【感想・ネタバレ】スタープレイヤーのレビュー

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Posted by ブクログ 2023年05月19日

面白い。
休みの日に止まらず一気読み。
恒川さんってこんな感じのも書くんだなぁ、と。
さらっとだけど人の心の暗い部分や優しい部分が描かれていて共感したり、どうするのだろう、こうなったら良いな、と期待したり。
久々のヒットしたファンタジー。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月10日

10個の願いが叶うとしたら何を願うのか。
叶えられる10個の願いを通して、主人公が成長していき、最初は自分のために、終盤はみんなのために願いを使う。そんな成長の物語。

描写が丁寧なのか、情景がパッと目に浮かぶし、読み終えてから冒頭にあった地図を見てみると、自分が想像していた通りの地図が広がっていた...続きを読む

ファンタジーと一言で括れない、恒川光太郎さんの独特な雰囲気に終始飲まれ、読み進める手が止まらなかった。

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ネタバレ購入済み

とても面白かった!

2022年09月29日

大好きな恒川先生の本!すっごく面白く、最後までノンストップでした。
夕月の、外見を美しくするという願いは絶対自分もやっちゃうと思います(^^)宝石だらけのキラキラ庭園も!異世界トリップものは、異世界に行ったら外見が絶世の美男美女に変わっていた話が多い気がしますが、自分でやっちゃうと親近感がわきます...続きを読むね。しかしその後、スタープレイヤーなら外見をいじれると知っているマキオと出会って気まずい思いをしたり、宝石だらけの庭園を人に見られたらやばいと思い立ったり、ラナログに外見からスタープレイヤーであろうと推察され怖い思いをしたり、後々軽はずみに叶えた願いが緊張を呼ぶ展開が、なんかリアルでした!
スタープレイヤーであるため優位に立っている筈の夕月が、スタープレイヤーではない人達により危機にさらされる展開もあり、人の能力というのは本当に様々なんだということが、この本を読むと分かります。スタープレイヤーであろうなかろうと、狡猾で容赦のない人が一番怖いと思いました。
ラスト、夕月が旅立ちを夢見るシーンがありますが、その旅をぜひ読んでみたいなぁと思いました。

#ドキドキハラハラ

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年01月03日

こんなに爽快なファンタジー小説は初めてです。10個の願いという制限が、物語にスリルとドラマ性を生み出していると思う。恒川さんはノスタルジックなホラーを書くという印象があったけれど、こんなに明るくワクワクするような話も書けるのかと意外に思った。

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Posted by ブクログ 2019年11月18日

超面白いんだけど、
異世界ものとかファンタジーとか括られるとなんか腑に落ちない。
まだ続きを読めるという状況が心の余裕を産んでたのに、読み終わってしまった。
好きな小説は登場人物に好感を抱くことが多いが、今回は特に誰もそんなに好きではない。しかし誰しも納得の行く行動を取る。
とても面白かった。

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Posted by ブクログ 2023年12月22日

恒川光太郎はホラーミステリーの印象だったけど、今回読んでみた異色(?)のファンタジー小説
構成が練られていて章ごとの緩急があり、とても読み応えがありました

異なる世界で10の願いを与えられた人
利己的な生活から様々な人に出会い次第に利他的な自由を手に入れていく
最後には多くを語らず締めるのがまた何...続きを読むとも良いですね

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Posted by ブクログ 2023年11月12日

異世界転生モノのようでいて微妙に違う異色のファンタジー。ひとつの願いにめちゃくちゃ細かく条件設定が出来るってのはなかなか斬新。主人公達はやらないけど、俺ならスーパーパワーを身につけるかなあと思ってたらラストにそんなやつ出てきた。誰の仕業とかなんのためにとか全くまともに説明されないのも潔い。コピーだっ...続きを読むてのはGANTZを思い出したな。

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Posted by ブクログ 2022年09月27日

あんまりファンタジーはすすんで読まないけど、これは面白かった。読んでいて疲れないしとても読みやすい。久しぶりにワクワク出来た。星5に近い。
他の作品も読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2022年05月31日

