感情タグBEST3
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最近また読み始めるようになったミステリーの中では一番はじめに手に取った作品、表紙の子供たちとでぃすぺるという言葉に惹かれて。
ある意味一番子供らしかったユースケ、厳しい親元で悩まされていた優等生のサツキ、口数が少なくミステリアスな雰囲気がミサの三人が掲示係という学校新聞を通して、とある七不思議を現実視点とオカルト視点で考察して議論する。ちゃんと公平なジャッジ役もいる。
次はどうなるんだろと新しい事実が出てくれ、登場人物と同じように驚く事もしばしば。他の本も並行して読むつもりだったが、数日この本だけにかかりっきりになるぐらい読むのに引き込まれていた。ラストの展開には賛否はあるかもしれないが、私は悪くないと思う。その後の彼らの活躍がまた見ることが出来たら是非読んでみたい。
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面白かった!
3分の2以降は読む手が止まらず、色々後回しにして、久しぶりに一気読みした。
前半部分で、「あれ?なんか変」「なんだかスルッと過ぎちゃったな」という点がちゃんと解消されるのもいい。
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面白かった~。最後までオカルトに寄せるのか、それとも、論理に寄せるのか分からない。ホラー系ミステリの楽しみ方ってこういうところにあるんだと気付かされた。メンバー構成を見てみるとやっぱり3人というのがこの話の中ではちょうどのよいのだろうと思う。3人って、ともすると2対1になっちゃいそうで不安定。連想したのは(男女逆だけど)『時をかける少女』。4人で連想したのは「古典部シリーズ」。4人だと2対2になっても平気だから安定しちゃうよなぁ。
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町の七不思議とそれに挑む小学生のミステリー冒険譚です。
七不思議の謎が解き明かされ、現実の事件と繋がっていく、ちょい怖ワクワク感がたまりません。ミステリー好きなら昔思い描いたかもしれない冒険がここにあります。
登場人物達の関係性が少しずつ変わり、それぞれの心の成長もまた見ていて応援したくなります。
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屍人荘の殺人で有名な今村昌弘の最新作。
地元の七不思議を解き明かしながら、殺人事件の真相を追う小学生三人組の物語。
小学生が殺人事件を追うという構図自体ちょっと無理があるような気がしなくもないが、今までの作品で培われたオカルト×ミステリーの味はそのままに、よりホラー感が増していて素直に楽しめた。
今村昌弘の作品は本当に展開のさせ方が上手いなと思う。
過去のシリーズも序盤は凡庸な雰囲気を漂わせつつ、中盤にかけて一気に展開し、終盤では読者の予想を一歩越えた結末に収束していく。
本作でも終盤の追い込みが素晴らしく、予想を完全に裏切られた。
賛否両論あるのかもしれないが、僕は好き。
オカルトものの作品をもっと読みたいので、屍人荘と同様シリーズ化してくれると嬉しい。
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積読となっていた今村先生の作品。屍人荘から始まるシリーズは全て読み、今回も期待して読ませて頂きましたが愛も変わらずワクワクさせてくれる作品でした。
小学生の時はもっとバカなことばっかりしてたなと思い出が蘇る一方で、こんな経験をした3人の今後の未来も是非作品にして欲しいと思えました。
シリーズ化することを期待しています!
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一つの事象に対してオカルト的解釈とミステリ的解釈を披露して検証するというストーリーは面白いし、そこから更に巨悪な敵(と主人公たちが考えた)と対決するところにまで発展していくのはジョブナイルらしい王道。
自分が小学校6年生の頃なんて遊ぶ事しか考えてなかったと思うけど、これが今のリアルなのか?
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はあ?部分は多々あるものの、これまで読んだ著作の中では楽しんで読めたかな。ただ、壁新聞や学校行事と絡める必要があるとはいえ、やっぱり小学生、という設定には無理があります。こんな会話するかあ?が止まりませんでした。語り口は屍人荘と大差ない、、。
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これは確かにジュブナイル×オカルト×本格ミステリ!
ホラーに転ぶのかリアルな謎解きに着地するのか、行ったり来たりする展開に読む手が止まりませんでした
その間に挟まれるYA小説らしいちょっと甘酸っぱい爽やかさも好きです
最終的な着地は好みが分かれそう(自分はやや好みではない)ではあるものの、総じて楽しい読書でした
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一章の後半、章題の「彼女が遺した七不思議」の意味がわかってくると、これは絶対面白い話じゃないか、とワクワクしてくる。
読んでいるとオカルトであり本格推理でもあるという強みはもちろん、ジュブナイル冒険小説としての魅力も立ち上がってくる。チャリンコ走らせて田舎の街の怪異をめぐり、七不思議の文面を深読みして推理するなんて、なんて(80'sティーンズホラー的な薫りがして)魅力的な……!
