この夏のこともどうせ忘れる

この夏のこともどうせ忘れる

704円 (税込)

3pt

高校三年、受験生の圭人は塾の夏季合宿に参加し、学校で同じクラスの香乃と同室になる。苦手なグループにいる相手を窮屈に感じていたが、眠れない夜を過ごすうち、圭人は香乃にある秘密を知られてしまう――「空と窒息」など書き下ろし5編。
夏休みという長い非日常、いつもと違う場所で出会い、交流する二人。暑さに眩む視界と思考の中で、変わっていく関係を描く。記憶に濃い影を落とすような青春小説。

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この夏のこともどうせ忘れる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    表紙もタイトルも物語も全部どタイプだった。
    最近肌寒くなってきた夏の終わりに読んで正解だったかも。

    一夏の思い出。二人だけの記憶。
    眩しいような少し淋しいようなそんな物語たち。
    確かにこの夏のこともどうせ忘れるかもしれない。けど絶対忘れることできないそんな記憶たち。

    私もそんな儚い夏の思い出を作

    0
    2025年09月22日

    Posted by ブクログ

    『ふたりの窓の外』がとても良かったし、ミユキさんからのご紹介もあって。

    5作品からなる短編集。

    ●空と窒息
    短めの文章が淡々とした印象だったが、むんとした真夏の空気が息苦しさを感じさせる。
    けれど、息苦しいのは夏のせいだけじゃない。

    「音はないのに夏だとわかる。…(略)…強引な光のせい。」

    0
    2025年07月12日

    Posted by ブクログ

    初めての深沢作品。テーマは「夏休みの高校生」らしい。この夏のこともどうせ忘れる、なんて悲しいことを言わないで。その先もずっと続いていてほしい。苦しくて愛おしい「ふたり」の夏の短編集。

    0
    2025年07月12日

    Posted by ブクログ

    おびのりさんの本棚から
    5つの短編集です。

    「夏」って特別な季節。
    夏の匂いを意識しながら、すべてが滞る季節だと感じることも。
    暗闇からの誘惑を意識しながら、鏡の向こうにもひそんでいる夏を感じることも。

    「空と窒息」は高3の圭人が現実と、小4の記憶の間を行ったり来たりするかのような、ちょっと息苦

    0
    2025年07月07日

    Posted by ブクログ

    夏休みの高校生がテーマの短編集。話の中心はふたり。高校生だったのは何十年も前のことだけど、夏休みという長い非日常にワクワクしてたのは思い出せますね。
    私が好きだなと思ったのは「生き残り」と「夏の直線」。やっぱり深沢さんの物語は良いですね。

    0
    2025年05月21日

    Posted by ブクログ

    夏の湿度を感じる短編集。
    気温だけではなく、感情の湿度まで。
    美しい兄妹の話「昆虫標本」が特に印象的。

    0
    2024年08月24日

    Posted by ブクログ

    5つの作品が入った短編集。
    全ての作品が触れたら壊れてしまいそうな儚さを持っていて、忘れるのも仕方がないが忘れたくは無いなぁとしみじみ思うようなお話ばかりでした。

    蝉の声が響いて茹で上がりそうな暑さの夏にぜひ読んで欲しい作品でした。

    0
    2024年08月07日

    Posted by ブクログ

    読んだ後余韻が残る短編集。
    切ないけどなんだかじわーと心の中があつくなる。
    寝る前に読みたい作品です。
    夏の日の暑い夜に読むのもおすすめ。学生さんも読みやすいと思います。
    夏に読んで欲しい本

    0
    2024年07月30日

    Posted by ブクログ

    日常と非日常のまじわるこの絶妙なかんじ…すごく好みだった。
    読者にゆだねる終わり方も◎
    自分好みでない結末よりは妄想する方がいいし…
    何回も読みたくなるし、読む返すと伏線もたくさん見つけられて感動した。
    この春自分も高三になるからか、同じ高三の女の子が主人公の「生き残り」が一番印象に残った。彼女のよ

    0
    2024年04月05日

    Posted by ブクログ

    どのお話も、たまらなく好きでしたが、特に『空と窒息』が好きでした。

    日本の、高校生の夏。じっとりとした感じがなんとも言えず愛おしかったです。

    0
    2023年12月10日

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