【感想・ネタバレ】この夏の星を見る 下のレビュー

あらすじ

コロナ禍による休校や緊急事態宣言、これまで誰も経験したことのない事態の中で大人たち以上に複雑な思いを抱える中高生たち。しかしコロナ禍ならではの出会いもあった。リモート会議を駆使して、全国で繋がっていく天文部の生徒たち。スターキャッチコンテストの次に彼らが狙うのは――。
哀しさ、優しさ、あたたかさ。人間の感情のすべてがここにある。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

作中、宇宙飛行士の女性が学生たちに向けて「好きという気持ちを大切に」と語るシーンが、響きました。
大人になるにつれて、子どもの頃のように無邪気に何かに打ち込むことは難しくなり、どうしても「将来の役に立つか」という視点で物事を選びがちになります。けれど、もっと自由でいい。たとえ趣味であっても、自分のなかの「好奇心」を何より大切にしようと思わせてもらいました。

また、休部を申し出た円華に対し、顧問がかけた言葉も忘れられません。
コロナ禍という誰も経験したことのない世界で、「今はしょうがない」と割り切って諦めることもできたはず。しかし顧問は、高三のこの1年間は二度と戻らない、人生に一度きりのかけがえのない時間だからこそ、諦めてほしくないと伝えます。

彼らが「スターキャッチコンテスト」をリモートで開催し、かけがえのない経験や仲間を見つけたように。
この先どんな未来が待ち受けていたとしても、その時々で自分にできる最大限の選択をしていきたい、と強く思わせてくれる素敵な一冊でした。

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2026年07月19日

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