小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
【2026年90冊目】
「モンスターを倒した。これで一安心だ」河川敷で発見されたバラバラ死体。逮捕されたのは医学部を9浪していた31歳の娘だった。実在の事件を元に書いたノンフィクション小説。
強烈でした。「行き過ぎた教育」なんてものじゃない。母親がどうしてこうなってしまったのか、理解できないし、したくもないほどの毒親でした。幼少期から看守と囚人のような暮らしを強いられ、それが当たり前のことだと洗脳され、心を抉られるような言葉を投げつけられながらも、必死に生きていた娘。こんなにも酷い親があっていいのか、とこっちまで心を抉られるようでした。
娘さんからしたら、そんなことはないって感じかもしれま -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ楽しめた。
「透明な夜の香り」を読んでなくても楽しめる。
でも読んでた方が、あの場所の雰囲気と登場人物を
もっと上手く捉え楽しむことができると思う。
この作品では朔の過去をほんの少し知る事ができる。
あの才能と普段の佇まいから、朔も完璧ではない
普通の人間だという事を忘れてしまいそうになるけ
ど、その普通っぽい面が垣間見られる今作。
朔と一香から同じ香りがするというのが、少しくす
ぐったく感じた。毎日通うわけでもないのに、未だ
にそうしているところに朔の気持ちが見えるような…
朔が準備している瓶を一香が必要とする日がこない
といいな。いつまでも二人一緒にいて欲しい。
満は、香りで誤魔化さず、 -
Posted by ブクログ
映画、ドラマであらすじも犯人も分かった状態で読みましたが結構印象が違いました。
だって映画は山崎努のあの風貌、宣伝での「祟りじゃーー」の雄叫び、鍾乳洞のミイラ、小川真由美の怖ろしい美しさ、連続殺人を高笑いで見下ろす夏八木勲の怨霊、などなどおどろおどろしい印象だったのですが、原作は多くの殺人事件もあるけれども、鍾乳洞冒険だとか、いくつもの愛の姿だとかを経て、ラストは驚きの爽やかさ。やっぱりいいな横溝正史。
===
神戸の勤め人28歳の寺田辰弥は、弁護士を通して岡山県の八つ墓村分限者(資産家)の田治見家から「お前は我が家の血を引いている。跡取りとして戻ってきてほしい」と申し入れられる。だが同時に -
Posted by ブクログ
こういうのだよ!こういう話が読みたかったんだよー。
本編は八雲父・七瀬美雪との対決みたいになって、それもそれでよかったんだけど、一つの心霊絡みの事件を解決するこういう話が読みたかった。
アナザーファイルは全部こんな感じなのかな。
今回は石井さんの過去ということで、傷は決して癒えないけれど向き合うことで新たな境地に進めたのではないだろうか。
なんだか、最後きれいな話にまとめられていたのはちょっと納得がいかない。
イジメは何かきっかけがあったとしても、100%加害者側が悪い。
石井さんも「自業自得だな!」くらい言ってやればいいのに。
アナザーファイルまだ一巻目。
まだまだ楽しみが続く~! -
Posted by ブクログ
読み終えて、なんて言ったら良いのだろう。ホッとするような、やっぱりって言いたい気分と言うか、また、時間を置いてもう一度読んでみたら、印象が変わるカモと言う気分になる本である。
この作者は一体何者なんだろう。怪しいネーミングの作家名。私より若い世代の作家ではあるけど、断絶を感ずるような世界観。
一気読みして、暇に任せてまた開いたところのお話だけ読んで、また閉じてを繰り返している。まだまだ手元に置いて、時間を使って読みたいかも。
そういえばこの作家の本はこれで三冊目。共通しているのは、文章を読み進めると、この作者は「オス」って直感する部分がある。それは私が若い頃、男の子も育てた経験から感ず -
Posted by ブクログ
三巻構成の中巻。
今回は、関ヶ原の合戦で負けた真田幸村、後藤又兵衛基次、キリシタン大名の明石全登、
長曾我部盛親、毛利勝永らの豪将及び10万の浪人が、大坂城に集まり、徳川家康と対峙する大坂冬の陣のお話。
関ヶ原の合戦で負け、浪人に成っていた大名、豪族、足軽、浮浪者などの10万ほどが
大坂の大野修理の呼びかけで、続々と大坂城に集まった。
対する徳川方が約20万の軍勢で大坂城の周りに布陣した。
冬の陣に至っては真田幸村、後藤又兵衛等の奮戦に依って、徳川方は甚大な損傷にあった。
大坂方の実権を握っているのは、淀殿、秀頼の乳母の大蔵卿局などの女性陣である。
家康はこの大坂城の女性陣に対し、和睦の申 -
購入済み
文句無しの名作
久しぶりにE.ロールズ作品が出たと思ったが、原作は2017出版のよう。
主人公はハント(ハンターカム侯爵)とエマ(伯爵の娘、未亡人)で二人とも最初の伴侶を病気で亡くしているが、それぞれに事情があって紆余曲折を経て再婚をすることになります。
二人がそれぞれ置かれている状況から、互いに好意を持っていながらも再婚話が一進一退したり、濃いか偶然かわからないが危険が迫ってきたりする中で、互いの存在がもう一方にとっての救いとなっていく様子がとても上手く描かれていて、心配になりながらも読んでいてホッとさせられます。
最後の家族の情景は幸せな空気に満ちていて、そこに描かれるハントの気持ち(?)の文章は、作家ロ -
Posted by ブクログ
上中下巻やっと読めました。すごく良かった。
没落気味ではあるが、まあまあ裕福な関西の華やかな四姉妹。ほぼほぼ三女の見合いと四女の恋愛ゴタゴタの話です。下の二人の姉妹と同居している次女と旦那の貞之助夫婦が一番常識人であるゆえに苦労している。
世間体をめちゃめちゃ気にするし、見合い相手の親族は徹底的に調べる。今の時代からするとやり過ぎでは?と思う箇所が沢山あります。
昔の話なので注釈か多いですが、注を無視しても意味は割と理解できます。一文が長めなので、一気に読めた感じがします。方言多めで、口に出すとやっぱりたおやかで映像化作品も見たい。
最後の終わり方は、ここで終わるの?と思いました。大人 -
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。