【感想・ネタバレ】八月の銀の雪(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

憂鬱な不採用通知、幼い娘を抱える母子家庭、契約社員の葛藤……。うまく喋れなくても否定されても、僕は耳を澄ませていたい――地球の中心に静かに降り積もる銀色の雪に。深海に響くザトウクジラの歌に。磁場を見ているハトの目に。珪藻の精緻で完璧な美しさに。高度一万メートルに吹き続ける偏西風の永遠に。表題作の他「海へ還る日」「アルノーと檸檬」「玻璃を拾う」「十万年の西風」の五編。(解説・橋本麻里)

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科学の話は難しいけど読むうちにどんどん惹き込まれていく。鯨、鳩、珪藻、凧まだまだ知らないことがたくさんあると伊与原さんの作品を読む度に思い知らされる。最後の話が特にこころに響いた。

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2026年01月24日

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物語そのものの面白さはもちろん、科学にも興味が出る一冊。
伊与原さんの作品は初めて読んだけどあったかくてスルスル読めるのにじんわり心に染み入ってくるような、そんな本だった。
他のシリーズも時間を見つけて読みたいなぁ。

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2025年12月30日

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思いがけず良い本に出会った。主人公たちが抱える静かな絶望、人との出会いによって少しずつ見えてくる希望が美しかった。

どれも面白かったけど、3作目の伝書鳩のお話は、今まで全く知らなかった鳩の習性に目から鱗でした。鳩は「磁場が見える」なんて。私と同じ街中にいる鳩がそんなSFみたいな世界の中で生きているなんて、なんだか不思議。
2作目の「クジラたちは人間が想像できないような内向きの精神世界や知性を発達させてるのかもしれない」というのにもときめいた。
私が悩んだりしてるのは所詮「人間界」の中の常識基準で、もっともっと世界は広いし、奥深いと思うと、なんだかスッとする思い。

解説にて、「本作は科学とその制度の外部に置かれてきた女性への言及がある」ということが書かれていた。私は読んでいる間そのことに気づききれなかったので、はっとする思いでした。
研究とアルバイトを両立する優秀なベトナム人の留学生、電車内で子連れを迷惑がられるシングルマザー、赤の他人ながらそのシングルマザーを支えようとする博物館の非常勤職員。
女性の社会進出のあり方について火種になることが多い現在、あり方に正解なんてなくて、ただただ個々人が求める社会との携わり方が実現して欲しい。

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2025年11月09日

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好きです。
最近、伊予原さんの本ばかり夢中になって読んでいます。
科学とは縁遠いですが、とっても、その科学とヒトの内面の繋がりを、科学という小難しい部分をヒトに顕しているような。
わかりやすく、想像しやすく描写されていて、
わたしにも繋がるものがあるって気づいて。いや、わたしだけではなく、すべての人たちに。
最後は涙を流しながら読み終えました。

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2025年11月09日

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『八月の銀の雪』は、人生に行き詰まった人たちが、偶然の出会いによって救われていく物語。

地球の内側、クジラの生態、珪藻アートなど。自然科学の不思議で美しい世界に触れることは、人生を少しだけ豊かにしてくれます。

一つ一つかたちの異なる珪藻ガラスの美しさ。クジラたちが高い知能で何を思考しているのか。ハトの帰巣本能は数百キロ先に放しても返ってくる。

それらはとても新鮮で、読者の私も登場人物たちと同じく、感心したり、感動したり、新しい知見を得られて楽しい読書でした。

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2025年09月04日

QM

購入済み

幻想的な表紙に惹かれて購入。どのお話も科学チックで面白かった。きっとその専門か少し詳しい人じゃないと完全に理解できないような深いところまで描写されてて、作者の頭の良さというか、探求心というか、そういうものをすごく感じた。1話目のダメコンビニ店員だと思われていたベトナムの留学生が実は大学院で地震の研究をしてたというギャップと、そして第一話の主人公がちゃんと自分の進むべき道を再確認できたような結末が一番お気に入り。地球の中心に降る雪、なんてロマンチックな表現なんだろう。

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2025年05月12日

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伊与原さんの本を何冊か読みましたが、直木賞を受賞された「藍を継ぐ海」の雰囲気と似ていると思いました。
伊与原さんの本は地学、科学だけでなく、動物学、戦争を通しての平和学など、私が今まで知らなかったこと、興味がなかったものにまで目を向けるきっかけを作ってくれます。
「海へ還る日」と「十万年の西風」が好きです。

