あらすじ
ほんとうにあった夢物語契約社員から女社長に――実話を基に描いたサクセス・ストーリー。琉球アイコム沖縄支店総務部勤務、28歳。純沖縄産のラム酒を造るという夢は叶うか!風の酒を造りたい!まじむの事業計画は南大東島のサトウキビを使って、島の中でアグリコール・ラムを造るというものだ。持ち前の体当たり精神で島に渡り、工場には飛行場の跡地を借り受け、伝説の醸造家を口説き落として――。
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Posted by ブクログ
派遣社員として働くOLが、社内ベンチャー制度に応募して、沖縄産さとうきびを使ったラム酒作りに情熱を捧げていくサクセスストーリー。
様々な困難を、持ち前の真心と行動力、そして周りの人々の支えや応援も得て、ひとつひとつクリアしていく姿に、沖縄の離島に吹くやわらかな風のごとき爽やかさを感じる。
セリフのところどころに登場する沖縄言葉もいい味出している。
「旅屋おかえり」「本日は、お日柄もよく」に並んで、個人的マハさんランキングに入った。
最近、仕事にやりがいを見失いかけてクサクサしてたけど、読んだらなんだかちょっと救われた気分に。
たまたまだけど、このタイミングで読むことができた僥倖に感謝★
Posted by ブクログ
2026/01/27
主人公の伊波まじむ(真心)は、おばあちゃからラム酒の飲みをお供しているうちに「沖縄産のさとうきびかを原料としたラム酒を作りたい」と思うようになり、会社のプレゼン応募企画に申し込んだところ商業形態化するところまで行きつき、沖縄産ラム酒の生産に向けて悪戦苦闘するビジネスウーマンの小説。
舞台が沖縄の南大東島というところで、写真を見ずともとても爽やかな場所なんだろうなぁというイメージが思い浮かぶくらい情景描写も素敵な小説です。
それに引けを取らないくらい出てくる人物たちも人間味に溢れている沖縄の優しい人たちを中心に描かれていて沖縄に行ってみたくなる気がしました。
あとがきを読んで、この小説にはモデルとなる人物や会社などがあったことを知りましたが、物語の一つとしてもすごくまとまっていて読みやすかったです!
ラム酒のことや、サトウキビ、沖縄の南大東島のことについても少し知ることができた気がして、地域密着型の小説だなぁって思いました。
Posted by ブクログ
青々とした風景が目の前に広がるような感覚を味わいながら読み進められた。
信念を持って真摯に突き進む人には心を動かされるものです。本当にやりたい事に心を尽くして向かっている人が素敵に見えないわけはなく、その周りにはパワーが漲り良い方向に向かっていけるのだと思いました。
前向きに頑張ろう!って思わせてもらえました。
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今年始まったばかりだけど…素敵な物語に出会えて感動。
家族愛、郷土愛、同僚愛、友達愛、愛に溢れている作品でした。原田マハさんの作品どれも好き過ぎる!
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尊敬する先輩が高評価だったので。
読み始めた瞬間吸い込まれ、没入してしまった。
原田マハさんと相性がいい気がする。
これは『本日はお日柄もよく』でも感じたやつ。
内容は、主人公の『伊波まじむ』が沖縄ラム酒を作るために奮闘する、いわゆる王道のサクセスストーリー。
ただ、本作はそれだけじゃない。
沖縄の風景や人柄の良さを感じさせるし、主人公の頑張りやまっすぐさに心を打たれまくる。
とにかくクソ泣いた。
いきつけの飲み屋で読んでて、「これで涙拭いてください」ってキッチンペーパー渡されるくらい泣いたw
家で読んでたら、声出てたやつだな。
読みやすいし感情移入もしやすいから、読書苦手な方も是非試してみて欲しい。
そしてなんと、これは実話ベースらしい。
もちろん多少の脚色はあると思うが。
すごい人いたもんだ。
有意義な読書タイムをありがとうございました
この読後感を噛み締めつつ
感想は年明けになってしまったが、これにて2025年の本納め。
年明けよりも積読が増えてる謎w
今年は積読増えないように頑張らねば。
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こんなにわくわくしてこんなに泣ける本は初めて!最初から最後までまじむになった気持ちで読んで感情移入した。まじむこみてぃ。原田マハさんは本当にすごい。
Posted by ブクログ
沖縄産のラム酒を造る。派遣社員にすぎない伊波まじむのアイデアが採用され走り出す。まじむは沖縄の言葉で「真心」の意味。まじむの真心が人々の心を動かし、とうとう南大東島で素晴らしいラム酒が完成する。風の酒、うちなーラム…。沖縄に行ってさとうきび畑をざわざわと渡る風に吹かれたくなる物語。ここぞという時、まじむに厳しくも愛ある言葉をかけるおばあがかっこよくてファンになった。
Posted by ブクログ
なんて素敵な作品なんだろう!
