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日本企業最大の利益を誇るトヨタ自動車。その創業者&ボンボン御曹司(?)の夢と苦難を綴った「奇想天外」経済小説!
第1号市販車は故障で立ち往生続出。
喜一郎は公職追放で会社解体?
労働争議と苦汁の社長辞任。
“タイムリープ”神社で滝行する章男?
「恥を知れ」と罵られながら臨む、米議会公聴会。
最新鋭水素自動車MIRAI遭難事故?
想像も出来なかった涙の再会……
豊田家御曹司・章男少年は曾祖父・佐吉の顕彰祭へ家族と来ていた。いたずら坊主の章男は裏山から転び落ちた拍子に車にはねられてしまう。一方は明治時代、佐吉の息子・喜一郎は「自動車」に乗ってきたというアキオと名乗る不思議な子供と、しばしの友情を育む。そして時代が進むたび喜一郎の前に不思議な人が次々と現れる……彼らはいったい何を伝えに来たのか?
「もっといいクルマをつくろうよ」
おじいさん、あなたの言葉だったのですね。この小説を読んで二度泣いた。-豊田章男
=主人公はこの二人!=
トヨタ自動車創業者 豊田喜一郎
自動織機で世界を席巻し、日本の自動車産業を興しながら、失意の最後を遂げた男
トヨタ自動車会長 豊田章男
喜一郎の孫。ボンボン御曹司と揶揄されながら、世界一の車メーカーを改革した男
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Posted by ブクログ
YouTubeのお勧めに豊田章男氏のスピーチが流れてきました。とても素敵な人で調べていくうちに「トヨタってどんな会社なんだろ」と興味を持ち、この本を手に取りました。
読む前:失礼ながら、名前以外殆ど知りませんでした。
難しいストーリーなのかなと思っていました。
読んだ後:タイムリープという斬新なファンタジーでした。
織機から始まり車作りに変わっていくワクワク感妖怪アキオ時代の行動はハラハラしました。
そして、現代の章男氏の学生時代〜トヨタ入社後の立場や苦悩や仲間と出会いや別れ、時代の流れによっては読んでいて辛くなったり、やるせ無い気持ちにもなりました。
機械や車種など専門的な部分と登場人物は多いものの、それぞれの人物の心情がとても細やかに伝わってきました。
途中、公聴会や会見などそれらのスピーチではユーモアがあり、時にはありのままの言葉で社員やお客様に訴えている姿が印象的でした。
経営者としての在り方や行動が明確で、「自ら現場に赴き、声を聞く」。会社を立ち上げた先代の気持ちを受け継ぎながら、ニーズを生み出し続ける トヨタ という会社の情熱に感心しました。
※個人的な感想です。※
Posted by ブクログ
『2024年一番の読み応え!』
自動車産業の立ち上げに心血を注ぐトヨタ創業者一族の物語。第一部は実質的創業者の豊田喜一郎、第二部は現会長の豊田章男が主人公。第三部以降はお互いの物語が交差しながら進んでいく。
ジャンルで言えばトヨタ社の史実に基づく経済小説であるが、存命の財界人を登場させながらフィクションも交えて物語色を強くした稀有な作品と言える。とても詳しく社史を調べた様子が文章から伺えるためノンフィクション作品にもできたと思うが、奇想天外な物語にしたことで登場人物たち人柄がよく描かれ、この作品の最大の魅力となっている。
本作を読めば、今では当たり前の国産車の製造が当時どれだけ高いハードルであったかがわかる。戦下では軍用機に改造できる大型トラックを主製品にして儲けることもできたはずだが、「国民を豊かにするために大衆車を作る」という喜一郎氏の一貫した信念にはとても感動した。現代の”当たり前”が古人の奮励努力で成り立っていることを実感する。
モノづくりに傾倒する情熱にあふれた描写はもちろん、トヨタの子としての葛藤を描いた心理描写もとても読み応えがある。「風立ちぬ」や「下町ロケット」のようなロマンを感じる企業経済作品が好きな方はきっと楽しめるだろう。日本を代表するトヨタグループ創業の歴史をぜひ味わってほしい。
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小説・文芸
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