あらすじ
ほんとうにあった夢物語契約社員から女社長に――実話を基に描いたサクセス・ストーリー。琉球アイコム沖縄支店総務部勤務、28歳。純沖縄産のラム酒を造るという夢は叶うか!風の酒を造りたい!まじむの事業計画は南大東島のサトウキビを使って、島の中でアグリコール・ラムを造るというものだ。持ち前の体当たり精神で島に渡り、工場には飛行場の跡地を借り受け、伝説の醸造家を口説き落として――。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ラム酒づくりという未知の世界に飛び込み、周囲の協力を得ながら道を切り開いていく姿が印象的。
失敗を恐れて踏み出せないこともあるけれど、やりたいという気持ちを信じて行動することが未来を変えるのだと感じた一冊。
Posted by ブクログ
ラム酒を造るにあたってのサクセスストーリー
舞台になった沖縄の人々の人柄や暮らし、風や空やサトウキビ畑などの風情が読んでいてとてもよく感じられました、ストーリーも良く最後まで楽しみながら読めました
⋯⋯あとがきを読んでその場で「コルコル」をポチッてしまいました
Posted by ブクログ
くぅ〜、また素晴らしい本に出会えた。
心温まる1冊というのはこれのことだなと思う。
自分の少しモヤっと澱んだ部分をスッと風で吹き飛ばしてくれた。素敵な人たちに導かれ、周りを明るく朗らかにするまじむの人柄に、読みながら思わず笑顔になる。
まじむの感性の豊かさに感心。
そして自分に正直になって、前を向いてどんどんと進んでいく姿があまりに素敵すぎて眩しいくらい。いろんな人を良い意味で巻き込めるというまじむの人間力の強さに自分も巻き込まれた。
何より終わり方があまりにも良かった。
おばあ、もっともっと長生きしてほしいぜ。
マハさんの読者の惹きつけ方には毎度驚かされる。
ドンと心に響かせてくる。そして、読みやすい。行ったことのない沖縄、南大東島の光景もスッと頭に浮かぶ。行きたくなるねー。
Posted by ブクログ
風の酒をつくる。
主人公の想いがカタチになっていく過程が素晴らしかった。
実際にはこんなに周りを巻き込んでいい方向に動くことはそうそうないだろう。でもこうなったら素敵だし、もし自分がまじむの関係者だったら、絶対協力する。
原田マハにはまり、本日は、お日柄もよく、さいはての彼女、ハグとナガラに続き4冊目。彼女のお仕事小説がとても好き。
若い頃にこんな体験ができていたらな、と羨ましく思う。
真心こめて、常に意識できるようになりたい。
Posted by ブクログ
絶対おばあちゃん倒れるだろうと思ったら案の定。そこら辺はカフーを待ちわびてと似てる。でも亡くならなかったのは良かった。
怖くも優しいおばあちゃん。
灯明をあげた仏壇に向かって、手を合わせ、一心に祈るおばあの後ろ姿があった。仏壇には、企画書が大切そうに供えられている。おばあの後ろ姿はぴくりとも動かない。頭を深く垂れたままで、いつまでもいつまでも、おばあは祈っていた。
どうか、あの子の企画が通りますように。声にならない祈りの声が、まじむの耳に響いてくるようだった。
真心こめて。
マジムって変な名前って思ったら、真心って意味。素敵。風のマジムってお酒が本当にあったら良いのに。
映画にもなっていて、真っ直ぐに夢を追うマジムはあの人だろうと思ったらやっぱり沙莉さん。元気で真っ直ぐな良い役多すぎね。
富美枝はフレネミー的なの?と思ったけれど、面倒くさがりなだけで、協力してくれるし社員になるし良い人でした。富美枝の一言↓
「嫌味や意地悪は、あの人の愛敬だと思えばいいわけだからね」
は良い言葉だなと思う。
そうやって育ててやった酒は、親である私よりもずっと長く生きていくでしょう。
真心をこめて造っているんです。人々にいつまでも飲み継がれていく酒になるように
Posted by ブクログ
まじむさんの目的に対するひたむきな姿、それを支えるおばあを始めとする多彩な人々 そこに様々な困難が立ちはだかるものの、強い信念と仲間の助けでどんどん乗り越えていく様は痛快でした 特に最終審査の啓子さんの下りは胸が空く思いがしましたね〜酒好きな私はラムはコーク割りくらいしか飲んだことはありませんでしたが、挑戦してみようと思います 素敵な本でした。
Posted by ブクログ
さいはての彼女を読んで、
また読みたくなった「風のマジム」
「じゅんに」「でーじ」「まーさん」
沖縄言葉っていいなぁ。
「真心」という意味の「マジム」も。
イントネーションも含めて
とても好きな言葉達。
一面のサトウキビ畑と風を
この目で見て感じに行きたい!
