【感想・ネタバレ】ふたりの窓の外のレビュー

あらすじ

自分を裏切った恋人ともうすぐ旅行に出かけるはずだった女、その恋人の代わりに旅に同行することを申し出た男。なぜか承諾してしまった女は、それまで見ず知らずだった男と春の宿で一夜を過ごすことになる――。春の宿、夏の墓参、秋のドライブ、そして冬の宿。火葬場での出会い以来、それぞれの季節に一度ずつしか会うことのなかったふたりの一年を四章仕立てで描いた、絵画のような恋愛小説。『眠れない夜にみる夢は』の著者の新境地的傑作。/【目次】1 花を摘まない/2 流れる浮雲/3 雨は道連れ/4 最初に触れる雪

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

一つの季節に一回会う、そんな男女の物語。

こういう、なんかわからない、説明のし難い関係性、好きなんですよね。
ほのかにある緊張感と説明のつかない安心感が伝わる。若くはないから勢いではいかない、ところも好感。
最後の距離の詰め方、とくに鳴宮の、次の約束を僕に下さい、は心奪われました。

2026.4.18
60

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

読み進めたいのに読み終えるのがさみしくて進められなくて何度か手を止めた
結末は何となくわかっているけれどドキドキが止まらなかった

0
2026年02月19日

Posted by ブクログ

近づくようで近づきすぎない距離感のふたり

次の季節会うときはどんなふうに会うのか、どういう時間を過ごすのかとても気になり本を読む手が止まりませんでした

最後はきゅんが止まりませんでした♡

とっても素敵で絵画のような恋愛小説でした

0
2026年02月18日

Posted by ブクログ

「ふたりでするひとり旅を、いつまでも一緒に続けるのではだめなんだろうか。」

優しく穏やかで、そして静かで、だけど痛みや葛藤は何も言わずに分かちあってくれる。
お互いが自分にとっての「非日常」で繋がり合えるこの関係が羨ましくもあり、そう簡単に手に入れられる関係ではないなとも思います。
大きな展開を迎えることはないけれど、しっとり丁寧な恋愛小説でした。

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2026年02月12日

Posted by ブクログ

SNSで誰かの感想を見て気になった初めての作家さん。
とても雰囲気がいい本だなと思った。
なんとなく主人公の女性に親近感がわき、ほわほわした柔らかい情景が浮かぶような静かな話。
最後まで読み終えて乙女ゲームみたいな展開だなと思ったが、気持ちよく読み終えられて、良い読書体験になった。

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2026年02月05日

Posted by ブクログ

いつまでもこの2人を眺めていたい気持ちになる本だった。読み終わるのが寂しく、ゆっくりじっくり読んだ。不器用な藤間さんと、人たらしの成宮さん。素敵な1年だなぁって思った。男女がこんなふうに一年を過ごすことができるんだなぁって感じた一冊でした。面白かったぁ〜

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2026年01月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんだかとても良かった。
そんな出会い方ないよとは思うけど、この出会い方だからこそのお話。
鳴宮さんいいなぁ。
この二人は結果離れてしまうんだろうなと思っていたのに、ラストはにんまり。

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

なんて素敵な大人の恋愛小説。いくつかの恋を経てひとりでいる大人には刺さる小説のはずだ。あるいは、恋人なんてもういいかなぁというときが一度でもあったことがある大人に刺さるはずだ。

父親を亡くした俳優の男と、婚約者を亡くした女は、火葬場の喫煙所で出会う。男は反りが合わない家族のいる待機部屋に居づらい。女は亡くなった婚約者の浮気相手の存在に葬儀で気付き内心ズタボロだ。現実から浮遊したような状況で出会った2人は、行きずりの相手に身の上をこぼす。

その時の会話がきっかけで、女が婚約者と行くはずだった旅行に、婚約者のフリをして男が同行することに。不思議な旅だ。特に何があるわけでもなく、同じ部屋で寝泊まりをして帰宅する。春。

