ふたりの窓の外

ふたりの窓の外

小説・文芸
1,699円 (税込)

8pt

自分を裏切った恋人ともうすぐ旅行に出かけるはずだった女、その恋人の代わりに旅に同行することを申し出た男。なぜか承諾してしまった女は、それまで見ず知らずだった男と春の宿で一夜を過ごすことになる――。春の宿、夏の墓参、秋のドライブ、そして冬の宿。火葬場での出会い以来、それぞれの季節に一度ずつしか会うことのなかったふたりの一年を四章仕立てで描いた、絵画のような恋愛小説。『眠れない夜にみる夢は』の著者の新境地的傑作。/【目次】1 花を摘まない/2 流れる浮雲/3 雨は道連れ/4 最初に触れる雪

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • タイトル
    :
    ふたりの窓の外
  • タイトルID
    :
    1700933
  • ページ数
    :
    243ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年11月29日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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ふたりの窓の外 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本棚にいて欲しい本が、また一冊増えた。

    なんとも言えぬ空気感が、ただそこにあるふたりの温度感が、ひたすらに心地良い一冊だった。
    劇的な"なにか"があるわけではない、けれど、すごく心が揺さぶられる瞬間が何度もあった。

    春夏秋冬、四季ごとに一度会うだけの、一緒に旅をするだけの人。
    普通、ではない、でもお互いにとっての普通が、普遍が、希望が、切望が、静かに流れていた気がする。
    『ふたりの窓の外』というように、窓の外に見つめる物が、情景が、だんだんと少しずつ近づいていく様子が、丁寧に描かれているのが嬉しくも歯痒く、もどかしく美しい。

    これからきっと、四季だったものが月になり日になり、一生になっていくんだろうふたりが、ページを進めるたびに愛おしくなった。

    0
    2026年10月04日

    Posted by ブクログ

    ワンシーズンに一回、旅行に行くだけの関係という不思議な二人が、もどかしくも応援したくなるようなお話だった。
    旅行の回数を重ねるごとにお互いがかけがえのない存在に変化していく感じがいい。

    私は特に、表紙にもなってる雪のエピソードが好きだった。

    終盤の致死量のキュンキュンに、一人でニヤニヤしながら読んでしまった…。鳴宮さん、罪な男です…。

    0
    2026年09月18日

    Posted by ブクログ

    火葬場の喫煙所で偶然に出会った2人。
    稀有な出会いから、季節ごとに1回の旅を経て、2人の関係性が少しずつ変化していく様子をゆっくりと追っていくお話です。

    四季折々の風景や、2人の間に流れる穏やかで静かな時間の描写がきれいで、作品全体に漂う詩的でエモーショナルな雰囲気が個人的にとても好きでした。

    作中随所に出てくる、「旅」や「時間」についての捉え方も素敵。

    "いつもいる場所を離れたらもう旅なんだから、あとはなにもしなくてもいいんですよ"

    "物語が時間の単位になることを、私はあの旅で初めて知った"

    日常を離れて、静かな場所で特に予定を決めずに過ごす、そんな2人の旅に読みながらとても癒されました。

    最終章で鳴宮さんが話す「もし雪に生まれ変わるとしたら」のエピソード、それを踏まえてのラストもなんとも印象的かつロマンチック。
    クライマックスでの藤間さんの大胆な行動には驚きましたが、ハッピーエンドで良かったです。

    ちなみに鳴宮さんと藤間さんの2人は、放送中のドラマの岡山天音さんと北香耶さんで想像したら自分の中で結構しっくりきていい感じでした。

    SNSでたまたま知った作品でしたが、読んでみて、出会えてよかったなと思えた1冊でした。
    深沢仁さん他の作品もまた読んでみたいです。

    0
    2026年09月04日

    Posted by ブクログ

    とても静かで、でも芯がぎゅっと熱くなるような、恋愛小説だった
    多分そこそこかっこいい鳴宮と、派手ではないけど藤間紗奈も綺麗なんだろうと想像。
    2章の鳴宮の祖母と過ごすとこがよかった。
    最後は雪の冷たさや静けさが二人にとてもあっていたと思う。

