ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • かがみの孤城

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    涙が止まらなかった

    もし、子供ができたら、
    お母さんみたいな態度をとってしまうと思う。だからこそ、今読んでおいてよかったと思った。

    上下巻、結構量があって敬遠してたけど、
    土曜日の夕方から読み始めて、その日中に読み終えてしまった。
    最後なんて、もう終わっちゃう…って思うほど

    読み飛ばさないように
    大事に
    ゆっくりって
    読み進めて、最後温かい気持ちに包まれた1冊。

    翌日しじみ目になるので、
    平日に読むのはおすすめしません笑

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    2026年05月10日
  • 博士の愛した数式

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    近年の生成AIを利用する中で、記憶の削除という行為が博士の生きる世界に近いのではと感じた。生成AIにとってのコンテキストウィンドウ(文脈の許容量)の限界は、博士にとっての忘却と同じだ。

    数学の定理は永続的だが、人は忘れてしまう。だからこそ、思い出そうとするきっかけが尊い。そんな気づきを、この物語は与えてくれた。儚いからこそ、今この瞬間の繋がりを大切にしたいと思える。

    数学がこれほどまでに血の通った温かいものに感じられる、稀有な一冊。

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    2026年05月10日
  • うたうおばけ

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    ネタバレ

    「おまじないにしかなりませんでしたね」

    自分のことを名人と呼ばせる物理教師

    話の面白さと表現力が磨かれていて、愛すべき人間みを楽しむことができた。2周目した大好きな作品。

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    2026年05月10日
  • 正体

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    未成年の殺人犯、鏑木が死刑囚として収監された拘置所を脱走し、逃亡の日々を送る物語である。
    物語が進むにつれ鏑木と言う1人の青年の人間像が浮かび上がってくる。物語の展開は、スピーディーに移り変わり、そこに登場する人物たちが、一様にこの青年と向き合うことになり、その人柄に引き込まれていく。最後の展開は、心につまされるものがある。
    どうか助かってほしいと願う気持ちと裏腹に、厳しい展開が待っているが、冤罪と言う真実を世に問う物語でもあると思う。
    この本は物語であるが、冤罪と言う問題を真正面から向き合った小説として感銘の深い本であった。

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    2026年05月10日
  • それいけ! 平安部

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    大好きな宮島さんの作品!主人公から始まる物語いいな〜!自分も少しは平安の心持てたかな。2作目も期待したい!いみじ!

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    2026年05月10日
  • 戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ

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    5月9日の朝日の記者コラム「多事奏論」にて著者が取り上げられていた。著者は2019年から同誌の「悩みのるつぼ」での回答者で評判を博しており、またその前から「桃山商事」というユニットで、恋バナ収集という名の女性からの相談を受けているうちに、現在はジェンダーやカルチャーや社会の問題についての相談を受けるユニットに変貌されているようだ。男性がジェンダーの問題を語ったり、フェミニズムを語ると、優等生的になるが、著者はそれを書籍の感想という形でソフトに包みながら、そして悩みながら吐露することで、男性自身の問題を語っている。そして現在がdoing(これも男性的なことだが)に偏っている世の中において、bei

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    2026年05月10日
  • 北欧こじらせ日記

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    留学したり、海外移住に憧れた時期があった自分としては、その夢を諦めずに地道にコツコツと努力を重ねていくチカさんの姿勢にとても惹かれました。
    また、その行動力!!落ち込んだり挫折した時期もあったはずなのに行動し続けられる点にとても尊敬しています。
    あと、出会う人との繋がりを大切にするところも素敵だと思います。自分は、卒業や引っ越しを機に、どれだけお世話になった人でも繋がりを続けることが難しいたちなのて、少しずつでも真似していけたらと思います。

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    2026年05月10日
  • n回目の恋の結び方

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    王道の幼馴染みから始まるラブストーリー。ですが、凪と圭吾は27歳でシステムエンジニアなのでお仕事小説でもあるので大人でも楽しめます。
    若い時はこの人といるとドキドキする…これって恋かも!と突っ走ることができますが、大人になるとなかなかできなくなりますよね。
    異性の幼馴染みってなかなかいそうでいないものです。いたとしてもお互いに知り尽くしているので、なかなか恋に発展することはないかもですが、大人になっても相談し合える相手がいる事は幸せな事ですよね。
    私の息子にも10年以上の喧嘩するほど仲の良い?幼馴染みがいます。今のところは恋に発展することはなさそうですね…。

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    2026年05月10日
  • 本と歩く人

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    すばらしいの一言。
    最初から最後までずっと優しいおだやかな文章が続き乾いた気持ちにそっと染み込んでいくような本です。

    本当に素晴らしかった。

    心に一番響く本こそ手放さなくてはいけないんだよ。他の人たちもその中に幸福を見つけられるようにね

    すごく印象に残る一文です。
    読み終わった後は私の中にもシャシャが出てくるようになりました。

    たくさんの人に届きますように。

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    2026年05月10日
  • 秘仏の扉

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     奈良は法隆寺夢殿、その厨子に安置された秘仏は千年以上ほとんど誰の目にも触れることなく長い時を過ごしてきた。時は明治、開けば災いもあると言い伝えられるその扉は開かれることになった。日本美術の評価に尽力するフェノロサと岡倉天心を中心にして。ついに姿を現す夢殿の救世観音像を前にして、彼らは何を思うのか――。

