ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 火花

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    おもしろいのに読みやすい。
    神谷も徳永も途方もなく愛おしい。
    どこか喧騒の端っこに本当に居るんだろう
    と錯覚してしまう。そして、居るのならば
    どうか幸せでいて欲しいと願わずにはいられない。

    自分は徳永に感情移入することが多かった。
    強固たる意思があり一貫してパワーのある
    どこか狂気的な魅力を含む人間に強い憧れがある。
    なろうとしてなれるものではなく、
    それはきっと模倣というものに
    なってしまうだろうし、そこに純粋さはない。
    神谷が羨ましくてたまらなかった。
    彼の人生を、伝記を、ずっと見ていたいと思った。

    徳永も不器用なのだろう。一途さが愛おしい。
    スパークの最後の漫才では思わず泣いてしまっ

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    2026年01月25日
  • 山に抱かれた家 迷い道

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    自分さえ変われば、たちまちその世界も変わる。
    その言葉が突き刺さりました。読んでよかったと思えた瞬間でした。
    自分を大切にできていれば、間違っても大丈夫。やり直せる。そんなふうに思えました。

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    2026年01月25日
  • 虹いくたび(新潮文庫)

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    死と不在が色濃く漂う戦後の空気の下、姉妹は悲哀を抱えながらも気丈に生きている。しがらみの中で自由な生を探す姿は強く美しい。とらえどころがなく、はかなくも、希望がひらめき、ほのかに色づく。「雪国」の川端が描く、虹のような汽車の旅へ。

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    2026年01月25日
  • 運転者 未来を変える過去からの使者

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    ネタバレ

    【起こったことの捉え方】
    ツイてない出来事が起きても、それを経験として捉えることができればプラスのパワーにできる。自分も地元の国立大学に落ちて「自分はだめだ」と思っていたが、振り返ると大学で関西にいたことはとても良い経験になったし、その経験がないと今上京していないと思うから、物事をどうプラスに捉えるかだけで全然人生は好転するものだなぁと感じた。

    【終盤の山本さんとの出会い】
    飲み物をこぼした母親に席を譲ってもらうのではなく、自分が車掌さんに相談するという「運を貯める」行動をしたことで、たまたまグリーン車の席で山本さんと出会うことになる。その時に話した保険の話がきっかけて、山本さんの社員にもぜ

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    2026年01月25日
  • 先祖探偵

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    先祖探偵って発想が面白い。そんなの本当にあるのかな?
    あるのかもしれない。調べてもらったら面白そう。

    主人公のご両親がわかってスッキリした。
    切なくもあった。風子さんはとても強い人だった。
    群馬県にそんな街があるとは知らなかった。

    新川帆立さんの本面白い。

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    2026年01月25日
  • 試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。

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    学生時代の甘酸っぱいドキドキの恋愛もいいが、こういう大人の女性の恋愛もまたいいなと思えた。年齢を重ねた女性だからこその考えもまたよかった。

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    2026年01月25日
  • ふくふく書房でお夜食を

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    とてもとてもとてもとてもとてもふくふく書房でお夜食を食べて宿泊したくなった。

    みんなそれぞれ傷を抱えてるし、悩みだってある。
    けど、人を思い合って救われている。

    ベタベタ踏み込むような親しさではなく、ふとそこにある優しさにホッとする。

    そーゆーのっていいなぁと思う。わたしはずけずけ入ってしまうタイプだけど。

    こーゆーみんなの心に寄り添ってくれるご飯屋さんを手に入れたいものだ。

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    2026年01月25日
  • 日本人が立ち返る場所

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    「話」というものに対しては、その場の跳躍を最も大切にしてきたつもりでしたが、自分で思っていたよりも、一貫性とか論理性、着地点を求めていたことに気づかされました。

    つまり、「さっき言ってたことと違う」「こういう話はこういう風に帰結する」といった具合に頭の中である種のレールを意識してしまっていたわけです。

    でも今回は養老先生がどちらかと言うと聞き手ということもあり、内田先生が、養老先生の胸を借りる、もっというと、養老先生ならむちゃくちゃやっても大丈夫でしょ!という感じで脳内のドライブをバシバシに言語化していて、それに振り回されてるうちに、「やっぱり跳躍ってカッコええな」と思えてくる。

    このカ

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    2026年01月25日
  • 死んだら永遠に休めます

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白かった。
    仕事が原因でメンタルやられて休職中の私は主人公が数十メートルの距離でさえ、ゴミを出しに行くのが出来ない、少し前のことも覚えてない、人に言われてもそうだっけ?って思うことしか出来ないのはめちゃくちゃ共感しました。
    この作者さんも鬱の経験ある?って思っちゃいました。
    電車に乗って仕事に行くことは出来るのにそれは嘘でしょ、っていう刑事さんの言葉も近所のおばさんに言われたもんね。
    前の晩に残業してある程度の道筋をつけたはずなのに、翌朝出社すると未読メールもチャットも溜まって、依頼が雪崩を起こしてるってこともめちゃくちゃ分かる。私も人間以下に仕事ができないやつって事だったんだな

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    2026年01月25日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    ドラマが盛り上がっていたと聞いて読み始めました。
    競馬についてほとんど知らなかったので不安でしたが、楽しく読むことができました。
    主人公達がなかなか勝てないのでモヤモヤしますけど、勝負の世界ってそうだよねとも思います。親から子へ継承していく物語に胸が熱くなったので、ドラマ版も観てみようかな。

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    2026年01月25日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    久しぶりにとても良い本に巡り会えました。
    1つ1つの物語が魚や海をテーマに書かれており
    それを踏まえたお話になっていることや
    また、短編集かと思いきや
    少しずつ話が繋がっており
    そのストーリー構成にも感動しました。
    こんなことを思いつくなんて本当に作家様は凄い。
    凡人とは頭が違うんだと驚嘆します。