解説にて「月まで三キロ」以降より作品の方向転換があったとの事、どちらかと言うと最近のものを読んでいたので、次回はデビュー作なども読んでみたいと思いました。

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2025年03月15日

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とても優しい文体で心に染みるのに加えて、科学的な記述が多く記載されていて、文学と科学双方にとってとても良い作品だった。

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2026年03月04日

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伊与原新、短編集。

就職活動がうまくいかない大学生・堀川。ひとり娘・果穂を育てるシングルマザー。元劇団員の派遣社員・正樹…

生きることに辛さを抱えた人達。
ひととのつながりから、考え方を変え、ちょっと前向きになっていく。

堀川くんなんて、段ボールロボットの話を動画付きで、面接ですればいいのに。グエンの言うように。

正樹もレモン農家、継ぐんだろうな。

それぞれの話に繋がりはなく、どの話にも科学の話が違和感なく、盛り込まれている…
どの科学の話もわかりやすくて、話を邪魔していない…

短編って、物足りなさを感じるので、苦手だったが、伊与原新の短編はいい。



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2025年11月30日

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伊与原新さんのハートウォーミングストーリーですね。短編集です。
 生活に疲れ、生きる事の難しさを抱えている登場人物の出逢いと人間模様を、科学を交差させて描く再生のドラマです。
 伊与原新さんは、科学を思考する人達に、科学を描くことの可能性を、この本でも証明されています。
 曰く「科学者にはロマンチストが多い」と言われますが、まさに科学は謎解きと奥の深い人間模様がありますね。

      目次

   八月の銀の雪
   海へ還る日
   アルノーと檸檬
   玻璃を拾う
   十万年の西風
 
 表紙装画と表題が違いますね。装画は「海へ還る日」を表しています。
 「月まで三キロ」から伊与原新さんの作風は、人間模様を主題に置かれるようになりました。それまでの「ミステリーに疲れた」と言われたようです。
 伊与原新さんの文章は、心に沁みますし、何と言っても科学の魅力を醸し出して描かれますから、独特の文学があります。謎解きも、顔を覗かせるストーリーもあり、飽かずに愉しく読み進めます。
 これからが楽しみですね(=゚ω゚=)

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2025年11月13日

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就活、家族、故郷…。向かうべき先や帰るべき場所を失ったとき、自分は戸惑い、立ち尽くしてしまうかも知れない。それでも、自分以外の他者と触れ合うことで、自分を形作る輪郭とその奥深くに眠る「核」を呼び起こし、再び前に踏み出すことができる。
伊与原さんの作品は、そんな変化の激しい時代への科学がもたらす処方箋と言えるでしょう。
どんな状況にあっても、前に踏み出す原動力は「自然の摂理を明らかにしたい」という好奇心。
10億年も前から地球の中心に積もる、鉄の雪。自分の中にも芯があるとしたら、そこにも何か降り積もっているだろうか。少しずつでも、芯は大きくなっているだろうか。
行先に迷ったとき、自らに問いかけたい一節です。

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2025年10月12日

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伊与原新さんのお話は
なぜか心に
スーッと染みてくる
少しずつ少しずつ
五つの短編
ひとつひとつに
すぐそこに溢れている
日常がある
本当の人々の心がある

迷子の伝書鳩と
ふるさとのレモンの箱
心が揺れ動く
誰もが抱く人生の
悔いと、これから

さまざまな思いを
掘り起こしてくれる
愛の詰まった文章に
また、してやられた!

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2025年10月12日

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私たちの周りは科学で溢れている。でも、その詳細を気にしたこともなかった。伊与原氏の作品は科学に、宇宙に天候に興味を向けさせてくれるきっかけとなる。読み始めると止まらなく、そして優しい気持ちにさせてくれる。

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2025年10月10日

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以前『月まで3キロ』を読んで、傷ついた登場人物たちが、揺るぎない科学の事実と知識に触れて、少し立ち直るエピソードに感動したことを思い出し、今年の夏が終わるタイミングで購入した。
各編で登場する科学の知識がとても素敵な表現で紹介されている。“銀の雪”とか、“ガラスを纏った細胞”とか。それぞれの分野に詳しい登場人物が、出会った人に分かり易い言葉で語る場面も好きである。科学の知識にちょっぴり触れて、自分の身の上に照らし合わせて小さな発見をし、勇気を得てまた歩き出す。大げさなことではなく、「地に足の着いた」人生を歩むことも大事で尊く感じた。有名人でも成功者でもなく、普通の人達に、静かにエールを送ってくださる5編である。

