【感想・ネタバレ】積ん読の本のレビュー

あらすじ

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本を読むよりも買うスピードが上回ったまさにその瞬間から「積ん読」は始まる。
部屋の片隅に、1冊、また1冊と積み上げられる「積ん読」の山を見て、
人は焦り、罪の意識を覚え、自嘲するのだ。

そもそも「積ん読」とはなにか。その言葉の歴史は意外にも古く、明治時代にまで遡る。
100年以上に渡って受け継がれてきた日本の読書家たちの「伝統芸」は、
今や「TSUNDOKU」として世界の共通語ともなった。

そんな「積ん読」の本質に迫るべく、ブックレビュアーの石井千湖が、
斯界の本読み12人の「積ん読」事情を探るインタビュー取材を敢行。
ある者は「積ん読」こそが出版界を救うものだと熱く語り、
またある者は「積ん読」にこそ書物の真の価値があるのだと断言する。

写真に収められた圧巻の「積ん読」の山と、「積ん読」を語るその言葉を一読いただき、
読書家諸氏におかれては、ほっとするなり、笑うなり、共感するなり、
感心するなり、呆れるなりしていただきたい。

柳下毅一郎(特殊翻訳家、映画評論家)
柴崎友香(作家)
池澤春菜(作家、声優)
小川哲(作家)
角田光代(作家)
しまおまほ(マンガ家、イラストレーター)
山本貴光(文筆家、ゲーム作家)
辻山良雄(Title店主)
マライ・メントライン(ドイツ人)
小川公代(英文学者)
飯間浩明(辞書編纂者)
管啓次郎(翻訳家、詩人)

積ん読の悩み相談Q&A

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

あまたの積読名人?たちのお話。私の積読なんてまだ大丈夫かもとマヒするくらいに本棚やケースに納まって所狭しと並ぶ本本本。本に囲まれる喜びと苦悩がページをめくってもめくっても繰り広げられる。楽しいなぁ。

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2025年10月30日

Posted by ブクログ

本屋に行けば手ぶらで帰れない。
家にはすでに読みきれないほどの量の積読があるのに、、、。
これまで積読に罪悪感を持っていた。
こんなに本を買わなければ、違うことにお金を使えたのでは?
もっと旅行に行けたのでは?
色々なことが頭をよぎる。
それなのに本屋通いがやめられない。

そんな私が出会った積読の本。
積読の罪悪感がなくなった。
これはこれでいいのだ!そう思えるようになった。

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2025年09月26日

Posted by ブクログ

目次に引用された本文の一部からしてもう面白かった。

今まで買っておきながら読まずにいる本たちに申し訳ないと思うこともあったけれど、今後も堂々と積ん読していこうと思います!

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2025年09月11日

Posted by ブクログ

他者の積ん読本たちを覗き見できて
とてもワクワクした。
何度も読見返すと思う!
「本が本を連れてくるのだと思う」
本当にその通りだ!!

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2025年06月29日

Posted by ブクログ

どれも面白く読んだ。なかでも山本貴光の章がいい。
知識のインデックス。学生からの質問「どうしたら速く大量に本を読めるのか?」に対する回答。20世紀以前と以降の学問の違い。

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2025年06月16日

Posted by ブクログ

ふと見かけて、気になったので読みました。とても良かったです。12人の本読みの積ん読に対する考えをインタビュー形式でまとめた本なのですが、どの方も、本への愛が溢れていて、とても興味深く、一気読みでした。
自分も本が好きだなと実感しました。

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2025年06月16日

Posted by ブクログ

積ん読をすること、積ん読になること、積ん読の意味、全てに全肯定される。
読んでると、もの凄い心地良さを感じる。

色んな、本好き人と積ん読概念が楽しかった!
結局皆本が好きなのだ。
面白すぎました!
今年の買ってよかった本、1冊目かな。

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2025年04月16日

Posted by ブクログ

ああ、なんと素敵な本なのか。
何故人は本を積むのかを語ることは、本を読むとは、本を所有するとはの問いに繋がる。登場する12人のそれぞれの想いが積み重なり、本積むこと(または積まないこと)の意味を投げかける。
目の前に本があること。そこから読書は始まる。

