大きな森の小さな密室

大きな森の小さな密室

小説・文芸
737円 (税込)

3pt

会社の書類を届けにきただけなのに……。森の奥深くの別荘で幸子が巻き込まれたのは密室殺人だった! 閉ざされた扉の奥で無惨に殺された別荘の主人、そしてそれぞれ被害者とトラブルを抱えた、一癖も二癖もある6人の客。犯人はこの中にいる──。犯人当ての「大きな森の小さな密室」。遺跡の発掘現場で発見されたのは、絞殺された若い女性の遺体。死亡推定時期は150万年前!? 抱腹絶倒の「更新世の殺人」。ミステリでお馴染みの7つの「お題」を天才殺人者やマッドサイエンティストなど一筋縄ではいかない探偵たちが解く。精密な論理が黒い笑いを構築する全7篇のミステリ連作集。

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大きな森の小さな密室 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今年の初めのウルトラセールでゲットしたこちらの連作短編集。ヤスミン初の短編集らしい。犯人当て、倒叙ミステリ、安楽椅子探偵、バカミス、??ミステリ、SFミステリ、日常の謎とバラエティに富んだ内容でどれも面白かった。まぁ犯人当てなんかは難しかったが、どれもちゃんとしたミステリだけどユニークなところがまた良い。そして読む順番にもよるが、ヤスミンファンなら見覚えのあるたくさんの登場人物たち。あの記憶破断者の徳さんや二吉がこんなところに出てくるとは。とりあえずまだまだヤスミンの未読の作品が多くあることに安心した。

    0
    2026年01月26日

    Posted by ブクログ

    表題になっている、大きな森の小さな密室と言う短編作品から始まる、
    ミステリー短編集。 7作品・7種類のテイストの違うミステリーが
    短編として収録されている。

    表題作の大きな持ちの中に建てられた別荘に用があり尋ねた人たちが
    主の面会を順番に待っている間に起きた殺人事件。
    他、6作品ある。

    7作品はテイストが異なりますが、ある一点のみつながっています。
    すぐ気がつく人もいるでしょうが、そこが無理くりな感じもなく、
    バランスを崩していないので、そういうところも楽しめる要因
    の一つとなっていると個人的には思います。
    短編だから1作品ずつじっくり読もうとすると、忘れてしまって、
    ある繋がりに気づかないかもしれないので、
    できればあまり間隔を開けずに読むのが良いでしょう。

    0
    2023年07月29日

    Posted by ブクログ

    短編集だった。
    一つ一つの話は繋がってないけれど、連作?という感じ。

    最初の話で徳さんが出た時、嫌な予感しかしなかった。

    私は把握していないものも多いが過去の作品に出てきた人物が多く登場している。

    収録作は
    大きな森の小さな密室 犯人当て
    氷橋 倒叙ミステリー
    自らの伝言 安楽椅子探偵
    更新世の殺人 バカミス
    正直者の逆説 ??ミステリ
    遺体の代弁者 SFミステリ
    路上に放置されたパン 日常の謎

    馬鹿らしくて好きなのは「更新世の殺人」かな。
    遺体の死亡推定時期は150万年前って、何も考えなくてもあり得るわけないってわかるわ。礼都のツッコミがご尤も。

    遺体の代弁者の死者の脳から最後に見た記憶を再生するという設定は清水玲子の秘密を思い出させた。今作はもっと、馬鹿らしい話だが。

    0
    2023年03月12日

    Posted by ブクログ

    丹地陽子さんの表紙、久しぶり。「アリス殺し」が私的にはいまいちだったのであまり期待はしていなかった。 癖はあるものの、クスッと笑えるとこもあり、どれも面白かった。「正直者の逆説」(??ミステリ)が好き。あちこちに出てくる岡崎徳三郎、(通称徳さん).ときには鋭い探偵タイプなのに、どこかうすら惚けたとこがあったり…。

