【感想・ネタバレ】恋とか愛とかやさしさならのレビュー

あらすじ

プロポーズの翌日、恋人が盗撮で捕まった。

カメラマンの新夏は啓久と交際5年。東京駅の前でプロポーズしてくれた翌日、啓久が通勤中に女子高生を盗撮したことで、ふたりの関係は一変する。「二度としない」と誓う啓久とやり直せるか、葛藤する新夏。啓久が“出来心”で犯した罪は周囲の人々を巻き込み、思わぬ波紋を巻き起こしていく。

信じるとは、許すとは、愛するとは。

男と女の欲望のブラックボックスに迫る、
著者新境地となる恋愛小説。

わたしの心と体を通ってきた、無数の、犯罪の名前が付かないたくさんの傷のことを考えた。苦しかった。読めてよかった。
――高瀬隼子(作家)

僕はこの物語を、生涯忘れることはありません。
――けんご(小説紹介クリエイター)

女性が置かれている地獄のある側面が突きつけられる。
――スケザネ(書評家)

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Posted by ブクログ

​プロポーズの翌日に恋人が盗撮で捕まるという、想像するだけで胃が痛くなる読書体験だった。万引きなどの他の犯罪ならどこかで割り切れる線引きがあるのかもしれないけれど、被害の程度が1だろうと100だろうと、「性犯罪を犯した」ことへの気持ち悪さはどうしても変わらない。好きであればこそ、その事実がより辛くのしかかるリアルさに深くえぐられた。
​一方で個人的にすごく面白かったのが、登場人物たちの感情の逃がし方。「憎悪という毒素を長年摂取させられた」という表現の生々しさや、「ジャムを作り初めて楽になった」という行動になぜかすごく惹きつけられた。人には本当に色々なコーピングの形があるんだなと、人間の心の複雑さとタフさをまざまざと見せつけられる

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2026年04月22日

Posted by ブクログ

めちゃくちゃおもしろかった。
身につまされる、というか、ほぼ我が事というか、、。
人間は本当に多面的だと思う。僕が見ているあの人は本当であるけれど、それ以外にもあの人は別の本当の姿も持っている。だれもが、そうだと思う。
それでも僕は、わかりたい。
わかることが、いや、わかろうとすることが、おこがましいけれど、愛だと思うから。

啓久が「出来心」以外に、罪を犯した理由がはっきりとは描かれなかったけれど、それはたぶん、彼自身がわかっていないからだと思う。
そして、現実に、そういう場合が多いのではないかとも思う。
「衝動的に首を絞めてしまった」とか、「気がついたらカバンに入れていた」とか、本心からそう思っている人もいるんだと思う。全ての人とは言わないけれど。
時間が経って、その瞬間の自分を振り返ってみても、なぜ自分がそうしたのか、自分でもわからない。
その一線を越えるのは、そんな、本当に些細な、目に見えない、曖昧な浮遊感なのかもしれない。

だからこそ、わかろうとしても、わからない。
そう「わかる」ことで、すこしは生きやすくなるのかもしれない。でも、それはなんだか、寂しい気もする。

うーむ。
ニカと対面して逆ギレするヒラク(胸糞)も、転職先で嗤われて固まるヒラクも、やっちまう瀬名も、全て良かった。

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これおもっっっしろい。
啓久とニカの最後の写真館のシーンの臨場感が特に半端なかった。
文字だけなのにテンポがあって、それだけじゃなくて、勝手に映像が浮かび上がってきて、ドラマチックな音楽とスローモーションが浮かびながら読んでました。
なにこの文才…

ミチ先生は女性なのに、男性の心理をよくとらえておられる。
ニカがわかりたかったことを、啓久が、人との出会いでわかっていく。
複雑な気持ちを紐解いて、人との関わりと出来事で色付けて、一言では言い表せないところを物語で理解できるようにする。ほんとに面白い。傑作。最高。ファンになりました。

