ザリガニの鳴くところ

ザリガニの鳴くところ

ノースカロライナ州の湿地で青年の遺体が見つかる。村の人々は「湿地の少女」カイアに疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられ、人々に蔑まれながらたった一人湿地で生き抜いてきたカイアは果たして犯人なのか

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ザリガニの鳴くところ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    湿地でひとり生き抜き、ついには名のある人の仲間入りを果たすほどの成功を得たカイアの強さに心打たれた。
    少ないながらもカイアに寄り添う人たちの優しさに救われたり、ふたりの男性との愛に翻弄されるカイアの姿に心が苦しくなったり、ミステリーというよりは〝湿地の少女〟の人生譚を楽しんだように思う。
    とはいえ結

    1
    2025年09月08日

    Posted by ブクログ

    なるほど名作だった。
    ラストが少々エンタメよりの収束だったので、そこだけは好みが分かれるんだろう。個人的にはエンタメよりに収束させるよりも、文学的な方向に収束させて欲しかった気もする。とはいえ、そこは単なる好みの問題だろう。素晴らしかった。タイトルの「ザリガニの鳴くところ」というのも実に素晴らしかっ

    0
    2025年11月17日

    Posted by ブクログ

    正直、こんなに分厚い小説を読み切れるだろうか?と手に取った時不安に思った。しかしすぐに、物語に引き込まれてあっという間に読み切ってしまった。

    それほどまでに夢中になれる要素が散りばめられている。
    アメリカ南部の情景を思わせる表現、湿地の自然や動物たちの生態、主人公の悲しくも純粋に生を全うする人生、

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

    家族に置き去りにされ、孤独の中で生きてきた少女の成長物語でもあり、村の青年の謎の転落を追うミステリーでもあります。

    湿地帯の鳥や動物たち、木々の描写が本当に静謐で美しくて読んでて映像が出てくるようです。小説版ナショナルジオグラフィックという感じ。

    読んでると「そいつに惹かれないほうがいいよー」と

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    サスペンス要素はいらないんじゃないかと思いながら読んでいたが、読み終えた後は、それは主人公のミステリアスな雰囲気を際立たせてもいたんだなと納得した。
    動物学者が作者だけあって、自然の描写が本当に美しく感じたし、人間も結局、野生の本能を残している自然の一部であるのだなと思った。
    なによりも、ひとりぼっ

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    カイアのような孤独な人生は嫌だと思いつつも、そんな風に生きたいと羨ましいと感じたりもする。カイアの一生を体験するような話だった。

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    1960年代アメリカの片田舎で湿地に住む少女。差別に晒されている中ある殺人事件の犯人であると疑われてしまう。人間の善悪両面を描きながら、それを包み込むように存在する自然。孤独の素晴らしさと他者との関わりの難しさなど、物事の両側面を描くこの小説自体が全てを受け止める包容力を持った大自然のような小説だっ

    0
    2025年10月07日

    Posted by ブクログ

    ずっと読みたいと思っていた「ザリガニの鳴くところ」。
    いやーすごかった。。

    幼い頃から家族や大切な人たちに見捨てられ、激しい孤独と寂寥感をかかえながら、湿地の小屋で一人で生き延びてきた少女カイヤ。

    前半部はやや長い印象もあったが、読み終わってから振り返ると、カイヤがどれほど寂しかったか、生き延び

    0
    2025年09月28日

    Posted by ブクログ

    これはミステリーじゃない
    人生で1番好きだったかも
    出てくる植物とか動物を立ち止まって調べて、情景想像しながらゆっくり読み進めて行くのが楽しかった
    初めて顕微鏡を覗いたカイアが、初めて星空を見たような気持ちと言っていたのが印象に残ってる。そんな感性を持ってるカイアが大好き。

    0
    2025年08月14日

    購入済み

    静かな波が立つ作品

    なんでしょうね。波は立たないストーリーなのに、読後、ココロが揺さぶられてしまいました。ジャケ買いっぽく買いましたが、正解でした。

    #切ない

    0
    2024年02月16日

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