ネット右翼になった父

ネット右翼になった父

935円 (税込)

4pt

ヘイトスラングを口にする父
テレビの報道番組に毒づき続ける父
右傾したYouTubeチャンネルを垂れ流す父

老いて右傾化した父と、子どもたちの分断
「現代の家族病」に融和の道はあるか?

ルポライターの長男が挑んだ、家族再生の道程!

<本書の内容>
社会的弱者に自己責任論をかざし、
嫌韓嫌中ワードを使うようになった父。
息子は言葉を失い、心を閉ざしてしまう。

父はいつから、なぜ、ネット右翼になってしまったのか?
父は本当にネット右翼だったのか?
そもそもネトウヨの定義とは何か? 保守とは何か?

対話の回復を拒んだまま、
末期がんの父を看取ってしまった息子は、苦悩し、煩悶する。
父と家族の間にできた分断は不可避だったのか?
解消は不可能なのか?

コミュニケーション不全に陥った親子に贈る、
失望と落胆、のち愛と希望の家族論!

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ネット右翼になった父 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    同世代と話して、親族で書名のようなことをする人がいるような話も多くなり読んでみた。

    内容としては、思ったよりも過激でなく、考えさせられる内容。想像と違う方向に行ったが、楽しめた。

    親と子の関係だけでなく、価値観の違う他者とどう向き合って行くか、考えさせられた。同じ行為でも、自分と人の捉え方は違う

    0
    2024年01月27日

    Posted by ブクログ

    便宜上、カテゴリ分けをしたが、実際は父と子の物語だと思う。
    一定の時代の父と息子にありがちな互いに壁のあるような、胸襟を開いて話すことのない関係性。
    その関係性を改善するための指南書でもあると思った。
    父がネット右翼になってしまったと感じた著者は、父亡き後その言動を紐解いていく。
    その過程が書かれて

    0
    2023年11月02日

    Posted by ブクログ

    私の父はネット右翼ではないと思いますし、右翼ですらないと思いますが、
    父と私の関係は近いものを感じます。
    分断を解消したほうがよいのはその通りだとは思うんですけどね、
    死んでるからそう言えるのであろうと思いますよ。
    生きていると難しいです。
    相手が生きているとあちらの思い込みも存在しているわけで、私

    0
    2023年10月28日

    Posted by ブクログ

    父の葬儀に出た筆者は何故か無に近い心境であった。教養ある父だったはずが晩年はヘイトスラングを繰り返していたからだ。なぜ右傾化したのか?家族親戚友人から聞いた父の姿とは?実像に迫る事は出来るのか? 家族再生の物語でありとても刺さる内容です。おすすめ本。

    0
    2023年08月28日

    Posted by ブクログ

    ネット右翼になった父というのは、筆者の認知バイアスで、筆者自身がリベラルだったこともあつて生前の父の片言節句に衝撃を受け、子供の頃からの疎遠な関係もあって心を閉ざし、コミュニケーションが取れないまま父は逝ってしまった。

    当初はネット右翼に取り込まれ、エコチェンバーの中で過激化したと思っていたが、母

    0
    2024年12月09日

    Posted by ブクログ

    ルポというか物語みたいだった。
    読みものとしては面白いし、読みごたえもあったけど、実際に自分の周囲にあるお話としたら、誰の立場としてもしんどいなぁと思う。
    ペルソナなんてどんなに円満に見える環境にいる人だって持ってるだろうし、心の中の醜い部分を全く持っていないという人もいないと思うし。

    0
    2024年05月07日

    Posted by ブクログ

    この本の端緒となった2019年のデイリー新潮の記事を当時読んだ。当時の著者と同じように、YouTubeでおかしくなる人おるなあとシンプルに捉えていたので、認識を更新できてよかった。

    単語というか符牒というのか、仲間内に目配せするために使われる悪意と差別意識に満ちた言葉がネット空間には多く流通してい

    0
    2023年09月14日

    購入済み

    昔は世界に対する幅広い興味を失わなかった父親が、その晩年にその発言がネット右翼であるかのように変貌してしまったことに苦い思いを抱いていた著者。父の亡き後に改めてその足跡を丁寧にたどり、家族のつながりを回復していく話。

    0
    2023年08月26日

    Posted by ブクログ

    強い思い込みから始まった父の像を、改めて検証していくプロセスが記載されている。
    世代と年代を切り分けて考える、触れていると染まっているは異なる、などいくつか人間関係を考える上で大きなヒントになるキーワードがあった。
    ここまで丁寧に掘り下げて検証するのはかなりしんどい作業だし、親が生きているうちにやる

    0
    2023年08月23日

    Posted by ブクログ

    タイトル通り、ネット右翼になった父親について終始書かれている本かな?と思ったら、最終的な着地は全然違っており、読み応えはあった。ただ、周りにネトウヨがいないとなかなか共感できない話も多くて、判断が難しいところ。

    0
    2023年08月13日

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