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2026年04月16日

Posted by ブクログ

め〜ちゃめちゃ面白かった…というとかなり語弊があるが。さらりと読めるけど内容は身近で非常に読み応えがある。

結婚間近の恋人が突然盗撮で逮捕される。罪を犯した人とその後も一緒にいられるかという問題、総括すれば葵の言ったように「総合的な判断」でしかない。主人公の両親や相手の義母、周囲のいろんな人の姿にいろんな選択と飲み込みきれない感情が垣間見えて、その匙加減も見事だったなぁ。

これ、男性が普段無自覚に女性に寄せている暴力性の話でもあるので、男性の感想がめちゃくちゃ気になる。それを加害という形で一度表出させてしまうと、家族だろうが恋人だろうがその後一生軽蔑の対象になる。「ちょっとくらい」「有罪にならなければ」許されると思っている男性たち、どう受け止める?

同時に被害者側に立つ女性の暴力性も描かれてて、誰の戸惑いも怒りも苦しみも、ちょっとずつわかってしまって、答えなんかないんだよな、これ。
ぶり返す「許せない」「信じられない」「罪を犯した」「傷つけた」「傷つけられた」と「一緒にいたい」(打算含む)のはざまで一生揺れ続ける。でも人間関係ってたぶん全部そう。

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2026年04月13日

Posted by ブクログ

もうあのような過ちを犯すことは絶対にない、と思っているが、今、それを証明することはできない。

読んでいて、心が痛い。

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

やっと読めた!
自分だったらどうするか考えるのがあまりにも難しくて言語化できなくて苦しくなりながら読んだ
色々な立場の人に少しずつ理解できる部分はあるけど、自分が当事者になった時にどうするかの想像がし難いけど実際こういう立場の人もいるんだろうなとぐるぐる考える
これも違う世界の話だと遠巻きに見てしまってるからなんだろうなと思った

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2026年05月08日

Posted by ブクログ

最初から衝撃を受けた。
友達からドロドロだと聞いて読み始めたから良かったけど、もし聞いてなかったらもっと衝撃を受けていたと思う。
続きが気になるけど読み進めるのは…という気持ちになりながら。
なんとも言えない気持ち。
一穂ミチさんの小説は初めて読んだが、読みやすいし表現が好きなものが多かった。他の作品も読みたい。

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2026年05月07日

Posted by ブクログ

恋とか愛とかやさしさなら、
もっと素直に感情で瞬間的に選ぶことが出来るのに。信じるって難しい。なにより信じ続けることが難しい。

わからないということ。
理解できないということ。
矛盾しているということ。
もがいて、苦しんで、間違えて、
その全部を受け入れるしかないのかな。

新夏が撮れなかった写真や啓久が気付いた現実。
受け入れて覚悟を決めたとき、やっと一歩先にすすんだ気がする。

打算や甘えや妥協のない真っ直ぐな気持ちでだれかを見ることができるのか。許すことができるのか。受け入れることができるのか。
自分だったらなにを選ぶのか、どの場面でも考えた。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

難しい作品だった。この物語をどう表現すればよいのか、そもそも言葉にしてよいのかと迷ってしまう。前半と後半で大きく雰囲気が変わり、読んでいる自分の感覚が揺さぶられる。

恋人の過ちによって関係が壊れていく前半は、痛みを伴いながらもどこか納得できる結末に収束する。「無理だろう」と感じていた自分の感覚と重なり、ひとつの区切りとして受け止めることができた。

しかし後半では、その“終わったはずの物語”が、当事者であるひらくの視点からもう一度描かれる。そこで見せられるのは、反省しながらもどこかで自分を守ろうとする姿や、決して他人事とは言い切れない感情の揺れである。

読み進める中で、「分かってしまう自分」がいることに気付き、そこに恐怖や不安を覚えた。完全に否定したいのに、どこかで理解できてしまう。その感覚が何よりも苦しく、後半は前半とは比べものにならないほどしんどい読書体験だった。

