ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • クララとお日さま

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    個人的に、カズオイシグロ作品で1番好みの一冊。

    主人公であるロボットから語られる世界からは、穏やかながらも残酷に、確かに、すぎていく時の流れを感じます。
    またクララが太陽を頑なに信じる姿は、人間で言うところの信仰にも近いものを感じます。人とロボットの境目なんて考えようによっては、もはや存在しないのかもしれないですね。

    映画化が楽しみ!

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    2026年03月28日
  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

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    ネタバレ

    大学時代にバンドを組んでいた仲間のうち宮田だけが卒業後も活動を続けていて、軽井沢で開かれるミニコンサートを残りのメンバー大橋と有村が内緒で聴きに行くことに…。二人が泊まるのは(大橋は妻と子どもも一緒に)銀河ホテル。音楽の道をあきらめてしまった有村にとって、成功した宮田に対する思いは複雑。でも、コンサートのあとに浮かんできた曲を手紙室で楽譜にする。宮田のイメージの強いボルドーレッドのインクで。その曲を再開した三人が銀河ホテルの中庭で弾く場面が素敵だった。他に、息子の誕生日に毎年手紙室で手紙を書いてあずけている銀河ホテルの料理人の物語と、銀河ホテルで結婚式をあげるカップルの物語。どれも優しく心に残

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    2026年03月28日
  • 脱力、台湾式。 24年暮らして学んだ、ゆるく楽しく、幸せな生き方

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    台湾が好き過ぎるのだが、本書を読んで益々喜歓台湾になった。

    住んでみないとわからない日々のリズムや感度、台湾の方との距離感が染み入ってきた。
    訪れる度に感じる台湾の皆さんの優しさ、温かさ、後腐れなさはとても居心地がいい。

    出張とは違い住人になるのは桁違いに大変だろうと頭では理解していたが、今回疑似体験させてもらった。そして益々喜歓台湾になった。

    九州ほどの中に人情味あふれる下町や活気ある夜市に屋台、方や世界を席巻する半導体生産とそのギャップがすごい。
    「日本人よ。疲れたらこの島に逃げてくるといい。」のフレーズが一番沁みた。

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    2026年03月28日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

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    伏線回収が綺麗な短編集。
    YouTuberやリモート、マッチングアプリと今どきの題材というのもワクワクした。
    文庫で258ページ。自分の平均ペースだと3、4日かかるボリュームだが、のめり込んで1日で読んでしまった。

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    2026年03月28日
  • スモールワールズ

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    すごく良かった
    新人賞受賞の短編集なので、もっとライトでハートウォーミングな作品かと思ったけど、そんなことはなかった。多様性や孤独といったよくあるテーマなんだけど、人の愚かさや醜さ、ずる賢さや弱さ、諦めや苛立ち、様々な人の感情の複雑さが描かれていて、どの短編もゆっくり心に沁みる。夫婦、姉弟、先輩後輩、親子、加害者と被害者など、それぞれの関係からの人生が面白かった。この作家の他の作品も読みたい。

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    2026年03月28日
  • 嵐が丘

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    大学時代に卒論で取り上げた大切な一冊。
    嵐が丘でしか味わえない空気感に、まさに虜になってしまいました!
    色々な要素が無駄なく絡み合いながら、壮大だけども非常に個人的な唯一無二の世界が作り上げられていると思います。だからこそ200年にわたって、さまざまな形でアダプテーションされ続けているのでしょう。
    これからも読み続けます!

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    2026年03月28日
  • 神に愛されていた

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    チレンさんの本は好きなので、迷わず手に取ったけど、二人一組〜やみんな蛍とは違うお話。是非あとがきまで読んでほしい。登場人物だけでなく作者も含めて小説家としての思いが溢れた作品だと思う。

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    2026年03月28日
  • その復讐、お預かりします

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    別れた彼に復讐したい女、、、復讐してもらおうと入った事務所で働き始めるが、、、。
    復讐するは我にあり、、、。

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    2026年03月28日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    苦しい小説。

    その時々の、諦めたりどうしようもなかったりした状況での選択の結果、追い詰められる。抗いようのない状況下での負のスパイラル…

    最後、お父さんからの手紙が読めて、選択の責任を自身で引き受けるまでに成長した、しかし。

    苦しい
    主人公の彼だけでなく、震災で娘さんを亡くした刑事さんとその奥さんも、ほかの人々も

    何とか助かって、何とか心の平安を、と祈りながら読む

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    2026年03月28日
  • 人間失格

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    何度目かの再読
    いつ読んでも不思議と新しさを感じる
    いや、ただの痴呆か
    確実なのは読んだ年齢、状況の違いで共感部分が変わること
    また読むだろう

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    2026年03月28日
  • 月収

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    わーお金稼ぎたくなる
    読みながら、不動産投資とか金融投資を調べたくなってウズウズする本でした
    とりあえず読み進めることに徹したわ
    今まで読んできた、女性の人生アレコレの本って、
    だいたい恋愛、親と、友情の筋で、金銭面を筋にしたものは初めて
    所謂、会社員ではない女性の稼ぎ方が興味深くて面白かった
    盛り上がりや激しい展開はない代わり、淡々と女性の人生を辿れてよかった
    不動産投資いいなー

