小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ通読して4ヶ月でやっと読み終わった本。「ぼく星」というドラマきっかけで、実際に宮沢賢治(以下賢治とする)の作品を読んでみようとなってみたものの、文体に慣れるのに時間がかかってしまった。ただこの文庫は賢治の作品の全体像を総括していたため、時間をかけてこの文庫を読み終えることができてよかったと思っている。『銀河鉄道の夜』は、賢治の宇宙像とジョバンニとカンパネルラの友情から語られる哲学を描いていて、名作とされる所以を感じた。『セロ弾きのゴーシュ』は、ゴーシュが動物たちとの関わりを通して、セロ弾き・または人間としての成長を描いている。はじめ解説で「この作品を「ハッピーな内容」をもつものとする見方に疑問
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Posted by ブクログ
他シリーズを読破するまではと、お預けにしてた「くらまし屋シリーズ」を遂に!
「イクサガミ」はデスゲームでハラハラドキドキ、「ぼろ鳶」は火消たちの矜持に胸を熱くして、最高の読書でしたが、今度もまた先が気になって一気読みしてしまう面白さでした。
裏稼業だが、「人生をやり直したい」「ここではない別の場所へ」と願う人に手を貸す仕事人“くらまし屋”を描いたストーリー。
ページを開くと目に入る「七つの約定」にテンションが上がりました。
なかなか個性的なくらまし屋メンバー。
表の顔は飴屋の平九郎、飲み屋の頭脳派看板娘・七瀬と博打好き美男子で変装の達人・赤也、の三人。
平九郎の裏の顔が意外でした。
今回 -
Posted by ブクログ
路上生活者の方にお弁当を配るボランティアをした後に、一緒に参加した友達と夕食を食べた日のことを思い出した。ご飯は美味しかったけれど、会計が自分が思っていたよりずっと高くて、後から少し高めのお店であることを知った。痛い出費に苦い感情を覚えると同時に、今晩の食事代でどれだけの人々の健康的な食事を用意できただろうと考え、ずーんとした気持ちになった日。自分は偽善者なのではないかと思ったりした。
今日も世界でたくさんの人が紛争、虐殺で亡くなり、それを私は安全な場所、あたたかくて広い家の中でニュースを見て知る。私は暴力的な構造の世界の中で生きていて、今日も誰かの暴力の上で生活している。それに自覚的でありな -
Posted by ブクログ
ネタバレ町田その子さん初のサスペンスということで楽しみにして手に取った作品。
事件が詳細にわかっていく中で、加害者でもあり被害者の生きてきた背景が見えて、自分ではどうしようもない孤独から無条件に自分を受け入れてくれる場を求めてしまった姿に胸が痛むというか、陥って気づかないうちに落ちるところまで落ちてしまう弱さになぜか共感も感じた。心を殺し、考えることもできなくなるまで追い詰められてしまう前に何か手立てはなかったんだろうか。
家原の周到なマインドコントロールも胸糞悪かったけど、彼もいわば被害者なのか。
最後の方に出てくる小6女児自殺の事件も同じ年頃の娘を持つ親として本当に胸が痛んだ。フィクションだ -
Posted by ブクログ
「名作を読もうキャンペーン」⑦
湊かなえ『リバース』。珈琲好きにはたまらない。
かなり昔ドラマみたッキリでして
本棚の端にいらっしゃることはわかっちゃいるけど・・・、今なら読める!
読み手の内面えぐりすぎ!そこまで言語化しなくても、いいじゃん。みんなココロの中は弱いのさ!
どんでん返しとしても有名ですが、いやぁ後半のミスリードも流石!ふんふん、犯人はそーよねぇ、繋がってくるのねぇ、とワタシを気持ちよくさせて一気読み!
そして、ラスト!ドン Σ('◉⌓◉’)!
この後どーなるのよ!主人公どーするよ!
美味しい珈琲、濃厚な蜂蜜を添えて・・・。
やはりイヤミスの女王 湊かなえさん
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