あと、サトウキビをかじりたい。
Posted by ブクログ
「風の酒」を作る実話を元にした作品。とんでもなく美味しいお酒に出会った時に、人生を変えるきっかけが起きる。この物語は沖縄のサトウキビを使って、なんてことない普通のOLである主人公、伊波まじむが沖縄産のラムを作る物語である。そもそもお酒はどうやって作られるのか?ラムとはどんなお酒なのか。登場人物の多くが知らない、飲んだことないといった描写もあり、馴染みのない読者でもつい飲んでみたくなるような表現力が印象的であった。
発想から実現までの数々の困難と、どうやって作られていくのか。主人公の信念が周囲を巻き込み、1つの目標に向かって進んでいくことに思わずページをめくっていた。読み終わった後は「風の酒」を探しに酒屋へ向かうこと間違いなし。
Posted by ブクログ
笑って泣いて怒って、ときに挫折して苦い経験をして、それでようやくかけがえない何かを得る。人生甘くない。けど悪くない。だから挑戦しつづけるのだ。
信念をもって夢を追う。沖縄発のラム酒を作るために
思いつきレベルのアイデアを現実にするその過程には数え切れないほどの困難があったが、決して折れず惜しまず、折れそうなときには鞭を打ってくれる大事な存在がある。
終盤、まじむが病床のおばあに胸中を打ち明けるシーンはグッと来た。同時におばあが逝かなくてよかった。
風のマジムを飲むシーンは鳥肌ものだ。また皆が初品を迎え入れるシーンもあたたかい。
ざわわざわわとさとうきび畑の歌があるが、作中でもざわざわと表現されていた。いつか自分でその風の声を聞いてみたい。
Posted by ブクログ
夢に向かって挑戦し続ける姿が素敵でした
おばあの言葉は厳しさと愛情を持っていて、だからこそまじむにしっかり届いたんだろうなと思いました
まじむの一生懸命な姿を見て仲間になっていく過程も好きでした!
Posted by ブクログ
沖縄の方言を想像しながら読むのが楽しかった。実際に南大東島でもとになったお酒があるそうで飲んでみたい。さとうきび見に行きたいし風を浴びたい青空のしたで飲むの最高だろうな〜!!
まじむちゃんがうじうじ悩むタイプじゃなく行動してパッションで突き進んで行くタイプで気持ちよく読めた。物語全体を見ると割ととんとん拍子に進んでいるように見えるけど、まじむちゃんの人柄が周りの人間を引きつけ協力したいと気持ちを起こすのが分かるから、こういう主人公は強い。まっすぐと勢いと、何かにかける情熱、見習っていきたい。
Posted by ブクログ
まじむが試練に向き合い、頑張る姿に自然と応援したくなった。展開が少し想像できても、それでも成功してほしいと願いながら読んでいた。
最初はそれぞれの目的で関わっていた人たちが、いつの間にか仲間になっていく過程も良かった。途中で泣きそうになるほど、心を動かされた一冊。
沖縄が舞台なのも素敵だったな。
Posted by ブクログ
風の酒、おばあはあるラム酒を飲んだ味をそう例えた。
スイーツのフレーバー的に使うお酒というイメージしかなく、モヒートなどのカクテルとしてしか味を知らない。
サトウキビが原材料であることも知らなかった。沖縄のとある女性派遣社員が、沖縄産のラム酒を新規事業として構想し始める。
そして、フィクションながらもモデルになった女性が実在していることが胸熱ポイント。マハさんのお仕事小説、久しぶりに読んだがやっぱり好き。
Posted by ブクログ
派遣社員の主人公が、南大東島のサトウキビを原料にラム酒を作るアイディアを思い付き、悪戦苦闘しながら、様々な人の力を借り実現する話。どんでん返しはないが、主人公のマジムのパワーと成長を感じられる爽やかな物語だった。
Posted by ブクログ
原田マハさんの小説を読みたくて購入。
やってみたい!の一心で動ける主人公すごい。突っ走る行動力、尊敬する。
女性だから、派遣社員だから、とか関係なく採用してくれた会社も素敵。なんだかんだ主人公を支えてくれる周りの人たちも素敵。
私も酒好きなので、読んでいて楽しかった。
ラム酒飲んでみたいなー。