読み終えたとき、小説として受け止めることができたことに安堵した。現実として突きつけられるにはあまりに繊細で、複雑すぎる感情が描かれているからだ。

言葉にしづらい心の動きや、人間の奥底にある曖昧な感情を、ここまで丁寧にすくい上げられるのは小説という形式だからこそであり、それを描き切れるのは一穂みちという書き手だからだと思う。

読後、簡単に結論を出すことはできない。ただ確かに、自分の中に何かを残し、考え続けさせる作品だった。

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2026年05月01日

Posted by ブクログ

恋人が盗撮してからその人を理解しようとする恋人。
自分をそして加害者の立場を考えること。
また撮られた方の女の立場が興味深かったです。

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2026年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

サラサラ読みやすい。きっと賛否両論を巻き起こす作品でとても良いと思った。彼氏に読んでもらって抑止効果として働いたらいいな、とも。(笑)軽い気持ちで、ほんの出来心で、その一瞬で全てを失うこわさ。

普通のカップルが、婚約状態、目の前に結婚がある1番幸せな時に起きた盗撮。どっちつかずで全然自分の気持ちがハッキリしない新夏の描写にはイライラした。「拒絶、責める、別れたい」でも「許す、信じる、それでも一緒にいたい」でもなく、「盗撮という犯罪行為、犯行に至った動機と要因、再犯の可能性、彼氏の人格?」にフォーカスしてモヤモヤしてる感じがした。単純にこのカップルの話、ではなく「盗撮という軽犯罪」にすごく脚光当てられてる感じが非現実的な感じがして少し残念な部分だった。葵とかヒラクの姉の方がよっぽど人間身があったけど、新夏にはかけてる感覚、、。写真を仕事にしてるけど、それに対しても淡白な感じとか。

わかるってなんだろう?自分のことも全然わからないのに他人のことなんてわかるのかな?ってイライラ。現に、新夏はヒラクとの関係をどうしたいのか、この件をどう解釈するかについては母から父との離婚の話を聞くまで、(聞いてヒラクを撮る行動までだけど)どうしたら自分が納得できるか決められなかったし。

最後新夏の様子を見て、ヒラクが自分がしたことの重大さに気づいて別れたところはびっくりだったけどヒラクの別れたくないエゴではなく新夏への愛を感じた。新夏がそれでも一緒にいようって決心したところでこの展開は痛いけど、恋とか愛とか優しさより強いインパクトがあって自分の意思、理屈ではどうにもならない感情だったり生理的反応ってあるなーって共感する部分でもあった。

0/1より、1/10だよねって話も感覚的にわかる。0の人も1の可能性はあるけど、1やってる人の方が危なさみたいなのはある。

二章目の、やさしさよりって方は、ヒラクかわいそー、ほんの出来心で全部無くして、その上自分がトラウマなって。これが自業自得だけど。被害者の学生が日頃から性的に搾取されてて、もはやなんも感じないみたいなのが悲しかった。ヒラクの姉みたいに拒絶タイプ、葵みたいな許容タイプ、新夏みたいにモヤモヤタイプが出てきてほんと感じ方もそれぞれだよなー、と。ヒラクとコミュニティの運営の嗜好のガチ度というか、危なさみたいなのも見えてそんなのとひとまとめってのも本当コスパって思うよなー。

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2026年04月28日

Posted by ブクログ

読んでいて、読み終わって、読み返して辛かった。
考えさせられる、納得する描写が自分の中で多くあった。わかるものばかりを目に写し、わからないものに歩み寄ろうしていなかった自分を知れた。

