【感想・ネタバレ】縁結びカツサンドのレビュー

あらすじ

駒込うらら商店街に佇む、昔ながらのパン屋さん「ベーカリー・コテン」。あんぱん、クリームパン、チョココロネ。見ているだけでほっとするような、そんなお店。 一家で経営してきたコテンの未来を背負うのは、悩める三代目・和久。商店街が寂れる中で、コテンを継ぐべきか。人の悩みに寄り添うパンを焼こうと奮闘する和久が、やがて見つけた答えとは――。 しぼんだ心を幸せでふっくらさせる、とびきりあったかな“縁”の物語。

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Posted by ブクログ

縁結びカツサンド
2025.11.30

食べることが好きな私にとって、優しい雰囲気で美味しそうに食べ物が描かれていたところがものすごくよかったし、読んでいて幸せな気持ちになった。正直、表紙のカツサンドに惹かれて手に取った本といっても過言ではない。
まごころドーナツのお話はドーナツやでアルバイトしている私にとって親近感がわいた。ドーナツの穴のように、人間関係も見えないところが大事だ。人にしたことは巡り巡って自分に返ってくる、というありがちなテーマだったにもかかわらずドキドキ感とほっこりが同時に味わえて非常に良かった。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

とても温かくて、心地の良い作品。
食べ物の中でも、特にパンが好きな人にはおすすめ話が進んでいくにつれて、前のお話に出てきたお客さんたちがちょこちょこ登場するのが街のパン屋さんの日常が表現されている気がして。
最初はとっつきにくいかもと思ったら、読み進めていくとどんどんお話の中に引き込まれていってすぐに読み切ってしまいました。

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2025年10月14日

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昔ながらのパン屋さんが舞台のお話。タイトルにもあるように、いろいろな人との縁を大切にしたいと思える本でした。素朴なパンが食べたくなります。

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2023年10月12日

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商店街にある地域密着型ベーカリー「コテン」を中心にした物語。祖父の代から続くパン屋を継いだばかりの3代目が、訪れるお客さんとの出会いの中から新しいパンを通して成長?していく様子が描かれています。愛すべきキャラクターがたくさん出てきて、ちょっと現実にはいないかも?なひとも居るけれど人間味があって、ほっこりするお話達でした。
出てくるパンが、全部とても美味しそうで食べてみたくなります。

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2023年09月08日

Posted by ブクログ

人と人との縁を大切に。
そう思わせてくれる作品でした。
目の前だけに道が開かれているわけではないということを感じられました。

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2023年07月18日

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題名に惹かれて手に取った本。
昔ながらの商店街のパン屋さんのパンが、人の縁を繋ぐお話し。
1話1話じんわり心に沁みる。
読後はふんわりと人の温かさに触れられて、優しい気持ちになれた。

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2023年07月02日

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いろんな縁で出会った商店街のおはなし。
個性的であたたかい登場人物全員に会いたくなる本。

読んだらパンが食べたくなるはず。

⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

きっと、出逢いだって別れだって、いつだって突然にやってくる。

運命の分かれ道にだって、看板が立っているわけじゃない。

ならば、できることはただ、一日一日を大切に過ごしていくことだけだ。

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2023年06月27日

Posted by ブクログ

それぞれの人生がパン屋さんを中心に繋がっていく話。たくさんの個性的なキャラクターが、輪になっていく感じが素敵。自分もこの街に住みたいな、輪に入りたいなと思った。

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2023年04月15日

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とにかく食べものがおいしそう!
言葉だけでこんなにおいしさを表現できるのかとおどろいてしまった。
とても温かい連作短編集。
随所にさりげなく差しこまれる名言も光っている。
深夜ドラマとかになってほしい。

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2023年03月06日

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表紙のカツサンドの絵に惹かれて読んでみた一冊。
最近は食べ物系の本をよく取ってしまい、私の食いしん坊が加速している気がします(笑)
どのパンにもエピソードがあり心があたたまり、美味しそうに食べるのを想像して自分もパンがとても食べたくなった。
家族や友人、そこへ行くとみんながいて、美味しいものを一緒に食べられる場所が近くにあるってすごく素敵で幸せなことだなぁと思う。商店街は減りつつある現代だけど、地域に愛されるお店は変わらず残っていてほしいなと改めて感じた。

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2025年10月10日

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美味しそうなカツサンドのかわいい表紙に惹かれて。
読み終えたらもう口がカツサンド。明日はパン屋さんに行こうと思います。
おいしい文学賞というのがあるのを知れたので、色々読んでみたいな

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2025年02月13日

Posted by ブクログ

もう一度読み直すなら、じいちゃんからの手紙✉️(冒頭の部分)きっと、この物語の種になるような秘密が隠されていると思うから。

食べ物系小説が好きで、オススメされた一冊。初めは文体に慣れずに時間がかかったけど、後半はドドドーっと一気に読めた!

