ずっとお城で暮らしてる

ずっとお城で暮らしてる

あたしはメアリ・キャサリン・ブラックウッド。姉のコンスタンスといっしょに、他の家族が皆殺しにされたこの屋敷で、ずっと暮らしている……。惨劇の起きた資産家一族の生き残り。村人から忌み嫌われ、外界との交流も最低限に止める彼女たちは、独自のルールを定めて静かな生活を送っていた。しかし従兄チャールズの来訪をきっかけに、美しく病んだ箱庭世界は大きな変化をむかえる。“魔女”と称された異色作家が、超自然的要素を排し、無垢な少女の視点から人間心理に潜む悪意が引き起こす恐怖を描く代表作。/解説=桜庭一樹

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ずっとお城で暮らしてる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年01月27日

    私的にすごく好きな小説。海外独特な情景が好きです。恐ろしいけど、わかる気もするし、わかる気がする自分が恐ろしかったし、ラストでタイトルの意味がわかりました。ゾッとしましたが、何度も読み返したい作品です。

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    Posted by ブクログ 2022年10月09日

    殺人的に頭がおかしいせいで村中に嫌われている一家が全力で頭がおかしいを実行した結果、全村人に養われるニートになった話。

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    Posted by ブクログ 2022年08月10日

    「これこそ、本当の恐怖小説。本書『ずっとお城で暮らしてる』は、ちいさなかわいらしい町に住み、きれいな家の奥に欠落と過剰を隠した、すべての善人に読まれるべき、本の形をした怪物である。」
    ー桜庭一樹氏の解説より

    読み終わったあと、なんとすごい解説だろうと思って引用させていただきました。本作への愛と畏敬...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月18日

    町の人たちの集団心理?がこわい。
    みんなが嫌っているから嫌う、いじめる。
    みんながやってるから…と火事に便乗して屋敷を荒らす。

    映画化もされています、こっちも面白い。

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    Posted by ブクログ 2023年10月15日

    深緑野分さんのおすすめ本と知って購入。この雰囲気、すごく好き!映像化されたものを見るより、やっぱり文章だから味わえる気がする。

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    Posted by ブクログ 2023年04月12日

    嫌で、狂っていて、救いが無くて、人が嫌いになる本。
    そんな本なのだが、読み口はなんだかふわふわした少女じみた小説なのがまた作者は人が悪い。
    廃城にすむ怪物はなぜ生まれるのか。それは人間の嫌らしさがそこにすむ狂気を圧縮し、熟成した結果、神性が生まれ、人に祟りを成すのだ。

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    Posted by ブクログ 2023年03月30日

    最初から最後までずっとマザーグースで文章を練っているのかというくらい不気味で可愛らしい文章で、ワケが分からない。ゴシックホラーの小説の原点であり、この小説に憧れて筆を執っている人は多いのだろうなと。似た作品は沢山あれどやはり別格。

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    Posted by ブクログ 2022年08月13日

    面白かったが、チャールズにむかついた。

    読んでて、ダイアナウィンジョーンズの小説みたいだった。

    他の作品も読んでみたい!

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    Posted by ブクログ 2024年04月13日

    なんだか不穏でオシャレな外国映画を観たような感覚。特にびっくりするような展開はないけど、静かに狂気じみた姉妹の生活がゆるやかに進んでいく。いや〜な気持ちになった。

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    Posted by ブクログ 2024年03月29日


    世界観がとても好き
    コンスタンスが作ってくれる食事が
    美味しそうだし
    キッチンもお庭もきっと素敵なんだろうなあと
    想像しながら読んだ 

    メリキャット目線の空想のような日常のなかに
    村人たちの悪意、過去の惨劇がひそむのが不気味で、人間の狂気を感じた
    特にジュリアン伯父さんの存在はパンチが効いててと...続きを読む

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