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Posted by ブクログ
前作のおわりが衝撃的で、ここから行ける続編があるんですか?と思いつつ手に取った。回想メインでふたりの関係性とあいだの出来事を深掘りしていく前2編のあと、分岐した3話がよかった。不在ルートの仄暗い終わり方も悪くなかったけれど、再会ルートが好き。そんなわけないだろと思うような嘘くささだけれど、読者が望むからか祝部が望むからかこのルートがあるんだろうな。こんなに信じられない助けてくれてありがとなを求めてしまって、こんな歪なハッピーエンドにしてしまって、死体埋め部が完成された巻だった。これを読むことで前作の満足感も高めて、繰り返し読みたくなるような良作。10ページに満たない後日譚までぞっとする終わり方で好き。
Posted by ブクログ
埋め部の合宿の健全さよ、と思いきやちゃんと『部活動』しててさすがだなと…旅先であろうとなんだろうと死体は発生するものですからね。織賀先輩が戻ってくるのと戻ってこないパターン、どちらも書かれているけど戻ってくるほうが正史なのかなあ。戻らないパターンは立ち直ってすこしはマシになっているけど、戻ってくるほうがよっぽど救いがないというかよりいっそう信仰が深くなってて恐ろしかった。織賀先輩どんどん人ならざるものになっているな。神さまであり幽霊であり怪物でもあり。一度失ったからこそ祝部はもう二度と離れられないんだろうなあ。救いのない旅路はいったいどこまで続くのだろう。
Posted by ブクログ
「死体埋め部の悔恨と青春」の続編。
『死体埋め部』というあり得ない設定ながら、織賀先輩の明るさと強引さに導かれて段々とサークル活動のような形になっていっている。この続編ではついに合宿で北海道に遠征している。ところがそこは埋め部、ただの合宿では済まなかった。
違法な闇の活動でありながら、どこか青春のような雰囲気すら漂うのは、二人のキャラクターや関係性によるものか。
織賀先輩の磊落さ、一方で学生生活はきちんとしていて埋め部の活動にも無駄がない。
祝部は、元は織賀に引きずられる形で埋め部の活動に付き合わされ、織賀を楽しませるために死体を巡る謎解きを始めたはずなのに、いつの間にかその活動も織賀との交流も必要なものになってきている。
この続編は前作の「あの日」以前のエピソードが2編と、「あの日」以降の、織賀が不在の場合と織賀がいる場合の2パターンのその後が描かれている。
個人的にはやはり織賀がいるパターンが良かったが、狂気が見え始めて、どちらにしても織賀先輩と祝部の未来は明るいものではないだろうと思わせる。
『面白いことあるかな』
『ありますよ、沢山』
二人の形は少々変わり、大学生活も終りを告げようとしているが、それでも二人は闇の道を行く。後日談にもそんな予感があって、暗い話のはずなのにこのまま埋め部サークルが続いて欲しいとも思ってしまう。
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