季節は移り夏。男は祖母と行く墓参りの同行者として久しぶりに女を呼び出す。大汗を描きながら山を登り、祖母を挟んで少し打ち解ける2人。そして秋。紅葉のドライブ旅へ。4回しか会っていないのに、お互いの人となりをお互いに理解してきている。やがて季節は冬になり女はある決心を胸に、雪の旅に臨む。

いや非常に羨ましい。家族でも恋人でも友達ですらもなく、またそんな関係になる予定や予感すらない異性の知り合いと、一泊二日の旅行という非日常に出かける。どん底で出会っているので、いまさら自分を取り繕う必要もない。それってものすごく心が安らぐ旅な気がする。

そして、1年かけて、季節の移ろいに合わせて会うというゆったりした頻度も、大人のペースだ。じっくり時間をかけて知り合い、気づけば心が惹かれていく。恋に恋する季節が過ぎた大人の恋の落ち方として、理想的すぎる。

そして最後の旅のラスト。急に来る、胸キュン展開。そう、大人はこんなふうに、急に間合いを詰めることもできる。終始ゆっくり静かに進んできたこれまでとの緩急がまた、いい。人生の時の長さをすでに知っており、そして人間関係の儚さも知っている。そんな大人が向き合う恋やら愛やらは、冬の夜明けの空気のように静かでまばゆい。

男「じゃあ、僕があなたのそばにいさえすれば、これは一生続くんですね。
一泊二日をあと百回くらい繰り返したら、それはもう生活の一部でしょう。気長にいきます。」

女(一生これが続く夢を、私は一瞬だけみる。)

素敵な読後感のある小説だ。

0
2025年11月08日

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mihiroさんの紹介文で知った作家さんと作品。
そして、作家さんが女性だということも。
火葬場で知り合った男女が、その後、1年間にたった4回だけ会う。
春から冬までに少しずつお互いのことを知る機会があり、それでも知らないことも一杯あって。
お互い非日常のふれ合いを求め、そのため深く付き合うことはない。
大人の純愛小説なのかな。
結末がどうなるのか気になり、ドキドキしながら読み進めた。

0
2025年11月02日

Posted by ブクログ

気まずい思いをして抜け出した火葬場の喫煙所で出会った女と男
見ず知らずの2人は、急遽、春の宿で1泊することになる。

季節に1度しか会わない二人。
顔を合わせる遠出で、少しずつ2人の間にあった距離が近づいていく。
互いが互いにとって非日常であり、大切な存在なのだろうか?と答えが出ないまま、それでも、相手との繋がりが切れてしまうことを恐れ、連絡が切れないことを願う。

とても上質な恋愛小説

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

SNSで見掛けて気になり、手に取った作品。
装画もすごく好きで、今の時期に読むのにぴったりだと思った。

火葬場で出会い、ひょんなことから春夏秋冬…季節ごとに一度だけ一緒に旅をすることになった男女の一年間を描いた物語。

年齢を重ねてきたからなのか、恋愛小説で好きな作品に出会うことが減ってきたように思っていて…
でもこの作品はとても好きだった!

喪失を抱え、自分の人生なのにどこか投げやり。
そんな2人が一緒に旅をすることで、自分自身に対して、相手に対して、気持ちに変化が表れていく。

この関係を何と呼べばいいのか?
また次はあるのか?
一緒に過ごした季節を重ねるごとに、変わっていく2人の空気感や距離感…
近いようで遠く、もどかしい。
けれど、一年を通してゆっくりゆっくり育まれていく想い、関係がなんとも尊い…!

心理描写はもちろん、風景描写も素晴らしく、私も2人と旅をした気分になれた。
春のネモフィラ、夏の緑色の山々と紺色の海、秋のダムと紅葉、冬の雪…
私も季節を感じながら、あてのない旅をしてみたい。

読後、装画を見て思い出してはニヤリ。
キュンとしたい方、おすすめです♡

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2026年04月25日

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昔なら絶対もどかしすぎて読むの飽きていた。
今だからこそ沁みる。
ゆっくりゆっくり自分たちのペースで関係性を積み上げていく姿が見える。どうか2人とも幸せに。

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2026年05月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

