ひとりの双子

ひとりの双子

2,310円 (税込)

11pt

アメリカ南部。小さな村を飛び出し、都会をめざす16歳の双子。より多くを望んだ姉は挫折とともに実家に出戻り、妹は出自の秘密に怯えながら裕福に暮らす。もう交わらないはずの2人の運命だったが――。アメリカで125万部突破、オバマ前大統領が薦める一冊

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ひとりの双子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年04月07日

    「色の薄い黒人たちが暮らす町」で生まれ育った双子の少女。
    自由を求め家出同然に都会に出る。
    「白人」として生きる2人の道はやがて分かれ、全く別の生き方を始めるー。
    黒人差別があまりにも染み付いてしまっているアメリカ。差別があらゆる場面で顔を出す。
    『ビラヴド』と比肩する傑作。

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    Posted by ブクログ 2024年02月25日

    これまで知らなかった世界!
    差別が根深い以上
    白人でいられるならいたいのね…
    切ないけどアメリカの現実。

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    Posted by ブクログ 2022年10月04日

    色の薄い黒人。
    ほとんど白人にしか見えない双子。
    しかし、当時のアメリカはまだまだ白人と黒人の差別がある時代。
    デジレーが子供を連れて帰ってきた。
    本当は大学へ行きたかったステラ。大学に行くために高校は卒業したかったのに、働かなければならず、中退。悔しい。
    2人で逃げ出す。
    生まれ育った故郷から逃げ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月19日

    小さな町を出ていった双子のふたりの半生と、それぞれの娘たちの生きざまを静かな筆致で描いた物語です。彼女たちのその生きた旅路には、派手な事件やどんでん返しがあるわけではありません。ただ、目の前にあるさまざまな差別や偏見と対峙し、ひたすらに自分らしさをつかみとって、握りしめて、生きていこうとする姿だけが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月03日

    双子とその周りの人々の人生が描かれている。

    時代をいくつかまたぎ、舞台となる場所もまたぎ、さまざまなキャラクターが登場して、深みのある豊かな作品

    ちょっとミステリー的な要素もあって読み進めやすい作品になっている。

    全てが簡単につながるものではなく、うまくつながらないシーンが心地よい

    アメリカ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月11日

    アメリカの人種差別は複雑だ。混血ではなく一滴でも黒人の血が入っていたらいくら白人に見えても黒人となる。そして白人に見える双子の選びとって別れた運命を大河小説のように描いた本作、全ての人々が生き生きして読ませます。特に黒い上にも黒いデジレーの娘ジュードの強さ優しさが魅力的です。
    重ねた嘘を守り抜いて魂...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月08日

    行方不明の叔母ステラにジュードが出会う確率は出会わない確率と同じである。そのことに数学が専門のステラは気づいている。努力をしても結果が自分の思うようにならないことはよくあること、でも運命に逆い空回りしてしまう。

    リースがジュードに「ときどききみは、いまだに向こうにいるような態度をとるだろ」と言う。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月15日

    日本に生まれ育った人は、大抵見た目で人種を判断している。白人に見えれば白人だと思う。しかし人種というものに科学的根拠はなく、人間を人種で分けることは意味がないどころか危険なことだと考える人も増えている。アメリカでも現在はそうだろう。
    しかし、ほんの少し前まではそうではなかった。
    ジム・クロウ法(ワン...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月07日

    アメリカ南部のマラードは、白人のように色の白い黒人が住む町だった。地図にも載らないほど小さなその町に住む美しい双子の姉妹デジレーとステラは、16歳のとき町が記念日の行事に浮かれている間に二人で家出をする。決して戻ることはないと思っていたが数年後、姉のデジレーは幼い子どもを連れて町へ帰ってくる。その子...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月13日

    SL 2023.2.10-2023.2.13
    双子の姉妹の物語。
    その娘たちの物語。
    人種差別、性自認、貧富の差。
    今の日本に生きるわたしには深く理解できないことも多かったけど、しみじみとした味わいがある。

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ひとりの双子 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    早川書房
  • ページ数
    480ページ
  • 電子版発売日
    2022年03月26日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

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