あらすじ
日本の小説作品として異例の大ヒット!
恋人から突然、「他の女性と結婚する」と告げられた貴子は、深く傷つき、ただ泣き暮らす毎日をおくることになった。
職場恋愛だったために会社も辞めることになり、貴子は恋人と仕事をいっぺんに失うことに。そんなとき叔父のサトルから貴子に電話が入る。叔父は妻の桃子に家出され、ひとり神保町で「森崎書店」という古書店を経営していた。
親類の間では変人として通っていた叔父からの連絡は、「店に住んで、仕事を手伝って欲しい」というもので――。
50の言語で翻訳オファーが殺到し、世界的大ヒットを遂げたヒーリング小説の傑作が新装版で遂に登場。巻末には書き下ろしの掌編、「午後の来訪者」も収録。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
シンプルにとても良い本でした。
全編を通して心温まる穏やかなストーリーで、少しドキドキする恋の話もあり、ベタな展開もあるけどそれを上回る満足感に満たされ、こんな本が16年前に出ていたことに驚きました。
Posted by ブクログ
古本屋さんが沢山ある神保町の景色が見えてきて、ぜひ!本好きとしては行ってみたいと思いました。
オーディブルで聞いたので、映像は自由に想像出来るドラマを観ているかのような感じでした。
サトルさんも桃子さんも、神保町にいる皆さんも個性豊かで、ゆっくりとした時間の流れの中で、人として生きる温かさを感じました。
Posted by ブクログ
登場してくるキャラクターがみんな本当に良くて、サトル叔父さん、貴子ちゃん、桃子さん、それぞれに辛い過去があるからこそ、言葉に深みがあって心に響いた。色々なことを経験してきたからこそ、人に伝えられることがあるんだなと感じる。
特にサトル叔父さんが言っていた「人を好きになることを恐れないでほしい。例え上手くいかなくても、誰かを愛した記憶はそれだけで自分の心をじんわり温めてくれる」という感じの言葉が、すごく胸に刺さった。自分の過去を振り返ってみても本当にその通りだなと思うし、昔のことを思い出すと温かい気持ちになって、また前を向いて頑張れる気がする。
全体的に本当に温かいお話で、とても読みやすかった。自分自信の経験とも重なる部分があり、他の人にもぜひお勧めしたいと思える本当にいい作品だった。
Posted by ブクログ
失恋、失業して叔父の営む書店に転がり込んだ主人公の女性が、人生の転機となった日々を紡ぐ物語。
大きな事件は起こらない。しかし、正直に生きる人々と本に囲まれて過ごすうちに癒されてゆく主人公に、共感を覚えずにいられません。ずっと爽やかな雰囲気に包まれています。
匿名
やさしく心に効く書物
レビュータイトルに書かせていただいたとおりの内容でした。もっと、早く出会って読みたかった一冊です。続冊も必ず買います。
Posted by ブクログ
ちょっぴりほろ苦く、ちょっぴり切なくて、それでも最後には優しい気持ちになれる三つのエピソード。
どんな人にもおすすめしやすい一冊かもしれません。
また、この作品には続編もあり、二冊で一つ、という物語のようなので、引き続きそちらも読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ
八木沢さん、やっぱり良いなぁ。
温かい世界観、読み心地もよくてほっとします。
恋人も仕事も失い、人生のどん底にいる姪っ子に声をかけてくれたサトル叔父さん。居候しながら叔父さんの経営する古書店を手伝う貴子は、人の優しさに触れ、さまざまな交流を経て徐々に元気を取り戻していく。
優しいなぁ。癒やされるなぁ。
お店の常連さんとゆるく繋がっているようでも、そこには絆みたいなものがあって、心を許しあっている関係性がまたいい。そんな安心感のなか、読書の楽しさを知って感動する貴子ちゃん。本に囲まれた環境に心を躍らせる気持ちがめちゃくちゃわかる。
森崎書店の周りにいる個性的な面々は、優しくて親しみがあって愛着がわく。書店もみんなも丸ごと好き!