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いろいろ全部乗せというか全部盛りというか、よくこんなにうまくミステリーとオカルト、両方楽しませてくれるなという感じ。
子供たちの頑張りはもちろん、大人たちの頑張りにも拍手をおくりたい。
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屍人荘のシリーズとは全く別筋の小学生達が主人公のオカルト風ミステリー。小学生らしからぬ行動力や洞察力で、街のオカルトの謎解きに挑んでいく。それぞれ特徴的なキャラの小学生3人組のやりとりが楽しい、冒険心溢れる一冊。
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主人公の3人が小学生だから子ども向けかと思いきやオカルトをベースにした物語ですね。
ラストも意外性があり面白かったけどせめて主人公は中学生の方が良かったのではと自分は思いました。
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メインキャラクターが小学生の小説はそもそも苦手で読み進めはペースがなかなか上がらなかったけど、どんどん面白くなっていった。
オカルトもあまり得意じゃないけど、それでも最後まで楽しく読めたので、私のように苦手な人でもおすすめ。
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小学6年のクラスの壁新聞の係活動で一緒になったオカルト好きなユースケと優等生サツキと転校生サキ。
1年前に彼らが暮らす奥郷町の公園で殺されたと思われるサツキの親戚『マリ姉』のパソコンに残されていた、まちの七不思議を検証し壁新聞に載せることをサツキが提案し、3人は謎解きにかかる。
謎解きをするうちに、ただの七不思議ではなく、その奥に隠された何かとマリ姉と結びつく何かを感じた3人は、次第に事件に巻き込まれていく。
最初はドキドキ、ワクワク、でも途中から不穏な空気感をまとって胸がザワザワし始めた。
小学生がこの大人でも難しそうなハイレベルな謎解き、検証するのは無理があるだろう、せめて中学3年生では?と感じたが、小学生だからこその大人からの縛りや行動範囲の制限というところも表現したかったのならば、やはり6年生という設定は妥当かも知れないと考え直した。
最後の着地点が、自分にはウ~ン・・・となって☆ー1にしてしまったが、作者が『屍人荘の殺人』シリーズを書かれたことを思えば、有り寄りの有り、ですね。
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剣崎比留子シリーズでおなじみ、今村昌弘氏の新刊ということで迷わずに購入。
シンプルながらも不気味なタイトルと書影から、上質なミステリ×怪異モノを期待し読み始めた。
やはり今村先生の作品は面白い。
ミステリ×オカルト×ジュブナイルの魅力に酔いしれ、寝る間も惜しんで一気読みしてしまった。
微かな土着信仰の匂いが残り、かつての主要産業の衰退と若者の町離れによって人と共に歳を取るだけの田舎町。
そんな限られた町の中の、限られた時間の、大人の許してくれる範囲でしか身動きできないという、事件を追う側にとっては辛すぎる縛りの中で、掲示係の三人は年齢ゆえの危うさを持ちつつも『七不思議』とマリ姉の殺人事件の関連性へ踏み入っていく。
もうね、「自分が小学生だったときはこんな勇気なかったわ!」とツッコミつつもユースケたちの勇気を賞賛したい。
掲示係の三人も含め、魔女の家に住む謎の老婆に、惜しまぬ協力をしてくれる優男、個性豊かなクラスメイトたちと登場人物も印象に残るキャラばかり。
ミステリとオカルト。政治と怪異。誰が、もしくは『何が』犯人なのかわからない不気味さが、徐々に怖さを掻き立てていく。最後のオカルトを絡めた伏線の回収も素晴らしかった。
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一応、ミステリとホラーの融合。ということになってるけど、最後はそれでいいのか!?と思ってしまった。丸くおさまったみたいになってるけど随分人が死んだぞ…
文章は読みやすいし、途中に出てくる怪談は結構怖いしで、どんどん続きが気になって読み進んでいたのでなおさらガクッときた。
主人公たちは小学生という設定だけど、めちゃくちゃ大人っぽい。高校生でもよかったレベル
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寂れた町に伝わる伝承、妖、謎が残る未解決事件…
ミステリー要素あり、ホラー要素あり、さらに七不思議好きにはたまらない展開がたくさんあり、読む手が止まらなかった。
ただ、その謎を解くきっかけが“小学生の掲示係が作る新聞ネタのため”っていうのが、、
とにかくこのメイン3人がとても小学生とは思えないので、その設定を読者に忘れさせないためなのか、
ちょいちょい、“掲示係が〜”“6年生の〜””修学旅行が〜”と小学生設定を出してくるのでその度に「あ、そうだった小学生だったこの子たち」と我に返ってしまい集中力が切れるところも多々あった。
せめて中学3年生ならよかったかも。
“子供たちだけで行けない場所”という設定を入れたったのか?よく分からないが、なぜ小学生設定にしたんだろう???
