小説・文芸の高評価レビュー
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実に読み応えある1冊。自分の中の思い込み、擦り込みにも気付かされた。老若男女すべての人に読んでもらいたい。
太田さんの近況も知らなかった。
所々に出てくるアルテイシアさんの絶妙表現がツボ過ぎた。
10代の男子2人を育児中だが発言の中にも本に出てきた様な表現が多数出てくる。
昭和のアニメやドラマの影響の模様。
我が家は家事で例えば洗濯は大分前から、お弁当作りは今年から夫がやっているが“家事は母”が本来やるものと思っている中1がいる。
そう簡単にこの擦り込み、自然な解釈は抜けないものと推察している。
昭和モノ全て撤去しない限り人々の思考アップデートは無理では?!とすら思う。
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ヴェルヌの〈驚異の旅〉シリーズのひとつでもある本作。
海中でのさまざまな冒険譚もさることながら、謎の人物として描かれているネモ船長がこの物語のキーマン。観測者アロナクスの目を通してその知識や財力、正義感、非情さと危うさを垣間見せることでただの楽しい探索として終わらせない良さを感じた。
『十五少年漂流記(二年間の休暇)』は児童文学らしくご都合主義的な展開が多かったが、本作はよりシビアな世界観が楽しめる。
ネモ船長は支配的な社会構造と搾取を憎んではいるものの、船内で対等に会話をするのはアロナクスただ一人に対してのみである。ゴリゴリの階級社会にあった当時の姿を感じられることも、名作を読む楽しみだ。 -
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ネタバレラストがめちゃくちゃよい、地球に帰らないで異星人の子供達に授業やってるラスト最高。
映画でも泣いてしまったけど、ロッキーが命の危険を冒してまでグレースを助けるシーンが、、、小説の方がよりリアルでよりやばい描写でした。そして映画とは違って全然回復しないロッキーを見守りながら実験を続けるグレースの心理を思うと、、、うぅっ。。
でもロッキー回復後に、グレースが良かれと思ってやったことがむしろやばかった(かさぶたを無理やり吹き飛ばしたこととか)とか笑ってしまう。ウィアーさんの小説はこの手の試行錯誤の一喜一憂がまじでおもろい。一生懸命実験繰り返したら、壁をすり抜けるウィルスに変化するとか考えつくかね、天 -
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ネタバレ自分も見た目ではわからない持病を抱えているので、他人に頼れず、己でケアするしかない悶々たる日々に共感するところが多かった。
また、仕事面では、後輩に自分が努力して獲得してきたノウハウを伝授するシーンの葛藤のわかりみが深すぎた。モヤモヤを感じていた理由はこれだ‼︎と、心のうちを明確に言語化してもらって、スッキリすらした。
その分、後半の展開にはもの凄い不条理を感じた。
不寛容イコールケチとは一概に言えないし、実際に女性であることで押し付けられることを「寛容であらねば」と、全部引き受けていたら、主人公は潰れてしまった。
世の中、鈍感で自分勝手な方が幸せに生きていけそうだなとはよく思うのだが、更に -
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ネタバレ『本に正しい読み方なんてない』
これに尽きると思います。
本を読みながら、自分と向かい合う作業をしていると、読者の数だけストーリーと解釈が生まれます。
読みたいように読んでいい。
本来、読書とはそういうものだと思います。
それを、みくのしんさんがアクロバティックに体現してくれており、非常におもしろい読書体験ができる一冊になってます。
本を読んだことがない人も、普段から読書をする習慣がある人も、読んでみると必ずなんらかの発見があるんじゃないかな。
最後の章でホラー作家の雨穴さんが、みくのしんさんのために短編を書き下ろしてくださっており、それを雨穴さんの目の前で読む、というくだりがありま -
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1 オムレツ、あるいは
2 木曜日のサンデー
3 プウンドケーキ
4 恋とレモネード
5 チョコレートサンドイッチと未来
6 ピクニックバスケットの歌
各章にはいずれも食べ物の名前(らしきものもあるけど)がついています。
それぞれ登場人物のこれまでだったりこれからだったりに深い関係がある食べ物です。
それは、この小説が食べ物を通して登場人物たちのトラウマとそこからの解放を描いているからです。
ぜひとも、最終章の「6 ピクニックバスケットの歌」まで読んで欲しいと思います。
そこには、登場人物(や作者)が心から言いたかったことが、まとまって語られているからです。
読者はそこで人生で -
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憧れの田舎暮らし。個性豊かで楽しい家族。同じようで違う毎日。そんな生活が羨ましくて山村留学を真剣に考えたりもした(笑)
でも「しあわせって、たぶんいくつも形があるんだろう。大きかったり、丸かったり、ピカピカ光っていたり、いびつだったり、変わった色をしていたりするかもしれない。そういうのをそのまんまで楽しめるといいとつくづく思った」に、私は私の幸せの形を探さないとダメだとはっとさせられた。そして、それはきっと山村留学ではない。
最近なんとなく惰性で生きちゃってるけど、それは自分が選択したことなんだと思い知らされた。変えるのはきっと自分。
忘れたくない言葉がいっぱいのこの本は、手元に置いて、 -
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志奈子 画家
黒澤 泥棒
河原崎 父親が飛び降り自殺
京子 カウンセラー
豊田 無職
それぞれのストーリーが絡み合い、展開していく。
だけではなかった!
様々なことが同時に起こっているだけでも目が離せないのに、時間軸が前後していたり、コレとアレが繋がってたり⋯。
泥棒の黒澤が、金や外見やステータスという分かりやすいものが好きで、目に見えない愛情だとか、仲間意識だとかなんて胡散臭いとか言っている。
だけど、
物語の最後の方では、
豊田は喉から手が出るほど欲しがってた仕事や金を選ぶのではなく、老いた犬を選んだ。
金を選ぶ人もいる。金ではない目に見えない愛情を選ぶ人もいる。
犬を選ぶエ
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