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Posted by ブクログ 2018年02月05日
「十三階の女」に感銘を受け、著者作品を読む。
オレオレ詐欺をよく調べられており迫力ある。味田の背景描写が今ひとつだし、本城と息子の関係性描写も弱いと思ったが、養成所での針谷の講義の場面をはじめとするオレオレ詐欺の犯罪に向かう圧倒的な熱量と、複雑すぎずかつ嘘臭くない丁度良い程度のプロットが全体を引き締...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月27日
著者は不思議な名前だな、と思った。
警察小説の著者は オトコだと思いこんでいた。
途中まで読んで、なんか 雰囲気が違うので、おかしいなぁと思った。
それで、ネットで調べたら 女子だった。
女子の警察小説は、独特の陰が存在している。
と言っても、初めて読むのだから すべてをくくるわけにはいかないが。...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月01日
最後まで着地点が見えません。
予想を反した展開です。
ワクワクして読み進めます!
【本文より】
「さっき、息子さんに泣きつかれて潜入捜査に踏み切ったけど、違うよね」。
「あなたを最終的に突き動かしたのは息子さんじゃない。あなたの自尊心では」。
「あたたはすることがなかったのよ。あしたからも。...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年07月13日
本書に書いてある通り、オレオレ詐欺は技術的にも組織的にもどんどん高度化しているであろうことは、事件報道からも想像に難くない。
そしてその巨額の利益はロクな経路を流れていないだろうことも然り。
ただ、若きエリート官僚があまりにも卑小に描かれていることが、犯人側の緊張感ある描写と対比され、面白さよりも興...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月28日
アゲハシリーズの作者のシリーズ以外の作品を初めて読んでみた。主人公はナンバーと呼ばれる知能班のチーフだったが、渡航先でSを死なせてしまい、閑職へ追いやられる。辞職を迫られながら、有給休暇を消化している中、警察官僚の息子の相談に乗り、オレオレ詐欺の潜入捜査に・・・登場人物が多い上に、すべて繋がっている...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月30日
ミステリが好きなのは、勧善懲悪で論理的にコトが片付くから。法則通りに物事が並べられるのが好きなのよ。なのに、あにはからんや読後感が異様に悪い物語を読んでしまった。登場人物の中に善人がひとりもいない(笑)! 主人公は一応、正義のひとだけれど、彼が死に追いやった人間の数を考えたらそれほどでもない。息子の...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月03日
警察官僚の息子のため、振り込め詐欺グループに潜入捜査する父親警察官の物語。
2003ころから認知され始めた振り込め詐欺も今や産業化されており金主ー番頭ー架け子ー受け子というヒエラルキーがはっきりできている。特にトレーニングも不要な受け子はよく捕まっているが、番頭から上が逮捕されることはほとんどない...続きを読む
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