沖縄への旅路の行き帰りで読んだのがまた大きなバイアスになっていることは否めないものの,旅立つ前から「これはこのタイミングで読むしかない!」と決めていた.読むシチュエーションまで決めていたのだから,それはすっかり織り込み済みなのだよ.
僕のルーツは半分沖縄.そこに「旅」と「酒」が加われば,没入感は間違いなしだった.もちろん,それは本当に臨場感あふれる作品であればこそなのだけども.本作はまさにそんな一冊だった.沖縄の風や匂いまで感じられるような,あたたかくて胸に残る物語.
僕は東京の地元のバー(といっても「深夜食堂」みたいに,深夜から明け方に飲み疲れた人が〆を食べに来るような店)で,伊江島産ラム酒「サンタマリア」を知った.すっかりはまって,「ラム酒ってこんなに美味しいのか」と驚いたのを覚えている.だからこの作品がラム酒の話だと知ったとき,思わずドキッとした.何たって伊江島は父の出身の島なのだから.
ところが読み進めると,舞台は大東島.伊江ラムじゃないとわかって,一瞬がっかりした.「先発があったんだ」と.でも(当時)若い女性――しかも自分と同世代――が手がけたこと,そしてその動きが伊江島にも飛び火するほどの大きなムーブメントを起こしたことに,ワクワクする気持ちを抑えられなかった.そして,そのムーブメントに「ただ乗り」する感じも,なんだか沖縄っぽくて,苦笑いしてしまった.
出てくる地名,酒,方言…どれも身近で,まるでその場にいるような臨場感.
ただ,僕は父が沖縄出身のハーフ?で,親戚やいとこはみなウチナーだが,日常でウチナーグチを使う人にお目にかかったことはまずない.大体,歴史的に方言は封殺され,誰も話せなくなりそうになってから,慌てて保存しようとしている,沖縄って,そう言う文化なのだ.
父などは,方言を話すと「私は方言をしゃべってしまいました」という札を首から下げられ,朝礼で全校生徒の前で謝罪させられた世代だ.「標準語」を強制されたその背景には,琉球征伐以来,いやその前からずっと続く差別と偏見の歴史がある.戦争の捨て石だけじゃなく,文化の虐殺もされたのが,沖縄なんだよ.
そんなわけで,作中の方言の多用には少し違和感があったが,沖縄らしさを表現するための演出として受け止めた.アビーは文字では表現しきれないからねー.
ちょっとした違和感を差し引いても星を減らすほどの理由にはならない秀作!
他にも沖縄を題材にした作品が出ているようなので,ぜひ読んでみたい.そして,本作は映画化もされているとのこと!ぜひ映画館でもう一度,ワクワクほっこりしてみたい.
