あらすじ
コロナ禍による休校や緊急事態宣言、これまで誰も経験したことのない事態の中で大人たち以上に複雑な思いを抱える中高生たち。しかしコロナ禍ならではの出会いもあった。リモート会議を駆使して、全国で繋がっていく天文部の生徒たち。スターキャッチコンテストの次に彼らが狙うのは――。
哀しさ、優しさ、あたたかさ。人間の感情のすべてがここにある。
感情タグBEST3
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原作を読むより前に映画公開時に鑑賞。「最高で、二度と来ないでほしい夏」というキャッチフレーズはとてもよくできていた。辻村深月をずっと追っかけていた中で、ミステリー要素のない青春群像はあまりなかった。うちの子供ももろにコロナ渦での休校、オンライン授業に当たったので、身につまされつつも、「かわいそうな世代かどうかは私たちが決めること」というのはうちの子供にも当てはまるのだろう。映画で描かれたスターキャッチコンテストのその後もあり、さらに前日譚も収録されてて、よかった。
綿引先生はずっと岡部たかしさんだった。
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コロナ禍での子どもたちの頑張りにも胸が熱くなりましたが、一番心打たれたのは大人たち(先生)だけのオンライン会議でした。このシーンが一番好きです。
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恋愛 友情 家族 いろんな関係性が上巻から変化していきました。この人にはこんな思いがあったんだとか、こういう背景があったんだとか段々と明らかになるキャラクターたちの性格が見れて面白かった。
一度繋がった繋がりを大切にしていく人物たちの様子が、良かったです。
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コロナ禍で3つの街を舞台にした天文学部の物語。
コロナ禍の状況を思い出しながらも、制限された中でオンラインのスターキャッチコンテストを通して学生達が成長していく。学生達それぞれにストーリーがあってめちゃくちゃ面白かった作品。
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よかった...!!電車で読んだので何度も泣くのを我慢した。この作品に出てくる子どもたちがみんな素直で、全員を抱きしめたくなる。大人以上にいろんなものを奪われて、やるせない思いをしたはずだけど、そんな子たちがそれぞれ過ごした時間までなかったことにはならない、そんな先生たちの言葉も良かったなぁ。きっと登場する生徒たちはこの夏の経験を大人になっても忘れないだろうし、その後の人生を生きる力にもしていけるだろうな。大人も子供も、絶対読むべき作品!
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コロナ禍で何も出来ない、仕方がない そう思っていた数ヶ月後には他県の人と星を観察していた。
どんな世の中でも希望はあるんだよ と教えてくれた作品、素晴らしかったです。
自分が高校生の頃はまだコロナが始まっていなかったけど、高校生の頃に読みたかった…。
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コロナ禍でたくさんの活動が制限されている中で、
できることを必死に考えて行動する学生たちの姿と
それを静かに支える先生方を見て胸がいっぱいになった。
コロナに負けずにできることを全力で楽しむ!
その強い思いが連鎖し、人の輪が広がっていく。
その様は星と星が繋がってできる1つの天体のようで、輝かしい青春そのものだなと。
心がほっと温まる素敵な一冊⭐️
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上下巻一気に読んだ
コロナ禍で部活や学校生活を制限されても、できることを見つける姿に涙が止まらなかった
大変な時代を生きているけど、前を向いて茨城東京長崎のみんなが繋がれたことは奇跡だと思う
苦しくて眩しくて甘酸っぱくて、幸せに満たされた物語
Posted by ブクログ
上巻に続いてあっという間に読んでしまいました。
コロナ禍は社会人でも閉塞感を感じていましたが、学生はもっと辛かっただろうなと思います。
そんな中においてできることを模索して取り組む姿に心打たれました。
コロナ禍の青春小説としてこれ以上の作品はないのでは、と思います。
月並みですが、天体観測をしてみたくなりました。
「スロウハイツの神様」も読み終えたところですが、すっかり辻村深月先生のファンになりました。
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『読み終わった後、きっとみんな
夜空を見上げたくなる作品』
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コロナ禍の2020年が舞台。
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『どうして月がずっとついてくるのか』
幼い頃にあるラジオに送った質問をきっかけに天文部に入ることになった茨城の高校生亜紗