それぞれの登場人物が、自分が進むべき道に気づく物語。悩んだ時に読み返すと、共感ポイントがたくさんあるはず!

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2024年11月07日

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やはり、良いですね。食べ物が紡ぐ物語。
この本の舞台は、商店街にある昔ながらのパン屋さん。フランス料理店で修行した3代目予定が、自身なさげに店番をしている。

ご近所の常連さんから、新しいパンのリクエストをもらいつつ、その人の抱えている悩みに寄り添い、ほっこりと解決していく4つの物語。3代目が、店を継ぐ覚悟を段々と持ち、自信を付けていく様子も微笑ましい。

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2024年03月25日

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商店街にあるパン屋さん「コテン」が舞台の4つのお話。
コテンのパンが繋いだ縁で結ばれる暖かなストーリー展開で、ごくごく普通の昔からあるパンが食べたくなる。
冬森灯さんの小説は初めましてだったけど、読みやすかった。

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2024年01月17日

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ドーナツも人も真ん中が大事、
目に見えないからこそ努力しようとする。

縁といっても、良いものも悪いものもあって、
でもそれはどんな形でも未来に繋がるもので、
日々を丁寧に生きていきたいと思える、
そんな本でした。

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2023年08月20日

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心が温まるパン屋さんのお話。
パンがきっかけにご縁が生まれる。でもご縁があったから生まれたパンもある。
どの章も素敵な物語だったけど、第三話の花咲くコロネが私は一番好き。
ドーナツもカレーパンもコロネもカツサンドも全部食べたくなった。

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2023年03月30日

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『花咲くコロネ』が1番好きだな。いじめっ子とその親に対して言葉を返す物言いはスカッとした。花ちゃんがコテンの初代と話すシーンもいいなと思った。初っ端から否定せずにまずは受け入れてみる姿勢はちょっと見習いたい。

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2025年05月30日

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難しい言葉もなく読みやすい。
「縁結びカツサンド」のお話がジーンときた。
NOが好きじゃないという所にハッとさせられた。最近色んなことを否定的に考えていたかも。前向きに捉えられるようになれたらいいな。

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2025年05月17日

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ちょーっと荒んでる今だから『うまく行き過ぎ』と思ってしまった自分が悲しい。描かれていたのがほとんど葛藤がありつつも未来に向けた希望に満ちた若者だったからかなぁ。でもSNS で人生一発逆転みたいな事が当たり前に起きる今なら、こんな物語も絵空事ではないのかな。おいしい文学賞の他の本も読んでみたくなった。

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2025年01月04日

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美味しいパン、シンプルな食パンとかフランスパンとかそういうのではなく惣菜パンとか甘系パンとかそういう類、が食べたいなあ、と思ってしまった

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2024年11月17日

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表紙のカツサンドに惹かれて手に取った本書。
(最近“食べ物系”ばかり読んでいる気がするかも・・飢えているのか?私・・色んな意味でw)

東京・駒込の商店街にある、昔ながらのパン屋さん〈ベーカリー・コテン〉を中心とした悲喜こもごもなストーリー、連作四話が収録されております。

・婚約者とのすれ違いに悩む理央(第一話「まごころドーナツ」)
・就活がうまくいかず、落ち込む大和(第二話「楽書きカレーパン」)
・行方がわからなくなってしまった、大好きな“ミユキちゃん”に会いたい、中学受験を控えた花(第三話「花咲くコロネ」)
・〈コテン〉を引き継ぐことにしたものの、“自分らしいパン”への道を試行錯誤する、三代目・和久(第四話&表題作「縁結びカツサンド」)

・・と、いった様々な悩める人々が〈コテン〉のパンを食べて元気になったり、お客同士のふれあいの中で気付きを得て前向きになっていく、安定の“食べ物系鉄板ストーリー”です。
一応〈コテン〉が、登場人物達の交流のハブ的な場所にはなるのですが、〈コテン〉の三代目・和久自身が店の今後について絶賛お悩み中なので、各話ごとに和久が〈コテン〉の昔ながらの良さを残しつつ、新しさもある新作パンを考案して、それを食べた悩めるお客さんの抜け出すきっかけになると同時に、和久自身も一歩前進していくという、いわば“お客さんの悩みによって三代目も成長”していく・・みたいな感じですかね。

印象的なのは、第三話で小学生の花ちゃんと〈コテン〉の初代・喜八(通称:鬼八)お祖父ちゃん(の幽霊?)との会話シーンで、特に喜八祖父ちゃんが語る、
“誰にだって冬って季節はめぐってくる、辛いことがあっても、運命にノーと言わない強さが人を育ててくれる(簡略)”
“いいことも悪いことも、すべてが縁の結び目ってやつだ”
という台詞が、心に染みました。
この喜八祖父ちゃんの冒頭のお手紙がまたいい味出ているんですよね~。