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2026年04月24日

Posted by ブクログ

彼氏にプロポーズされた翌日、その彼氏が盗撮で捕まった。そんな人じゃないのに、ごく普通の青年なのに、しかも、そんな日に…でも、冤罪でも勘違いでもないらしい。

軽犯罪だからって許されるわけじゃないよね、性犯罪は歪んだ本能でもあるから、人間が動物であるかぎり、ついて回るものかもしれない。

しかし、よく考えると女性の盗撮犯って聞いたことないな、発覚しないだけで存在するのかな。いろんなモノやコトが多様化してるから、きっとそういう人もいるんだろうな。

あと個人的には、二編目の「恋とか愛とかやさしさより」は不要だったな。被害者&家族がもっと普通ならいいけど、ちょっと特殊すぎ。

あるいは、完全に彼氏視点で、盗撮して捕まるまで、とかの方がよかったな。何のひねりもない、ありきたりの構成だけど。そういう何でもない日常の方がリアルな気がした。

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2026年04月21日

Posted by ブクログ

説明の描写や比喩がとても上手な文章です。
彼氏の盗撮にまつわる人物の気持ちが描かれています。読み始めると続きが気になりすぐに読み終わりました

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2026年04月20日

Posted by ブクログ

「光のとこにいてね」がとても良かったので、すごく期待して読みました。
ずっと、主人公の婚約者の言動が理解できず、なんだかモヤモヤして読み終わりました。
あまり印象に残らなかったと感じましたが、つい先日、主人公の両親がなぜ離婚に至ったかの経緯が、ふと映像で頭の中に流れてきました。あれ、これなんの映画だったっけ?と、映画のワンシーンのように思いましたが、よくよく考えると、この本の内容でした。
なので一穂ミチさんの文章って、映像として記憶できるくらい凄いんだなと改めて感じました。
素晴らしい作家さんです!

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2026年04月16日

Posted by ブクログ

わたしにとって、とっても考えさせられるいいテーマだった!
犯してしまった罪は無かったことには出来ない。一生。
恋人がしてしまった罪を許して(?)一緒にいるか、別れるか。

これは自分が許すか許さかないかの問題

私だったら…どうしてたかな。
うーん、性犯罪は厳しいかなあ、、、。
やっぱり、新夏と同じように罪のことを忘れよう!と思っていても、ふとした時に無意識に思い出してしまう気がする。
どうしたって忘れることができないから辛いと思う。

啓久の母が新夏に言ったように、新夏は啓久と別れればそれで終わりだけど、それに至るまでの思考の過程(?)がほんとに苦しいもの。

なんでこっちは、何もしてないのに答えのでない問題に苦しまなくてはいけないのか、、、。

加害者も、いくら軽い罪でも一生それを背負って生きていって欲しい。
だけど、孤独にならないで。



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2026年04月10日

Posted by ブクログ

いいとこが全然起こらない物語だった。

読んでる間、ずっと心がヒリヒリし、胸が苦しいのに、読むのをやめられかった。

結婚の約束をした啓久と新夏。

お互い好きという気持ちはあるのに、どうにも、こうにも元には戻れない。
 

盗撮をされた女子高校生の莉子は、盗撮をされたことより、盗撮に気づかれ取り押されられた啓久が莉子の顔を見て落胆の表情をしていたきとに傷ついている。

スタイルは120点、顔は3点と莉子に言い放った若い男。

莉子の顔から下をYou Tubeにあげ、再生回数を増やす義理の父親。

啓久は逮捕され、若い男や義理の父親は野放し状態。
 
物語を読み終えても、この物語が終わったような気がしなかった。

新夏は、啓久は、莉子は、この後どんな人生を歩んでいるんだろう…。

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2026年04月30日

Posted by ブクログ

告知されてから、ずっと読むのを楽しみにしていた一穂さんの新刊。
装丁もとても素敵で手に取れて嬉しい。

カメラマンとして働く新夏は5年付き合っている啓久からプロポーズされ、受け入れる。その翌日、啓久は女子高生を盗撮して捕まってしまう。
斬新な切り口の恋愛小説。
あなたならどうしますか?

