ずっとお城で暮らしてる

ずっとお城で暮らしてる

あたしはメアリ・キャサリン・ブラックウッド。姉のコンスタンスといっしょに、他の家族が皆殺しにされたこの屋敷で、ずっと暮らしている……。惨劇の起きた資産家一族の生き残り。村人から忌み嫌われ、外界との交流も最低限に止める彼女たちは、独自のルールを定めて静かな生活を送っていた。しかし従兄チャールズの来訪をきっかけに、美しく病んだ箱庭世界は大きな変化をむかえる。“魔女”と称された異色作家が、超自然的要素を排し、無垢な少女の視点から人間心理に潜む悪意が引き起こす恐怖を描く代表作。/解説=桜庭一樹

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ずっとお城で暮らしてる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私的にすごく好きな小説。海外独特な情景が好きです。恐ろしいけど、わかる気もするし、わかる気がする自分が恐ろしかったし、ラストでタイトルの意味がわかりました。ゾッとしましたが、何度も読み返したい作品です。

    0
    2023年01月27日

    Posted by ブクログ

    少なくとも3つのタイプの人間の邪悪さか描かれている様に思う
    一つは異物を排除する邪悪さ
    一つは偽善の邪悪さ
    一つは好きなものと楽園を作りたい邪悪さ

    とにかくジワジワ来る嫌なお話なんだけど、お話自体は御伽噺の様でどこかファンタジーな空気が流れてます。

    この作品はもう少し深掘りして考察したい作品。

    0
    2024年12月16日

    Posted by ブクログ

    ドロドロしてるいのにどこか美しくて童話のような不思議な世界観で、よくわからない感じもありながらも読み進めてしまう作品で、意外と好きになりました。著者さんの他の作品も読んでみたいです。

    0
    2024年06月02日

    Posted by ブクログ

    深緑野分さんのおすすめ本と知って購入。この雰囲気、すごく好き!映像化されたものを見るより、やっぱり文章だから味わえる気がする。

    0
    2023年10月15日

    Posted by ブクログ

    嫌で、狂っていて、救いが無くて、人が嫌いになる本。
    そんな本なのだが、読み口はなんだかふわふわした少女じみた小説なのがまた作者は人が悪い。
    廃城にすむ怪物はなぜ生まれるのか。それは人間の嫌らしさがそこにすむ狂気を圧縮し、熟成した結果、神性が生まれ、人に祟りを成すのだ。

    0
    2023年04月12日

    Posted by ブクログ

    最初から最後までずっとマザーグースで文章を練っているのかというくらい不気味で可愛らしい文章で、ワケが分からない。ゴシックホラーの小説の原点であり、この小説に憧れて筆を執っている人は多いのだろうなと。似た作品は沢山あれどやはり別格。

    0
    2023年03月30日

    Posted by ブクログ

    退廃的で美しい、邪悪なお伽話のよう。
    廃墟のようなお屋敷で、姉妹はずっと生きていくのだろう。

    あーでも、やっぱり翻訳ものはちょっと苦手だなぁ。

    0
    2024年09月11日

    Posted by ブクログ

    いわゆるホラーにありがちな肉体的な恐怖とは一線を画している。怪談とも違う。
    一人の少女の目線から描かれた小説だからかひたすらにモヤモヤが続く。
    あえて言うならばこの作品は徹底して「病んでいる」。人間は優しい生き物ではなく、邪悪さを優しさという上っ面で隠している、そんな印象を受けた。
    余談。10年以上

    0
    2024年06月20日

    Posted by ブクログ

    純粋で、幼さと悪意に彩られた、(病んだ)少女の心理を堪能できるのはなかなかにフェティッシュで素晴らしい。誰にも覚えがあるような無意味な願掛けや空想は、メリキャットの子供っぽさと静かな異常さを絶妙に演出している。
    一言で言えばメリキャットかわいい。
    そんな彼女の視点を透かして状況の異常さが際立つが、こ

    0
    2024年06月17日

    Posted by ブクログ

    なんだか後味が悪い…
    幸せなのか
    不幸せなのか

    一見 不幸に見えて
    幸福なことなのかも?
    そして
    どれが本当?どこまでが…

    狂気を含んだ作品だと思った
    再読したら 感じ方は変わるのだろうか…

    この作品の後は
    テンポの良い なごみ系作品が
    読みたくなった

    0
    2024年05月20日

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