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    2026年03月28日
  • 百年法 下

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    正しい行いや考えがなんなのか、わからなくなる本
    人権、政治、生命、未来
    最後までさまざまな立場の人の意見を浴びることになり
    読んでいる間いい意味で不安定になりました。
    自分(30歳未満未婚)がこの場にいたら、決して立派な決断はできなかったでしょう。
    数年後、数十年後に読めば、また私の意見も変わりそうです。

    不老処置HAVIが一般的になった世の中で
    人口爆発ほか各種停滞を防ぐために施行された生存制限法、通称「百年法」
    もちろんただの法律一つで人の命が左右されていいのか、それを拒む拒否者、そしてその集団ができ始める。
    変わらない政治家、にも関わらず不穏な動きが見られる部下たち、目立ち始めたガン患

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    2026年03月28日
  • 容疑者Xの献身

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    ネタバレ

    いやーすんごい面白い!ガリレオシリーズが初めてでもスムーズに物語に入れました。

    事件の大枠を見えてる中で、天才数学者の警察をミスリードさせる巧妙な罠の数々に感嘆させらていたんだけど、終盤の最上級のミスリードでもうタイトルの意味を分からされた...

    これを機にシリーズ全部読んでみたい!

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    2026年03月28日
  • 春の星を一緒に

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    おいおい、序盤からこんなに泣かせてくれるなよ。正直前作『満天のゴール』ではそこまで感動しなかったのに、今作ではオットセイのようにオーウオウと号泣。やはりあれから7年経って、ペーパー看護師だった奈緒も子供だった涼介も成長したのが感情移入できた大きな理由だろう。生きている以上、いずれ死との直面は避けられない。看取る仕事をしているからこそお別れのシーンは多いのだが、それを悲しいだけの出来事というふうに描写していないのが良い。どこか清々しいような涙を流していた。それにしても奈緒の周囲の人間は良い人ばかりだなあ。

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    2026年03月28日
  • エミリの小さな包丁

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    とても良かった。
    「何もないこと」の豊かさ。
    やっぱり自然の中のお話が好きだな、と思います。
    それに大三おじいちゃんの尊敬すべきお人柄。
    いい気分でいるためには、心をきれいにしておく。
    口数の少ないおじいちゃんや、自然の中で自然に教えてもらうことがあまりに的確で気持ちがすっきりとしました。
    私の心の中にも「凛」と鳴る風鈴を持っていたい。

    「人は、いい気分でいられるなら、どこに居たっていいんだ」
    「自分の存在価値と、自分の人生の価値は、他人に判断させちゃだめだよ」
    「判断は必ず自分で下すことだ」
    「世界は変えられなくても、気分は変えられる…」

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    2026年03月28日
  • 今を春べと

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    めっちゃ良かった!競技かるた漫画『ちはやふる』がかろうじて下地にあったおかげか楽しめたし、感情移入できたし、感動した。子どもの付き添いをきっかけに競技かるたにハマった希海。どんどん面白さにのめり込んでいくが、子どもはまだまだ手がかかり趣味にかける時間はない。子どもが小さいからといって好きなことができないの?その両立できないジレンマに悩む希海に共感した。いくら家族が大事でも、趣味くらい欲しいわい。試合のシーンも手に汗にぎる熱さ。そんなに分厚い本でもないのに読み応え十分。エピローグにはホロっときちまったぜ。

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    2026年03月28日
  • 今日未明

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    毎日ニュースを見ていればよくある事件。ざっと見ているだけで、胸を傷めることはあっても深く追求したことはない。  そんな事件が「まさかこんなことから...」と絶句したくなるようなバックグラウンドであった短編5編。陰惨な結果とは裏腹に、はじめはよくある平和な光景。それが思わぬ方向へストーリー展開し、読む手が止まらない。よくある事件からこんな想像を膨らます作者の手腕に感嘆した。読みやすく、後味悪く。面白く読んだ。

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    2026年03月28日
  • 正体

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    ネタバレ

    最初は罪を犯した人なんだから二面性があるんじゃないかと穿って見てたんだけど最悪の冤罪だったので、それを念頭においてもう一度読んだら印象が全然違うんだろうなと思った
    それは必死になるわ…
    真犯人もちゃんとわかって良かった

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    2026年03月28日
  • さよならドビュッシー

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    どんでん返しが楽しいなぁと感じた一作品です。ミステリに慣れてないので最後はびっくりしました。ミステリと音楽、相性がいいなと思いました。

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    2026年03月28日
  • 透明な夜の香り

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    物語が総じて穏やかなのと、香りの描写も美しくて幻想的な物語でした。登場人物たちが総じて静かなので、新城や源さんのキャラがより際立つようでしたが、煩くなく嫌な感じもせず、とても好きなキャラでした。

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    2026年03月28日