ブリットベネットの作品一覧

「ブリットベネット」の「ひとりの双子」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ひとりの双子
    3.6
    1巻2,310円 (税込)
    アメリカ南部。小さな村を飛び出し、都会をめざす16歳の双子。より多くを望んだ姉は挫折とともに実家に出戻り、妹は出自の秘密に怯えながら裕福に暮らす。もう交わらないはずの2人の運命だったが――。アメリカで125万部突破、オバマ前大統領が薦める一冊

ユーザーレビュー

  • ひとりの双子

    Posted by ブクログ

    「ザリガニの鳴くところ」を読み終えたあと、たまたま手に取ったこの小説の翻訳も-友廣純さん-でびっくり!
    良い翻訳家さんだと思います、とっても読みやすかったです。
    小説としても完成度が高くて、人種問題をじわじわと感じることができました。
    …わたし自身は、イエローだけど、他者と変わらないただひとりの人間。今日自分の顔を鏡でみて確認したくなりました。

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    2025年06月03日
  • ひとりの双子

    Posted by ブクログ

    「色の薄い黒人たちが暮らす町」で生まれ育った双子の少女。
    自由を求め家出同然に都会に出る。
    「白人」として生きる2人の道はやがて分かれ、全く別の生き方を始めるー。
    黒人差別があまりにも染み付いてしまっているアメリカ。差別があらゆる場面で顔を出す。
    『ビラヴド』と比肩する傑作。

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    2022年04月07日
  • ひとりの双子

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     数十年前のアメリカで、肌の色が薄い黒人という境涯に生きる双子の姉デジレーと妹のステラの人生の物語。
     薄い色の肌にこだわる母や周りの人々に嫌気がさして、外の世界に憧れるデジレーと、貧しさのために大学に行く夢を絶たれたステラは16歳の時に2人で家を出て行った。

     どんな思いや考えをもち、どんな人と出会い、どんな選択をするかで、いつも一緒にいた二人の人生がこんなにも別々の方向に向かい離れていく。

     白人として生き、裕福に暮らすが、自分を守るためにつく嘘が嘘をよび、自分というものがわからなくなり、その上、娘を傷つけ苦しむステラの心境が痛いほど伝わってきた。
     また、真っ黒な肌で生まれたデジレー

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    2025年08月09日
  • ひとりの双子

    Posted by ブクログ

    ルイジアナの小さな町マラードで黒人夫婦の家で生まれたクリーム色の肌と、はしばみ色の目と、緩やかに波打つ髪を持った双子のステラとデジレーとその娘の物語。父親がリンチで殺されるのを目撃したステラとデジレーは16 歳で母親のアデルを一人残してマラードを去り、ニューオリンズで新しい生活を始める。10年後、デジレーは不幸な結婚生活から逃れる為、黒い肌の娘ジュードを連れて実家に戻り、ステラは母親とデジレーとの家族の絆を断ち、白人と結婚して白い肌の娘ケネディと白人として暮らす。外見が白人でも黒人の血が一滴でも混ざっている者は全て差別の対象とする血の一滴の掟(one-drop rule)。デジレーはありのまま

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    2025年03月27日
  • ひとりの双子

    Posted by ブクログ

    読んでよかった。
    大学で学んでなんとなく知ったつもりになっていたけれど、当事者の暮らしは想像できていなかった。
    解説もわかりやすく改めて勉強しようと思いました。

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    2025年02月11日

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