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ノースカロライナ州の湿地で青年の遺体が見つかる。村の人々は「湿地の少女」カイアに疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられ、人々に蔑まれながらたった一人湿地で生き抜いてきたカイアは果たして犯人なのか
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Posted by ブクログ
ザリガニの鳴くところ 著者:ディーリア・オーエンズ 2019年・2020年アメリカでいちばん売れた本という肩書が気になり手に取った小説。 とにかく物語の重厚感に圧倒された。 ノースカロライナ州の湿地で発見された死体を巡る法廷ミステリーが主軸であるものの、 湿地に1人残された主人公の成長譚や、...続きを読む貧乏白人を描く社会差別、DV、三角関係の恋愛小説と、色々な切り口で物語を楽しめた。 また、野生動物学者である著者の自然描写が美しい。 ーーーーーーーーーー 潟湖には、生命と死のにおいが同時に漂っていた。成長する有機体と、腐敗する有機体が交じり合ったにおい。カエルが嗄れた声で鳴いていた。カイアはどんよりしたまなざしで、夜空に線を描いて飛びまわるホタルを眺めた。むかしから、その光る虫を瓶に集めようと思ったことはなかった。自由に飛ばせておくほうがたくさんのことを学べるからだ。p233 そのうちに、いつしか心の痛みは砂に滲み込む水のように薄れていった。消えはしなくても、深いところに沈んでいったのだ。カイアは水を含んで息づく大地に手を置いた。湿地は、彼女の母親になった。p59 ーーーーーーーーーー 何を持って善悪を判断できるだろう。子を捨ててしまう母キツネ、傷を負った仲間に一斉に襲いかかる七面鳥、交尾相手を貪るカマキリ。本能的な生命活動は時に美しくもあり残酷な姿を見せる。そしてそれは人間も変わらないことを訴え掛けているように感じた。 ーーーーーーーーーー ここには善悪の判断など無用だということを、カイアは知っていた。そこに悪意はなく、あるのはただ拍動する命だけなのだ。p235 みなさん、我々は彼女が異質だから締め出したのでしょうか?それとも我々が締め出すから異質の存在になったのでしょうか?p551 ーーーーーーーーーー 本書のテーマを一言で表せない程、多面的な作品だったが、自分は自然文学として非常に楽しめた。時間をかけてゆっくり作品の世界に浸ってしまった。本当に面白かった。
家族にも恋人にも見放され、社会の端へと追いやられたカイア。彼女が広大な自然の中でたった一人、自らの力で生を繋ぎ止めていく姿に、何度も胸が締め付けられる思いでした。孤独という名の寒さに耐えながら、彼女が湿地の生き物たちに見出した「真理」。それは残酷で、けれどどこまでも純粋なものでした。一人の女性の数奇...続きを読むな運命と、自然への深い愛が織りなす、魂の震える名作です。
正直言って誰がチェイスを殺したかなんてどうでもよかった カイアという少女が湿地のなかでただひとり生きて、大人になり、死んだ。壮大な物語 たくさん本を読んできたけれど、なかでも一生大切にしたい、そばにおいて何度でも読み返したい一冊 美しい自然の描写が私の記憶の中のなにかと結びつき、頭の中に情景が思い浮...続きを読むかぶ 豊かな気持ちになる読書時間だった 星100コです
勧められて読んだ。 偏った事実で他人を判断してはいけないとわかっているのに、なんでやっぱりカイアの味方しちゃうんだろう。最後の結末に頭をポカリとは殴られた気分。
なんとも不思議なタイミングで私のもとにやってきたこの本。頭で描く湿地の風景の中に取り込まれるように一気に読んだ。主人公カイアに共感してしまうところがあったり、彼女の凄さに驚いたり、とても魅力的な主人公だった。洋書は翻訳によって読みやすかったり読みにくかったりするけれど、これはとても読みすやかった。映...続きを読む画も見てみようかなと思う。
私は、この本を読んで、「人生のピークは遅いほうがいい」って思うようになりました。 ノースカロライナの湿地で、たった一人で生きる少女・カイアの話です。家族に見捨てられて、村の人に蔑まれて、でも彼女は息をしている。著者が動物学者だからか、自然描写がほんとに細かくて、読んでいるとそこに身体ごと入り込む感覚...続きを読むがあります。 何がいいって、この本は「ミステリー」として読んでも、「成長小説」として読んでも、「自然観察記」として読んでも、全部が成立するんです。複数の見方ができるというか。カイアという人物を、どの角度から見るかで、全然違う物語に見えてくる。 読み終わってから何日間も、このカイアのことを考えてました。完璧じゃない、親に見捨てられた、村に蔑まれた、男に裏切られた。でもこの人は、ここにいる。生きてる。その事実が、こんなに大事だったんだって気づきました。 子育てをしていて「正しい親なのか」って悩むことが多いです。でもカイアの人生を読むと、その迷いさえも含めて人生なんだって思えてくる。カマキリやアメリカザリガニの世界は残酷だけど、美しい。その両方があるのが世界なんだなあって。 翻訳もすごくいい。詩の翻訳も含めて、原文を読みたくなるほど。
これはミステリーじゃない 人生で1番好きだったかも 出てくる植物とか動物を立ち止まって調べて、情景想像しながらゆっくり読み進めて行くのが楽しかった 初めて顕微鏡を覗いたカイアが、"初めて星空を見たような気持ち"と言っていたのが印象に残ってる。そんな感性を持ってるカイアが大好き。
静かな波が立つ作品
なんでしょうね。波は立たないストーリーなのに、読後、ココロが揺さぶられてしまいました。ジャケ買いっぽく買いましたが、正解でした。
#切ない
2021年本屋大賞翻訳小説部門第一位で映画化もされた作品。引き込まれて離れられず、一気に聴き終わってしまった。 生物学者である著者が描く湿地の自然描写が美しく、もう一つの主人公となっていた。 ミステリでもあり、人間の愛や悲しみの物語でもあり、美しい自然を専門的知見を潤沢に含めて描写した科学的な作品...続きを読むでもあり、人種や階層による差別などを扱った社会派小説でもあり… その全てが美しさと醜さと明るさと暗さとともに描かれ、壮大な一つの物語にまとまっていて、本当に素晴らしかった。 忘れられない一作となりました。 映画も観てみたい。
湿地の少女の人生の物語。途中までは正直あまり面白く感じなかったけど、途中から面白くなってきた!終盤はすごい良かった!
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ザリガニの鳴くところ
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