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さいりちゃんのラジオで、映画化された作品の主役をしていたと知って手に取ってみた。
マジムは28歳、契約社員で現状に今一満足感が得られていない様子。
30歳の私と年も近いので気持ちも近くで一気に読んだ。
舞台となる南大東島は沖縄本島からフェリーだと13時間はかかる、サンゴ礁と火山でできた絶海の島。
サトウキビと風の情景が何度も読んでる時に想像だけど思い浮かんでワクワクしながら読んだ。
マジムが夢を見つけたことや、会社などの人間関係の細かな描写、家族やいい仕事仲間に囲まれている様子が丁度よいボリュームでよかった。
お酒はすぐに酔ってしまう私だけど、コルコルはぜひ飲んでみたいと思います。
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すごくリアリティがあるなと思っていたら、実話を基にしたストーリーとのことで納得。
ビジネスはアートとロジックの融合という言葉を聞いたことがあるがその通りなのかなと思った。
数字を追い求めるだけではなくて、それと同じかそれ以上に、自分の好きなものや目指したいものを作っていくという意思が大事なのだと思った。
沖縄の描写やお酒を飲む時の表現がとっても素敵で、物語に入り込むことができた。
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自分の置かれてる世界観に近いため物語が入ってきやすい。ページ数も少なく、読書を始めたて間もない人でも読み進めやすい印象。サクセスストーリーのため、読書後も明るい気持ちになれる。
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ゼロからイチを作ることは、必ずしも発明でなくてもよくて、誰かのふとした発言にハッとできるかなのかもしれない。
そして、やはり世界は人と人とのつながりが最も大切。下心になってしまうかもしれないが、真心こめて人と接していきたい。
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米作りを描いた『生きるぼくら』と似た感じかなと思ったけど、こちらはラム酒を作るための事業の実現に奮闘する女性の物語だった。
なんとなく話の流れはわかってしまうけど、まじむの熱意と彼女を応援する周りの人たちの暖かさが丁寧に描かれていて、後半はまじむと一緒に体がじんと痺れるような感動を覚えた。
なにより沖縄の自然描写が読んでいて心地よい。
これも実在の人物を元にしたフィクションというから驚き。
そしてこれだけの文章力で風を感じるお酒の話を描いているのに原田マハさんが下戸なことがもっと驚き。
Posted by ブクログ
こういった実話がベースになった小説を読むと何か自分にも出来るんじゃないかと軽々しく思ってしまう。
おばぁの存在感が大きく、そんな所もまた沖縄っぽい
いつかコルコル飲んでみようかな…
風を感じるかな…
Posted by ブクログ
沖縄の島を舞台にした28歳の女の子の実話を基にしたキャリアサクセスストーリー!
那覇で派遣で事務職をしてた女の子が大好きなおばあちゃんのおかげでラム酒に目覚め、
沖縄のさとうきびでラムを展開する為に一世一代の奮起をする姿は前向きな気持ちになれる。
なんせ周りの人間が暖かくてほのぼのする。
そして、私自身行動力はある方だし直感のままに猪突猛進するタイプだが
それでも主人公"まじむ"の真っすぐさが眩しくて仕方ない。
おまけに"まじむ"は沖縄の方言で"真心“だというんだから素敵この上ない。
原田マハさんの本を読むのは2冊目だけど、今回も本の世界観を作るための知識インプット量がすごいなと感心。
実際に沖縄出身で特別お酒に詳しい方なのかな?ってくらい。思わず調べたら、岡山育ちみたい。
解像度の高い描写が素敵すぎて、お陰で沖縄にも行きたくなったし、アグリコール・ラムも飲みたくなったし、アセロラワインも飲みたくなったな。
後。変に恋愛話に持ってったりしないのも原田マハさんの特徴なのか、そこもよかったな。
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最近映画化したので、読んでみました。
主人公のマジムが社内新事業を立ち上げ、沖縄産のサトウキビを使ったラム酒を作り上げる物語。
この本では、仕事を進める、一歩一歩の重要性を教えてくれました。
とても元気な気分になりました!
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伊波まじむは、通信会社琉球アイコムの派遣社員として働く28歳、自分が何をすべきか判らず漠然と日々を送っていた。彼女の運命を突然変えたのは社内ベンチャー募集の告知。まじむは郷土沖縄のさとうきびでラム酒を造るという事業を提案する。実在する「金城祐子さん」の体験を作者・原田マハさんがまとめた作品!
