ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 世界99 上

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    作中では、新しい価値観や空気がどんどん更新されていく中で、登場人物たちも違和感を抱えながら適応していく。その姿が、SNSや現実社会の空気感とも重なって見えて怖かった。

    特にピョコルンの存在が不気味だった。
    かわいらしい名前や親しみやすさとは裏腹に、正体や意味が曖昧なまま社会に浸透していく感じが、みんながなんとなく受け入れている空気そのものみたいだった。

    この作品は単純な社会風刺というより、人間が違和感に慣れていく過程を観察しているような感覚がある。
    読んでいる自分自身も、気づかないうちにその空気に順応しかけている感じがしてゾッとした。

    下巻読むのも楽しみ!!

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    2026年05月31日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    新卒社会人となったので読みました。

    歴史と共に人々が本を読む理由、背景の変化していることを学んだ

    あらゆるたくさんの自分が必要としている情報だけが流れ込んでくる今の時代こそ、ノイズがある本を読むことが大切だと感じた。

    仕事帰りカフェで読書したいけど、近くにカフェなくて終わった

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    2026年05月31日
  • サプライズ・エンディングス 嘘

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    スコーンスコーン湖池屋スコーン♪

    絶品焼きとうもろこし味が美味である

    伝わった
    全て伝わった

    だが感の鈍い方のために一応説明しよう

    オイルスラリー製法によりジャンクではない、焼きとうもろこしを表現
    醤油は「一番搾り醤油」を採用し、本格的な風味のってそっちじゃなーい!

    ディーヴァーだ!
    ディーヴァーの短編集だ!

    最近のディーヴァーの長編はちょっと、いやだいぶクドい
    どんでん返しがしつこいのよ
    どんでんどんでんでんどんて天丼マンか!っていう
    あんまりしつこいと商品価値落とすよ?といらぬ心配をしてしまう
    まぁ、読者側も過剰に求め過ぎてるきらいはある

    そこで短編集です
    何回もどんでんして

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    2026年05月31日
  • この嘘がばれないうちに

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    この嘘がばれないうちに
    川口俊和
    サンマーク出版

    自分の子供が死にたいって言ってるのを、救ってやれない親ほど、苦しいものはないわ

    生きよう…何があっても…

    その場にやってきた彼女が幸せじゃないという現実は、彼がどんな努力をしても変えることはできないけれど…

    おばちゃんも、一緒に連れてってくれる?

    私は、君と結婚してから、別れたいなんて一度も思ったことはありません…

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    2026年05月31日
  • 紅茶とマドレーヌ バノフィーパイの教え

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    紅茶とマドレーヌバノフィーパイの教え
    野村美月
    ハルキ文庫


    紅茶のすっきりした甘い香りが、白い湯気と一緒にふわふわ立ち上り、明るい赤茶色の液体が白いカップのうちに、透きとおった金色の輪を描いてゆく。

    お母さんは頭がお花畑で世界名作劇場

    あの日ほのかさんのお店を訪ねてくださって、ぼくと出会ってくださって、ありがとうございます。

    大人だって、子供だったときがあるのだ。

    これって、二十数年越しの片想いが叶ったということかしら

    それでも雅俊さんは、高雅くんのちちおやなんだから、『戻って来てほしい』と言ってあげてください!でなきゃ、高雅君は家に帰りたいと思ったときに、帰れませんっ!お願い!

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    2026年05月31日
  • NO.6[ナンバーシックス]再会#3

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    言葉を失うくらい最高。
    紫苑とネズミの会話劇やっぱり大好きだなぁ。
    それにしても今回は双方向にずっと愛を告白しているような巻でした。
    4巻も秋に出るということなので、それまで生きようと思います。

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    2026年05月31日
  • 紅茶とマドレーヌ キャロットケーキの愛情

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    紅茶とマドレーヌキャロットケーキの愛情
    野村美月
    ハルキ文庫

