ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 花散る里の病棟(新潮文庫)

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    北九州で4代続く医者の家系を時代ごとに描いた連作短編集。
    寄生虫に効く薬を調合し「虫医者」と呼ばれた初代、飢えに耐えながら南の島の最前線で奮闘した軍医の二代目、患者の四方山話を大切にする内科医の三代目、糖尿病の治療として肥満症の外科手術を行う四代目、そしてコロナ禍。
    どの時代にも医療は必要不可欠だが、世界の発展が次の健康課題を作り出す様子がよくわかる。おもしろかった。

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    2026年07月26日
  • スーツケースの半分は

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    旅先の本屋でカバーに惹かれて手に取った一冊。

    一目惚れした本は、想像した以上に面白く、あっという間に読み終わった。
    青いスーツケースが繋ぐ九つの物語。その一つ一つが心揺さぶられる内容だった。
    自身の過去旅と重ねたり、コロナ禍で疎遠になった旅への想いが沸々と湧いてきたりするお話だった。
    楽しいだけじゃない内容も含まれているけど、ハッピーエンドなラストは大好き。

    映画「旅するジーンズ」を思い出す。
    10代の4人の少女が一本のジーンズを通して経験する青春ストーリー。サントリーニ島の風景が綺麗だった。

    そういうのも含めて、心がザワザワする物語でした。

    ちなみにこの本は新刊ではなくて今年7月に1

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    2026年07月26日
  • ジウX 〈ジウ〉サーガ10

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    誉田哲也のジウ・サーガの10作目
    生きながらにして臓器を摘出された殺人事件を追う東弘樹警部補らの捜査と、「歌舞伎町セブン」メンバーへの新たな危機、そして過去に「歌舞伎町封鎖事件」を起こした“新世界秩序(NWO)”の再起動?を、絶妙に絡めながら描いています。
    うん、やはり誉田哲也だ!(^_^;)
    落しドコロの「次作に続く感」が実にじれったいですが・・・満足の読後感でした。
    さて、続きは・・??

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    2026年07月26日
  • 告白

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    ネタバレ

    だれが善で悪なのか区切れないよ私には泣
    これは若気の至り程度で収まりきれるものなのかな??
    子供の意思を尊重してあげられなかった事、少しでも理解を示そうとしなかったことが全ての要因かなあ
    母親の愛情を受け取れなかったというだけでこんなにも婉曲してしまう子供ってやっぱり怖すぎる
    主犯たちの深淵にあるものは母親からの愛情の欲求・強い承認欲求だからこうなってしまったのも母親に責任があるんだと思う。だから私は先生が最後に言った言葉は真実だと思ったよ
    修哉はただただ他人に期待しすぎてるところがあったり色々と不器用だけど、周りがちゃんとしていればこうはならなかったと思うから可哀想
    自分の才能を活かせるとこ

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    2026年07月26日
  • 紙の月

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    面白かった。私は軽い散財癖があるので、梨花をはじめとした登場人物に感情移入してしまい、少ししんどくなった。身につまされた。お金って怖い。否、何事も使い方と使う人次第なのかもしれない。読後、お財布の紐をキュッと締めたくなった。堅実に地に足をつけて生きていこうと思った。

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    2026年07月26日
  • 八月の銀の雪(新潮文庫)

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    地震、鯨、レース鳩、珪藻、偏西風といった理系の題材で描かれる短編集。

    現実世界のものを参考にして書いているから、まずはこの作品を楽しんで気になったら参考文献を読んで楽しめるというお得感。特に「玻璃を拾う」でモチーフとなった珪藻アートはすごく気になった。川に行って珪藻を観察してみたい。
    文体はかなり淡々としていて難しい言葉も少なく読みやすい。それでいてうまく理系の題材を取り入れて心を揺さぶる文章になっていて自分の好みだった。他の作品も読んでみたい。

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    2026年07月26日
  • 罪と罰(下)

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    人生で何度も読み返したくなる名著の一つ。たしか、ドストエフスキーの作品の中では、一番初めに読んだと記憶。

    ポルフィーリイとの知的対決は緊張感がある。
    ラスコーリニコフだけでなく、ソーニャ、スヴィドリガイロフ、ドューニャ、ラズミーヒンなど、各登場人物の人物描写が非常に深い。
    主人公ラスコーリニコフの立場になることはなかなか想像が難しいが、重い犯罪を行い、次第に心理的に耐えなくなり、自白するに至る状況に陥るということが克明に描かれている。
    当時のロシア社会の描写も興味深い。

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    2026年07月26日
  • 骨を喰む真珠

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    ネタバレ

    当たり!
    めっちゃ面白くてあっという間。
    秘密はかなりの予想外だった。
    悲しい物語でもある。
    ただ最後の手紙が気になってて仕方ない。
    北沢陶さんのは初めて読む。
    ホラーからのホラーだったな。
    え、最後の手紙は一生わからないんかな。
    気になりすぎる。これは鈍器本でもいい、もっと深掘りした長い話と終わりが読みたかった。