異世界に飛ばされ、「スタープレイヤー」として10の願いを叶えることができるお話

「なろう系」の異世界転生・転移ものをそこそこ読んでいるけど
そんな「俺TUEEEE」なテンプレートとは違った展開などもあって、面白く読めた
ただ、そんな典型を知っているが故に、願いの使い方が雑だなぁと思うところが多数
...続きを読む
願いの傾向が、生きるため、個人の欲望、遺恨の精算、他人のため、多数のためと変遷していく過程は納得
最終的な願いにしても、「願いを国のために使うならばきりがない」というのを体現するためによく表していると思う



解説は芝村裕吏さん
既に他のジャンルで有名な人がファンタジーものに手を出すのは難しいというのはよくわかる
異世界転生・転移は「なろう系」でアイデアが出されすぎている感があるし
敢えてそこに飛び込まなくても……とは思う
でも、宮部みゆきのような大御所も、その難しさを乗り越える面白さを作り出せるわけで、やはりまだまだ設定の余地はあるような気がする


読んでいて、一番ひっかかたのはとあるキャラクターの主張
「その時点では酷い裏切り者でも、長い目でみると、長い無意味な死者を増やす戦争を終わらせた」と評される行為の是非
そんなもの未来の歴史家にしか評価できないし、歴史にifはないんだから、その行為が本当に総合的に適切だったかなんてわからないでしょうに
個々人の思うように行動するのは勝手だけど、他の人にとっても同じことが言えるので、私は同意できないですね
歴史は結果論でしか語れないのですよ



この世界観そのものに対する疑問
労せず手に入れたものに依存してよいのか?自らの手で生み出すべきではないのか?というのは、それこそ神の意思を確認するしかないですね
フルムメアがどんな意図でこの世界に地球人を送り込んでいるのかわからないけど、完全に遊びというか実験というか観察目的にしか思えないかな



あと、終盤で出てくる名称について
漢字は違うものの、単行本刊行年は2014年なのでまったくの偶然の一致ですね
まぁ、意味合いを元に名称を考えるならまぁそんな可能性もありえるのかなーと



ところで、もし私がスタープレイヤーになったらどうするかね?

まずはスタート時点で案内人から様々な情報を引き出そうとするかな
人類の脅威になり得る存在は何か?
魔法的なもの、レベル、スキル等が存在するのか?
世界の概要について
常識についての知識

次に当面生き残れる環境を作る能力
そもそも、ずっと生き延びていかなければいけないので、一回だけでなく永続的に使える機能にするかな
外界と隔離された様々なものが自動化されて自活できる空間を作成できるとか(随時拡張できるオプション付)
悪意ある存在の侵入を阻んだり、排除できるシステムも付ける
悪意ある存在を撃退できる能力も必要ですね

その他には
既存の場所にいつでも行けるとかの移動の短縮方法
現地人とのコミュニケーションのための言語の習得、または翻訳機能
スターボードの不所持化(ステータスオープンで代用できるとか)
スタープレイヤー同士の検知のカモフラージュ(相手からは認知・干渉できないけど、こっちからはできる)
他のスタープレイヤーの願いを禁止または無効化する方法
アイテムボックス的な機能
地球の物を呼び寄せる機能
チート並の身体強化と成長補助要素
物質を任意に作り変える能力
死亡のリスク回避と復活手段

一番いいのは、物語のテンプレート的に「超強運」なスキルがあったらいいけど、却下されそう


ストーリーのテンプレ的には結局国を作ったりする事になるのは想定の範囲内なので、そこまで想定した願いを序盤から考えるべきだと思う

ただ、地球から人を呼び出したり、人を生き返らせる事はしない気がするなぁ……


建国ものではなく、世界を救う系のテンプレートに対応するならもっと他の要素が必要になるので、その場合は臨機応変に対応していくしかないですね

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Posted by ブクログ 2021年11月18日

突然異世界に飛ばされ冒険が始まるという巷に溢れる異世界転生ファンタジーにあえて挑戦しているようです。「夜市」や「草祭り」といった恒川作品の幻想的な感じは全く無いのですが、ストーリーは良く作り込まれていてとても楽しい作品でした。

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Posted by ブクログ 2021年10月15日

えー、恒川さんこんな系も書くの!とおっかなびっくり読み始めたけれど。やっぱり素晴らしい作家さんだなぁと思った。
このシリーズ、ずーっと続いてほしい。

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Posted by ブクログ 2021年07月28日

いままでに読んだことがないような世界観の物語でどのように話が進んで行くのか想像出来ず新鮮だった。王道ファンタジーって感じがして面白かった。その後どうなったか気になるので続編も読みたい。