    その時期最も輝いている生徒に、ダイヤモンドプリンセスの称号

    物語と現実をごっちゃにしないでよ。

    翼が自分の気持ちに正直で、目的に向かってまっすぐに飛んでいける強い人間に育ったのは、きみの力だ。おれは、なにもしていない。

    周りの状況も他人の気持ちもわかりすぎるから…見ないようにしているんだよね

    そんなふうに反発してしまうのも、きっと自分は姫野のようにはできないからなのだ。

    またオオカミが騒ぎ出したら、口を引き裂いて食べてやろう。

    あたたかい紅茶とマドレーヌがあれば、なにかしらの解決策がひらめくものよ

    今この幸福な時間が

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    2026年05月31日
  • 思い出が消えないうちに

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    思い出が消えないうちに
    川口俊和
    サンマーク出版

    だって、一人で生きていくっていうことは、一人で死ぬってことと同じでしょ?

    どうやって自分以上の苦しみを与えるか?どうせ、なにをやっても「つらい」現実は変わらない。だから、これは復讐なのだ。

    来てほしくない
    親のいない弥生にとって、聞いていて涙がでるほどくやしい気持ちになる言葉だった。

    自分の気持ちなんて誰にも理解してもらえない、私は結局一人で生きていくしかない、と殻にこもるようになる。

    一方は幸せで、一方は不幸せ。

    でも、未来に向かってがんばろうって、幸せにはならなきゃってがんばったから、今のあなたがあるんでしょ?

    人の死自体が、

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    2026年05月31日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    どの物語もジーンときて、涙が止まらなかった…!
    全部続きが気になる。

    一番好きなのは長良川かなあ。
    純愛なストーリーで、2人の関係がものすごく素敵だった。
    いつかこんな夫婦になりたいなって思うくらい、理想の2人。

    原田マハさんの本はまだあまり読めていないけど、これまで読んだ数冊も今回読んだこの本も、ものすごく心が温まる。
    どの人にも刺さる何かがある作品だと思う。

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    2026年05月31日
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

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    旅屋おかえりの続編。
    売れないタレントおかえりの、旅代行サービスの話。
    ふるさとに帰りたくても帰れないめぐみと、自分を重ねるおかえり。
    そしてめぐみの依頼を受け、ふるさとの北海道に向かう。

    いいかげん、帰ってらっしゃい。待ってるから。

    人生で一番やりたかったことは、愛する人の帰りを待つこと。

    最上級の「おかえり」を読んだ。

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    2026年05月31日
  • らせん

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    リングに引き続き面白かった!バイオホラーというか、SFホラーみたいな感じかな?映画版すら観た事がなく、前情報も入れてなかったので新鮮な気持ちで読めた。
    まさか、リングを読むことでリングウィルスのキャリアになるというメタフィクション的な要素も孕んでいるとは...。
    次作のループも早く読みたいですねー。

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    2026年05月31日
  • 小説「聖書」 新約篇

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    内容に異動のある各聖書の展開を1冊のストーリーに矛盾なくまとめつつ、随所で伏線回収も行うことで小説としての面白さも担保した名著。ぶっちゃけ聖書本編を読むのはやってられないので、旧約編と併せて読むのが内容把握に一番適してる。多分これが一番早いと思います

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    2026年05月31日
  • マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

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    "どんなにいろいろなものが足りなくたって、
        誰もが自分の女王様よ。“

    ーーーーーー

    ✾マカン・マラン二十三時の夜食カフェ
    ✾古市一絵
    ✾中公文庫

    ーーーーーー

    落ち込んでくよくよ。

    悩んでもやもや。

    どうにもできない壁にぶつかってしまった時、
    この本が優しい灯りを灯してくれます。

    ーーーーーー

    インドネシア語で

    マカンは食事。
    マランは夜。

    つまり、
    夜食と言う意味のカフェ。

    ここはドラァグクイーンのシャールさんが
    夜だけ営んでいるお店です。

    ーーーーーー

    ここのお料理は、
    特別な料理ではない。

    けれど、

    心が解きほぐされ回復していく、
    まるで魔

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    2026年05月31日
  • 国宝 下 花道篇

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    映画版は喜久雄という存在に強くフォーカスした、じめっとした美しさと孤独を描いていた印象。映像の壮観さは圧倒的で、舞台シーンはまさに“国宝”を見るような迫力がありました。