最初の章は新夏の視点で物語が進んでいく。
許すとは?信じるとは?愛情とは?
新夏に感情移入しまくり。
共に動揺して狼狽して葛藤した。
外野からの言葉もうるさい!と思ってしまうほど。それほどまでに、新夏に、一穂さんの文章にのめり込んでいた。
新夏の母のある言葉がとても印象的だった。
章の最後は涙が止まらなかった。

最後の章は啓久の視点で物語が進んでいく。
こう話が展開するのか!と驚いた。
性犯罪者の更生、生きづらさ、ルッキズム…
新夏の章ほど感情移入はできなかったけれど、考えさせられた。

全て読み終えて各章のタイトルを見ると心に沁みた。これ以外のタイトルは考えられない。
そして、全て読み終えても「私ならどうするのか」の答えは出ない。
きっとずっと答えは出ないのに、まだしばらく考えてしまいそう。

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

言語化出来ない本人達の気持ちを、ぐちゃぐちゃなまま文章にしている。
言語化出来ない整理できていない気持ちなのに、なんか伝わってくる。
ちゃんと説明されるより伝わる。
不思議。
一筋の光は見えたので、ちょっと安心しました。

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2026年05月08日

Posted by ブクログ

一穂ミチさんの文章やら言葉選びやらが好きな事もあり、装丁に惹かれて手に取った。タイトルと装丁からは想像できないほどの信じるか信じないか、ということについて深く突き刺してくる話だった。
わたしの恋人が盗撮をした時、新夏のように分かりたい、という気持ちで詰め寄ってしまいそう。ただ、そのわかるとは何か?信じるとは何か?という問いを投げ掛けられてしまった以上考えたところで答えは出ない。恋人が罪を背負った時、それを分けて負担できるほど強くはあれないし分かろうとするのも無謀。それでいて簡単に手放せない。その間にある感情が純粋な恋とか愛とかやさしさなら、どうなるのだろう。

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

最初の衝撃さとても良い
盗撮して捕まらなかったから大丈夫ていう両親の心と彼氏が盗撮するなんてありえないて心。どっちもわかる気がしてでもちょっと考えさせられすぎて難しいとゆうか 最初が良すぎてとゆうか

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

「恋や愛には打算が混じっていてもいい。しかし、『信じること』には純度100%が求められる」

この一文が、読後も心に深く刺さったまま離れない。
一度でも裏切りが生じれば、その純度は永遠に失われる。本作が突きつけるこの事実は、あまりに明快で、そしてあまりに残酷だ。

しかし、これを「教訓」として受け止めること自体、実は繊細すぎるのかもしれないとも思う。
人間関係において、すべてを信じ抜くことはある種の酷使であり、裏切りや嘘が一切ない世界を求めるのは、潔癖に過ぎるのではないか。

重要なのは、自分にとって「絶対に譲れない点は何か」を明確にすることなのだろう。

例えば依存症や、本人のコントロールを超えた性癖。それらに対して「今後、絶対にやらない」という言葉を100%信じられなければ関係を断つしかない、というのは、あまりに救いがない話だ。

病理や特性、その人の抱える「業」を含めて、どう受け入れていくか。
純度を求める潔癖さと、混じり物のある現実を抱きしめるやさしさ。
その狭間で揺れ動くことこそが、人と向き合うということの正体なのかもしれない。

完璧な信頼が崩れた後の「不純な、けれど確かな地続きの生」を考えさせられる一冊だった。

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

プロポーズの翌日に、彼氏が盗撮で逮捕された。
ここから始まるストーリーで出オチかと思ったが、
主人公(女性)目線で描かれる葛藤がリアルに描かれていた。特に義理の家族との考えの違い、世の中的には犯罪者、でも自分から見たら愛する人という葛藤があり、登場人物は少ないのに主人公の思考が流れ込んでくる。

半は女性目線、後半は男性目線で描かれていて、対比がすごかった

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2026年04月23日

Posted by ブクログ

自分だったらどうするか。
考えてみたけどその状況に立たないと本当にどう思うかは分からなかった。でも、にいかと同じ選択をしたんじゃないかと思う。
ひらくは、バレないと思ったのか??
そこは書かれていなかったから気になった。