一時は、新しくできたお洒落なベーカリーカフェに客を持っていかれてしまう〈コテン〉ですが、第四話の夏祭りの屋台出店で、思わぬアクシデントから作り出された「縁結びカツサンド」が大好評でお店もええ感じに上向いて、ハッピーな着地で良かったです。

と、いうことで、やっぱり、パンって幸せな気持ちにしてくれる食べ物だなぁ・・と思える作品でございました♪
どのパンも美味しそうでしたが、個人的にはカレーパン(色んな味があって楽しそう)と、カツサンド(最強でしょ)が食べたくなりました。
あ、結局作れなかった、“黒船ドッグ”も気になりますけどね~。

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2024年11月09日

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昔ながらのパン屋さんコテンを舞台とした短編集。最終章であとを継ぐと決めた主人公の作ったカツサンドと店名の由来がリンクしていてこれもまた縁なのかなといった感じ。

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2024年09月26日

Posted by ブクログ

タイトルから恋愛のお話なのかな〜と思っていましたが、人と人のいろんな縁を結ぶ人情味のある物語でした。心がじんわりあったかくなりました。とにかくパンが食べたくなった、、

商店街が舞台なので、だんだん廃れてしまっていくリアルな部分もちゃんと描かれていましたし、それでも自分たちらしくお店を続けていこうと、みんなで助け合って乗り越えていく姿に、元気づけられました。
新しいお店もいいけど、昔ながらのお店って人の温もりを感じるからいいですよね。実際に、この物語のように模索しながら続けておられる昔ながらのお店も、たくさんあると思うので、ずっと続けてもらえるように消費者として応援していきたいなと思いました。

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2024年05月23日

Posted by ブクログ

昔ながらのパン屋さんが舞台の物語で、
出てくるパンがどれも美味しそう!
特にカレーパンと、やはりタイトルにもなってる
カツサンドは食べてみたい!!
短編集で、登場人物も繋がってて
ほっこりするところはほっこりしたんですが、
私には少し読みづらかった…

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2024年04月29日

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商店街にあるパン屋「ベーカリー・コテン」
店をどうするか悩みながらパンを焼く三代目・和久の元に、いろんなお客さんがやって来る。
第1回おいしい文学賞最終選考作品。

本書がデビュー作だそうです。
おいしい文学賞、頓挫したのか1回きりで終わってるみたいですね。
ちょっと古めかしいパン屋の中に定番だけどおいしいパンが並ぶのが目に浮かんでくる。
パンとお客さんの抱える悩みを交えながら三代目も成長していく、各話の登場人物の縁が少しずつ繋がっているような話。鬼八じいちゃんいいこと言う~!

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2023年12月12日

Posted by ブクログ

大きなチェーン展開しているパン屋さんのパンも、もちろん美味しいけれど、ここで主役となっている小さな個人のパン屋さんも好きです
お気に入りのパン屋さん、もちろんあります
個人のパン屋さんのほうが気持ちが好きなパンとかこだわりがダイレクトに伝わってくるような、そんな気がするのは私だけでしょうか

いろんな縁で人は繋がっていて
いい縁も
たとえあまり良くなかった縁でも
恵まれなかった縁でも

繋がった縁は大事にしたいと思えます

パンが食べたくなってきます

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2023年09月15日

Posted by ブクログ

商店街の一角にある、小さなパン屋コテン。成り立て三代目が色んな人と出会いながら成長して行く。
最初は人の顔もまともに見れないほど、俯いてばかりいた三代目が、誰かの為にとパンを焼き上げ、自信へと繋げていく姿が微笑ましい。
こんなパン屋さんがあれば私も通うのになぁ。
心温まる素敵な本でした。

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2023年07月18日

Posted by ブクログ

面白いと紹介されてたけど手が出せないままでようやく読み終わりました。 読み終わって、とりあえずカツサンドが食べたくなりました。 ほのぼのとした物語で読み始めたらサクサク読めました。 初代の言葉が自分には少し刺さりました。 今仕事で新しいことに挑戦をしていますが、周りからはできない理由を並べられて協力を得られず滅入ってました。 読み終わってから冒頭の部分を読み返すと少し元気が出ました。 自分だけでも「やらない理由」ではなく「できる方法」を探して頑張ってみようと思いました。

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2023年06月19日

Posted by ブクログ

この作品がデビュー作となるらしいが、登場人物がとてもリアルで、こんな人いるいる、と、感情移入しながら読んだ。コテンと言う商店街の小さなパン屋さんを舞台に集う人々との優しい思いやりがパンの香りと共に私を包んだ。

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2023年04月18日

Posted by ブクログ

パン屋さんを中心に様々なご縁を見られるお話。
色んな味のカレーパン…気になります。
読んだらお腹減っちゃう本でした!笑

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2023年03月22日

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