フェアリー・テイル 下
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フェアリー・テイル 下

4,400円 (税込)

22pt

ハッピーエンドに向けて、僕は旅を続ける
僕はこの旅を続ける、大事な友を救うために。
二つの月の輝くこの世ならぬ王国へと。
そしてあなたが最後に目にするのは
もちろんお待ちかねのハッピーエンドだ。

長い長い階段を下り、ぼくがたどりついた土地の名はエンピス。罌粟の花が咲き誇り、夜になれば天穹を双子の月がまばゆく照らす。目指すは王都リリマー。その王宮には、時間を逆行させる力のある巨大な日時計があるという。レイダーをそこまで連れてゆき、愛すべき老犬の命を救うのだ――

だが今や王宮は〈飛翔殺手〉なる者に簒奪され、王族は呪いをかけられて宮殿から追放されていた。ぼくはレイダーのために擁壁を越え、〈夜影兵〉が警護し、北方の巨人が徘徊する王都の迷宮に踏み込んだのだが――

地上最強のストーリーテラーが、その奇想を奔放に解き放って描き出す異世界、怪人、怪物、そして愛すべき仲間たち! 怪奇と幻想の伝統にリスペクトを捧げ、作家生活五十年を迎えた巨匠が贈る渾身のフェアリー・テイル。

物語を愛するすべての人に捧げる巨匠の新たなる名作誕生。

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フェアリー・テイル のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • フェアリー・テイル 上
    4,400円 (税込)
    作家生活50周年を飾る巨匠の新たな代表作! 巨匠、作家生活50年。 名作の開幕の時がきた。 暗い時代に自分が書ける楽しい物語とは何か? 帝王キングが出した答えが本書だ。 世界最強の想像力が生んだ、異世界の冒険がはじまる! ぼくの住む町には〈サイコハウス〉と呼ばれる不気味な屋敷がある。そこに住むのは偏屈な老人がひとり、閉ざされた門を越えると猛犬が襲ってくるという。ある日、悲しげに鳴く犬の声に気づいたぼくは、屋敷の主が梯子から転落して苦しんでいるのを発見した。 これがぼくとミスター・ボウディッチ(と、犬のレイダー)の出会いだった。 怪我をした老人の世話をするため家の立ち入りを許されたぼくは、ボウディッチ氏やレイダーと心を通わせはじめる。噂とは裏腹に老人も犬も恐ろしくはなかった。だが、徐々にぼくは奇妙なことに気づきはじめる。家の裏手から妙な音がときどき聴こえてくるのだ。ボウディッチ氏が奇妙に裕福なのも謎だった。そしてある日ぼくは、氏が大量の黄金の粒を金庫に入れていることを知った――これはいったい何か? どうやって老人はこれを手に入れたのだろう? 謎が謎を呼び、ぼくは徐々にボウディッチ氏の秘密に近づいてゆくが―― 絶望に閉ざされたコロナ禍に、巨匠は自身にこんな問いを投げた―― What could you write that would make you happy? 自分が楽しくなる物語。あるいは暗く先の見えない時代にみんなを元気にする物語。 さあ、自分ならどんな物語を書く? その答えが本書である。 だから最後に待つのはもちろんハッピーエンドなのだ。
  • フェアリー・テイル 下
    4,400円 (税込)
    ハッピーエンドに向けて、僕は旅を続ける 僕はこの旅を続ける、大事な友を救うために。 二つの月の輝くこの世ならぬ王国へと。 そしてあなたが最後に目にするのは もちろんお待ちかねのハッピーエンドだ。 長い長い階段を下り、ぼくがたどりついた土地の名はエンピス。罌粟の花が咲き誇り、夜になれば天穹を双子の月がまばゆく照らす。目指すは王都リリマー。その王宮には、時間を逆行させる力のある巨大な日時計があるという。レイダーをそこまで連れてゆき、愛すべき老犬の命を救うのだ―― だが今や王宮は〈飛翔殺手〉なる者に簒奪され、王族は呪いをかけられて宮殿から追放されていた。ぼくはレイダーのために擁壁を越え、〈夜影兵〉が警護し、北方の巨人が徘徊する王都の迷宮に踏み込んだのだが―― 地上最強のストーリーテラーが、その奇想を奔放に解き放って描き出す異世界、怪人、怪物、そして愛すべき仲間たち! 怪奇と幻想の伝統にリスペクトを捧げ、作家生活五十年を迎えた巨匠が贈る渾身のフェアリー・テイル。 物語を愛するすべての人に捧げる巨匠の新たなる名作誕生。

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フェアリー・テイル 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    あー面白かった〜」で閉じる幸福。やっぱり上手いな、キング。
    全作品ではないにしろ『キャリー』から読んでいるのだから、読んでいるこちらも50年ということになる。50年も面白いってどういうことよ!

