ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
積みあげたり、適当に開いたり、声に出して読んだり、ただ手にとって眺めたり…本の読み方に決まりはない、自由にやろう! 本が好きな人は、みんな、いろんなふうに読んでいる。読まずに読む方法を知る人だっている。こころが軽くなり、読書が楽しくなって、もっと本を読みたくなる名著『眺めたり触ったり』が題名をすこし変えて、待望の文庫化。楽しい絵も満載! 「文庫版への追記」もあり。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
どんな本の読み方だって素晴らしいじゃないかと思える。とにかく最後まで読まなきゃ…たくさん読まなきゃ…とどうしても思ってしまう時がある。そんなときに読みたい本。 本を読んだからって何になる?と思うこともあるけれど、本を読むことが好きだから好きに読む!という気持ちを肯定してくれる。
本を読む人なら感じたことのある「なぜかこうしちゃうんだよな」。自分だけだと思っていたかゆいところに手が届いたような話が詰まっている。言語化してくれてすっきりし、なぜか小気味良い。本棚をただ見たいだけの男の子と読書家の司書の話が印象的。読んだ後、キャンパス内の書店を2つと駅近の書店を2つ見て回った。な...続きを読むにも買わずにじっくり本棚の背表紙を見て歩きまわるのも楽しいもんだ。この本には、感想を書くとき、感動をべつな感動と結びつけて書くと良いと書いてあった。心の文脈のなかで整理する、っていい表現だな。
仕事中のことである。どうしてだったか、読まない本を買っても仕方がないじゃなあかという話になった。私が本屋に行っていたという話をしたためだったろうか、本文中でも触れられている通り本は勝手に増えるものであるから私が本屋に行こうが行くまいが無関係なのだが、普段読書という習慣のない人は本屋と読書を直線的に結...続きを読むびつけたがるものだ。そんなことがあったからか、いつの間にかこの本が手元にあった。これはいい、と思いながら読むこと数分。執筆した記憶はないのに、考えていることをドンピシャに書いてあるではないか。読書に関するエッセイであるから、無論本に関するエピソードが、様々な角度からとにかく大量に載せられている。本を読みながら感想やら考察やらを書き連ねるのが私の趣味の1つなのだが、冒頭数ページでキャンパスノートが見る見る文字で埋まっていく。ある意味、読書に関する専門書と言ってもよかろう、遅読家を自認する作者には皮肉に取られようが、ここまですらすらと読み切れた書も稀である。こいつは読み返すのが楽しみだな、なんてウキウキで付箋を貼る様なぞはさぞかし滑稽に見られようが、これに勝る喜びを未だ私は見つけられずにいるのだから仕方ない。本は数ではない本は数ではない本は数ではない、事あるごとに唱えながら、また次なる書物の旅先を探しに出かけようではないか。
読書をする身にとって、大共感する所がたくさんあって、誰かと本の魅力について語り合っているみたいな感覚にもなった。最高。
本屋さんであてもなく、ふと見つけた本。 色々な小説の中で描かれる、読書をする人物にフォーカスして、そこから連想されることを説明しながら、「本はどうよんでもいい」ということを実感させてくれる内容。 さらに本が好きになる本である。
タイトルに惹かれて初めての著者作品。 イラストのすべてに本が描かれていて、とてもすてき。 本好きが語る、気取らない、本との思い出話みたいな感じで、こちらもすてき。 文体も読みやすい。
タイトルに惹かれて。 元の連載は90年代前半とだいぶ前だし、登場する作品も作家もほとんど知らなかったのに、すっと入ってくる文章ばかりでニヤニヤしちゃう。本好きの素朴なエッセイ。 本は適当に好きなように読めばいいようです。
仕事を始めてしばらく本を読めていなかった。学生時代あれだけ読んでいたのに、すっかり社会の荒波に揉まれて本を手にすることはなかった。 忙しさ、というのは本当は言い訳なのかもしれない。しばらく本を読んでいないと、私はなぜか本に対して申し訳なくなった。読みたいじゃなくて、読まないとなあ、と考えてしまう癖...続きを読むがあった。学生時代はその癖で本当に様々な本と巡り合うことができた。この癖は私にとって本への愛情表現なのだが、読まないとなあ、と思ってしまうのはなんだか、会社から帰ってきて自由な時間ができたとき本を手に取るのを阻んでいるような気もした。 そんなときこの本と出会った。出会い方は覚えていないけど、なんだかこの本は読みたいなと強く惹かれた。そして、衝撃を受けた。いや、正直にいうと目新しいことを書いているわけではない。でも、私が色んな本を読んでいたときに感じていた本への愛情が著者の面白おかしい言葉で紡がれていた。その言葉が懐かしさと同時に、そうか本を読むことだけが本を読むということではないのかと思い出させてくれた。 私にとって本を読むというのは、著書にもあるように、精神世界への門でしかなかったのだ。文字を目で追って、そこに書かれている文から意味を理解し、知識を得たり豊かな情緒を感じたりすることだけが本を読むということだといつのまにか勘違いしていた。違う。私は、本に書かれている文を読み、その文から自分の精神世界に浸るため読んでいたのだった。そう思い出すことができた。 本は本であること自体に意味があって、本は読まれるためだけに存在しているわけではない。色んな楽しみ方があって当たり前であり、読まないとなあ、と思う必要もないのだ。 この本のおかげで、私が感じていた負い目は少しだけ軽くなって、本が好きだと思い出させてくれた。
本への愛がぎっしりつまった内容でした。本の読み方扱い方はじめ、様々な作品や著者の蘊蓄、本読みの悩みなど多方面からのアプローチで読書が気軽なものだということを感じさせるエッセイでした。
本はこう読むべきという固定観念から解放してくれる。斜め読みでも積読でも、本は自由に読んでいいんだと思えて楽になった。阿部真理子さんのイラストも素敵。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
本は眺めたり触ったりが楽しい
新刊情報をお知らせします。
青山南
阿部真理子
フォロー機能について
「ちくま文庫」の最新刊一覧へ
「エッセイ・紀行」無料一覧へ
「エッセイ・紀行」ランキングの一覧へ
オン・ザ・ロード
O・ヘンリーニューヨーク小説集 街の夢
チャーリーとの旅 アメリカを探して
試し読み
ピーターとペーターの狭間で
間違いだらけの英語学習
みんなでウイルスとたたかおう!―きみと、きみの大切なひとたちが無事であるために
60歳からの外国語修行 メキシコに学ぶ
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲本は眺めたり触ったりが楽しい ページトップヘ