Posted by ブクログ
沖縄県を舞台とした、心温まるサクセスストーリー。
風に靡くサトウキビを表現した、「ざわざわ」という擬音などを始めとし、主人公の見ている情景や、その時の心情描写が美しい。
沖縄の方言も交えた温かい人間関係も描写され、非常に読みやすい作品であった。
ただ、実話に基づくためか、起承転結が少ない、かつ所々あっという間に年数が経つ場面があり、呆気なく物語が終わってしまったようにも感じた。
常に真心(マジム)を応援しながらも、時には厳しい言葉をかけるおばあ。自身の生活では、相手に愛情を持つが故に厳しい言葉をかけることに躊躇する場面もある、そう解釈していたが、それは真の愛情ではなく半ば諦めも含む感情であることを改めて実感した。
自身として夢を持つことの重要性や、金・名声などの邪念を含まない夢への探究心が如何に強いか、認識させられたように感じた。
Posted by ブクログ
幸せな読後感だった。
南大東島で生産されたサトウキビで、この島に醸造所を作って、ラム酒を作るという事業を立ち上げようとする、沖縄の企業に勤める派遣社員の伊波まじむ。
色々と困難はあるが、次第に周りの人たちを巻き込んで、実現するまでの物語。
マハさんがかつて取材した女性が話の元になっていて、小説家になったら、ぜひ書きたいとお願いしていたのが実現した、というのも胸熱。
伊藤沙莉さん主演の映画が2025年9月に上映されていたらしい。見逃しているので、ぜひ配信で見てみたい。
Posted by ブクログ
沖縄の契約社員だった主人公が、地元の素材を使ったラム酒づくりを実現しようと動き出す物語。成功だけでなく、企画を通す難しさや周囲を巻き込む苦労も丁寧に描かれていて説得力があった。
特に印象的だったのは、主人公が理想論に終わらず、一歩ずつ現実を動かしていく姿。自分の「好き」や「やってみたい」を大切にしてもいいんだと思えた。
Posted by ブクログ
たまたま古本屋で手にとって読み始めた本。
南大東島でとれたサトウキビでラム酒を作るまでの物語。
サトウキビが育ち、加工されてラム酒となり、私たちの手元に届くまでには、多くの人の手や自然の力が関わっていること、思いがこもっていることを知ることができた。
身近にあるものの背景にある物語を知ることは、一つひとつを味わい、より大切にできることに繋がると感じた。
すべてを大切にすることは難しいけれど、自分にとって大切なものが増えること、その背景にある物語を想像できるものが増えていくことは、人生の楽しみや物事の意味を増やしていくことなのだと感じる。
効率的な生き方ではないけれど、そういった想像を楽しむような時間を持てるといいな、と思った。
Posted by ブクログ
映画化決定から読みたかった一冊。
うちなーんちゅのラム酒作りに奔走した女性の実話をモデルに書かれた一作。
ラム酒作り工程の大変さを読むのかと思っていたけど、そこに着手するまでの過程が丁寧に描かれていた。
タイトル通り、風を感じる1冊。
主人公まじむは、沖縄特有の濃いお顔立ちのイメージだったので、演じられた伊藤沙莉さんとは少し違うかな?と思いつつ読み進めたけれど、彼女の言動全てが沙莉さんで無理なく脳内再現されて、本当に可愛い!
樹木希林さんがご存命なら、まじむのおばぁは希林さんかな?など、脳内映像化も楽しかった。
ラム酒を作りたい!という一心で邁進するまじむを応援するというよりは、周りの環境への感謝の気持ちが高まったなという感想。
まじむのように、夢に向かって頑張っている人はもちろん、取り立てて変わり映えのない日々を過ごしている自分にも、当然支えてくれている人はいるわけで。
それは血の繋がった家族や会社の同僚だけじゃない、変な話、スーパーで買い物する時の店員さんや荷物を持ってきてくれる配達員さんなど、名前も知らない人だって「支えてくれている人」なんだよなー、と。
感謝の気持ち、文字にするのは簡単だけど、時々は立ち止まって、流れる日々の流れていく事象に有り難みを感じられる人間でありたいと思う。
さて、次は映画を観てみようかな?
