ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 日本はなぜ敗れるのか 敗因21ヵ条

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    小松真一氏の虜人日記などの記述から当時の日本の問題を論理的に考えられた作品。
    当時の日本軍が悲惨で残酷な状況であったかがよくわかるものだった。いかにアメリカとの戦争が無理なものであったか、いかに杜撰な体制でのぞまれた戦争であったのかが分かるものとなっている。戦争から80年以上たっていて、戦争を体験した人はほとんど居なくなっている今日、戦争の恐ろしさを知れるとても良い本であると感じた。
    また、現代にも通ずる問題が色々と書かれていて考えさせられるものだった。自分がまったく意識すらしていなかった問題などもあり、多くのことに気付かされた。この問題はどのように解決したらいいのだろうかと考えながら読むのも

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    2026年05月30日
  • 朱より赤く 高岡智照尼の生涯

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    最初の数ページは「う~~ん。」って思いながら読んでたけど途中から知らん間にギュンって引き込まれて「どうなるん?どうなるん?大丈夫?」の連続。
    ドキドキハラハラで、、、。
    第五章の途中から、やっと少しだけ安心して読めたかな。
    それくらい、ドキドキハラハラ。
    ラスト、主人公が心の中で聞こえた伯母さんの「あんた、いままでようけがんばったなぁ。」の声、、、。
    この一言に尽きる。

    ☆第一章 Nine-fingered girl
    ☆第二章 ブロマイドの少女
    ☆第三章 女と女
    ☆第四章 スクリーンの女
    ☆第五章 髪を断つ女

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    2026年05月30日
  • 存在のすべてを

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    登場人物やキーとなるモノが多く、また人物名も独特で読むのに時間はかかった。が、サスペンス・家族愛・社会問題・恋愛・哲学などエンタメ要素ぜんぶ盛りで読後感がとても良い。もう一度読み直したい。

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    2026年05月30日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    死者と会わせてくれる使者(ツナグ)として祖母からチカラを譲り受けた歩美。
    会いたいと願う様々な依頼者と出会い、生者と死者の再会に触れていく。
    会うことで満たされて終わる訳ではなかった「親友の心得」はゾワっとした。
    すれ違いから生まれた思い違いはそのままにしておくと、一生の傷になってしまうこともあると思い知らされた。
    そして、親友であっても、再会してもなお、また傷つけて終わってしまう、、その1回や一瞬を大事にしていかないといけないなと思った。
    使者である歩美自身も学びや成長、祖母や両親のモヤモヤが晴れてほっこりした。

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    2026年05月30日
  • 幸福について―人生論―

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    随所に出てくるユーモラスな表現と皮肉の効いた鋭い言葉。面白い。

    哲学者なんて頭の硬いヒトばかりだと思っていた。どうやら、そうでもない様子。
    生きていたならば、ぜひとも直接 教えを乞いたい方だ。

    安全牌を切っていくことこそが、人生の安楽な道と考えてきた私の考えが、あながち間違いではなかったのかも、と感じさせてくれる一面もあった。

    仕事をしていても「手伝ってくれとはいわない。せめて邪魔をしないでくれ」といいたくなることの多い私としては、著者の考えと通じる部分も少なからずあると感じる。

    くり返し、読んでいく一冊となろう。

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    2026年05月30日
  • 愛蔵版 宮沢賢治童話集

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    「注文の多い料理店」・「風の又三郎」・「セロひきのゴーシュ」・「銀河鉄道の夜」・「雨ニモマケズ」など、宮沢賢治の代表作14話と詩3編を一冊に収録された童話集です。

    価格は少々高額ですが、日下明さんの美しいカラー絵と巻末には注釈や各話の解説が掲載されており、子どもから大人まで繰り返し楽しめる贅沢な一冊だと思います。

    宮沢賢治の作品は、子供の頃に読んだ記憶があっても忘れてしまっていたり、作品のタイトルは知っていても実際には読んだことがない、という人が多いのではないでしょうか。

    私もその1人で、今回あらためて作品に触れて、宮沢賢治の描く世界に心が洗われる思いがしました。

    例えば代表作の「銀河

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    2026年05月30日
  • 吾妻おもかげ

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    この小説は、浮世絵師の菱川師宣の、挫折、誕生、成功、そして「見返り美人」の誕生を描いたものです。
    千葉の縫箔屋の跡取りの吉兵衛は、絵師になりたく江戸に来ました。しかし、狩野派の門を叩くも、コケにされ、吉兵衛は吉原に居着くのです。
    吉原の芸妓のさくら、小紫、揚屋のおかみのおさわや、おたえ、実の息子の吉左衛門や作之丞や、様々な人との関わり、人間模様が、細やかに描かれます。
    吉兵衛は、狩野派へ憧れ、挫折し、対抗し、売れっ子の絵師になります。しかし、狩野と同じようになり自分を見失う。
    最後は、最初絵師を志したときの自分を思い出して、「見返り美人」を描いて、終わります。
    最後に、最初の志を思い出し、そう