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コロナ禍の中の五島、実家の旅館経営が原因で自分の居場所に悩む長崎の高校生円華
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男女共学の学校へ入学したはずが、色んな偶然が重なって学年にたった1人の男の子としての生活が始まった東京の中学生真宙。
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茨城、長崎、東京の中高生が色んな縁で繋がり、
そして“スターキャッチコンテスト"をオンラインで開催する。
手作りの望遠鏡をそれぞれの地でかまえる。
『ーーースタート!』
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ドラマチックな何かが起きるわけではなく、
それぞれの登場人物が抱えるものが等身大で
周りを固める大人たちが前には出ずに
そっと支えてるところに惹かれる。
悲しくないのに読み終わった後、
思い返すと涙が出る作品。
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p171
どちらがよかったかなんて葛藤をあの子たちが持たなきゃならないことがもどかしい。
本当だったら、経験は経験で、出会いは出会いのまま、何も考えずに飛び込んでいけたはずなのに
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コロナ禍を描いた数ある小説の中で、これは傑作の部類に入ると思います。
喉元過ぎれば熱さを忘れるとはよくいいますが、今ではコロナ禍の恐ろしさや窮屈さは過去のものになり、すっかり薄れた感がありますが、ページをめくるたびにそれらが主人公の感情と共にまざまざと思い出されました。
かつ、ストーリーも秀逸で中高生の心情をリアルに綴りながら、主人公たちが抱える天体観測にまつわるエピソードを興味深く描いています。
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すごくいい。人と人との繋がりを強く感じるし、なによりも夜空を見上げてみたくなる。
私にも望遠鏡つくれるかな、いつかチャレンジしてみたいなと思いました。
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⇒東京、茨城、そして長崎の離島。遠く離れた場所の本来は接点のなかった高校生たちが、同じ星を追って繋ぐネットワークはやがて全国へと広がっていき…。同じ"あの1年"を生き、それぞれに悩み想い輝いた彼らが形作る星座のような一冊。
「この夏の星を見る」(2023)辻村深月
#読書好きな人と繋がりたい
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夜空を見上げ、星を見たくなる。
スターキャッチコンテスト、望遠鏡づくり、ISSの観測会と盛りだくさんのイベント。
コロナだから色々と制限されてしまったけど、こんな時だったから出会えたと思えることが素晴らしい。
空は繋がっているんだ!
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新型コロナの影響下、子ども達は出来ることを模索していく。
大人にとっては「ひととき」かもしれないが、彼らにとっての「今」は、二度とやってこないまさに「今」なのだから。それを青春と呼ぶ人もいるかもしれない。
応援するよ、若者達!
Posted by ブクログ
上巻に続き、中高生のフレッシュで甘酸っぱい果実感を堪能できる辻村さんならではの作品。
それぞれ悩みを抱えながらも、夜空を見上げるという目的のために、踏ん張る生徒たちと、それを支え導く良き指導者たち。
学生の頃に読んだら、もっとドキドキしたかもしれない。
大人になった今、自分の「好奇心」を大切に育てていきたいと思った。
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武藤が円華に想いを伝えるシーンと、大人たちの裏でのオンライン会議シーンがお気に入り。コロナだから出来た経験や関係性。"子供だって大人だって、この一年は一度しかない"というあたりまえなことを、改めて理解した気がする。
Posted by ブクログ
中高生が主人公だったので共感しづらいかなと読まずにいたが、同僚に勧められて。
コロナ禍当時、教育関係者だったので、子どもたちのいろんな活動が制限され、その一方で一部の大人たちが自由に振る舞っていることに憤りを感じていたことを思い出した。ルールが場所によって異なるというのも。また、身内をコロナで亡くしていることもあり、今でこそコロナと共存しているが、本当に怖い病気であったことにも改めて思いを馳せながら読んだ。
上巻は各地の学校の登場人物たちそれぞれの視点で心情が描かれ、ちょっと分かりにくいところもあったが、これぞ群像劇という感じ。下巻はスターキャッチコンテストが山場なのかと思いきや、本番はほとんど描かれずあっさり終わったのは意外な構成で面白かった。そこからもうひと山ふた山、ISSをもっとたくさんの人とつないで見たり、その次のスターキャッチコンテストを開催したりという流れもよかった。
みんな同じ空の下にいるから離れていても寂しくない、みたいな話は使い古された、チープなものになってしまうが、そこにコロナ禍を取り入れることで、もっと切実な、身に迫るような思いを感じることができた。