追記☀︎映画のおばぁ、高畑淳子さんだった!!!
そうか!高畑さんもおばあさん役されても不思議じゃない年齢よね!!
俄然楽しみが増した〜⭐︎
Posted by ブクログ
沖縄本島で派遣社員として勤める伊波まじむは社内のベンチャーコンクールで沖縄独自性のある新規事業として、沖縄産ラムの生産事業を企画する。 生産そのものではなく、生まれ育った土地を愛する女性が、こよなく愛するラムと郷土の親和性を見出し、情熱を味方に一念を持って事業立ち上げに挑むまでが本筋。 実話を基とはいえ、物語としえは好調すぎて現実味が薄いが、実現に向けて関わる人々のキャラクターは好感を持てる人が多く、中だるみせず楽しめた。 同名映画の原作ということで、そちらも観てみたい。
Posted by ブクログ
伊波まじむ
沖縄の那覇に生まれ、那覇で育った。通信会社琉球アイコムの派遣社員。二十八歳。大東のさとうきびを使って、沖縄産のラム酒を作るため南大東島に来る。
仲里友治
さとうきび農家の男性。
中曾根太一
三十七年間嫁募集中。
東江大順
商工会の会長。
おばあ
伊波カマル。まじむの祖母。どっしりと大きな体。伊波豆腐店。
おかあ
まじむの母。ほっそりした体型。
知念冨美枝
まじむの勤める会社の先輩で正社員。
島袋陽二
空港職員。
沖山了仁
南大東村村長。
美弥
東江の娘。
儀間鋭一
新規事業開発部初代部長。那覇が地元で、那覇高、東大卒のエリート。
後藤田吾朗
東京でバーテンのアルバイトをしていて、自分のアイデアであれこれカクテルを作ってるうちに酒の世界にはまった。桜坂劇場でバーテンを務めている。
平良元義
製糖工場で働く。
仲里一平
仲里友治の長男。黒糖工場の従業員。那覇の高校時代のまじむの一年後輩。
阿嘉恭介
新規事業開発部のいちばん若手の社員。
具志堅
となりのおばあ。
安里正一
恭介の先輩。
糸数啓子
新規事業開発部のベンチャー支援セクション次長。
中城
営業部。
朱鷺岡明彦
朱鷺岡醸造研究所所長。
瀬那覇仁裕
醸造家。アセロラワイン「太陽(テイーダ)」製造元・イトマン酒造株式会社ワイン工場長。
仲間伸玄
常務。
浅沼拓造
低農薬栽培でさとうきびを作っている農家。
光代
東江の妻。
Posted by ブクログ
主人公の真っ直ぐな姿勢から、情熱や元気をもらえて、ド直球におもしろかったです。
それから、事実が元になっているのは、読後も楽しめるのでやはりいいですね。
件のラム酒、味わってみようと思います。し、ラム酒自体に興味が湧きました。
Posted by ブクログ
主人公まじむが風のお酒、沖縄産のラム酒をつくるおはなし。派遣社員の立場から社内コンクールに応募して見事企画を通して夢を実現する実話に基づいたサクセスストーリー。物語全体を通してあったかーい雰囲気。はらはらドキドキする話ではないけど、じんわり心が温まる感じ。
2025年に沙莉ちゃんを主演として映画化されている。まじむは真心。。。
Posted by ブクログ
まじむとは、沖縄の言葉で「真心」の意味。
南大東島のさとうきびで、国産のラム酒を造りたい!
ひとりの女性の願いが、やがてまわりを巻き込んでいく。
実話が元になってるそうです。
猛烈にラム酒が飲みたくなります(笑)
Posted by ブクログ
夏っぽい世界を味わいたくて本屋を物色していたら、原田マハさんの初期の小説『風のマジム』が伊藤沙莉さん主演で映画化と「映像化作品」のコーナーにあったので購入。
まじむのセリフが沙莉さんの声で再生されるくらいにイメージピッタリ!
努力はしているけれど、周りの人に助けられながらそれ程大きな挫折もなく進んでいくので、ちょっと物足りなさを感じなくはないけれど、今ちょっとしんどい自分には優しいストーリーで助かりました。