    一方、小説版はかなり異なる印象。いい意味で淡々としていて、喜久雄という一人の人間の人生を静かに紐解いていくような構成で、どこかドキュメンタリーを読んでいる感覚に近かったです。重厚なのに不思議と読みやすく、気づけば完全にのめり込んでいました。

    特に印象的だったのが女性陣の描かれ方。春江、彰子、市駒(映画では藤駒?)が、とにかく強くて逞しく、映画版よりもはるかに“自立した女性”として描かれていて、本当にかっこよかったです。

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    2026年05月31日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    いまある食卓も、子供が成長して家を出るまでの期間限定なんだなぁ。親との食事の記憶も、どっちかが亡くなったら、あれが最後だったんだなぁと思うんだな。ずっと続くわけじゃないけど、心には残る。最後の章の、「私たちのちいさな歴史」がじーんときた。

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    2026年05月31日
  • 湯気を食べる

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    れいんさんの本はこれが初めて。スーパーでも旅行先でも見慣れないもの、これ食べたい!と思ったもの、旬のもの... ちょっとばかり高かったとしても購入し、調理して食べる。もしくは棚に飾る。それがすごくいいな〜と思いました。いつもスーパー行って買う食材って定番化してきてしまうんだけど、れいんさんは自由で、ラフで、何にも囚われてないように思います。私も真似して、ちょっと高くても買って食べてみたい。どんどん冒険したい。ほやとか生わかめとか菊とか全く食べたことのないものばかり出てきて、れいんさんの食生活の豊かさが眩しい。でもその豊かさは私にも真似できる。やってみたい。

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    2026年05月31日
  • さよならも言えないうちに

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    さよならも言えないうちに
    川口俊和
    サンマーク出版

    だから、後悔したくなければ、半年間、ちゃんと母さんを大事にしてやってくれ。
    今まで以上に。頼む。

    アポロはスナオちゃんが寝たのを確認して、安心して眠ったんだ

    親だからな、悪態つかれたってなんだって、子供が元気ならそれでいい。それだけでいいんだ

    戻るんだ。父のいない現実へ

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    2026年05月31日
  • 沈黙

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    「沈黙」というタイトルは神の沈黙だけを指すか?
    →違う。3つの意味がある。

    キリシタン禁制時代の布教活動の話が本書のストーリー。
    しかし、その舞台設定で描いたのは、「人間の思いの強さ」「生の意義(あるかないか含め)」「守るべきもの」「人間や社会の残酷さ」。

    私のようないわゆる普通の宗教感(≒無宗教)を持つ日本人に、宗教の話は伝わらないと思っていた。でも、同じ日本で行われていたキリシタン迫害について、こんなに物語として魅力的で早く続きを読みたくなるように描けるのは、遠藤周作、凄まじい。。
    そして、この歴史という存在の過酷さに絶望する。


    そして、「沈黙」というタイトルが指すのはなにか

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    2026年05月31日
  • ジヴェルニーの食卓

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    再読
    モネ展に行ったので、もう一度読みたくなった
    マティスの晩年、マグノリアのマリアから見た憧憬の視線や高揚感がとても美しく表現されている。
    前に読んだ時にはあまり印象に残らなかったけど、ドガの踊り子のエピソードは、いま読むと印象が違う。
    芸術家としての覚悟や熱意、常識を逸脱することへの躊躇いのなさなどが、より恐ろしい。だからこそ作品の練度が上がり、後世に長く作品が残る芸術家になれたのか。
    やはり再読するのもいいな。

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    2026年05月31日
  • 透明な夜の香り

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    香りは記憶と紐づいていることを実感した一冊。
    読み終わった後に、自然と香りに敏感になっている自分がいる。
    香水のトップノート・ミドルノート・ラストノートのように、章によって香りがうつり変わってゆくのが文章から伝わって秀逸。
    小川朔がとにかくメロい。香りから物事の背景を読み取れるほど、嗅覚と感性が敏感であるが故に、どうしようもなく人を惹きつける魅力があるのだろう。
    個人的には、村上春樹からエロ要素を差し引いたようなとにかく美しい文体が好き。普段ほとんど小説読まないが、これは一気読みした。

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    2026年05月31日