ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 月夜行路

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    『月夜行路』
    秋吉理香子

    秋吉理香子が描く『月夜行路』は、人生に行き詰まった主婦が、文学に深い造詣を持つトランスジェンダーのスナックのママとともに旅へ出る物語だ。主人公は家庭の中で自分の存在が薄れていくような感覚に悩み、心のどこかで「このままではいけない」と思いながらも動けずにいる。そんな彼女の背中をそっと押すのが、繊細で聡明なママの言葉だ。二人は主人公の“別れた元カレ”の行方を探すために旅に出るが、その道中はただの思い出探しでは終わらない。ゆく先々で不可解な出来事や小さな事件に巻き込まれ、旅は次第にミステリーの様相を帯びていく。そこで頼りになるのが、ママの文学の該博な知識だ。古典から現代

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    2026年07月26日
  • 魔女の館の殺人

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    めちゃくちゃ面白くて一気読みしました。
    謎解き好きの大学生2人が、洋館で実施された脱出ゲーム内で起こった殺人事件を解決していく話。
    実際の謎解きの問題が本文内にあり、一緒に解けるのも楽しかった。
    お話そのものがそんなに複雑じゃない(殺人の動機は途中で分かった)のも、謎解きにも意識が向けやすくて良かったです。

    主人公の2人組をとても好きになったので、ぜひ続編も読みたい

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    2026年07月26日
  • シェイクスピア全集 夏の夜の夢

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    『シェイクスピア全集 夏の夜の夢』
    白水uブックス

    恋人たちのすれ違い、妖精たちのいたずら、そして森の夜の幻想が入り混じる、シェイクスピアの代表的な喜劇。アテネ近郊の森を舞台に、若者たちの恋愛模様が魔法によってかき乱され、思いもよらない展開へと転がっていく。妖精パックの悪戯が物語を軽やかに動かし、現実と幻想の境界が曖昧になるような夢幻的な雰囲気が魅力。白水uブックス版は翻訳が読みやすく、古典劇のリズムを保ちながらも現代の読者がすっと入り込める文章になっている。恋愛劇としても、幻想文学としても楽しめる一冊で、静かな午前に読むと気分がふわっと軽くなる。

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    2026年07月26日
  • たゆたえども沈まず

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    ネタバレ

    テオがポルティオにフィンセントの絵を披露するシーン
    じゃがいもを食べる人々の説明シーン
    タンギー爺さんが登場するシーン
    忠正がフィンセントに伝えたセーヌ川の舟になればいいと伝えたシーン
    星月夜を忠正が目にしたシーン

    フィクションだとしても、フィンセントが37で亡くなったことは紛れもない事実。
    ラストにかけて、フィンセントの孤独が痛々しく胸に突き刺さってどうしようもなく切なく、悲しいやり場の無い気持ちで涙が止まらなかった。
    フィンセント・ファン・ゴッホを知るきっかけが、この本でよかった。リボルバー読み進める!
    林忠正のことももっと知りたい……

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    2026年07月26日
  • 死神の浮力

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    Audible
    好き!
    聴いてて何度ふふっと1人笑いをこぼしたことか。。言葉遊びのような伊坂節、読んでいてリズミカルで相変わらず気持ちよい。

    ナレーション、抑揚のない言い回しに違和感があったけど聴き込むほどそれぞれのキャラクターにピッタリで、何となく力の抜けた感じが馴染んでた。

    昔に死神の精度を読んだけど、また千葉に会いたくなってる。
    もう一度読み返そう。

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    2026年07月26日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    やっと読めた、読めて良かった
    人生の珠玉の一冊に加わった

    戦うのか、死ぬのか

    同志少女よ、敵を撃て

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    2026年07月26日
  • 断片的なものの社会学

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    社会学をはじめとする学問は、圧倒的多数のもの、マジョリティのものを集め、分析し、傾向や性質、本質などを明らかにするもの。この本は、マイナーなもの、その他に分類されるもの、カウントされないものに焦点を当て、大切なものや共通点を見出そうとしている。何かに傷ついた時、傷つけられた時、大抵は「怒る」「泣く」という感情が出るが、自分と心を守るために「笑う」という感情が出ることがある。それを失礼とか、おかしな奴とかいうことではなく、そういうこともあるよなと俯瞰することで、本当の気持ちみたいなものにより近づくかもしれない。また、本当に個人的に「良い」と思っていることは誰も傷つけないが、一般的に良いとされてい

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    2026年07月26日
  • ももこのまんねん日記

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    大好きなので定期的に読みたくなる、最近も読んでる方がいてなんだかうれしくなる。ブログを読んでる感じ。何気ない日常なのにすてき。絵がかわいい。53でなくなってる、早すぎる

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    2026年07月26日
  • 君が手にするはずだった黄金について(新潮文庫)

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    ネタバレ

    主人公「僕」の思考が分かりやすくてとても読みやすかったです。「プロローグ」〜「小説家の鏡」までが好みの題材で、他は共感性羞恥で寒気がしたり知らない感覚過ぎたりでお話は面白いのですがテイストが違うように感じました。
    適当に手に取ったので著者をしっかり認識していなかったのですが、途中から「小川さん」と苗字が出てきたのでブックカバーを外して著者の確認をしたときに気持ちが良かったです。

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    2026年07月26日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    娘が母親を殺害した事件を題材としたノンフィクション作品。

