【感想・ネタバレ】風のマジムのレビュー

あらすじ

ほんとうにあった夢物語契約社員から女社長に――実話を基に描いたサクセス・ストーリー。琉球アイコム沖縄支店総務部勤務、28歳。純沖縄産のラム酒を造るという夢は叶うか!風の酒を造りたい!まじむの事業計画は南大東島のサトウキビを使って、島の中でアグリコール・ラムを造るというものだ。持ち前の体当たり精神で島に渡り、工場には飛行場の跡地を借り受け、伝説の醸造家を口説き落として――。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

心温まる内容でした。
特にまじむがおばあとおかあにプレゼンの練習をするシーン。
何かと厳しいおばあがまじむのプレゼンに納得してない素振りをしていたけど、実は照れ隠しで、裏では仏壇に企画書を供えて、おとうやおじいにまじむの成功をひたすら祈ってるシーンは涙が止まりませんでした。


私が沖縄から帰る飛行機内で読むための本を探していたところ、偶然手にした一冊。
僥倖でした。

0
2025年11月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いやー、ついつい一気読み。面白かった〜!
主人公の伊波まじむは派遣社員として勤める会社の社内ベンチャーの企画募集に沖縄産サトウキビでラムを作る案で応募する。応募するまでの経緯や南大東島での人々との交流や応援を胸に事業化に向けて頑張るまじむの姿は夢を持てない現実を生きるビジネスマンを励ます。行政も動かすまじむの情熱を支える家族。とても暖かい気持ちになる。
実話をベースに作られた物語。本当に存在する沖縄産サトウキビのラム「コルコル」飲んでみたいな〜(^^)
映画化もされているがまだ見てない。見たい。

0
2025年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本の半分くらいから涙とめくる手のスピードが止まらなかった。


さとうきびを使ってできるラム酒。サトウキビといったら沖縄!の沖縄では、手間暇かかる蒸留酒であるラム酒は作られていなくて、主人公が初の沖縄産ラム酒を作るために頑張る話。


まず、主人公の沖縄でのラム酒を作りたい!!沖縄を愛している人達で真心のこもったラム酒を作りたい!という想いが強くて、その想いが周りを動かしているなと思った。想いは伝わるものだなと。

そして、おばあちゃん。主人公が強い想いでやっていけたのは、おばあちゃんのおかげ。
辛口で愛情こもった叱りを言って支えてあげていたおばあちゃんのおかげだなと感じた。
全ての発端はおばあちゃんで、風の酒と言い勧めたところから一目惚れして始まった。
いや、もしかしたら真心という意味のまじむという名前を授けたところから始まったのかな?
緩い心を引き締めるように辛口で叱って、きっと1番に応援していて、1番にまじむのことを想っていたのはおばあちゃんなんだろうなと。


そして、まじむの強い想いがいろんな人に届いて周りの人の協力もあって、サトウキビを愛し風を愛している島と沖縄を愛し、作ったお酒を我が子のように育て、何十年も面倒を見る方に作っていただけるようになって、乗ってきた!ってなったところで
おばあちゃんが倒れ、
1番にその日あったこと、成果を話したくなる相手で、1番にそのお酒を飲んでほしい相手だったおばあちゃんが倒れて、、、。
ほんとに生きていて良かった。

そして2年で無事作り上げることができて、携わってくれた沖縄の皆んなで飲めて。。
お酒の名前は風のマジムdream island。
風の真心そしてマジムの名前がついた最高な名前。

最後におばあちゃんにも飲ませてあげられてほんとに良かった!!!!!!!





p.s.沖縄用語色々知れて良かった

0
2025年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

沖縄でラム酒を造る女性のお仕事小説。
原田マハさんは沖縄にルーツがあるのか、初めて知った
こういう小説好きです、綺麗なお話でした

0
2025年10月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

保奈美ちゃんのあの本読みました?という番組で紹介されていて興味が沸き、手に取りました。

沖縄のサトウキビでラム酒を創るという夢を実現させた、実話に基づいたサクセスストーリーです。
実話?!と言うのにも驚いたし、マハさんが下戸、と言うのにも驚きました。
作家が経験したことしか書けないなんて思っていないけど、飲めないのに風を感じるお酒を表現できるなんてやっぱりすごいな。
お仕事小説なんだけど、家族愛にもあふれてて、爽やかで読後感のいいお話でした。
ただちょっとひねくれものの私は、あまりに順調に進んでゆく展開と、おばあが倒れるベタな展開にうーん・・・となってしまった。実話ならしかたないけどさ。それでも感動はするんだけどさ。。

0
2025年11月30日

「小説」ランキング