あらすじ
日本の小説作品として異例の大ヒット!
恋人から突然、「他の女性と結婚する」と告げられた貴子は、深く傷つき、ただ泣き暮らす毎日をおくることになった。
職場恋愛だったために会社も辞めることになり、貴子は恋人と仕事をいっぺんに失うことに。そんなとき叔父のサトルから貴子に電話が入る。叔父は妻の桃子に家出され、ひとり神保町で「森崎書店」という古書店を経営していた。
親類の間では変人として通っていた叔父からの連絡は、「店に住んで、仕事を手伝って欲しい」というもので――。
50の言語で翻訳オファーが殺到し、世界的大ヒットを遂げたヒーリング小説の傑作が新装版で遂に登場。巻末には書き下ろしの掌編、「午後の来訪者」も収録。
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Posted by ブクログ
人と人 想い想われ ステキだなと思う。
『人を好きになることを、どうか恐れないで。〜略〜 誰かを愛した記憶は、それだけで人の心をじんわりと温めてくれる・・・』
この1冊で、じんわり温まりました。
Posted by ブクログ
Audibleで聴いた『新装版 森崎書店の日々』は、まさに「ヒーリング小説」という言葉がぴったりの、じんわりと心が温まる物語だった。
あらすじだけを言えば数行で終わるほどシンプル。さらに、著者自身があとがきで触れている通り、デビュー作ゆえの少しこなれていない部分もあるが、むしろその飾り気のない素朴さこそが、この作品の大きな魅力である。だからこそ、世界中で大ヒットし、多くの人々に愛されていることにも納得した。
傷ついた人々が神保町の古本と温かい人々に触れ、ゆっくりと再生していくプロセスは、Audibleの朗読を通してこちらの心まで優しく解きほぐしてくれる。派手な事件は起きなくても、聴き終えたあとには胸の奥に確かな温もりが残り、また明日から少しだけ優しく生きていこうと思える。人生に寄り添い、立ち止まることを肯定してくれるお守りのような、素晴らしい読書体験だった。
Posted by ブクログ
恋人に振られ、仕事を辞め、どん底にいたアラサーの貴子。神田神保町で古書店を営む叔父のサトルから、「住み込みで仕事を手伝って欲しい」と連絡があり、引っ越すことに。
古書店で本に囲まれ、叔父行きつけの喫茶店でコーヒーを飲み、店の常連や喫茶店のマスター、叔父の妻で、5年前に出て行ってから突然戻ってきた桃子さんとの交流を通して、少しずつ自分を取り戻していく貴子の様子が、はがゆくもあり、応援したくもあり…。充電期間を神保町の古書店で、なんてすごく贅沢!うらやましい!
貴子が古書店での生活に終わりを告げ、新たな一歩を踏み出すのは、物語の半ばくらい。意外と早い。その後は、桃子さんや、古書店や喫茶店のお客さんでもある和田さんとのエピソードが綴られる。
この物語の登場人物みんな、程度の差こそあれ、くせのある人達で、一筋縄ではいかない感じだ。でもそれが、一見平坦な物語のスパイスになってるのかも。貴子はもう、古書店に住んでいないし仕事もしているけど、タイトルが「森崎書店の日々」だし。今後どのような関わり方をするのか…続編が楽しみ。
Posted by ブクログ
すごく読みやすくするする読めた。
失意のどん底の主人公がめちゃめちゃ長時間眠れる設定が不思議だった。傷つけられたり絶望したりすると圧倒的に眠れなくなる人が多いから。愛されて育った主人公は心の芯がしっかりしていたんだろうな。
突然理由も説明せずに主人公のおじさんの前から消えた奥さん(主人公のおばさん)。後々理由が語られるけどそりゃないよ、あんまりだ。
黙って消えられて残された人の気持ち考えないんか?
すぐ帰るのか?いつ帰るのか?帰らないつもりなのか?自分に悪いところがあったのか?どうしたら出て行かなかったのか?
残された人はずっとずっと悲しむ、答えがわからず苦しむ、自分を責めることもあるだろう。
それなのに、勝手に消えたのに、自分の都合で(自分の気持ちの整理がついたら)突然ちゃっかり帰ってくるんだ?
って感想が、いま見てるドラマ「Tシャツが乾くまで」にそっくりで
相手に愛されてるからって驕ってるよなぁ…そんな人でも帰ってきてくれたらうれしいのか…うれしいんだよなぁ…
あっさり描かれてるけど、なんだかなぁと思ってしまう。他人がとやかく言うことではないけどさ。好きにしたらいいけどさ。読者だから違和感は言うよね
古い本たちのエピソードはよかった。
亡くなった父の本棚にひっそりと埃を被って忘れられているたくさんの本を読んでみようかなと思った。
Posted by ブクログ
世界中で愛される本作。
ようやく読めた!
恋も仕事も失い、人生のどん底にいた貴子。
そんな彼女がたどり着いたのは、神保町の小さな古書店「森崎書店」だった。
本に囲まれた日々の中で、少しずつ自分を取り戻していく姿が、とても丁寧に描かれている。
読んでいて何度も思ったのは、
人生には”立ち止まる時間”も必要なんだということ。
慌ただしい毎日から少し離れて、本を片手にゆっくり過ごす。
そんな時間が、人を前へ進ませてくれるのかもしれない。
そして、この1冊を読み終えて真っ先に思ったこと。
「古書店に行きたい。」
新刊にはない出会いが待っている、あの独特の空気を味わいたくなった。
本が好きな人はもちろん、
「最近ちょっと疲れたな」と感じている人にも、そっと寄り添ってくれる物語。
読み終えた後は、神保町を歩きたくなる。
そんな心温まる一冊でした。
続編も、ぜひ読んでみたいし、映画も観てみたい