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2025年09月15日

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いい本だ
落ち着いた、でも暗さのない短編から成っている
ド文系の私にはどれも科学的なテーマを扱っているのにひるみそうになるが、そのじつ、本当のテーマは人間だった

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2025年08月26日

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短編小説が五編おさまっています。

特に印象に残ったのは、「アルノーと檸檬」

広島県の瀬戸内の島で主人公の正樹は生まれた。家はレモン農家。気難しい父親とは合わず、役者を目指して高校を卒業後に上京した。

今は不動産管理会社の契約社員。
築三十六年の三階建てのアパート「ニューメゾン塚田」は建て替えのため、年内に全戸の立ち退きの必要があった。正樹は立ち退きを説得をする為に、三〇三号室の加藤寿美江の部屋をを訪ねた。立ち退きの話のほかに下の階の住人から苦情も出ていた。
下の階の住人から洗濯物に鳥の糞が落ちてきて困る、寿美江が鳥を飼っているのではないかという連絡があったからだ。
実際に訪ねてみると寿美江はベランダで鳩に餌をあげて保護していた。その鳩には脚環が付いていた。

脚環を頼りにハトの出生や、伝書バトの歴史がわかっていくミステリーになっている。

最後に、ハトは自分が飼われていた家が無くなってしまい、近所の寿美江のベランダに迷い込んで来たということがわかる。

競走馬と同じように伝書バトも優秀なハトの種は売買される事を初めて知った。

ハトは地球の磁力やに匂いを使って家に帰る事を必死に目指す。
当然、海や山を越える長旅では戻ってこれないハトもいる。

視覚や聴覚、味覚の思い出が記憶に残りやすいが、嗅覚の思い出もみんなにあると思う。
潮の香、草木の香、太陽の香・・・
正樹もレモンが自分の家の匂いだった。

私は、自動車のオイルの匂いで父を思い出す。

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2025年08月16日

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いろんなお話の短編集。作者は、悩みのある人物を描くのが特徴的だと思う。

玻璃を拾うより、「単細胞の珪藻が美しいガラスをまとっているように、人間もまた多かれ少なかれ、見栄え良く繕った殻と、それに不釣り合いな中身をか抱えている。それがむしろ、ありのままの姿ではないのか。」

人間が愛おしくなる1言。自分はこのままで良いんだと、
周りの人にも優しくなれる言葉。

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2025年08月14日

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辛くてもどん底でも、風は吹いていく。
優しい風でほんの少し明るくなれる一冊。

自分の中の眼鏡をかけて見ないようにしよう。


何かが実ると信じること。
今は伝わらなくても、いつかその意味を感じ取れればいい。

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2025年08月12日

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5作が収録された短編集。中でも表題作の「8月の銀の雪」と「アルノーと檸檬」が心に突き刺さりました。今の自分自身と状況がよく似ていたり、単純に内容に興味関心があったりと印象深いものでした。全体を通して情報量が多く、自分の知らない世界を垣間見えたような気がします。

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2025年08月05日

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科学は全然詳しくないし知識もないけど、
伊与原さんの触れる科学の世界は
頭の中にすーっと入ってきて
なんだか心地よく感じる

地球の中には内核という芯があり、
日々成長している
これはきっと人間も同じで
とっても大事なことなのに
殺伐とした日常生活の中では
忘れてしまいがちだ

物事を表面だけで判断することなく、
内側の部分にまで耳を澄ませられる
そんな人に私もなれたらなと
また私自身の内なる声に耳を傾ける
そんな時間も大切にしたいと思う

何かを始める時には
誰だって真似事から始まる
そこからどう進んでいくのか
その自分なりの"過程"が
きっと大事なことなんだろうな

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2025年07月09日

Posted by ブクログ

2020年発刊の短編集、5作品。例えば外国人留学生。もともと不遇な上に舞い込んだ新たな困難に対し、科学の話題を、夢のチカラに変換して勇気をもらい克服していく。自分も前向きに頑張ろうと、改めて思う。

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2025年06月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編小説集。
上手く生きれない人物の葛藤を描いた小説。自分自身も人生を上手く生きれなかったので、登場人物に共感と希望を抱いているのかもしれないです。

