小説・文芸の高評価レビュー
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職場の方にオススメいただきました。
その方曰く「例えて言えば、歳をとるサザエさん一家の話」だと。。。
東京の下町で明治時代に創業した古本屋さんが舞台の小説です。
とにかく、たくさんの人が出てくる大家族小説。。
2006年から刊行を始め、毎年1冊ずつが積み重なり、今年の4月には21作目が発表されています。
各巻のはじめには、人物関係図が示されていて、エピソードごとに、そして巻を追うごとに、謎だった人物関係が明らかになり関係図が大きくなっていきます。まるで『源氏物語』のようです。
で、1巻から読み始めました。
Wikipediaの人物関係図も参照しつつ、Audibleに助けられなが -
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小説を書く予定はないけれど、敬愛する津原泰水氏の本というので購入。小説家を目指す人々への創作講座として語られたものをまとめた本だという。これを読むと、津原泰水という人がいかに古今の小説を深く、方法意識をもって読み、いかに深く日本語を、小説というものを考え抜いたかがわかり、ますます畏敬の念が湧く。途中自作に触れた楽屋裏の話も聞け、とても嬉しい。特に〈たまさか人形堂〉シリーズに関して、特別人形好きでも詳しいわけでもないということを述べておられて驚嘆。ネット上のレビューで「津原氏の人形愛から紡ぎ出された人形を巡る短編集」と書いた自分が恥ずかしいわ(書き直す気はないけどね)。ああ、氏には生きてもっと書
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Posted by ブクログ
5章編成から成る。
一つの女性肖像画を軸に様々な視点から描かれているのは容易に読み取れたが、繋がりが見えないままラストへ。
タイトルの意味、各章の主人公の立ち位置と繋がり、絵画の存在意義…伏線回収された瞬間、「え」と声が出そうで、しばらく呆然としてしまった。
時間も場所も超え、変わらない絵画と変わる環境が描かれる中で、人生って無限大だなと思うし、人って素敵だなとも思う。
それぞれの人生がエスキースで、白いキャンバスに何を描いてもいいんだって、思えた。
わたしは自らの自由意志でこの道を選んでるんだなとも思ったし、他の道を選んでいいんだとも思えた。
飛行機で読んだからか、海外を飛び回りたいと夢を描 -
Posted by ブクログ
俵屋宗達が天正遣欧少年使節とともにローマを訪問する下巻。宗達の使命は信長からの献上品を届けるとともに欧州の王国を具にみて描き写してくること。この辺りがストーリーの肝と言えるだろう。
天正遣欧少年使節の長崎出発が1582年2月、本能寺の変で織田信長が討たれたのが1582年6月。ローマ教皇に献上品を届けるという信長の命を受けて、それを宗達は実現した。しかしさらに重要な命である海外の列強の姿や人々を信長に伝えることは叶わなかった。ローマに向かった宗達は帰国するまで信長の死を知らなかったが、もし宗達が戻ってきた時に信長の天下だったらどうなんだろう。といった妄想も楽しめるというところ。
天正遣欧少年使節