3.8
ありえなさそうな、よくわからない関係から始める友情?知人?みたいな関係の話はすきだなぁ
季節をめぐり、信頼を深めていくのがいい
最後に、2人が結ばれてよかった
鳴宮さん、売れてはなさそうだけど引き出し多いしいい人だよね

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2026年05月11日

Posted by ブクログ

綺麗な小説だった。
季節ごとに一度会うだけという不思議な関係。
実際にそんな関係の人がいて、こんなに会わない間、相手に何も望まないでいられるのか。
繋ぎ止めるための明確な関係性や約束や日々の連絡がないまま、お互いをある意味特別な存在として保てることに現実味がない。
けど、すごく羨ましい。現実的ではないけど、こういう関係性は読んでいてとても綺麗だと思った。

会話も詩的で心地いい。

雪を踏む姿の表紙がぴったり。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

春夏秋冬。移ろう季節ごとに一度きり再会を重ねる男女の物語。

ひょんなきっかけで始まった不思議な関係性だけど、季節を追うごとに二人の距離感はゆっくりと確かに縮まっていく。
普段の喧騒から離れ、非日常のなかで言葉を交わして互いの内側に触れていく過程や、理解を深めていくやりとりに心が温まる。
穏やかに、ゆったりと。
読み進めていると、何とも優しい気持ちになった。

芸名や役者の鎧を脱ぎ捨て、素の自分でありたいと切望する庄吾。
停滞している日常に閉塞感を感じ、自らの殻を破るきっかけを求める紗奈。
季節ごとに再会する限られた二人の時間は、儚くもあり尊い。

四季折々の色彩や空気感を感じる。帯にあるように、まるで絵画のような恋愛小説。
窓の外の世界に、二人が望む景色があればいいな、と心地よい余韻が残る読後感だった。

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

ゆっくりしたペースで2人の距離が縮まっていく素敵なお話でした
最初は会話ないけど大丈夫かな、何考えてるか全然わかんないよと心配になりましたが
視点が章ごとに変わり、2人の心の変化がだんだんわかっていくので話が進むごとに引き込まれました
最後の冬は女性視点でしたが男性側の気持ちが手に取るように分かり、幸せな気持ちになりました

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2026年04月06日

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とにかく綺麗で優しい恋愛小説。四季折々の逃避行のような旅のなかで、ゆっくり縮まっていくふたりの距離感が綺麗に描かれているのが良かった。自然豊かなのんびりした場所に旅行したくなった。

0
2026年03月27日

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男女の出会いから関係が深まっていくまで
ずっと「自分ならどうする」を考えていた。
それが妙に楽しかった。
もちろん本編のような
出会いからしてないのだけれども。

戦争モノやミステリーを続けて読んでいたため
気持ちが和らいでいくように
読み進めることができた。

気になることは
男性の一人称が 俺 なのだが
僕ではないにしろ
俺と僕の中間の表現があれば
良いなと思った。

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2026年03月24日

Posted by ブクログ

いやいや、危ないでしょ、普通に考えて。

っていうのを頭から除外して、
素直に、こんな恋も素敵だな。
と言う見かたで読んだ方がいい話。

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

すごく良かったです。
春夏秋冬それぞれの季節に一度ずつ会うというスローペースな関係。会うたびに理解が深まって一緒にいると心地よくて、とても素敵な関係。
誰かと旅行に行きたくなりました。四季を感じたい!
読後感良くておすすめ。


そしてここからは余計なお世話で蛇足ですが個人的な感想。
鳴宮さん、英語喋れてスタイル良くて気遣い完璧でコミュニケーション能力高くて仕事はあれですがなかなかハイスペックですよね。出会いも多そうだし、現実だったらこんな悠長なことしてる間に別の女性にもっていかれちゃうよなー、なんて。

最後の冬の旅行の翌朝の会話にキュンとしました。鳴宮さん、藤間さんのことめちゃくちゃ好きやーん!とニヤニヤ。

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2026年03月13日

Posted by ブクログ

恋人を亡くし浮気を知った女性と不仲な父親を亡くした男性が葬儀場で出会い、それから季節ごとに会って関係を深めていく話。

女性と男性の視点が交互で全4編で構成されている。

言葉足らずだけど互いを気遣いあう2人が尊くて素敵だった。

目的も予定もない旅に行ってみたくなった。

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2026年02月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