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再読。南大東島のサトウキビを使い純沖縄産のラム酒作りに挑戦する女性が主人公の、事実をもとにしたお話。
読んでいる間ずっと南大東島の温かい風が吹いているようだった。
主人公まじむの純粋さと情熱が心地良くて、心が温かくなる1冊。
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まじむのまわりには、素敵な人たちがたくさんいて。でも、まじむが素敵な人だからなんだなって思い直して。類は友を呼ぶではないが、生きざまがまわりにあらわれるんだと。自分の人生を豊かにするためには、飾らず正直に生きることが大事なんじゃないかなと思わせるストーリーでした。
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いやー泣けるんだわ。
原田さんのお話は。
人が多いところでは読むの恥ずかしいくらいにくるんだなーー。
カフーを待ちわびてからの大ファンである。
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実話をもとにした小説。
伊藤沙莉主演で映画化もされている。
沖縄の南大東島で、日本初のアグリコール・ラム酒を造りたい。ふとした思い付きから、28歳の派遣社員のまじむがベンチャーを立ち上げるまでのお話。
正社員ではないからダメかもなあと尻込みしているところから、よくぞここまでと話は力強く進んでいく。まじむはとにかくコツコツの努力家さん。それでいて素直。さらに明るく誠実な人柄から、彼女を支えたい人たちがどんどん現れる。
個性的なキャラが多く登場する。厳しくも温かく見守るおばあもいいが、マイウェイを突っ走る冨美江が最高だった。まじむは誰とも喧嘩しない。主張しつつも相手のプライドをへし折ることはしないのだ。だから味方が増える。
大東島の力強い風に吹かれながら、サトウキビ畑のサワサワとした音を聞きながら、おいしいラム酒を飲んだ気分になった。
ちなみに作者は下戸だそう。飲んだことがないのにこんなに爽やかな酒の匂いを漂わせるとは。。プロってすごい。
Posted by ブクログ
なんて癒される本なんでしょう。心がほっこりする。しかも実話ベースの物語っていうのが良い。
沖縄のあたたかい人柄の人達とか、大自然とか、方言とか全部好き。憧れるし、羨ましい。
ラム酒ってあんまり飲んだことないなーって思ってたし、お酒にも詳しくないからよく分かってなかった。でもサトウキビから作られてたのと、モヒートにも使われてたんだっていう新たな発見も出来ました。そりゃ、あんなにたくさんサトウキビが収穫出来る沖縄の、ラム酒があってもいいよね。そこに目を付けたのが素晴らしい。お酒作りもこんなに大変なんだと言うことも知ることが出来ました。
主人公の情熱に、みんなが感化されたり、時には叱咤激励しながら、沖縄県産のラム酒作りをしていくっていう物語がとても良かった。おばあもあたたかい人だし、吾朗さんと儀間さんが、私の推しの登場人物。笑
調べてみたら、実際にモデルとなった沖縄県産のラム酒が売られていたので、風のお酒飲んでみたくなりました。いつか取り寄せて飲んでみよう!!
Posted by ブクログ
マジム、真心という意味。いい名前だ。実話をもとにして書いた、サクセスストーリー。言えることは、ありきたりだが最後まで諦めずに貫くこと。物事を深く掘りさげてこそ得られる知識が本物だということ。まったくのフィクションだと思って読むと物足りないが、ノンフィクションがベースにあると思うと読みごたえあり。
Posted by ブクログ
文庫化した10年前に「映像映えしそう〜」と思いながら読んだ一冊。やはりというかようやくというか、最近映画化したのですね。というわけで再読。キラキラしていて、爽やかで、まさに沖縄の太陽と風のような物語。デビューしたてのマハさんの熱さと瑞々しさも伝わってきます。
ちょっとできすぎじゃないかと思うくらいドラマチックな展開だけど、これが実話だというんだからぐうの音も出ない。
1点惜しいなと思うのが、これから工場ができて、いざラム作りに取りかかるぞ〜わくわく!
という場面から一気に時計が進み、はいできました〜試飲!
ってなる話の運び。
いや、ラム作りの工程ぜんぶ吹っ飛ばしかい!
とツッコみたくなってしまった。醸造の細かい工程や苦労話になると、まじむの話じゃなくなっちゃうからかなあ。それとも一般読者にはわからない話が増えるから?
それにしても、さとうきびをどうやって絞るのかとか、ラムができあがるまでの期間とか、ちょっとでも書いてくれたらいいのにねえ。
コルコル、じゃなかった「風のマジム」の味も、大東島の風のようだとかなんとか、抒情的な表現でなんとなく感動した気になるけど結局どんな味やねん?と疑問のうちに話が終わる。
でもマハさんの文章力で、まあいっかいいお話だった!と読める、そんな一冊です。
Posted by ブクログ
保奈美ちゃんのあの本読みました?という番組で紹介されていて興味が沸き、手に取りました。
沖縄のサトウキビでラム酒を創るという夢を実現させた、実話に基づいたサクセスストーリーです。
実話?!と言うのにも驚いたし、マハさんが下戸、と言うのにも驚きました。
作家が経験したことしか書けないなんて思っていないけど、飲めないのに風を感じるお酒を表現できるなんてやっぱりすごいな。
お仕事小説なんだけど、家族愛にもあふれてて、爽やかで読後感のいいお話でした。
ただちょっとひねくれものの私は、あまりに順調に進んでゆく展開と、おばあが倒れるベタな展開にうーん・・・となってしまった。実話ならしかたないけどさ。それでも感動はするんだけどさ。。