あらすじ
ほんとうにあった夢物語契約社員から女社長に――実話を基に描いたサクセス・ストーリー。琉球アイコム沖縄支店総務部勤務、28歳。純沖縄産のラム酒を造るという夢は叶うか!風の酒を造りたい!まじむの事業計画は南大東島のサトウキビを使って、島の中でアグリコール・ラムを造るというものだ。持ち前の体当たり精神で島に渡り、工場には飛行場の跡地を借り受け、伝説の醸造家を口説き落として――。
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Posted by ブクログ
沖縄県を舞台とした、心温まるサクセスストーリー。
風に靡くサトウキビを表現した、「ざわざわ」という擬音などを始めとし、主人公の見ている情景や、その時の心情描写が美しい。
沖縄の方言も交えた温かい人間関係も描写され、非常に読みやすい作品であった。
ただ、実話に基づくためか、起承転結が少ない、かつ所々あっという間に年数が経つ場面があり、呆気なく物語が終わってしまったようにも感じた。
常に真心(マジム)を応援しながらも、時には厳しい言葉をかけるおばあ。自身の生活では、相手に愛情を持つが故に厳しい言葉をかけることに躊躇する場面もある、そう解釈していたが、それは真の愛情ではなく半ば諦めも含む感情であることを改めて実感した。
自身として夢を持つことの重要性や、金・名声などの邪念を含まない夢への探究心が如何に強いか、認識させられたように感じた。
Posted by ブクログ
伊波まじむ
沖縄の那覇に生まれ、那覇で育った。通信会社琉球アイコムの派遣社員。二十八歳。大東のさとうきびを使って、沖縄産のラム酒を作るため南大東島に来る。
仲里友治
さとうきび農家の男性。
中曾根太一
三十七年間嫁募集中。
東江大順
商工会の会長。
おばあ
伊波カマル。まじむの祖母。どっしりと大きな体。伊波豆腐店。
おかあ
まじむの母。ほっそりした体型。
知念冨美枝
まじむの勤める会社の先輩で正社員。
島袋陽二
空港職員。
沖山了仁
南大東村村長。
美弥
東江の娘。
儀間鋭一
新規事業開発部初代部長。那覇が地元で、那覇高、東大卒のエリート。
後藤田吾朗
東京でバーテンのアルバイトをしていて、自分のアイデアであれこれカクテルを作ってるうちに酒の世界にはまった。桜坂劇場でバーテンを務めている。
平良元義
製糖工場で働く。
仲里一平
仲里友治の長男。黒糖工場の従業員。那覇の高校時代のまじむの一年後輩。
阿嘉恭介
新規事業開発部のいちばん若手の社員。
具志堅
となりのおばあ。
安里正一
恭介の先輩。
糸数啓子
新規事業開発部のベンチャー支援セクション次長。
中城
営業部。
朱鷺岡明彦
朱鷺岡醸造研究所所長。
瀬那覇仁裕
醸造家。アセロラワイン「太陽(テイーダ)」製造元・イトマン酒造株式会社ワイン工場長。
仲間伸玄
常務。
浅沼拓造
低農薬栽培でさとうきびを作っている農家。
光代
東江の妻。