でもストーリーはしっかり練られていてお話はちゃんと面白かった。
ただ、トラックと衝突したくらいで、“作間”は消滅するのだろうか、、、汗
ユースケ達がもう少し大きくなった頃にまた動きだしそうな気がする。
ということで、続編はありそうだなーと!
楽しみにしておこう^ ^
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『奥郷町の七不思議』の謎を調査する小学生3人組の物語。
Sトンネルの同乗者
永遠の命研究所
三笹峠の首あり地蔵
自殺ダムの子ども
山姥村
井戸の家
そして七つめを知ると死んでしまうという…
序盤から終盤まではドキドキしながら一気に読み進みました。
最後のオチについてはそれぞれの好みもあると思いますが個人的にはそっち方面に行かないで欲しかったかも
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学校新聞の記事にするために小学生たちが街の七不思議の謎に挑む、というあらすじからジュブナイル色が強いのかな、と思っていたらけっこう人が死ぬのでびっくり。
そして不気味です。
ミステリとして多少強引な面もあるのはご愛嬌かな。
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小学生3人による物語。
掲示係になったことから従姉妹の死についての謎を解いてく話し。
掲示係という小学生らしい話しからは想像できない展開に。
この3人頭が良すぎる。
町全体を巻き込むオカルトミステリー。
この作者は一風変わったミステリーを書くのがうまいなと思った。
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オカルト話は苦手なのでどうかなと思いながら読んだが、主人公が小学生3人組ということで語り口調が軽くサクサク読めた。ただ小学生にしては賢すぎるので、そこに謎が隠されているんじゃないかと変な邪推をしてしまった。
あまりにも謎が多いので、どんな科学的な説明がなされるんだろう?と読み進めたが、最後はオカルトでしたというオチで、結局「邪神」などという謎の力で人が死にまくっていたというオチで拍子抜けだった…。
オカルトな事象が多発する中でルールを守りながらミステリとして成立させるこの作者の力量はすごいとは思った。
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2023年。20231028予約→20240307受取。
小学生3人が探偵役のオトナも読めるジュブナイル、かな。従妹が殺された。従妹が残した怪談を頼りに、事件を解決しようとする小学生3人。味方だと思っていた大人が化け物だったり、敵だと思っていた大人が味方だったり。そしてノックスの十戒。なつかしー。ひとつだけ守れてないんだよなー、って、そういうことかぁ。そして彼らは中学生になるのだ。
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読みました。
雪密室の謎を七不思議から解いていく主人公の小学生達とのオカルトミステリーで、また屍人荘の殺人シリーズとは違った切り口の作品でして、非常に面白かったです。
Posted by ブクログ
面白く読んでた……はずなのに終わりが釈然としない。ミステリ×オカルトだと思っていたのに最後オカルトで塗り潰して終わるような……伏線回収できなかったところを全て邪神のせいにしているの納得いかないー!!七不思議と実際の事件が繋がっていくのどきどきしたのに、マリ姉がどうやって殺されたか解き明かして解放されるはずだったのに。
ばたばた周りの人が殺されていくのも、それに小学生たちがドライなのも舞台装置感が強すぎる。YouTuberも可哀想だけど柴田のじいちゃん……。
小学生設定を疑うくらいみんな賢すぎて台詞に違和感が浮かんでしまうのも残念。普通の小学生男子が「疑念の種をばら撒いたんだ」はないでしょ。壁新聞のつながりを作りたくて、スマホでの情報共有を描きたくなくて無理やり小学生に押し込んだのかな、という印象。せめて進学校の神童3人なら納得できたかも。
Posted by ブクログ
オカルト×ミステリーという今作。小学生が主人公ということもあってか、あまり怖さは感じなかった。
七不思議を解いていく過程は面白く、ワクワクしながら読んだけど、ラストはなんだか不完全燃焼…。