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    2026年05月30日
  • イスラエルについて知っておきたい30のこと

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    かつて自分たちの先祖が暮らしてきた土地を他所からやってきたやつらがいきなり奪って、自分たちは壁の中へ追いやられて、食べ物も飲み物もなく、電気も一日のうち数時間と限られた中でしか使えなくて、日々を生きることになぜか苦労させられているのに、
    かたや奪った土地で食べ物も飲み物も豊富にあって、電気も無尽蔵に使いまくるフェスなんて開催されて、
    すぐそばの壁の内側で広がっている自分たちの不幸なんて存在しないもののように楽しそうに過ごされて、
    そんなのキレるの当たり前じゃない…?
    これでキレない人存在したら教えて???

    日本のメディアはパレスチナの問題を本当に理解しているんだろうか。
    正しい情報だけを発信

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    2026年05月30日
  • すみれ荘ファミリア

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    愛ゆえに、愛のせいで、愛と思い込んでたもののせいで、、、。
    愛って難しいね。
    表紙だけを見て勝手にホノボノ系と思って油断して読んだらエライ目に合う。
    ヒリヒリかんとチクチク感が山盛りの一冊。

    ☆プロローグ     ファミリアⅠ
    ☆たゆたえども沈まず 美鈴の告白
    ☆アンダーカレント  隼人の告白
    ☆名前のない毒    青子の告白
    ☆イマジナリー    央二の告白
    ☆不条理な天秤    母の告白
    ☆エピローグ     ファミリアⅡ
    ☆表面張力

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    2026年05月30日
  • 人形たちの白昼夢

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    儚くて幻想的で、でもどこか暗いところもあってだからこそ純粋な心がより透き通って見えるようなお話たちでした。
    特に『プッタネスカ』『スヴニール』『ビースト』『アイズ』『ワンフォーミー・ワンフォーユー』の5つの話が好きです。
    ワンフォーミーワンフォーユーの「あなたのその手で、その指で、わたしを粉々に砕いて欲しかった。」がすごく印象的でした。茶器にも心があって、持ち主を愛したために持ち主の死と一緒になりたいと願う言葉が千早茜さんらしいと個人的には感じました。

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    2026年05月30日
  • その鏡は嘘をつく

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    夏目がその後も事件の登場人物一人一人に真摯にまっすぐ向き合っている姿を知れて安心した。
    真相として語られるものが二転三転としていくので、いつもより真実が分かりづらくミステリーとしても面白かった。
    事実はより悲しく辛く、どちらにも同情してしまうけどどちらも許せないものであり、もどかしくなった。

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    2026年05月30日
  • 栞と嘘の季節

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    ネタバレ

    個人的に前作よりおもしろかった。
    トリカブトの栞をめぐる物語は情緒不安定な高校生たちの影を描いていた。嘘の連続で一筋縄ではいかない人間の面倒くささがよくわかる。心が不安定な彼らにとってこうした切り札は必要なんだろうと思った。
    それに比べて堀川と松倉は安定感があって頭がキレるし、まるで高校生らしくない。二人は栞を持つ者たちの気持ちが分かるのだろうか。

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    2026年05月30日
  • ゲーテはすべてを言った

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    さて、まだ「何故そう思ったか」を書き記せるほどに頭のなかがまとまっていないのだけど、とにかくめっちゃ面白かった。

    主人公、博把統一(ひろばとういち)は高名なゲーテ学者。ある日、家族でクリスマスディナーに行った店に置いてあったティーバッグのタグに、彼の知らない「ゲーテの名言」が記されていた。
    これは本当にゲーテが遺した言葉なのか?
    名言の出典を追う中で、彼の探究と思索と人間関係と、そしてゲーテ学者としての生きざまは、意外な方向へと向かっていく。。。

    本作のテーマは何かと問われれば、個人的には「閉塞感からの解放」という印象を持った。

    まず第一には、アカデミアの閉塞感からの解放。
    学問というも

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    2026年05月29日
  • 最近

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    コロナ禍が収まりつつある日常での、普通の人々の普通の日常を描いた連作長編。なのに、普通に生きているはずの人のどことない不気味さや気持ち悪さがじわじわくる。超絶細密描写で描かれる風景もどこか不穏で、だんだん不安になってくる。
    読んでいるうちに自分の日常の解像度も上がり、風景の変なところ、奇妙なところがやけに目につくようになっている。
    この普通の毎日を得体の知れないものにしてしまう感じ、ほんとに小山田作品ならではだ。引き込まれた。まだ読んでない作品もいろいろあるので、引き続き読んでいきたい。

