小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
初めてマーダー(殺人)とリドル(謎解き)のマードルミステリーを読みました.脱出ゲームやってる感じの伏線回収が何度もあり最初から最後までがっつり世界観にハマっていました.自分では謎は解けなくて,ちょっと悔しい..読み返すとそうだな!とはなったので,それもまた一興.数年ぶりにマーダーミステリーを読んだのですが,あらためて面白いなと思いました.
タイトルからはあまり惹かれなかった(ここ最近はマーダーミステリーを避けていたので)のですが,帯を見るとほんタメでたくみさんが推されていたとのことで,あらすじも読んだ上で買ってみたのですが,買ってとても良かったです! -
Posted by ブクログ
キャンピングカーで旅行に出かけた高校生4人とその1人の兄のカップル大学生2人。
人里離れた場所で狙撃され車に閉じ込められ、狙撃者から6人のうち誰かが秘密を抱えている、夜明けまでにその秘密を打ち明けろ、という要求が。
さすが「自由研究には向かない」シリーズのホリージャクソン、高校生主人公のミステリはこの人ほど上手い人はいないんじゃないなと思える非常に良くできた作品です。
大人になりきれていない、でも子供でもない。親友にも弱みは見せられないし、家庭の事情を全て晒すのはプライドが傷つく。上手くやってると思った人間関係をすぐにダメにしてしまう自分に嫌気がさしてしまうレッド...ハグしてあげたい気持ちに -
購入済み
カフネから
入ってきました
本屋さん大賞はホントにいい企画だと思います。
登場人物はダークなのに全員にそう思わせない
フォローの文面が入り著者さんの優しさが
溢れています
巻末の解説の方も書かれている様に
決して読者を裏切らない安心して読める作品
なのでは? -
Posted by ブクログ
日本女性科学者の草分け的存在・猿橋勝子さんの
伝記を読んでいるような気分。
戦争が日常と隣り合わせで描かれていて、改めて「平和」や「科学」というものに考えや思いを巡らせる読書でもありました。
アメリカのビキニ水爆実験で降った「死の灰」の分析など、女性が科学の世界で生きることが難しい時代に、放射能汚染の研究をされていた猿橋さん。
今の暮らしがあるのは、こうして様々な分野で活躍する科学者がいてこそなんだろうな……。
疑問を解き明かしたり、暮らしを豊かにするはずの科学技術が、誰かを苦しめるために使われるなんて悲しいし愚行としか言いようがない。
今も当たり前の日常に歓喜する人々の描写には、ハッとさ -
Posted by ブクログ
面白かった、そしてまた、重くて、やりきれない思いが、疲れた。短編で読みやすかった。一つ一つの話が長編にできそうかも?と思った。一つ一つの事件を通して、夏目刑事のこと、描かれていた。ラストの刑事のまなざしでは、通り魔の犠牲者となりチューブに繋がれ意識のない娘さん、そして真相、犯人とのやりとり。謎解きでミステリー要素があるので楽しめます。いろんな重い、つらい感情も描かれているので、結構、疲れます。彼の作品には、深いところに愛のようなものがあるのて、ずっと、薬丸岳さんにはまって、多分16冊ほど、読んできたが、ちょっと休憩タイムに入ろうと思った。重さとつらさが上回り、いっぱいいっぱいになってしまった❣
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Posted by ブクログ
出産9ヶ月になり、ネットでこの本の存在を知り読みました。今までの共感、これからの不安、色々感じるものがあり、産んでからまた読み直したいと思いました。
■出産編
つわり:読みながら夫が毎日私が食べられるもの買いにスーパーに言ってくれたこと、排水口ふくむ食べ物の臭いが嫌すぎたことを思い出した。あと、まだおなかが大きくない妊婦さんもつらい時期があると体験した。(産む以外にこんなにしんどい時期があるとは思ってなかった!)
出生前診断:一貫して子どもは親の都合(エゴ)で産んだんだから、という作者の意見が響いた。
生みたい気持ちは誰のもの?:野田聖子さんのお子さんの話が心に残った。他人がそのことに口