100%正しい人間なんていない。
みんな、人に見せない一面がある。
自分のこともわからない時があるのに、人のことをすべて分かるなんて無理。

何があっても一緒にいる
何があっても愛してる
それが本当の愛?
だとすると自分は本当の意味で夫を愛せているのか?
まだまだこれからなのかもしれない。

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

サクッと読めた。犯罪の罪の重さを考えさせられる作品。
スカート内の盗撮でここまで一生罪を背負って生きていかなければならないのか?等と少し思ってしまった。もちろんされた側の気持ちを考えると何とも言えないが。スカート捲りも気持ち的には死刑か去勢では?浮気された側の気持ちもそうでは?となってしまう。
新夏が啓久を理解したいからとラブホで再現するシーンがあったが、その新夏の気持ちが全く理解できず引いてしまった。
犯罪と決まっていることに対して、一線を越えるかどうかは全く違うよということなのだろうか。。。悩ましいのでジャムを作ろうと思う。

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

イマイチ何が言いたいのかわからなかった。
一度犯罪を犯した者は、一生責められ続けないといけなくて、一生自分でも責めないといけない、ということなんだろうか。
救済の余地なし、やり直しの余地なし、なのだろうか。

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2026年04月15日

Posted by ブクログ

結局ひらくがなんで犯したのかがわからなかった。一瞬の出来心で、男ならみんな可能性があるってことを作者は言いたいの?自分のパートナーがしたら、とか全く考えたことなかったけど、考えたら、怖いなー

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

婚約者が盗撮で捕まったら自分ならどうする?って考えながら読みました。それぐらいで別れないと言う友達、弟だろうと縁を切るし娘にも会わせないと言う姉。
多様性とか人に対して寛容になりましょうという世の中になりつつあるけど、小説の中の場合で言うと、たった一度の過ちで、これに関しては自分の許容範囲とか相手の性癖を理解できるかの問題もあるし悩ましい。
簡単にバッサリ別れるではなく相手と向き合って決断を下せたところはよかった。

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2026年04月09日

Posted by ブクログ

恋愛小説は苦手だけど、
ストーリーから恋愛系というよりは
恋人がまさかの盗撮で捕まるという展開に
惹かれて借りました。

いや〜しばらくは手作りジャム見るのが
怖いなぁと思ってしまいました。
ジャムを煮ている人の感情が沸々と
煮出されて、それが善意ならいいけれど
憎悪を煮詰めたものを家族に与える人の
心理が恐ろしい。

恋人が盗撮してしまったことで葛藤する主人公視点と盗撮したその後の恋人側視点から描かれています。

もし自分の大切な人が犯罪を犯してしまって
それが性犯罪やったら、正直なところ
嫌悪感がすごいと思いますが、
この主人公は恋人が何でそんなことをしてしまったのか必死に「理解」しようとしているところに
愛とやさしさを感じたかな。

盗撮だけじゃなくて物語の中で痴漢常習犯の人も
出てくるけれど、痴漢をしないために
一緒に誰かと電車に乗るという行為から
悪いことだと分かっていても、どうしても
してしまう部分は依存症的な部分があるのかなと。

一度の小さな犯罪が人生を簡単に狂わせてしまう
呆気なさには怖さを感じました。
しかし、狂ってしまった後も人生は続いていくから
そこからどう生きていくのかを考えていかなければ
いけないんだな。
生きている限りは日々は続いていく
そう思った作品でした。

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2026年04月07日

Posted by ブクログ

「おかしな話だよね。誰でも気軽に写真が撮れるようきなるにつれて、どんどん『撮ってはいけない』ふうになっていくのは」

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2026年04月10日

匿名

購入済み

思ったよりは

もっと心に刺さるものがあると思って読んでいましたが、うーん、そこまででした。でも自分だったら?と考えさせられました。

#切ない

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2025年03月25日

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