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2025年04月06日

Posted by ブクログ

それぞれの積ん読理論が面白い。一般人ではやはり生活のことを考えると、なかなかこういうことはできないけれど、本を愛する一人として、人の本との付き合い方を知れるのは楽しい。今の時代だからこそ、紙の本の良さを語りたい。

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2025年04月02日

Posted by ブクログ

題名にそそられて、手に取ってみた。
「積ん読」という言葉は、ここ2~3年で耳にした言葉だったから、明治時代にはすでに使われていたと知ってびっくり。
家に本があって、山のように積まれている風景を写真などで見たことはあるけど、この本はすべて読まれているものなのか、これから読むものなのか、謎だった。
きっと、山のように本が積まれている人は「積読」派なんだろうなと思うと、ちょっと安心した。
私は少し「積読」をしているけど、いつか読む本として積んでいるので、コレクターとしての積読は数少ない。
この本に出てくるみなさん、「積読」に関して自分なりのポリシーが明確で、読書を最終目的としていない積読に親近感が湧いた。

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2025年11月03日

Posted by ブクログ

積ん読を、写真で、ビジュアルで、笑顔で、理論で、あらゆる方法で徹底的に肯定してくれるすばらしい本でした。

池澤さんの、「新しく来た本はまず玄関に積みます。」「私にとって本は食べものなんです。」とか最高にクレイジーだけど、最高にかっこいいセリフ。

積ん読、最高。

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2025年09月27日

Posted by ブクログ

識者12人の「積ん読=本を購入して積んでおくだけで読まないこと」事情を探るインタビュー集です。各々の積ん読の意義を知って驚いたり、積み上がる本やぎゅうぎゅうの本棚の写真から読書への愛と知的好奇心を感じたり、読書の癖が自分と一緒で笑ってしまったり、様々な楽しみ方のできる1冊。

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

面白そうだけどな…といって購入していなかったが、購入したらやはり面白かった。
電子書籍も普及しているけど、紙も電子も面白ければ読み続ける!と改めて気づけた1冊。

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2025年06月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

⚫︎本との付き合い
自分も積ん読がたくさんある。どのようにしているんだろうと思い購入。
人それぞれの考え方である。
ぐちぐち悩まず好きにすれば良い。私はそう取った。勇気が出た。


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2025年05月18日

Posted by ブクログ

人の本棚ってとっても興味があるけど、積読もまた面白い。

筆者が言っているように、積読本って少し罪悪感がありつつあるとホッとする。読む本が無かった困るから私にとっては絶対必要なもの。必要なのに罪悪感という少し矛盾したものだったけど、本書読んでしまったら、私の積読本なんてなんてかわいいものなんだ、世の中にはこんなにすごい人がいるんだと、スッキリとした気分。そして同時に羨ましい。

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2025年05月14日

Posted by ブクログ

作家や文筆業の方々が本に埋もれ、積読の山を築いてきた暮らしをレポート。
生業の手立てとし使い、各々の基準で整理しそれでも尚溢れる本、本、本。
残念ながら取材されている顔ぶれに角田光代さんとtitleの店主辻山良雄さん以外、余り馴染みがなく好きな作家の蔵書を覗き見るのを楽しむ、という感じにはなれませんでした。
初対面の本をよく読む人の本棚、積読本の実態を見、本についての思い入れを聞くことは楽しめました。

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2025年04月17日

Posted by ブクログ

積ん読についての罪悪感をなくしてくれるような一冊。
総勢12名のインタビュイーは、誰もが本の虫であり、蔵書も膨大、積ん読量も膨大。
しかし各々自分の読書観をしっかりと持っており、それらと上手に付き合っている。
自分が積んでる10冊やそこら、大したものではなかったんだなと思えたし、「それでいいんだ」と思わせてくれた。
各自の本棚写影についてもとても魅力的で、なおかつ圧倒される。