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Posted by ブクログ 2021年01月30日

34歳の冴えないバツイチ女性が主人公っていうのに、驚きと親近感(年齢が近いので…笑)を持って一気に引き込まれた。
作者の本は初めて読んだが、ホラー、ミステリ作家らしいという前情報を頭に入れて。
前半の主人公の心情の動きや、スターの使い方のリアルな描写に、彼の別のホラー作品も読んでみたいと思った。
...続きを読む半につれ、世界の仕組みが少しずつ明瞭になっていき、ファンタジーとしての世界観が広大なのにリアルさを持って、読みながらドキドキ、ハラハラさせらあっという間に読み進んでしまった。

主人公が頭の回転の良い、聡明な人物で良かった。
そうじゃないと、物語は進まないんだけれど。
続編も楽しみ。大方の謎は次回で解き明かされるのだろうか?

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年09月02日

ファンタジーなんだけど、妙にリアルな感じがする話。むしろリアルが入り込むことで超次元的な力が引き立つのかな?

主人公の心の成長という部分で、過去の回想は必要なんだろうけど、ちょっと長いなという感じ。
ただ、ラナログの話もだけど、いろんな世界を行ったり来たりしながらというか、多視点的に読めるのは、フ...続きを読むァンタジーみが出て割と好きかも!

あと個人的には、特に章立てされておらず、ひと続きのお話、まさに主人公の時間と共に進む感じがして、ファンタジーらしく一気に読めるので良かった!

スッキリ感こそあまりないけど、まるで冒険したみたいな達成感は感じた! 

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Posted by ブクログ 2020年07月11日

他の方もおっしゃってますが、
れいわ にびびりました。さすが恒川さん

普通に面白いですいいないいな

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年05月07日

新しい国の名前麗和で鳥肌たった…
恒川光太郎さん本当好き
ホラー要素ほぼゼロだったので自分的にはストレスフリーで読み進むことが出来た
推し!!!

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Posted by ブクログ 2020年04月15日

読み終わってスッキリしました。
ジャンルとしては、異世界冒険ですが、わくわくという気持ちよりも、爽快という気持ちになりました。主人公が10の願いを使って物事を解決していくところに、苦労があまり感じられず(あまり苦悩などについては書かれていない。)ズバズバ解決していくところが爽快でした。
「ヘブンメイ...続きを読むカー」では、心情描写が多いように感じましたが、個人的には、この作品では、あまりそういうものは感じませんでした。
読み終わったら一つの冒険を体験したかのような気持ちになりました。

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Posted by ブクログ 2019年12月12日

分を越えた力を手に入れたとき。
本性が現れる。
RPGとSimCityのような世界観が面白い。
ただそれは現実ではないから面白いのであって、もし自分が渦中にいたら堪ったものではない。
コツコツと積み重ねる醍醐味は、瞬時に手にすれば味わうことはけしてない。
もし、願いが叶うとしたら…
なんて、宝くじの...続きを読む皮算用程度が丁度良い。
妄想もファンタジーだから面白い。
ゲームをクリアしたような読後感がまた面白かった。

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Posted by ブクログ 2019年05月03日

THE ファンタジー小説。
解説によると、ファンタジー小説というのは、商業小説として売り上げを出すのも、企画を通すのも難しいらしい。
まして、著者はホラーやミステリージャンルで実績のある方らしく、それがマイナスに働くこともあるらしい。
ですが、ファンタジー好きな私としては、とても楽しく読ませてもらい...続きを読むました。

ラノベでも異世界転生ものは流行っていますが、それとは一風雰囲気が違いますね。土台があって、わくわくするだけじゃなくて、すこし考えさせられました。

「10の願いを叶える力」
それが、別世界に飛ばされた上で与えられる。その時、自分ならどんなことを願うだろうか。
自分しかいない世界ならば、案外叶えたい願いもそれほどなく、すぐに飽きてしまうのかも。とも思うと、人は社会的な生き物なんだなぁと思ったし、新たな世界に来てすら、過去をすんなり振り切ることは難しいのだと思わされた。