     ということで本書は明治期の日本を舞台にして、秘仏の開扉をめぐる人々のドラマを描いた連作集です。写真家や僧侶など様々な立場の人物が配されて、時系列を行ったり来たりさせて、それぞれの短編がゆるやかに繋がり、物語の奥行きが増していくのがとても心地の良い作品でした。ラストである人物が、「黎明の時代

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    2026年05月10日
  • 近畿地方のある場所について

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    怖かった。
    フィクションじゃなかったらどうしようと最後読み終わった時に思った。
    リアリティがあり怖かった。
    一気に読み切った。

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    2026年05月10日
  • 性暴力の加害者となった君よ、すぐに許されると思うなかれ

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    SNSで見かけて気になったので読みました。

    過去に性暴力の加害経験がある男性たちと、何度も性被害に遭った経験を持つにのみやさをりさんが、対面での対話と往復書簡を通して、今まであまり語られることがなかった加害者側の思考パターンや認知の歪み、また対話によって見えてきたものをまとめた一冊。

    価値観の変容やSNSの発展によって、今まで見過ごされていた(なかったことにされていた)性加害問題がようやく取り上げられるようになり、被害者の近しい人物や教師など、また有名人の性加害報道を目にしていく中で、自分にとっても見過ごせない問題なので、何冊か被害者側からの視点やその後のケアに関する本を読んだことはありま

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    2026年05月10日
  • ひゃっか!

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    大衆演劇役者の貴音と主人公春乃が高校生花いけバトルに挑戦する話

    控えめに言って最高でした。え、今村さんこっちもいけるの反則じゃない?!ぜひ映像化して貴音の舞台をみたい。山城座のメンバーも魅力的。演劇×生け花×高校生の甘酸っぱさの黄金比が本当いい

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    2026年05月10日
  • 水を縫う

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    裁縫好きの男子高校生が、姉のウェディングドレスを仕立てる話。

    表紙で青春ものと思っていたら違った。関西弁が心地よい。服飾の世界と3世代の描写がとても自然ですごくよかった。寺地さんはおばあちゃん描写が上手。全と清澄のドレスが見てみたい

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    2026年05月10日
  • 屍人荘の殺人

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    設定を知った瞬間がクライマックス?解説の有栖川さんと同じく、本格ミステリ好きの私もまたそう思ってましたごめんなさい。…ともあれ本格とか設定諸々さておき驚異的に読みやすい文章、デビュー作?嘘でしょ?な本です。騙されて読みましょう華麗な密室です

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    2026年05月10日
  • 謎の香りはパン屋から2

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    1作目が面白かったため2作目も購入させていただきました。
    2作目も大きな構成は変わらず、章ごとに完結する短編ミステリーとなっておりスキマ時間にでも読みやすい内容でよかったです。

    ミステリー要素だけでなく、大学2年生となった主人公の所々で描かれる先輩としての成長した姿や、親しくなった周りとのやりとりが読んでいて心温まりました。

    個人的なイチオシは第2章「祝福のデニッシュ」です!

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    2026年05月10日
  • 同じ星の下に

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    いきなり誘拐の場面から始まるので、先が気になって一気に読んでしまった。

    沙耶の目線と警察官の進藤の目線が交互に展開されるが、進藤目線の時は沙耶の両親に嫌悪感が酷くなっていくし、沙耶の目線ではつかの間の幸せでも続いて欲しいと思いながら読んだ。
    何故誘拐されたのかが焦点だったと思うが、それより沙耶の環境がどうなるのかが気になって仕方なかった。

    最後いきなり月日が経つので、呆気ない終わりにも感じたが、このやり方しか無かったのかなと虚無感も感じた。
    ただ、間違いなく読んで良かったと思える作品だった。

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    2026年05月10日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    4.8/5.0

    孤独や痛み、寂しさ、そして愛おしさや幸福がここまで眼前に迫ってくるような小説があるのか、と衝撃を受けた。

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    2026年05月10日
  • トラックドライバーにも言わせて(新潮新書)

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    だれもが一度は読むべきと思う本当に素晴らしい本でした。わたしは自分自身を「職業による偏見は持っていない人間である」と信じていましたが、誠に恥ずかしながら、路上駐車してハンドルに足を上げて休んでいるトラックの運転手さんを「サボっているんだ」と認識してしまうことがありました。本著を読みこれが全くの誤解であり、そんな簡単には片付けられない、日本の物流や雇用に潜む根深すぎる問題が顕在化しただけであることを知りました。日本で年間運ばれる宅配便個数は2018年時点で43億701万個。そのうちトラック運送は約98.9%だそう(2024年度:約50.3億個)で、10年連続で最多を更新し続けているようです。それ

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    2026年05月10日
  • シラノ・ド・ベルジュラック

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    自己愛の極致のようなシラノは、たったひとり、舞台の上で人生を演じている―。

    この本をひとことで表せと言うのなら、私はこう表します。

    この本が戯曲だということもありますが、セリフ回しがみな陶酔的で、すぐに世界観に酔いしれてしまいそうな魅力を持っています。

    もし何かに没頭したいと思える時が来たら、再読しよう。

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    2026年05月10日