積ん読にどこか後ろめたさを感じる人には特におすすめしたい。

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2025年04月09日

Posted by ブクログ

名だたる愛書家の方々の圧巻の本棚を拝見し、積ん読についてのインタビューを読むと、自分などまだまだと思いつい書店に立ち寄って散財したくなってしまう楽しい本

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2025年03月30日

Posted by ブクログ

そこに積んであるだけで満たされる。以前は私もそうだったけど、積みすぎると読まなきゃと追い立てられてる感じが消えなくて、増えすぎた本を思いきって手放し、厳選した本だけを手元に残してみるとすごくすっきりした。でも誰かのぎっしり詰まった本棚、積まれた本はその人の性格や個性が見られるので楽しい。写真集のようでした。

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2025年03月27日

Posted by ブクログ

私の積読本は74冊で、こんなに沢山あってど〜しょ〜と嘆いたのが、これを読んで「74冊なんて少ないやん」と、ど〜でもよくなった。 

読まねばならぬ!と焦ってた気持ちが、キレイサッパリ消え去った。 

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2025年03月22日

Posted by ブクログ

10冊、20冊の積ん読が可愛く見える。しかし、見習ってはいけない!私の部屋にはこんな余裕なはいのだ!

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2025年03月20日

Posted by ブクログ

積ん読最高!
皆さんの本棚を隅々まで見て楽しみました。
これからもお財布が許す限り、罪悪感なく積ん読!

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2025年03月20日

Posted by ブクログ

2025年11冊目

日々の生活においてどうしても切っても切り離せない積読たち
その愛おしさは日々募るばかり
この本を読むと自分の積読がさらに愛しく見えて肯定感が上がりまくる なんで他人の本棚ってこんなに見せてもらうのが楽しいのだろうか?

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2025年03月19日

Posted by ブクログ

さまざまな人の積読。わたしも積読してるけど、ここまでではないなーと思った。しまおまほ氏の祖父があの『死の棘』の島尾敏雄氏だったと初めて知った。これ読みたいと思いつつ何年もたっている本だ。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

今年は久々に本を買い始めたから、自分の積読を思い返しながら読んだ。いつも聞いてるラジオのマライメントラインさんが出てきて驚いた

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2025年10月02日

Posted by ブクログ

そもそも「積ん読」とはなにか。その言葉の歴史は意外にも古く、明治時代にまで遡る。100年以上に渡って受け継がれてきた日本の読書家たちの「伝統芸」は、今や「TSUNDOKU」として世界の共通語ともなった。そんな「積ん読」の本質に迫るべく、ブックレビュアーの石井千湖が、斯界の本読み12人の「積ん読」事情を探るインタビュー取材を敢行したー。うちの積ん読タワーなんてまだまだ…と思わせてくれます。角田光代さんちの本棚、あこがれます。

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

こんな世界もあるのか.....。本は好きだけど、読む本も量も次元が違いすぎて、圧巻された。

ただ、あまり馴染みのない本ばかりでも、人の本棚を見るとワクワクするし、じっくりみてしまう。

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2025年09月08日

Posted by ブクログ

色々な人の本棚を見るのは楽しい。積ん読は、自分もしているので、つい気になってしまう。この本に出てくる人たちの本棚にはビックリしてしまうが。

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2025年06月16日

Posted by ブクログ

読書の精鋭12人の本棚の写真を見ているだけでも壮観だし、パンチラインが炸裂しまくるインタビューも読んでいて爽快。最早永遠の問いの一つと化した「なぜ我々は本を積んでしまうのか」に対する自分なりの問いがぼやっと見つかった気がする。積んで良い。本は積んでこそ。

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2025年05月06日

Posted by ブクログ

本は、増殖していくものなのだ、と実感させる読書家のみなさま。その人となりが見えてくるところも本棚だ。だから、人に見られるのは ちょっと恥ずかしい。でも、堂々と取材に応じている皆さまはすごいなぁ。

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2025年03月25日

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