読者としては全体を見ながら考えるからあれこれ言えるけど、実際のところ同じ状況だったら、案内役から可能な限り情報を引き出して、新たにこの世界で生きていくための戦略を立てて…なんて風にはできないのだろうな。
それでも、私だったら、他言語を話す人と不自由なく意思疎通できるようになりたい、と願う。

ところで本筋とずれるけれど、私は本書に登場する国が「麗和」なことに、非常に驚いた。4年近く前に出版されたのに。漢字は違うといえど。
主人公の年齢も同じだったし。たまたま手に取った本だっただけに、そんな偶然の重なりもおもしろくて、今読むべくして読んだような気がしています。

続編も、著者のファンタジー以外も読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2019年04月11日

自分だったら何を願うのか、10の願いは多いようで少ない。少し考えさせられる作品でした。
次のヘブンメイカーが楽しみです。

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Posted by ブクログ 2024年03月05日

間違えてヘブンメイカーの方から読み始めてしまったのですが、それでも楽しめました!
なんでも出来るスタープレイヤーならではのストーリーの進み方にワクワクしました

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Posted by ブクログ 2024年04月20日

路上のくじ引きで一等賞を当てたことで、異世界に飛ばされた30代の女性・斉藤夕月。
夕月は10の願いを叶えることができる力を持った能力者『スタープレイヤー』として、誰もいない草原に降り立つ。夢のような能力で叶える願いを考えるうち、夕月は自らの暗い欲望や、人の抱える祈りの深さ、そして業を目の当たりにする...続きを読む
そして、マキオと名乗るスタープレイヤーが夕月のもとへ訪ねてきたことにより物語は動き出し、国家民族間の思惑や争いに否応なく巻き込まれていくことに…。

ホラーやミステリのジャンルにて名著を生み出している恒川光太郎氏の描くSF作品。
読みやすい文体ながら、読者も思わず「う~む」と唸ってしまう作品設定が魅力的。
RPG的要素も入っており、自分ならもっとスタープレイヤーとして上手く立ち回るのに! と、考えながら読んだ方は多いのではないだろうか。
本編には絡んでこなかったスタープレイヤーによる国家『ヘブン』や、願いにより特殊能力を授かったスタープレイヤー・幽の存在など、まだまだこの異世界でやり残した冒険は多いはず。
続編のヘブンメイカーも楽しませてもらうと思う。

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Posted by ブクログ 2022年12月28日

異世界へ転移し、どんな願い事も10個叶えてくれるスタープレイヤーに選ばれた主人公。

なろう小説みたいな設定だけど、一般小説だけあって無双するわけでもなくある程度しっかりとした世界観で面白かった。

ただ数ヶ月後には内容忘れてそう。
とある部分を読んで、この小説が令和より前に発売されていること...続きを読むを確認して驚いた。偶然だけど凄い。

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Posted by ブクログ 2022年11月03日

路上で一等くじを引き当てたバツイチ無職の夕月は、突然異世界に飛ばされてしまう。10の願いを叶える「スタープレイヤー」になった彼女は、次第に争いに巻き込まれ…
神のような力を手に入れたとき、人は正しい選択ができるだろうか?
主人公が完全な善人ではなく過去の業や一時の情に引きずられるところも、嫌だなと思...続きを読むいつつもこういう所がいい意味で普通っぽいんだろうな。
よくある転生モノとはちょっと違う雰囲気。

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Posted by ブクログ 2022年09月13日

丁寧な描写、どこか不気味で幻想的な世界観。
恒川光太郎のファンタジーがやっぱり好きだ。
内容としてはよくあるなろう系(異世界転生もの)だけど、ちゃんとした小説家が書くと良い作品になるなあって。面白かった。

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Posted by ブクログ 2022年01月28日

ワクワクした反面、恐怖を感じた。
大人になったからだけど、自由に望みが叶うことは夢のようである反面、こわいことだなと思った。
他人にもそれができるわけだし、自分が影響を与えてしまうかもしれない。
それでも、いい緊張感とワクワクしながら読めました。

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Posted by ブクログ 2021年06月22日

ある日、買い物に行った帰り道で、身長が2メートルくらいある真っ白な大男がくじ引きの箱を差し出してきた。それは、地球人に宇宙最大のチャンスが与えられる運命のくじ引きなのだと言う。
見事(?)一等を引き当てた斎藤夕月34歳はその瞬間白い光に包まれ、気がついたときには見たこともない場所にいた。