    0
    2026年08月29日

    Posted by ブクログ

    一つの季節に一回会う、そんな男女の物語。

    こういう、なんかわからない、説明のし難い関係性、好きなんですよね。
    ほのかにある緊張感と説明のつかない安心感が伝わる。若くはないから勢いではいかない、ところも好感。
    最後の距離の詰め方、とくに鳴宮の、次の約束を僕に下さい、は心奪われました。

    2026.4.18
    60

    0
    2026年04月18日

    Posted by ブクログ

    読み進めたいのに読み終えるのがさみしくて進められなくて何度か手を止めた
    結末は何となくわかっているけれどドキドキが止まらなかった

    0
    2026年02月19日

    Posted by ブクログ

    近づくようで近づきすぎない距離感のふたり

    次の季節会うときはどんなふうに会うのか、どういう時間を過ごすのかとても気になり本を読む手が止まりませんでした

    最後はきゅんが止まりませんでした♡

    とっても素敵で絵画のような恋愛小説でした

    0
    2026年02月18日

    Posted by ブクログ

    SNSで見掛けて気になり、手に取った作品。
    装画もすごく好きで、今の時期に読むのにぴったりだと思った。

    火葬場で出会い、ひょんなことから春夏秋冬…季節ごとに一度だけ一緒に旅をすることになった男女の一年間を描いた物語。

    年齢を重ねてきたからなのか、恋愛小説で好きな作品に出会うことが減ってきたように思っていて…
    でもこの作品はとても好きだった!

    喪失を抱え、自分の人生なのにどこか投げやり。
    そんな2人が一緒に旅をすることで、自分自身に対して、相手に対して、気持ちに変化が表れていく。

    この関係を何と呼べばいいのか?
    また次はあるのか?
    一緒に過ごした季節を重ねるごとに、変わっていく2人の空気感や距離感…
    近いようで遠く、もどかしい。
    けれど、一年を通してゆっくりゆっくり育まれていく想い、関係がなんとも尊い…!

    心理描写はもちろん、風景描写も素晴らしく、私も2人と旅をした気分になれた。
    春のネモフィラ、夏の緑色の山々と紺色の海、秋のダムと紅葉、冬の雪…
    私も季節を感じながら、あてのない旅をしてみたい。

    読後、装画を見て思い出してはニヤリ。
    キュンとしたい方、おすすめです♡

    0
    2026年04月25日

    Posted by ブクログ

    ───腕は組まない。代わりに、「この傘の下から出ないでください」と俺は言った。

    火葬場で出逢ったふたり。
    春の宿、夏の墓参、秋のドライブ、
    そして──冬の宿。
    それぞれの季節に一度ずつしか
    会うことのなかったふたりの一年。

    静かで丁寧なふたりの会話や雰囲気がすてき。
    なまえのない、普段をしらない関係だからこそ、相手を慎重に慮ることができるし、自分を晒けだせることもある。

    他人の宝物に触れさせてもらった気分。

    わたしも「どんな雪になりたい?」と会話できる人ほしいなあ。

    0
    2026年10月01日

    Posted by ブクログ

    素敵な恋歌小説でした。

    桜散る火葬場で出会ったふたり。

    ひょんなことから季節ごとに一度の旅に出ます。
    春の温泉、夏の墓参、
    秋の海と雨のドライブ、
    冬の雪の情景。

    どの季節も美しく絵画の一コマのよう。
    ぎこちなかったふたりが
    徐々に気持ちが近付いていく様が
    もどかしくも微笑ましい。

    鳴宮さんみたいな男性は絶対モテモテだし
    藤間さんみたいな女性は今時いるかしら?とも思うけど、そこは気にせず。

    0
    2026年07月02日

ふたりの窓の外 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • タイトル
    :
    ふたりの窓の外
  • タイトルID
    :
    1700933
  • ページ数
    :
    243ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年11月29日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
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