四つの季節をじっくり楽しむように、恋の移ろいを堪能することができた作品。
「地球はそろそろ滅びそうなのでみなさん二人一組になって宇宙に脱出してください、どれだけ時間がかかるかわかりませんが、運がよければ火星に着いて生き延びることができます、っていうアナウンスがあったとしたら、自分は藤間さんを誘うだろうなって。僕にとってあなたは、そういう存在です」(p.239)
鳴宮はきっと愛しているなんてストレートに伝えず、きっとこういう表現をするのだろうな、とストンと腑に落ちた。
装丁の美しさ、登場人物二人が歩む恋の美しさ、いろんなところに魅力を感じた作品でした。

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2026年02月23日

Posted by ブクログ

しみじみと良かった。

恋愛小説と呼ぶにはあまりにも静かで淡い哀しみが頁の隅々にまで滲む物語だった。

恋人と父親をそれぞれ失った紗奈と鳴宮は、火葬場という非日常の縁に導かれ年に四度だけ会う約束を結ぶ。

春の宿、夏の墓参、秋のドライブ、冬の宿。

触れ合いそうで触れ合わない距離が、かえって彼らの孤独を照らし出し、その静謐な気配に心がそっと吸い寄せられた。

四季折々の風景は柔らかく二人の言葉を受け止め読後は胸の奥に密やかな余韻が長く残る。

互いの欠けた部分を優しく補い合い、静かに再生へと向かう大人のためのしなやかな恋愛小説。

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

両片思いだけど状況が特殊すぎるし
男性側も、女性側も、両方の気持ちがわかるしなんか気持ちよくあったかい気持ちで読める本だった☺️

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2026年01月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

静かなふたりがほんのり静かに関係を暖めていくお話。
恋人でもない、友達とも違う
季節に1回一緒に旅するだけの関係
何をするでもなく…
微かな心の動きを丁寧に描いている
こうやって1泊2日を100回重ねてもっと近付いていくのだろうふたりがものすごく羨ましくて泣けた

こんな恋愛したかったなって思う

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2026年01月09日

Posted by ブクログ

衝撃的な出会いとは逆にその後の2人の関係性やお出かけは静かで凪いでいた印象。ほんと絵画のように四季も巡って素敵だった。最後、女性の方が急速に関係を進める?やめる?感じでしたが。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

「次は秋だね__」
恋人でも友達でもない関係の2人が交わす不思議な約束。出会いの春から夏秋冬と季節が変わる度に変化するお互いの気持ち。
距離の縮め方が割れそうなガラスを扱うみたいに慎重で、繊細だった。美しい大人の恋愛小説。

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2025年10月20日

Posted by ブクログ

ラブストーリーは突然に??

たまたま時を同じくして火葬場に居合わせた男女。傷を抱えた者同士とはいえ、この展開は。。。??

あり得んあり得ん。

と思いながらも、最終章にビックリだけど、ホッともした。

私が彼女だったら、最後どうしたかなぁ。わからないわけではないが、こうはしないなぁ。

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2026年02月19日

Posted by ブクログ

季節を感じながら進むようで進まない
2人の関係性がなんとも言えない。
最後はどんな展開!?となるも
読み終えた瞬間『美しい』と言葉が漏れた。

それと、なんか、いいなぁーというのが本音。
独身に戻れたら同じことしてみたい。笑

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2026年02月12日

Posted by ブクログ

紹介されていた本。

浮気をしていた婚約者が交通事故に遭う。
その葬儀で偶然知り合った男性と、旅に出る。

うーん。ドラマだな!

色彩や独白やエピソード……きっと映画一本分に、きれいに収まるストーリーだなと思った。
こう言うと、皮肉に聞こえるかもしれないけど。
人間、やっぱりベタが好きなんですよ、ベタが。

そんな自分も、十年前なら好きだっただろうと思う、ヒロイン。
健気で、物静かで、ちょっと不思議。
ああ、こういう「かわいい」に抗えないんだよな。

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2026年01月28日

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