    0
    2022年05月09日

    Posted by ブクログ

    色々なタイプの事件の短編ミステリー集です。

    ・大きな森の小さな密室(犯人当て)
    ・氷橋(倒叙ミステリ)
    ・自らの伝言(安楽椅子探偵)
    ・更新世の殺人(バカミス)
    ・正直者の逆説(??ミステリ)
    ・遺体の代弁者(SFミステリ)
    ・路上に放置されたパン屑の研究(日常の謎)

    「殺人鬼にまつわる備忘録」の謎をすっきりさせたくて読みましたが、直接関係はなさそうです。

    「備忘録」にも出てきた岡崎徳三郎(徳さん)が「路上に放置されたパン屑の研究」にも登場します。田村二吉との普段からのやり取りがそのまま伺えます。
    この短編を読んでから「備忘録」を読んだ方が、ほんの少しですが、ひっかかりがなくて良いかもしれません。

    そして「進藤礼都」が出てきてとても興奮しました。
    「クララ殺し」は後の作品なので、こっちが先ですが、年齢がかなり上でした。
    性格はそのまま。何が気になるかはここには書けませんが、気になるっ。

    「密室・殺人」にもこの2人は出ているようで、読んでみたいと思いました。

    小林泰三という人の頭の中を覗いてみたい。
    読むたびに想像つかない世界に招いてくれるので、読後、何だか開放された気分になります。

    0
    2020年08月20日

    Posted by ブクログ

    小林泰三のミステリ短編集です。
    7篇収録されていて、それぞれが特定のテーマに沿って構成されています。
    犯人当て、倒叙ミステリ、安楽椅子探偵、バカミス、??ミステリ、SFミステリ、日常の謎という7つのテーマになっています。
    出てくる登場人物が、ほぼ変人なので、シリアス展開はほぼ無くコメディ展開になっています。
    巻末には登場人物紹介なんてもついてたりしますが、超限探偵Σだけ説明がめんどくさいので作品見ろになってたりとか。
    結構な箇所でニヤリとしたりクスリと来たりするところがあります。
    1本1本は短いので読むのもお手軽ですね。
    面白かったのはSFミステリですね。このまま展開して終わるのかと思ったらもう一段階あるとか、マトリョーシカかこれはという感じで。
    ホラーのイメージしか無かったのですが、ミステリもなかなかおもしろいです。

    0
    2018年12月31日

    Posted by ブクログ

    死亡推定時期は150万年前という「更新世の殺人」など、それぞれに特徴(クセ?)のある短編ミステリー7編からなるオムニバス。
    もはや何でもありだな。。と笑ったのが「正直者の逆説」。
    ロジック遊びの感もある作品ですが、結構楽しめました。
    ミステリを読み飽きていて、ちょっと変わった毛色の作品を希望されている方にはお勧めできそうです。

    0
    2021年06月29日

    Posted by ブクログ

    ミステリーには様々なトリックのジャンルがありますが、トリック毎の短編集。
    トリックを際立たせるためだとは思うのですが、一つ一つの話がとんがっている感じでした。
    小説を読んでいるというよりは、ドリフターズのコントを見ているような感じ。

    短編だから、話によっては結構無理やりな展開に感じることもありましたけれど、トリックの違いを感じられたのは面白かったです。

    0
    2025年09月11日

    Posted by ブクログ

    評価の難しい短編集。
    真面目に読むとスカされてるような印象だが、ニヤニヤしながら全体枠を眺めつつ読むと楽しめる作品でした。作者のブラックさを楽しみましょう。

    0
    2025年09月01日

    Posted by ブクログ

    小林泰三入門編ともいえる短編集。
    笑えば良いのか悲しめば良いのか呆れれば良いのか悩む感覚が楽しい。
    ユーモアと狂気は紙一重なんだな。
    『自らの伝言』のリアルなブラック加減が好み♡
    もう新刊が読めないという絶望を何度でも噛み締めたい。

    0
    2025年09月01日

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