こんな風に心から身を案じてくれたり、本について語り合える叔父さんがいるなんて羨ましすぎる。
サトル叔父さんと、人との出会い、好きなだけ本を読める楽しさに癒されていく貴子。
素敵な叔父さんに見守られて、良い時間を過ごしたなぁ。
無条件に一緒に怒ったり喜んだりしてくれる人のいることのありがたさよ。
酷く傷ついて殻に閉じこもっていた貴子には、必要な優しい時間だったと思う。
読み終えて、ふんわり幸せな気持ちに包まれました。
ずっと追いかけたいシリーズです。
『愛することは素晴らしい。それはどうか忘れないでほしい。人を愛した記憶というのは、絶対に心の中から消え去らない。それは、いつまでも人の心をじんわりと温めてくれる。』
『それは心の問題なんだ。どこにいようと、誰といようと、自分の心に正直でいれば、そこは自分の場所なんだ。』
Posted by ブクログ
新装版に書き下ろしがあると知り、再読
前回は文庫で読んでいるため、叔父さんは文庫の表紙にある内藤剛志さんで脳内イメージされていました。
失意のどん底にいた時に、叔父の古本屋での手伝いを経て、今までほとんど興味のなかった読書へ、また界隈の様々な人とのつながりができていく。
本を読むことは、私にとっては日常的だけど、様々な出会いがあるといいな
Posted by ブクログ
古書とともに少しずつ成長するほっこりした人間模様。
背景は異なれど、時代時代で作家は言葉に気持ちを乗せて紡いでいて、そのぬくもりは現代の悩み深い若者たちに道標を与えてくれる、そしてその連鎖が周辺を少しずつ幸せにしていく、そんなお話。
Posted by ブクログ
神保町の古本屋を舞台とした叔父、叔母と主人公の女性の人間ドラマ。ほっこりとするし、登場する古本たちも何か読みたくなってしまう。
久しぶりに神保町をふらついてみたくなった。
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東京神保町には古本屋が沢山あるんですかね
ちょっと覗いてみたくなりました
恋人に振られ、仕事も辞めてしまった貴子が人生の充電期間を叔父の古本屋で過ごしてから変わっていく物語
登場人物自体は余り多くなく沢山の温かい人に巡り会える貴子
叔父の元妻桃子さんも色々胸に抱えながら自分に真っ直ぐストレートに生きていてそれを優しく包み込む叔父
病気の事もありましたがとりあえずこの本ではハッピーに終わり良かったです
Posted by ブクログ
面白い本、見つけた!世界で刊行されたようだが、読みやすい。失恋した貴子はサトル叔父さんの古書店で店番しながら住むことになる。ここで癒されて復活していく。出ていったはずの桃子おばさんが突然帰ってきたり、色々あるが、神保町古書店の温かさがじんわりと伝わってくる。
Posted by ブクログ
Audibleで聴いた『新装版 森崎書店の日々』は、まさに「ヒーリング小説」という言葉がぴったりの、じんわりと心が温まる物語だった。
あらすじだけを言えば数行で終わるほどシンプル。さらに、著者自身があとがきで触れている通り、デビュー作ゆえの少しこなれていない部分もあるが、むしろその飾り気のない素朴さこそが、この作品の大きな魅力である。だからこそ、世界中で大ヒットし、多くの人々に愛されていることにも納得した。
傷ついた人々が神保町の古本と温かい人々に触れ、ゆっくりと再生していくプロセスは、Audibleの朗読を通してこちらの心まで優しく解きほぐしてくれる。派手な事件は起きなくても、聴き終えたあとには胸の奥に確かな温もりが残り、また明日から少しだけ優しく生きていこうと思える。人生に寄り添い、立ち止まることを肯定してくれるお守りのような、素晴らしい読書体験だった。
Posted by ブクログ
特に心を鷲掴みにされる事はなかった…でも、中盤にならないと夢中になれる本がなかなかない中、森崎書店の日々は、最初から続きが読みたい!と夢中になれる本でした。物語として現実とかけ離れることなく、身近な話しのようで、その温かい世界に浸れる本。続きを読むのが楽しみです!
