ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 夢について

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    これは夢の話。でも描写が本当の記憶のようで、読んでいたらいつの間にか夢ではない話だと錯覚していたのは不思議な感覚だった。私自身、毎日夢をたくさんみるのにすぐに忘れてしまうので、元々好きな吉本ばななさんの言葉で綴られる夢の話は、大変興味深かった。また、毎話 最後のページに原マスミさんの青い素敵なイラストが描かれていることにより、あぁそうか、これは夢の話なんだよな、と現実に引き戻されるような感じが読んでいてとても好きだった。白、青、白、青。考えてみたら、夢って青のイメージかもしれない。

    余談:かなり前に出版された本だったので本屋さんに置いておらず、フリマアプリで購入したら、本を開くたびに知らない

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    2026年03月27日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    恋愛小説は好んで読む方ではないですが、とても心に残る作品でした。恋愛部分もそうですが、人の孤独というものがとても綺麗に表現されていて、そして文章に透明さを感じるのはこの作者さんだからなのでしょうか。はじめてましての川上未映子さんです。第一冊目印象、結構好きです。
    本書に登場する女性陣、冬子にも、聖にも、恭子さんにも、典子にも、共感ができるところがあります。もっと楽に生きたいなぁと思ってしまいます。先が知りたくてずっと文字を追っていたらあっという間に読み終えてしまいました。ドラマチックなラストにはならなかったですが、それが良かったのかなとも思います。また、時間を置いてもう一度読みたい作品かもと今

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    2026年03月27日
  • お稲荷さまの謎解き帖

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    願いを叶える稲荷神と願う人間たちの物語。

    人の心が未だ分からぬ神様が、願いを叶えようとする過程で少しずつ人間を理解していく。

    神様と言っても、何でも思うようにできる力があるわけではなく、力はかなり限定的である。
    その縛りが読む者にワクワクを与えてくれます。

    それぞれの思いを乗せて参拝に来る人間と、それらの願いを限られた力でどうにか叶えようとする稲荷神。
    人間の曖昧であったり釈然としない願い、その真意に辿り着くまでも大変感動的でした。
    まだまだ願いを叶えたい人間は多いことでしょう。
    続編を熱望します!

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    2026年03月27日
  • 破壊者の翼 戦力外捜査官

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    ネタバレ

    ワクワクしながら読みました。
    犯人と主人公二人の先読み合戦が面白かったです。
    でも、主となる解決方法は頭脳ではなく足。
    わかっていても感動しました。
    机上で頭並べているだけの大人の儚さの表現が抜群です。
    どの組織でもトップだけでは成り立たないよなぁと思わせてくれる
    そんな作品です。
    しばらくはドローンを見たら警戒してしまいそうです。

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    2026年03月27日
  • 革命前夜

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    傑作です。
    ピアノとバイオリン、オルガンの音に包まれて、東ドイツ崩壊の足音が聞こえる中で起きる群像は圧巻でした、

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    2026年03月27日
  • ねじまき鳥クロニクル(第1部~第3部)合本版(新潮文庫)

    購入済み

    実写化を期待

    この作品は是非ドラマ映画化されるべきだと思う

    #深い #シュール #ダーク

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    2026年03月27日
  • 新装版 デルフィニア戦記 第Ⅰ部 放浪の戦士1

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    一気に読み進めてしまった。デルフィニア戦記、好きすぎる。リィの見た目の美しさとそれに反する力強さに感嘆する。陰謀ではめられて王座を追われた王様、それを取り返しにいく王道すぎるストーリーだけど、それがまたいい。
    十二国記も好きだけど漢字ばかりで私にはとっつきにくく、洋風ファンタジーの方が読み進めやすかった。

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    2026年03月27日
  • 個人的な体験

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    障害をもって生まれた息子が早く死んでくれることを願いながら、行けなくなったアフリカ旅行に思いを馳せ、酒と女友達とのセックスに溺れる退廃的、背徳的な日々を過ごす男の話。