    いろいろ書き留めておきたいこともあるけれど、ネタバレになってしまってはいけない。読み終えた心地がよかった

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    異世界エンピスで、死に瀕したレイダーを救うことに成功したチャーリー。しかしある者の罠により、チャーリーは囚われの身となる。牢獄で行われる残虐な競技を生き抜き、チャーリーは世界に平和をもたらすことができるのか。異世界ファンタジー全開の下巻です。
    ハッピーエンドの物語だということは最初から公言されている

    0
    2025年09月17日

    Posted by ブクログ

    スティーヴン・キングの最新作。面白すぎました。
    主人公はハイスクールに通うチャーリー少年。
    キング作品ではおなじみの、アメリカの田舎町が舞台で、チャーリーの日常から物語はスタート。ある日「サイコハウス」と呼ばれる一軒家から、犬の悲痛な鳴き声が聞こえ、住人のミスター・ボウディッチが梯子から転落している

    0
    2025年07月02日

    Posted by ブクログ

    上下巻購入したら9500円、長年、キングファン、かつ年金でもリッチなクラスの方しか買わない、買えないであろうと・・思った読後。

    ファンタジーである。正直、若い頃からあまし好み出なかったテーマ、どうしても現実の生活が色々あった事もあり、短編なら手に取って、浸っても、こういう長編になるとモチベーション

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    冒頭で言ったラヴクラフトはどこ行った!と思いながら読んでたら後半ガッツリラヴクラフトみがあって大変良かったです。
    また主人公が異世界を去る際の後ろ髪引かれる気持ちの描写が非常に悲しかった。
    ただ上巻と比べわんこのレイダーの描写が少なくなってしまったのがやや残念に思えてしまった。

    タイトルに偽りのな

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    もう上巻の終わりあたりから一気読み状態に突入のはずが・・・立って本を読む習慣があるため上巻ですでに腕が本の重さに耐えきれず、筋肉痛で湿布を貼る羽目に(泣)
    それでも筆者の筆力のおかげで、すっかり異世界に没入体験できました。全く未知の世界をまるで自分の目で見ているように想像できる圧倒的な筆力に感動。

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    チャーリー・リードが「サイコハウス」の側を歩いていた時、犬の鳴き声が聞こえてきた。それも心細そうな鳴き声で。庭の中から家に入るとボウデッチさんが階段から転げて怪我をし、犬が心配そうに鳴いていた。それからボウデッチさんと犬のレイダーとの関りができ、この「サイコハウス」の中も見ることができ、庭の小屋の中

    0
    2025年08月18日

    Posted by ブクログ

    CL 2025.7.31-2025.8.2
    はじめは少年の成長物語、上巻終盤からフェアリーテイルに進んでいく。
    上巻の、チャーリーとボウディッチ、犬のレイダー、父親との結びつきに胸が熱くなる。
    下巻は異世界でのチャーリーの活躍、そしてハッピーエンド。
    巨匠の描くフェアリーテイルは、ありがちな言わば手

    0
    2025年08月03日

    Posted by ブクログ

    下巻は「長いな〜」と思うシーンがとても多くさらに登場人物が一気に増えて名前が覚えられなくなり挫折しそうになったが、グロさと痛々しい描写やたくさんの死の場面もありダークファンタジーの雰囲気はとても好きなテイストだった。
    色々な謎も解き明かされていき、最後は帯に記載されている通りのハッピーエンドへ集結し

    0
    2025年05月12日

    Posted by ブクログ

    上巻からの予測できない展開は相変わらずだった。キングの異世界の設定はどこか暗くて陰鬱としているなかに何か希望が残っていることが多いなぁ。ハッピーエンドとわかっていても着地が読めずに楽しんだ。

    0
    2025年10月22日

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