    作者とあかりさんの面会や文通での記録を通して、幼少期から犯行に至るまで、刑の確定後の心境などが描かれている。
    作中には実際に当時行われたラインのやり取りも記載されており、あまりにも生々しく読んでいるだけで心拍数が上がるほどのストレスを感じた。

    母は何に囚われていたのか。
    それは愛だったのか。
    (個人的には精神的な疾患だったのだとは思うが)
    読者からしたらあまりにも異質なものであるが、あかりさんは幼少期から当たり前のようにそれを受けており、常に母に怯えながら期待に応えないといけないと感じ続ける日々がどれだけ酷か。
    作中に母か自分のどち

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    2026年07月26日
  • GOAT Summer 2026

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    食に関するテーマで小説やエッセイを詰め合わせた文芸誌。
    山内マリコ「お茶屋の娘」はお茶屋さんの娘と父母、祖父母の意外すぎる正体…

    紙質がお茶っ葉の包装紙だったり色々な紙を使用していて面白い!

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    2026年07月26日
  • わたしの心が傷つかないように ひとりでいたいけど、ひとりになりたくない自分のために

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    絵で説明してくれていて、読んでいて楽しいし大人版絵本に感じる時もあります。
    また再読しようかなと思ってます
    イラストはとにかく可愛いです

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    2026年07月26日
  • 怪物の祈り

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    重い。
    とにかく重い。
    赦すとは赦されるとは、どういうことなのか?読み終わったいまずっと考えている。
    読んで良かった。

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    2026年07月26日
  • 経験 この10年くらいのこと

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    どの話も上田さんのツッコミのセンスが輝いていて面白かったです。他のエッセイも読もうと思います。
    星空、教育、旅行が特に印象に残りました。

    朝飯前作るのなんて朝飯前くらい当たり前だよってフレーズ、どこかでつかいたいです

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    2026年07月26日
  • 風に立つ

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    舞台が岩手と宮城、南部鉄器職人、宮沢賢治の作品がキーポイントになっていたりと好きな物が沢山出てくるストーリーでした。補導委託の引き受けという重いテーマですが、真剣に取り組むことで周りの人間関係も良い方に向いていくなんて怪我の巧妙でした。相手の立場に立って考えてあげることの難しさを知りました。

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    2026年07月26日
  • NO.6[ナンバーシックス]再会#2

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    政治の難しさ、人民の望み、豊かさとは。便利で発達している状態が、イコール平和で最適、ではない。その土地の人たちが、どんな状態を求めているのか、それをどう維持していくのか。いわゆる途上国支援も国内問題も、自立支援とは、を考え続けないといけない。簡単に解決しないから、難しいからと、考えることすら逃げている自分を自覚。
    最後の最後はドキドキしてしまった…。展開を期待するような、でもこのままでいてほしいような…複雑!

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    2026年07月26日
  • かぶきもん

    購入済み

    歌舞伎好きにはたまらない

    令和の今も舞台を華やかに彩る、音羽屋(菊五郎)さんと成田屋(團十郎)さん。
    その二人が芝居街で生き生きと描かれていて、たまりませんでした。
    今のお二人はここに描かれているのとは、それぞれ違うと自分は感じていますが、お家の芸を伝承しつつ、新しいことに挑戦する姿は、物語の中の二人に重なりますかね。
    次の芝居見物がさらに楽しみになりました。

    #ハッピー #笑える

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    2026年07月26日
  • 生成AIと脳 この二つのコラボで人生が変わる

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    ほんの1,2年前までAIは人間の思考力を奪うと思っていたのに、今やAIを使わない日はない
    AIと人間の違いを理解し、伴走者としてどのように付き合っていくかを問われている気がする
    プロンプトの良否がAIのアウトプットを決めるから、これからは文系のセンスが大事になるという指摘もうなづける
    生成AIでレポートを書く、プログラムを作ることが一般化していくと、それ相応のレベルが求められるようになるため、人間がラクをできるわけではないという著者の指摘は肝に銘じておきたい

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    2026年07月26日
  • 漂流

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    ネタバレ

    江戸時代、土佐の船乗りが嵐にあい、無人島に流れ着き生きていくサバイバル小説。

    たった4人で、森も川もないため飲み水もない。
    もちろん無人島なので人もなく、野菜も果物もなく、生き物らしい生き物は大量のあほう鳥だけ。道具もないので火も立てられない。とても生きていけるとは思えない。

    漂流者たちは基本的に皆善人であり、しんどすぎる運命に翻弄される彼らの人生と、その中で僅かに見える希望との落差の連続に泣けてしまった。

    驚くべきはこれが実話であること。フィクションならまだもう少し生きられそうなマシな設定にするのではないだろうか。
    実話であり、その物語が今読めるということは…是非結末は調べずに読んで欲

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    2026年07月26日
  • 花散る里の病棟(新潮文庫)

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    北九州で4代続く医者の家系を時代ごとに描いた連作短編集。
    寄生虫に効く薬を調合し「虫医者」と呼ばれた初代、飢えに耐えながら南の島の最前線で奮闘した軍医の二代目、患者の四方山話を大切にする内科医の三代目、糖尿病の治療として肥満症の外科手術を行う四代目、そしてコロナ禍。
    どの時代にも医療は必要不可欠だが、世界の発展が次の健康課題を作り出す様子がよくわかる。おもしろかった。

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    2026年07月26日