一等賞は...続きを読む『スタープレイヤー』。
彼女は地球ではない別の惑星に連れてこられ、「十の願い」という力を与えられた。十個の願いが叶う力だ。これらの情報が表示されていたタブレットをスターボードといい、スタープレイヤーはここに願いを入力して叶えてもらう。
勿論、願いには叶えられないものや制約もある。十の願いを百にするとか不老不死とかそういうことはできないし、ただ漠然ときれいになりたいとか賢くなりたいみたいな曖昧な願い方もダメだ。
フルムメアという人物がこの奇妙な出来事の仕掛け人のようだが、彼(もしくは彼女)は何者なのか、目的は何なのかは一切分からない。
タブレットの中には『石松』という名前のAIが存在してて、必要なときには呼び出し会話することもできる。スタープレイヤーについて不明なことがあれば、彼に聞けば教えてくれるらしい。

本の裏表紙のあらすじにある通り、RPG的な要素満載の夢のような話で、なんだかワクワクする。何もないところに、一から自分の思うような世界を構築することができるのだ。十個のスターを使って。
問題はスターの数に限りがあること。そして果たして自分は元の世界に戻れるのか、または戻るつもりなのか、戻ったらどうなるのか分からないということ。

夕月がスターを使うたびに、自分だったら何に使うか考えた。途中で何人かのスタープレイヤーに出会うのだが、彼らのスターの使い方に「なるほどな」と感心したりした。
ただただ楽しんで読めるファンタジー小説。
でもこんなことを仕掛けるフルムメアの目的は何だろう。
昔観た『CUBE』という映画を思い出した。ある日、たくさんの同じ大きさの正方形の部屋の集合体のような建造物の真ん中の部屋に突然閉じ込められた複数の人間が、そこから脱出する話だ。建物のあらゆるところに仕掛けがあって、次々に人が死んでいく。そこに集められた人間は様々な職業や性格の人間で、数学の得意な子や医者、確か刑事なんかもいたような気がする。で、その脱出劇を眺めて楽しむのが誰だったのか『CUBE2』で分かるんだ。
スタープレイヤーたちがどのような願いでスターを消費し、このフィールドで生きていくのかを誰かが上から見てるんだろうか。それとも彼らの行動を操って、どうなるか楽しんでいる人がいるのかしら。
『ヘブンメーカー』というタイトルで続編が出ているようなので、読んでみたいなと思う。



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Posted by ブクログ 2021年02月20日

思っていたほどの感動はなかった。でも「やりたいことをするために生きている」っていう言葉には胸打たれた。

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Posted by ブクログ 2020年09月27日

2020.9.27
設定も世界観も好きだった。
もっともっと長くてもいいから人物描写や背景を知って没入したかったです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年06月02日

クジを引いて当たったら、異世界で願いが10叶うってスタートで、主人公の30代バツイチ無職の女性が美人に変身し、豪邸を建て、自分を襲った男を召喚するってとこまでは、人の欲望を描く寓話的話かと思ったが、そのあとファンタジー世界での国家戦争の話になり、だったら主人公が不倫したり、通り魔を痛めつけるエピソー...続きを読むド(結構リアルに書いてある)は要らなかったんじゃないか。そこがせめてもう少しあっさりしていて、ファンタジー世界の成り立ちみたいなものに注力していたらもっと面白かったかも。
ファンタジー世界の成り立ちが、実はスタープレイヤーに関わっていそうなのだが、謎解きはなしで終わった。
これは二作目以降で明らかになるのかもしれないが、何となくもやもやする。
なぜスタープレイヤーに選ばれたのか、どうして10の願いが叶うのかは分からずじまい。
ナルニアみたいに、一話はきちんと完結して、尚且つ通して読むと、ひとつの世界の始まりと終わりがわかるっていうのが理想なんだけど。
最後まで読めたので面白くなくはなかったのだけど、続けて二作目も、という気持にはならなかった。

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Posted by ブクログ 2019年05月18日

突然、変なヤツにクジを引かされ大当たりだと言う。
目覚めるとそこは未知の星の世界。
期待していたよりは、冒険が少なめだった。

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