▼八月の銀の雪
 就活で苦戦している主人公・堀川。彼は、コンビニで働いている日本語が下手なベトナム人留学生・グエンに会う。当初堀川は、仕事の出来ない彼女に嫌悪感を感じていたが、彼女と会話を通じて表面だけ見ても何も理解できない事に気づく。自分と他者の内面の奥深くを知り、

▼アルノーと檸檬
 役者を目指し父親の反対を押しきり上京した主人公・正樹。しかし、現実は甘くなく役者の道は諦め、マンションの立ち退き業務に勤めながら希望のない日々を送る。その中で加藤という女性から「アルノー19号」というハトがベランダに住み着いたという話を聞く。
 ハトは帰省本能が高く、その中でも特にアルノーは帰省本能に長けているハト一族だった。そんなアルノー19号が、なぜ帰省しないのかー
 正樹はアルノー19号に、帰る場所を失った自らの孤独を重ね合わせ、故郷を想い自分の人生に向かい合っていくお話しー

▼玻璃を拾う
 主人公・瞳子は、綺麗なガラス細工の写真をSNSに投稿すると、”休眠胞子”というユーザーから執拗に消去依頼の連絡が来る。SNS投稿をめぐる瞳子と休眠細胞のトラブルに関連したお話ー
 印象的なセリフとしては、
・女性たちをヒストグラムにしたら、平均値の周辺に大多数が集中した、とがった山形の分布になるでしょうね。
・単細胞の珪藻が美しいガラスをまとっているように、人間もまた多かれ少なかれ、見栄えよく繕った殻と、それに不釣り合いな中身を抱えている。それがむしろ、ありのままの姿ではないのか。

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2025年06月14日

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新しいことを知る楽しみを、この小説から始める

知的好奇心をくすぐってくれる、温かい物語たち
さくさくと読み進められて、もっと色々なことを知っていきたいなと思える本 
個人的にはアルノーと檸檬が好きだったな
ハトの空間情報の記憶能力は桁外れであること
帰巣本能、帰る場所があるとは、
ぎゅっと優しさが詰まった物語

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2026年02月17日

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地球の核、鯨の声、伝書鳩、珪藻アートなど、地球の神秘に人間の深みを合わせた、不思議な読み応えのあるお話だった。

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2026年05月24日

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科学的な知見と繊細な人間ドラマが見事に融合した、珠玉の短編集です。一見、無機質に思える「現象」が、実は傷ついた心に寄り添う温かなメタファーとして描かれています。著者の知的な筆致によって、日常の風景が壮大な物語へと昇華されており、知的好奇心を満たしながらも深い癒やしを届けてくれる、稀有な読書体験でした

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2026年04月22日

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生物や地学にまつわる話が多め。
私は科学が苦手だから流し読みしちゃったところも多いけど、科学の部分が説明ったらしくなく、ほっこり系のストーリーにいい塩梅で組み合わされてたのが個人的にグッド。
「玻璃を拾う」が個人的にイチオシ。

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

科学や生物のことが物語に出てくるんですが、私の頭ではピンとこないものもあって、ちょっと読みづらかった。

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2026年01月17日

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何か悩みを抱えている人がいる。それでも誰かと出会うことで乗り越えられるそんな話だった。科学の話を取り入れているのが珍しく感じられた。そして科学の素晴らしさも感じとられた。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

珪藻アートを調べてみると、すごく綺麗だった。こんなにも小さなアートもあるんだ。万華鏡みたいに綺麗に配置されているものもあって、すごい。殻自体が光でキラキラしてた。
地球の、ミクロとマクロな話をたくさん教えてもらえた気がする。それにしても、知らないことだらけだなぁ。

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2025年08月22日

Posted by ブクログ

難しい話が多くちょっと退屈だったところもしばしば。八月の銀の雪と海へ還る日、アルノーと檸檬が好きだった。
クジラも鳩も頭いいんだなあ。

八月の銀の雪
p80もちろん見た人はいません。仮設です。
地球がまだ若い頃、中は今より熱かった。
コアは全部溶けてました。地球がだんだん冷えてきて、真ん中で固まり始めました。内核の誕生です。たぶん、10億年前より最近のこと。それからちょっとずつ成長して今のサイズになりました。

p81地球の中心に積もる、鉄の雪。


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2025年06月18日

Posted by ブクログ

五話の短編集。自然科学や生命から自分の生き方を顧みることで前向きになる。二話目「大事なのは、何かしてあげることじゃない。この子には何かが実るって、信じてあげること」この言葉は深く心に残る。

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2025年03月09日

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