    なんなんだこの本は。ただただ呆然とする。
    なぜか主人公の鳥に入れ込んでしまい、ときたま自己嫌悪に陥る自己の気持ち悪い感情、やべえ感情が全てさらけだされたような気分。なんなんだこれは。
    倫理など無視した地獄のような葛藤。それが自分の中に巻き起こるかもしれないという恐怖。
    この本と一生向き合って生き続けることになるだろう。

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    2026年03月27日
  • すべての、白いものたちの

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    やっと読むことができたこの作品。
    読む前から決めていたことは、静寂の中で一人で読むということ。
    すっかり春になってしまったけれど、寒い雪の日だったら尚、良かったなと思う。
    散文詩のような短い文章に加えて写真もあるので、文章のボリュームは少ない。それなのに読者に色々なことを考えさせ、想像させる力はすごい。
    感覚的に受け止めたものを言葉にするのがとても難しくて、なかなか感想を書く手が進まないので困ってしまうけれど…
    今、感じているのは、「白」が決して無色ではないのだということ。「白」という色が持つ圧倒的な力を感じて、それに包まれている気分になっている。

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    2026年03月27日
  • 月白

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    戦後の混乱期を如実に描写。何度も涙が込み上げた。弟想いの千代、面倒見のよい箕部、いつも靖男を勇気づけてくれた親友シンジ…『月白』の意味も腹に落ちた。

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    2026年03月27日
  • フォース・ウィング3―昏き瞳の竜騎手― 下

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    素晴らしいファンタジー小説というのは、必ず現実世界の写し鏡であると言う
    そう言ったのは十四世紀の馬泥棒ヒマーワリ・メーロンだが、まったくその通りだと思う

    「求めるのは平和ではなく、勝利であろう」

    作中、平和のために力を貸してほしいと請う者に返された言葉です

    ガーンと来た
    グゥワワワーンと来た

    現実のこの世界で平和のためという大義を持って戦争を始めた人たちに今一度問いたい
    まぁ、問うたところでなんの悪びれることもなく、響くこともないのだろうとも思うが

    そしてもうなんかもうやっぱそう来るかー!というベタ展開、かつ人が死に過ぎだよぅ

    もう!

    そして第4巻は作者のリフレッシュ期間のために

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    2026年03月27日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    6冊もあったので躊躇したけど読み始めるとあっという間だった。展開もさることながら、脇役たちも魅力的だった。ふかえり、タマル、牛河が大好き!4/13も楽しみです!

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    2026年03月27日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

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    本作は国際霊柩送還士エアハースの人々、海外で亡くなった人、または日本で亡くなった外国人とその遺族について書いてある。
    まず、エアハースで働く人たちに敬意を払いたい。今までにここまで人に対し、真摯に向き合って考え抜いて仕事をしている人たちの話を聞いたことがなく、自分の仕事への向き合い方に少し恥ずかしい気持ちになった。
    私は長く海外に住んでいて、外国のお葬式などにも参加経験があり、それぞれの国や家族によって故人を弔う方法や気持ちは違うんだと言うことを認識してから日本の葬儀などに疑問を持っていた。お葬式って本当にいるの?日本にはお葬式の後に初七日、49日法要、1周忌、3周忌などなど、故人を弔う期間が

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    2026年03月27日
  • クララとお日さま

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    病弱な少女のために神頼みをするAIクララ。終始悲壮感が漂っていて切ない物語だった。 クララの意図を理解して協力してくれた父親に好感を抱いた。

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    2026年03月27日
  • ひきこもり家族

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    ネタバレ

    同じような学生時代を過ごしてきて、どうしてこうも違う人生になってしまったんだろう。
    そう感じたことってひきこもりじゃなくても誰もが少なからず感じたことがある。誰もがなり得る可能性がある。
    何か小さなキッカケが取り戻せないと絶望させる時間を費やしてしまう。

    社会では役に立たないとされる、モノマネのスキルも他の人は簡単に真似できないりょうたの才能だけど、こんな形で役に立つなんて。
    自分のちょっとした特技をひけらかさないで、さり気なく披露する機会を夢想してるところが、なんか共感できたり。

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    2026年03月27日
  • うぽっぽ同心十手裁き 迷い蝶

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    私の知りたいのは お静はどうなって死んだのか?
    ちゃんと看取れたのか?
    ということです。
    うぽっぽ終活指南を先読むと もうお静は死んでいる。
    最新刊の 迷い蝶 を読み
    うぽっぽも ただの捨て子ではなかったのか!
    うぽっぽの母親はどうなったのか?
    産まれた妹は お静なのか?
    自分とお静は兄弟なのか?

