小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
鴨川ホルモー完結編やって!
ホルモーを競い合う五大学には、それぞれ氏神社と言うべきものがある。
同志社大学なら上御霊神社
京都産業大学なら上賀茂神社
立命館大学なら北野天満宮
龍谷大学なら伏見稲荷大社
京都大学なら吉田神社
前作から、同志社も参戦!
京都の総合大学の有名どころやな。半分、校舎が滋賀とか、京都市外になってるとこも多いけどね…
京都と名が入ってる大学は、一応、京都市内をキープ。
出来れば、京都教育大があれば、地元の藤森神社が氏神になるやけど、総合大学ちゃうから、あかんか…
あれから、20年以上経ったのか…
「べろべろばあ」懐かしいな。この名前!
居酒屋やけど。
しか -
Posted by ブクログ
『ほどなく、お別れです』を読んで、すぐにこの本を借りられた。全体に暗さが漂うが、最後に明るく終わっているので、良かった。
小さい頃に大人の男性からの被害を受けた事で、男性に恐怖症を抱く36歳の泊日文。唯一の男の親友として、大学1年より16年も親交があった直人からの結婚報告でショックを受ける。何とか結婚式に出るのだが、一生ひとりで暮らすと決めてノートを付け始める。
アパートの隣の部屋に住み始めた背の高い男らしき人に恐怖心を抱き、ビクビク暮らす日文。何だか心細くて可哀想になってしまう。浴室のライトが切れ、助けを呼ぼうにも誰も居なく、最期は弟に頼む。高熱で倒れても、最後はSOSを職場に出して助けて貰 -
Posted by ブクログ
終末期医療の現場やそこに関わる人々の心理を淡々と、色鮮やかに描いた作品。
静かで流麗な文章が読んでいて心地よく、気づけば夢中で読み進めていた。
そして、続編があるとのこと。これは是非読んでみたい。
哲郎と秋鹿がシャルロッカを交わしながら語らうシーンが印象的で、必然的に死が絡む終末期医療において、医師が悩みながらも模索を続けている様、それでも日常の景色のように当たり前に患者が旅立っていく様は、哲郎が考える哲学の一端を垣間見た気分だった。
終末期医療の現場で、治せない患者とどう向き合うのか。正解は無いだろうが進むしかない。
答えを出すために模索しなくてはならない。
その哲学が導き出す「幸せ」は、 -
Posted by ブクログ
社会人3年目公務員の私は、就活未経験ということもあり、「内定」をもらうことの大変さを知りません。だからこそ、登場人物5人が内定をつかみ取ろうと見えないところで必死になる姿にハラハラしました。
ただ、最後の最後で新事実が発覚し、頭の中は「ん、?!?!」と混乱。そして、自分の首根っこを掴まれ、鏡を見ろと言わんばかりの言葉の数々。実は自分が無意識に主人公と同じ視点になっていた事に気付かされる今までにない面白い本でした。
きっと「何言ってるんだこの人?」と思うかもしれませんが、読んだら分かります。そして、いろんな人の感想を見ても、「みんな面白いとか言ってるけど、どーせつまんないし。」と思って手に取 -
Posted by ブクログ
香水の新作ブランド、ミリエルの宣伝プロジェクトとして渋谷の女子高生の間にある噂が広められる。
『レインマンが出没して女の子の足首を切っちゃうけど、ミリエルをつけていると狙われないんだって』
企画会社が女子高生モニターを雇って流した創作の噂だったはずだが、実際に足首を切断された女子高生の遺体が発見される。
2000年代の渋谷が舞台で、コギャルやiモード、チェーンメールなど懐かしいものも多いけど、話の内容は古臭くなくむしろ面白い。
事件を捜査する刑事の小暮には女子高生の娘がいて、“今どき”の女子高生の感覚とのギャップがあったり助言をもらったりの凸凹感がいい。
また小暮の相棒となる本庁の女性警部補 -
Posted by ブクログ
『何者』を読んでまず感じたのは、これは就職活動を描いた青春小説ではなく、「自分は何者なのか」を誰よりも他人の目によって確かめようとする人間の弱さを描いた作品だということだった。
物語は、就職活動を控えた大学生たちが情報交換を目的に集まり、互いに励まし合いながら未来へ向かって進んでいくところから始まる。それぞれが夢や理想を語り、面接やエントリーシートに向き合う姿は、ごくありふれた学生生活の一場面に見える。しかし、その穏やかな空気の裏では、SNSで見せる自分、本音を隠した会話、他人への嫉妬や劣等感が静かに積み重なり、人間関係は少しずつ歪み始める。物語が進むにつれ、就職活動そのものよりも、その過程 -
Posted by ブクログ
『本日は、お日柄もよく』を読んでまず感じたのは、これはスピーチライターという仕事を描いた物語ではなく、言葉には人の人生を変える力があることを描いた作品だということだった。
主人公の二ノ宮こと葉は、友人の結婚式で耳にした一つの祝辞に心を奪われる。その感動をきっかけに、伝説的なスピーチライターのもとで言葉を学び、新たな世界へ足を踏み入れていく。やがて舞台は結婚式の祝辞だけでなく、企業や政治の演説へと広がり、「人に伝わる言葉とは何か」という問いを軸に物語は進んでいく。華やかな成功譚というより、一つひとつの言葉と真摯に向き合い続ける人々の姿を描いた作品である。
この作品が描いているのは、話し方の技 -
Posted by ブクログ
『ゴールデンスランバー』を読んでまず感じたのは、これは国家権力から逃げ続けるサスペンスではなく、人生で築いてきた信頼が人を救う物語だということだった。
主人公・青柳雅春は、ごく普通の宅配ドライバーだった。しかし、ある日突然、首相暗殺事件の犯人に仕立て上げられ、日本中から追われる身となる。警察も世論もマスコミも彼を犯人として扱い、逃げ場はどこにもない。物語は極限の逃亡劇として進んでいくが、その緊張感の中で描かれるのは、犯人を追い詰める組織の恐ろしさではなく、青柳という一人の人間がこれまで積み重ねてきた人とのつながりである。
この作品が描いているのは、巨大な権力の陰謀ではない。真実は必ずしも事 -
Posted by ブクログ
『鬼平犯科帳 1』
池波正太郎
池波正太郎の代表作である『鬼平犯科帳』は、江戸の町を舞台に、火付盗賊改方長官・長谷川平蔵(鬼平)が、盗賊たちの悪事を取り締まりながら、人間の弱さや哀しみと向き合っていく物語。第一巻では、鬼平の人物像が丁寧に立ち上がり、彼がどのような信念で“悪”と対峙しているのかがじっくり描かれる。鬼平は冷徹な役人ではなく、過去に自らも荒事に関わった経験を持つため、悪人の心の影や事情を理解する目を持っている。だからこそ、ただ斬り捨てるのではなく、必要な場面では情をかけ、しかし許すべきでない悪は容赦なく裁く。その“厳しさと優しさの同居”が、鬼平という人物の魅力を強く支えている。物
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。