Posted by ブクログ
あるきっかけで、神保町の古書店の手伝いをするようになった女性の視点を通して描かれる話。
古書店の佇まい、町の景色、そこにいる人々の雰囲気まで感じられるような神保町。
人にはそれぞれいろいろな事情があるけど、そんな様々な人を受け入れて静かにある神保町という町。
そんな話の中にも、いくつか盛り上がるドラマがあって、静かに、うねるように話が動く。
本書内である人が勧められている「尾形亀之助詩集」を読んでみることにした。
Posted by ブクログ
とりあえず最低な彼氏に腹が立ったが、叔父さんが一喝してくれた所はスカッとした。でも本人には響いてなさそうと思ったけど。
本屋さんで住み込みの話は結構読んだことあるけど、ここは時がゆっくり流れてていいな。
破天荒な人ほど実は良く物事を考えていて、時に思いもよらぬ言葉をかけてくれるものだ。貴子が叔父に救われた分、叔父がピンチの時に恩返ししてあげて桃子さんと旅に出るストーリーも好きだった。
桃子さんも十分変な人だったけど、叔父とうまくいって良かった。
Posted by ブクログ
読みやすいし、本好きには面白いテーマなんだけど
なんだろう…よくあるほっこり本と大差なかった。
大ヒットと書いてあったけど何がそんなに刺さったんだろう…
読んで良かったし面白かったけど再読はないなぁという本
Posted by ブクログ
この作者の作品2冊目。1冊目は「ペンションワケアッテ」。こちらが古い作品だが、どちらも簡素で分かりやすく、整った文章。好感が持てた。
続編も期待。
Posted by ブクログ
すごく読みやすくするする読めた。
失意のどん底の主人公がめちゃめちゃ長時間眠れる設定が不思議だった。傷つけられたり絶望したりすると圧倒的に眠れなくなる人が多いから。愛されて育った主人公は心の芯がしっかりしていたんだろうな。
突然理由も説明せずに主人公のおじさんの前から消えた奥さん(主人公のおばさん)。後々理由が語られるけどそりゃないよ、あんまりだ。
黙って消えられて残された人の気持ち考えないんか?
すぐ帰るのか?いつ帰るのか?帰らないつもりなのか?自分に悪いところがあったのか?どうしたら出て行かなかったのか?
残された人はずっとずっと悲しむ、答えがわからず苦しむ、自分を責めることもあるだろう。
それなのに、勝手に消えたのに、自分の都合で(自分の気持ちの整理がついたら)突然ちゃっかり帰ってくるんだ?
って感想が、いま見てるドラマ「Tシャツが乾くまで」にそっくりで
相手に愛されてるからって驕ってるよなぁ…そんな人でも帰ってきてくれたらうれしいのか…うれしいんだよなぁ…
あっさり描かれてるけど、なんだかなぁと思ってしまう。他人がとやかく言うことではないけどさ。好きにしたらいいけどさ。読者だから違和感は言うよね
古い本たちのエピソードはよかった。
亡くなった父の本棚にひっそりと埃を被って忘れられているたくさんの本を読んでみようかなと思った。
Posted by ブクログ
ストーリーとしては少しパンチに欠けるものの、冬の朝、朝日を浴びながら布団の中でゴロゴロしているような、じんわりとしたぬくもりを感じる作品だった。
そして何より、神保町で古書店を営む親戚がいて、失恋をきっかけにそこへ転がり込み、本に囲まれながら暮らせるという設定があまりにも羨ましい。しかも本は読み放題。読書好きにとっては、これ以上ない贅沢な環境だと思う。
そして桃子さんとサトルおじさん夫婦も大好きだ。二人が貴子ちゃんを本当に大切に思っていることが、物語の随所から伝わってくる。なかでも印象に残ったのは、小柄なサトルおじさんが、自分より体格のずっと大きい英明に立ち向かい、貴子ちゃんに謝るよう求める場面だ。あの姿には胸がじんわりと熱くなった。自分だったら、謝罪そのものよりも、「こんなにも必死に守ってくれる人がいる」という事実だけで、心の傷は少し癒やされる気がする。
読み終えたあと、ふらっと本屋へ足を運びたくなった。本との出会いはもちろん、本屋という空間そのものの魅力を改めて思い出させてくれる一冊だった。
Posted by ブクログ
世界中で愛される本作。
ようやく読めた!