    といろんな疑問が出てきて
    起こる事件も大物が絡む

    ただ この本の終わりにも お静は生きている。
    仏壇に入る前の話しが知りたいんだけどね。
    作者様 こんなに長いシリーズ読んでるんだから
    落とし前は きちっとやってもらわなきゃいけませんよ。ほんとにもう!

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    2026年03月27日
  • ボタニストの殺人 上

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    ワシントン・ポーシリーズ5作目 上巻
    押花を添えた謎めいた殺人予告、監視体制下の毒殺、連続殺人事件の捜査をするはずが、ポー馴染みの病理医エステル・ドイルが殺人容疑で逮捕され…。
    片や捜査の目をかいくぐる連続毒殺事件、片や密室殺人の並行する2つの事件を追って奔走するポー。ストーリーが気になるのはもちろん、仕事とはいえ2つの事件を股に掛け、フル回転すぎるポーの働きぶりに倒れやしないかと勝手に心配になる私(謎目線)

    思うように操作が進まず苦悩するポーと変わらず支えてくれるティリー、そしてカムバックしたボス フリン。シリーズが進み登場人物も増えて、事件も最難解で残虐だけどこの3人の会話は互いに『わか

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    2026年03月27日
  • ネットワーク・エフェクト

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    作者の挑戦を感じる作品だった。
    今までのマーダーボットシリーズでは基本は主人公である弊機ともう一人(メンサー博士やARTなど)との二者間の関係で物語が進んでいった。今作は中盤で弊機とアメナとARTの三者間の関係を描いていてマンネリ感もなく楽しく読めた。この複雑な人間関係は三体問題とでも言えると思う。あえて人間関係としたがこの三者の内の二者が人間ではないのだからおかしみがある。
    終盤では、物語の視点を弊機以外から映(移)し群像劇として描いたところも挑戦を感じ作者の腕に魅せられた。

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    2026年03月27日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    全部の話が面白くて、温かくて、みんなに勧めたい本になりました。本当に選べなくて、下記6つのストーリーの中の5つが好きでした。
    ミント邸みたいなひっそりとしたところにぜひ行きたい!!まあぶるみたいな喫茶にも行きたい!とカフェ欲が高まります笑

    仕事に疲弊する私のもとに届いた、
    高校時代の親友からの15年ぶりのメッセージ。
    思い出のルノアールで、ウィンナーコーヒーを飲みながら作るのは、
    大谷翔平の人生設計ばりのプランニングシート?
    ――朱野帰子「痛い人生設計を作る、ルノアールで」

    昭和初期に建てられた洋館で週末の夜だけ
    イブニング・ティーが楽しめる「ミント邸」。
    名物は極上のホットケーキとマダム

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    2026年03月27日
  • 山田太郎の話

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    ただただ真面目に実直に、一生懸命生きている山田太郎と、人生の一時期に彼と関わった8人のお話。
    面白かった。でも笑いながら読んでたら、不意打ちを食らってぐっとくる。
    どの章も「面白いなー」「いい話だなー」でも読めるけど、8人のうちの誰かは強烈に読み手に刺さると思う、その誰かは人によって違うだろうから、読み終わった人たちと語らい合いたくなる。
    一生懸命生きているのになんかうまくいかない、器用に乗りこなせない、自分ばっかり損をしている気がする、そういう人の救いになる本だと思う。

    最後の一行を読み終えた後すぐ2周目行きたくなるのが水沢作品の凄いところ。
    2周目読みながら答え合わせする楽しみも残されて

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    2026年03月27日