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    2026年07月26日
  • せどりの女王

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    氷河期世代のみならず、世の中の上澄みになれなかった人なら共感できるんじゃないかと思う。心に怒りを飼っておくととても疲れるので、つい忘れたふりをして世の中に飼い慣らされているけど、本当は怒ってたんだなあ…と思った。

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    2026年07月26日
  • そして、星の輝く夜がくる

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    阪神大震災と東日本大震災、時を経てつながる2つの震災にまつわる物語。
    結局子供達がたくましく育っていく。
    大人ができることは少ない。

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    2026年07月26日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    ネタバレ

    タイトルに、恋と友情と入っていたけど、対人関係の話とは思わなかった。そこが“盲目的な”なのだろう。相手を大切にするとは懸け離れた、執着と自己愛。過度な自意識過剰。行き着くのは破壊。
    ここまで極端でなくとも、うっすらこの小説に出てくるような感情を経験したことがある人はいるんじゃないかと思う。そういう意味で、少し居心地が悪く、でも、とても面白い小説だった。

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    2026年07月26日
  • ガニメデの優しい巨人

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    ネタバレ

    地球外高度知的文明に遭遇したことがないはずなのに、こんな感じなんだろうなと思わせてしまうガニメアンの振る舞いの描写が良かった。
    科学的な説明のパート、特にシャピアロン号の推進の仕組みはまだちゃんと理解出来ているか怪しい。三体の曲率推進みたいなもんかな

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    2026年07月26日
  • 旅猫リポート

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    サトルとナナとの強い絆の旅。
    お互いの深い愛情を感じられる。有川ひろさんのさっぱりした文章が読んでてとても心地よかったです!
    その後映画で泣きすぎて大変なことになりました‥‥
    本と映画で相乗効果でした。

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    2026年07月26日
  • 花宵道中

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    それぞれのお話しがリンクしているのでもう一度読み返したいと思う 切なさの中に明るく強さも感じる 女郎の方から本気で惚れるだけではなく 男の方が本気で惚れることもある
    上下関係 店どおしの規律だったり 厳しいが暖かさもあり
    読み始めから引き込まれました
    それぞれの個性がはっきりしていて文章で情景が見えてくる 
    読み終えて感じたこと 人に優しくしよう

     


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    2026年07月26日
  • 水滸伝 十一 天地の章

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    敵も味方も強者ぞろい、もはや悟りの境地。

    索超と揚令は構えあうが打ち込めず、揚令が圧されて気絶する。

    童貫にとって戦は女。梁山泊がもっと強くなってから本気で戦うことを望んでいる。

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    2026年07月26日
  • 遊園地ぐるぐるめ

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    素敵な話でした〜!
    ぐるぐるめと呼ばれている遊園地を訪れたそれぞれの立場の違う人たちが、その遊園地で過ごして色々考えていくうちにすとんと考えが腑に落ちる話でした〜!
    ぐるぐるめの意味は是非本書で〜!
    素敵な意味です。。!

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    2026年07月26日
  • ばくうどの悪夢

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    世間一般的には、今年のナンバーワン候補に既に挙がっている「ファイアドーム」。
    閉ざされたまではいかないが狭い世間、見てもいないことをネット情報だけでさも知っているかのように正義を振りかざすネット民、
    澤村伊智の手にかかれば、ここに、鬱々としたキャリア転落陰キャの卑屈さとプライド、そこに取り込むもはや夢魔としかいいようのない存在が入り込む。

    川西市T台、という設定ですでに北摂民としては最高な中、マイルドヤンキーと数少ない知性を保った自分。
    そしてその前には、もはや、平山夢明か白井智之かと思わすような、強烈な描写による惨劇。
    その根底にある、挫折した陰キャの絶望。
    そして、惨殺された被害者たちが

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    2026年07月26日
  • 海を破る者

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    新幹線の往復の時間で読む量として丁度いい本でした(荷物が重くなるのが嫌なのでこれ一冊)。諸事情あり大阪で1泊。

    ストーリーとしては✶4.5?だと思ったのですが、今村さんの計らいを考えると✶5になりました。

    読み始めた時からつらつらと考えていたのですが、意外に鎌倉時代を描いた作品は少ないように思います。本作は執権北条時宗の時代。もちろん主人公となる当時の伊予の武士である河野六郎の予備知識など何も無いまま読み始めました。

    まず、そうだったのか?と思い知ったのは当時の幕府の御家人に対する統制力です。鎌倉幕府の権勢が日本全国にかなり根付いていたことが驚きでした。(どこからどこまでが今村さん

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    2026年07月26日
  • かがみの孤城 下

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    素晴らしいストーリーでした、、
    こんなに感動した小説はなかなかありません!
    最初から最後まで読む手が止まらず、本屋大賞受賞も頷けます。
    人間関係に悩んでいる方にぜひ読んでいただきたい作品です!!

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    2026年07月26日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    読んでる私も腹が立つような理不尽なことも、真っ向から斬りつけるのではなく違う形でスッキリさせてくれるので、読み終わった後は充足感に浸ることができます。
    (他の作品でも共通して言えるのですが)

    加えて、出てくるお菓子が美味しそうすぎる。

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    2026年07月26日