
さくっと読める爽快ファンタジー!
現実世界で変わり映えのない日々を過ごしていた女性がある日突然異世界に飛ばされる。
そこではどんな願いでも叶う夢みたいな世界✨
ストーリーの始めはそれでも現実味があって、わざわざ恨んでいた人を懲らしめるのに2スターも使うなんて、読み終わった今考えてみると勿体無いなあって思うし、スタープレイヤー初心者だったなあと。
そこからだんだん話が壮大になっていくのが面白くて、どんな原始社会でも起こり得る戦争や国政波乱を描きながら、ラストには建国まで行き着いて…!
そうやって徐々にファンタジー世界が広がって、主人公の夕月姫の人間的な成長や自問自答も垣間見えたのがストーリー展開として読みやすかった。
自分が主人公になったらどう使うかな…
確かに、10個も自分のために使うには多すぎるなと思う。そこに社会ができている以上、ある責任を持って人々と生きていくならば、世のため人のためにスターを使えたらそんなに素晴らしくて楽しいことはないのかな。そこまで割り切るには相当の時間と体験がかかりそうだけれど。
でも本当に考え方が人によるものだと思うので、もっと色んな主人公の物語を見てみたい。
スッキリする読み応えなので、また続編も読みたいなあ〜!
Posted by ブクログ
間違えてヘブンメイカーの方から読み始めてしまったのですが、それでも楽しめました!
なんでも出来るスタープレイヤーならではのストーリーの進み方にワクワクしました
Posted by ブクログ
異世界へ転移し、どんな願い事も10個叶えてくれるスタープレイヤーに選ばれた主人公。
なろう小説みたいな設定だけど、一般小説だけあって無双するわけでもなくある程度しっかりとした世界観で面白かった。
ただ数ヶ月後には内容忘れてそう。
とある部分を読んで、この小説が令和より前に発売されていることを確認して驚いた。偶然だけど凄い。
Posted by ブクログ
路上で一等くじを引き当てたバツイチ無職の夕月は、突然異世界に飛ばされてしまう。10の願いを叶える「スタープレイヤー」になった彼女は、次第に争いに巻き込まれ…
神のような力を手に入れたとき、人は正しい選択ができるだろうか?
主人公が完全な善人ではなく過去の業や一時の情に引きずられるところも、嫌だなと思いつつもこういう所がいい意味で普通っぽいんだろうな。
よくある転生モノとはちょっと違う雰囲気。
Posted by ブクログ
丁寧な描写、どこか不気味で幻想的な世界観。
恒川光太郎のファンタジーがやっぱり好きだ。
内容としてはよくあるなろう系(異世界転生もの)だけど、ちゃんとした小説家が書くと良い作品になるなあって。面白かった。