    少し重たいテーマから展開される
    登場人物達の足掻きや葛藤
    それを乗り越えていく人としての成長には
    何度も涙しました。
    自分が辛くなった時には、読み返し
    勇気をもらいたいと思える作品ばかりでした。

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    2026年01月25日
  • 縁結びカツサンド

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    古き良きものの良さに気づく頃にはそれらはもうなくて、けれど自分もそれらを破壊することに少なからす加担してきたような気がする。常に安いものを求め、専門店には行かずなんでも揃うスーパーに行く。一度無くなったものはそう簡単には元に戻らないということを肝に銘じて生きていきたい。

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    2026年01月25日
  • 宇宙飛行士・野口聡一の着陸哲学に学ぶ 50歳からはじめる定年前退職

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    変化には不確実性が伴う、が、必要以上にそれを恐れてしまうと現状維持バイアスがかかってしまう。
    変わりたい気持ちが高まると、現状を保存したい気持ちも強くなる。
    =自己矛盾

    リスクを恐れて港に留っていれば確かに安全ではあるが、それでは船を造った意味がない。

    A ship is safe in the harbor, but thst is not what ships are built for.
    John A. Shedd

    子供達だけではなく、野口さんの言葉はとてもわかりやすく、心に真っ直ぐに伝わります。
    年齢にかかわらず、長い人生という道を歩くとはどういうことかを考える上で、多くの人に読

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    2026年01月25日
  • 本は眺めたり触ったりが楽しい

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    読書という言葉から想像しがちな「真面目な読書」とは違うけれども、確かにそれも読書だし、あれも読書なんだよと納得してしまう、人それぞれの読書についてのエッセイ。積読だって読書だし、拾い読みも読み違いも、精読も速読も、1人でする黙読も数日かけてみんなで難読本を音読する読破会(!)も、それぞれ違ってそれぞれに味のある読書なのである。

    分厚くて難しい本を最初から最後まで、文章を正確に読んで情報を記憶する。そして読んだ冊数で人間の偉さが決まる。それだけが正しい読書であるというような、うっすらとした暗黙の了解が今の世の中にはあるように思うが、それは読書ではなくて労働なんじゃなかろうか。と、個人的に思って

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    2026年01月25日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    綺麗な色の可愛い表紙とタイトルに、チョコレート⁇グミ⁇美味しそう、と思って読み始めた本です。

    短編集で、それぞれのお話に魚に例えられた人の生き方が出てきて、彼らが住む街が一つの水槽のイメージです。登場人物達が縁あって繋がっている人同士で、何回もページをめくりなおしながら読みました。

    一番好きなのは、ひとつめの
    カメルーンの青い魚。
    主人公のさきこの前歯は、大好きなりゅうちゃんの喧嘩を止めた時に欠けて、差し歯です。
    りゅうちゃんは甘い香りが好きで、さきこが食べられるようにオレンジの包み紙のフルーツガムを常備しています。この辺りを読んでいる時に、鼻先にふわっとミックスジュースの香りがした気がし

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    2026年01月25日
  • 華竜の宮(上)

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    青澄は、アジア海域での政府と海上民との対立を解消すべく、海上民の女性長・ツキソメと会談し、お互いの立場を理解しあう。だが政府官僚同士の諍いや各国家連合間の謀略が複雑に絡み合い、平和的な問題解決を困難にしていた。同じころ<国際環境研究連合>は、この星の絶望的な環境激変の予兆を掴み、極秘計画を発案するー
    ハヤカワ文庫内容紹介より

    地球惑星科学を元にした壮大なSF.読むのが止まらない.
    感想は下巻を読んでから書きます.

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    2026年01月25日
  • でぃすぺる

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    亡くなった従姉妹の死の真相を壁新聞係の小学生3人組が解明していく話。小学生にしては頭が良すぎるだとか、後半の展開の無理やりさにそれあり?ってツッコミどころはまあ少々あるけど、それを壊すくらいの面白さが全編にわたってあるように思う。それぞれの七不思議にまつわるトリックも面白いし、なにより3人の関係が微笑ましく悩ましくで大好きになった。ホラーとミステリーがいい感じにマッチした小説だなぁと思った。

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    2026年01月25日
  • イクサガミ 神

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    壮大な物語の終焉。最後は読む手が止まらず一気に読み終えました。愁二郎を中心として携わる人達がどうなったか見事に書き綴り、最高の一言です。

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    2026年01月25日
  • イクサガミ 人

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    蠱毒参加者292人の名簿…ちゃんとあることに驚いた!292人それぞれの物語がありそうだ。
    東京が近づくにしたがって、戦いの数は少なくなるけど、強い人が残っているので、とてもハードになってくる。また蠱毒の中で起こっている京八流兄弟たちと幻刀斎の戦いも熱くなってきた。無骨とはカタがついたけど…幻刀斎は?どうなった?
    すべてが片がつく最終巻!早く読みた~い!

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    2026年01月25日
  • 紅茶とマドレーヌ

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    とてつもなく楽しく読めました!
    ちょっとご都合主義的な、んなアホな(笑)と思ってしまう展開ではあるけれど、過去を振り返り、羨みつつ、ちゃんと目の前の現実に取り組む奏女メンバーが、いい味だしてました。
    出てくるお茶やお菓子も、美味しそうで、家では安い茶葉でロイヤルミルクティーっぽいの飲みながら読むので精一杯だったけれど、ちゃんとアフタヌーンティーをしたいなぁ。などと。
    参考資料に載っている書籍も読んでみたいな。

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    2026年01月25日