空気望遠鏡やナスミス式望遠鏡などは形状を文章で説明されてもいまいちぴんとこず調べた。北極星は時代とともに変わっていくことなど知らないことも多く、天体に対する興味や望遠鏡を使って星を見てみたいなと思えた。
あとは題名が秀逸。「この」夏の星を見る、この夏だからこそ見えた星々だったんだなと読後にじんとくる。
Posted by ブクログ
読み進めるほどにどんどん面白くなっていった作品だった。
これまであまり意識してこなかったが、「天文って楽しそうだな」と感じながら読むことができた。
「誰も悪くない、コロナが悪い」という状況には強く共感した。理不尽な状況の中で、どうしようもない感情を抱えることは多いと感じる。
しかし、コロナ禍だったからこそ生まれた出会いや経験があるという点も印象に残った。ただ環境のせいにするのではなく、その中で何をするかによって意味は変わるのだと思う。
この作品を通して、どんな状況であっても、自分の行動や選択次第で前向きなものに変えていくことが大事だと感じた。
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コロナ禍という異常な時代をテーマにしながら、非常に真っ当な青春小説。
学生達が、自らの「好き」や「やりたい」で動く姿、それを支えようとする大人の姿が印象的。自分だったら諦めて何となく時間がすぎちゃうんだろうなぁと。好きなことを貫こうとする子が多くて、大人からすると眩しい。
「向き不向きと好きが両立しないこともあるけど、好きを抱えたまま大人になってください」という宇宙飛行士さんの言葉が響いた。
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作中、宇宙飛行士の女性が学生たちに向けて「好きという気持ちを大切に」と語るシーンが、響きました。
大人になるにつれて、子どもの頃のように無邪気に何かに打ち込むことは難しくなり、どうしても「将来の役に立つか」という視点で物事を選びがちになります。けれど、もっと自由でいい。たとえ趣味であっても、自分のなかの「好奇心」を何より大切にしようと思わせてもらいました。
また、休部を申し出た円華に対し、顧問がかけた言葉も忘れられません。
コロナ禍という誰も経験したことのない世界で、「今はしょうがない」と割り切って諦めることもできたはず。しかし顧問は、高三のこの1年間は二度と戻らない、人生に一度きりのかけがえのない時間だからこそ、諦めてほしくないと伝えます。
彼らが「スターキャッチコンテスト」をリモートで開催し、かけがえのない経験や仲間を見つけたように。
この先どんな未来が待ち受けていたとしても、その時々で自分にできる最大限の選択をしていきたい、と強く思わせてくれる素敵な一冊でした。
Posted by ブクログ
今思えばコロナ禍って色々狂ってたよな。会話の制限、マスクの強要、なぜか赤くなった東京都庁…
今だからこうやって笑い話にできるけど日々闘いだった。あの時を生きた高校生や中学生は青春を半分以上奪われたこたになると思う。それでも、そんな中でも星を見上げる、青春をする若者たちにはグッとくるものがあった。
ぜひ同著の「宇宙小説」も読んでみて!
Posted by ブクログ
上巻よりも面白かった。
星のことだけでなく、登場人物の家庭環境や思いが少しずつ明かされていく内容。
デクリネゾン を読んだ後だからか、すごく読みやすいシンプルな文章に感じた。辻村さんの小説はどれを読んでも、素直な文章で、心理描写も共感できる内容が多くて本当に読みやすい。
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Posted by ブクログ
2026.07.12〜07.15
異常事態が「普通」を特別なものにしてくれる。
コロナ禍から6年経った今、以前の生活昔に戻ってきたかもしれない。様々なことに耐えて、我慢して、諦めて、試行錯誤し、やっと、これまで、できていたことができるようになってきた。
それは、子供たちだけではない。大人だって、同じ。
「今」は、子供も大人も変わらず、「今」だ。
子供たちだけが、我慢したのではない。悲しい思いをしたのではない。
書評などで書かれているほど、感動もしなかったし、ちょっとモヤっとしながら、読んだ。純粋な心がなくなったのかな。
Posted by ブクログ
時はコロナ禍、東京、茨城、五島と離れた場所に住む中高生が天体観測を通じてオンラインで繋がり心を通わせて行く、青春小説。 登場人物は多めなのだけれど、さすが辻村深月さん、それぞれの生徒が持つ悩みや事情もしっかりと描いているので、これ誰だっけ?と混乱することもなく、楽しく読めました。コロナ禍の学生の戸惑いも、高校生の甘酸っぱい恋愛も、教育者としての先生方の姿もとても素敵に描かれていました。 小学校高学年から読めそうなので、ぜひ若い子たちにも読んで欲しい。
Posted by ブクログ
今はこの評価!!
科学と青春。どちらも大好物でぜったいに好きなはずなんだけど、そこまでハマれなかった。。。
これは、きっと、自分の読解力のせい。。。。
また、機を見て読み返そう!
長崎に行きたくなる!!
Posted by ブクログ
上下巻分かれていますが読みやすい。自分とはまた違った青春の過ごし方を覗き見させてもらえるようで、定期的に読みたくなる辻村深月さん。今回も素敵な物語でした。