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Posted by ブクログ 2013年01月05日
江戸初期の久留米藩が舞台。福岡県うきは市に残る大石堰がテーマ。 為政者ではなく村の庄屋が起案の前代未聞の治水工事。水から見放されている土地と百姓を救うという一心で身代ばかりか命までもかけた五人の庄屋。作者が込めた想いはただ百姓の事を書きたかったという通り日々の過酷な環境を日々の生活に重ね合わせて工事...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月09日
水に恵まれない土地で愚直に懸命に生きる百姓たち。
渇水に苦しむ村に、筑後川の水を分配する工事を考える庄屋助左衛門。
近隣の村の庄屋達と共に五庄屋が身代と命をかけて取り組む大事業を描く話です。
上巻から読み進め、下巻では何度も涙がこみ上げてきた。
村の百姓たちも庄屋も侍も金貸も、それぞれに感情移入して...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月26日
本書は2009年8月末に単行本として出版されているもので、本年6月に文庫化されたものだから既読本である。再読すると往々にして当初の感動イメージが損なわれることがあるのだが、本書はかつて読んだときの感動がそのまま再現された稀有な例で兎に角読んで絶対に損はさせないと太鼓判を押せる作品だ。
本書の舞台は...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月05日
下巻は菊竹様に涙…こんなに農民想いのお奉行様は居ないだろうけどたとえフィクションだとしても泣けます。水神、ってこの人のことだったのか。。嘆願書という名の遺書、心にきました。
大石堰出来て、こんなに大量の水を見たことがない村民が川の側に佇んで日がな一日眺めてる気持ちもわかるし、あの水流を何かに利用でき...続きを読む
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