恋も仕事も失い、人生のどん底にいた貴子。
そんな彼女がたどり着いたのは、神保町の小さな古書店「森崎書店」だった。
本に囲まれた日々の中で、少しずつ自分を取り戻していく姿が、とても丁寧に描かれている。
読んでいて何度も思ったのは、
人生には”立ち止まる時間”も必要なんだということ。
慌ただしい毎日から少し離れて、本を片手にゆっくり過ごす。
そんな時間が、人を前へ進ませてくれるのかもしれない。
そして、この1冊を読み終えて真っ先に思ったこと。
「古書店に行きたい。」
新刊にはない出会いが待っている、あの独特の空気を味わいたくなった。
本が好きな人はもちろん、
「最近ちょっと疲れたな」と感じている人にも、そっと寄り添ってくれる物語。
読み終えた後は、神保町を歩きたくなる。
そんな心温まる一冊でした。
続編も、ぜひ読んでみたいし、映画も観てみたい
Posted by ブクログ
神田の古本街を回りたくなるし、さらに昭和初期の作品を探したくなった。
こんな古本屋、たくさんあるんだろうな。あと昔ながらの喫茶店。良い話だった。
Posted by ブクログ
読書っていいよなあと思わせてくれる。
登場人物が素敵な人だらけで心が洗われた気がした。
理想だけ高くて努力はしない自分が嫌になって世界一周した叔父のところに共感。自分も世界一周したほうがいいかも笑
周りの目を気にしがちなときに読んだという、女生徒、という作品が気になった。
Posted by ブクログ
とても読みやすい作品です。
古本達に癒されるなんて素敵だなぁと思いました!
面白かったけど…
心の底から揺さぶられる感情は湧かなかったかな笑
叔父さんの待てる心には尊敬です!(o^^o)
Posted by ブクログ
読みやすくてよかった。
最初の貴子の話もよかったが、桃子さんの帰還がすごくよかった。
貴子や桃子さんを優しく包んでいる、サトルさんがとてもいい!
Posted by ブクログ
恋人に裏切られた貴子が、叔父が経営する古本屋で過ごし働きながらいろんな人と関わり癒されていくお話。続編も一緒に読んだので、それにつながるお話ということで登場人物の関係性がよくわかった。
Posted by ブクログ
失恋失業した貴子が叔父の経営する森崎書店で過ごす日々。神保町かぁ。行ってみたいと思いつつ読書傾向が違うため通りすぎるだけ。でも今度行ってみようかな。さぼうるは有名な喫茶店ですよね。前は何度も通ったことあるんだけどなかなか入れない。後半は叔母の桃子さんをめぐるストーリー。急にいなくなるのは止めようよ、事情はあったにしても。
後書きで著者が書いていたことが興味深い、余程のことがあったのかな。
Posted by ブクログ
主人公の貴子は、交際していた恋人から突然別の女性と結婚すると告げられる。しかも相手は同じ会社の女性だった。
自分はただの遊びだったのか。結婚相手と同じ職場に居続けることもできず、会社を辞める。何もかも失ったような気持ちの中、元恋人だけは何事もなかったように日常を送っている。その姿が貴子をさらに傷つける。
行く当てもなくなった彼女は、叔父が営む古本屋「森崎書店」を手伝うことになる。しかし失恋の傷は深く、仕事以外の時間は部屋にこもって眠るばかり。嫌なことを忘れるように毎日を過ごしていた。
そんなある日、「寝てばかりの人生はもったいない」と言われ、積み上げられた本の中から一冊をなんとなく手に取る。
そこで貴子は文学の面白さに出会う。
そして止まっていた彼女の人生は少しずつ動き始める。
個人的には、貴子が元恋人にずっと言えなかった思いをぶつける場面が最高だった。読んでいて思わずスカッとする!笑
本読んでいる私たちなら感じたことあるこの気持ち。「やっぱり本っていいな」と改めて感じられる一冊だと思う。