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    2026年05月29日
  • 米原万里の「愛の法則」

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    米原万里の「愛の法則」
    著:米原 万里
    出版社:集英社
    集英社新書 0406 F

    ちょっと変わった女先輩といった感じ。男女の性に赤裸々なのは、50代のおばさんだからか。10代、20代であれば、世間は、うけいれるかもしれないかもしれないが、紙にはかけない。

    ■男女の性

    中学後半から、セックスのことばかり考えていて、小説の原著にはそういったシーンがおおいのだとか、実際に読み込んでいるのがすごいし、そんなシーンばかり読んでいるというのも、オスとしてもわかる。
    そう、オスと、メスという表現なのですね。
    女性は男性よりも、2年も早熟なので、そりゃ同年代の男の子をみても、ガキにしか見えないだろうなと

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    2026年05月29日
  • カラフル

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    自殺した中3男子と、彼を取り巻くみんなの物語。

    普通に生活してたら気づけないけど、自分がどれだけ家族に大切に思われているのか。
    お母さんもお父さんも、「親」という役割だけじゃなくて、1人の人間だということ。
    私は子供の頃、きょうだいとすごく仲が悪かったけど、(今は仲良し)お互いに本気で腹の底から憎み合ってたわけじゃないんだよな。

    大人になるまでわからなかったことが詰まった本だった。中学生の頃に出会えてたら、もうちょっとみんなに優しくできていたんじゃないかなと思う。電車で読みながらめっちゃ泣いてしまった。さすが、みんながおすすめするだけある、名著でした

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    2026年05月29日
  • 栞をはさむように休めばいい

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    「人生は続いていく、続いていくからこそ途中で栞を挟んでいい」という考え方は休職中の自分に光を与えてくれた。何度も挫折を経験した人の言葉は説得力がある。
    本当の強さ、書くことの力、自分の苦手なことを知ることで自分のできることを見つけられる、など、生きていくためのヒントがたくさん詰まっていた。このヒントがあれば、今までより少し楽に生きられるかもしれないな。

    「言ってほしいことを言ってくれる人」に比べて、「言ってほしくないことを言わないでいてくれる人」の優しさって一見地味で見えづらいが、実はとても安心感を与える存在ってのは確かに納得。

    著者のXを元々フォローしていた流れから、今回この本を手にした

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    2026年05月29日
  • リング

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    映画版しか観たことがなかったので、映画は原作とストーリーが異なることに今更気づいた...。貞子がテレビからうわぁーーーっ!っていうのもないのねw
    でも、大まかな話の流れとしては一緒だったかな?
    要は昔流行ったチェーンメールみたいなものだよね...。でも、肝心の解決法の部分がわからず奔走すると...。
    さすがに面白くて読む手が止まらなかったし、名作ですね。
    これを機にシリーズ全部読んでみたいと思った。

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    2026年05月29日
  • 凍りのくじら

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    しばらくこういうタイプの小説を読んでいなかった事に気づいた。フィクションで、泣ける系のもの。
    言ってしまえば私はそれを避けていた。ミステリーの面白さに釘付けになって、その種類の感動を読書に求めていたからだ。
    しかしやはり、名作を読むと「このジャンルいいなー」とあっさりそちらの扉を開けるのである。これから私は、またフィクションや感動するもの、そして辻村深月先生の小説を読んでいくのだと思う。
    自分の周りにいる人を大切にしたいという気持ちを思い出させてくれる小説。とても面白かったです。また読みたい!

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    2026年05月29日
  • リバース

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    「名作を読もうキャンペーン」⑦
    湊かなえ『リバース』。珈琲好きにはたまらない。

    かなり昔ドラマみたッキリでして
    本棚の端にいらっしゃることはわかっちゃいるけど・・・、今なら読める!

    読み手の内面えぐりすぎ!そこまで言語化しなくても、いいじゃん。みんなココロの中は弱いのよ!

    どんでん返しとしても有名ですが、いやぁ後半のミスリードも流石!ふんふん、犯人はそーよねぇ、繋がってくるのねぇ、とワタシを気持ちよくさせて一気読み!

    そして、ラスト!ドン Σ('◉⌓◉’)!
    この後どーなるのよ!主人公どーするよ!

    美味しい珈琲、濃厚な蜂蜜を添えて・・・。
    やはりイヤミスの女王 湊かなえさん

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    2026年05月29日