ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ぼくのねこ ポー

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    すごくシンプルに話が進んでいきますが、自分の弱さをぐっとつかまれるような、思わず主人公と一緒に謝りたくなるような、ちゃんと大切な芯が通っている話だと思います。読みやすいけれど考えさせられる。素敵ですごい話だと思いました。

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    2025年11月24日
  • 三流シェフ

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    朝ドラの題材にでもなるんじゃ…と思うくらいのとてつもない半生。超一流というのはこういう人のことを言うのだろう。神様の料理体験してみたいけど、、色々な面から難しそう。。

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    2025年11月24日
  • 天使・雲雀

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    第一次世界大戦前後オーストリアの超能力を持ったスパイたちのお話し

    途中までは抽象的な表現で書かれてるなという印象だったが
    〈感覚〉という目に見えない能力を読者が汲み取れるように書かれていて
    その事を自覚できた瞬間からこの小説は劇的に面白く感じるようになった

    これまで色々な小説を読んできたが
    正直、文体の面白さというのをハッキリと自覚できたのは今回が初めてだと思う

    この感動は一生こびりつきそう

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    2025年11月24日
  • 転がる珠玉のように

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    普段ほとんどエッセイは読まないのですが、ブレイディみかこさんの本は何故かスイスイ読めて、面白いので好きです。この本はたまに連載時にWebで読んだので、いくつか読んだことがある話がありました。改めて考えてみると重たい話が結構多いのですが、それを感じさせない、軽やかに読ませてくれるのはさすがで、今回も楽しく読むことができました。あの息子くんがもう家を出る歳なのかと思うとしんみりしますね。お連合いさんも、早く健康を取り戻して穏やかに過ごせますように。

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    2025年11月24日
  • きょうの日はさようなら 完全版

    購入済み

    非現実的な内容なのに、読み進めて今日子や明日子や日々人の会話に埋もれているうちに何も気にならなくなり引き込まれて行きます。 読み終わって切ないような静かなキラキラした思いが残っている不思議な読後感です。       一穂さんの作品はやっぱり好きだな~。         

    #切ない #共感する #深い

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    2025年11月24日
  • 超短編小説で学ぶ日本の歴史 54字の物語 史

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    ネタバレ

    ママー!聞いて〜!

    中大兄皇子と中臣鎌足に宛てて、動物愛護団体から抗議文が届いた。「お前たちがイルカを殺したと聞いたが本当か?」

    だって!!

    子大爆笑。

    わたしきょとん。
    夫「そっちじゃねえよ笑」
    子「ねー!」
    2人して笑ってる。

    教養って大事だなー

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    2025年11月24日
  • スモールワールズ

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    短編小説7篇の作品
    1小説で7つの人生を体験でき、内容も濃いので面白かったです。すごい読みやすいし。
    個人の感想ですが、心理描写?が絶妙にわかりにくいのかな、最後まで読んだらわかるけど途中では全くわからない。
    最後に答えがわかる感じがこの短い文章の中で表現されているのがすごいなと思いました。
    全く違う人生なのに共感もできるし。
    洗練されたものは短くまとめられる、それを体現したような作品でした。
    今度は長編作品を読んでみたい

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    2025年11月24日
  • 世阿弥最後の花

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    佐渡に流されてからの世阿弥を主人公にした小説。お陰で世阿弥がとても近く感じたし、能がもっと見えるようになった気がする。
    その時々で元雅、世阿弥、武士をやめ出家した了隠という3人の視点で語られる。雨乞い祈願の能、順徳院をシテとした能、西行桜という能の3つがハイライトなんだけど、どれも作者の思惑どおりに流された。
    たつ丸だったり住職だったり、佐渡の人たちの暖かさや自然の厳しいながらの美しさもまたいい。佐渡行きたくなった。

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    2025年11月24日
  • 人よ、花よ、 下

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    面白く興味深い余韻を残してくれた。
    よくある楠木正成ではなく子の正行が主人公である時点で興味深かったが、新しい発見が多くあり充実したひとときだった。

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    2025年11月24日
  • カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記

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    平野紗希子さんのpodcastで宣伝されていたので読んでみました。著者ご本人の性格がとても人間味があって可愛いく、思わず応援したくなります。旅嫌い・潔癖症の方がよくぞここまで旅の中で成長した(帰国してすぐ戻ったでしょうが)という、気持ちの変化を見るのが楽しいです。とってもキュートな深夜特急で一緒に旅行している気分になりました。

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    2025年11月24日
  • 本と歩く人

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    老舗の小さな書店に勤め、店舗に留まっているのではなく、顧客の注文に応じて、本をリュックに詰め、徒歩で配達して歩く72歳の老人と9歳の女の子の物語です。

    その顧客というのは、夫の暴力、自尊心、文盲の劣等感、修道院の戒律など、みんな何らかの理由から、家の中に閉じ込もっている人たちばかりなので、この顧客たちにとっては、配達される本と、その本を運んで来てくれる老人は、外の世界との接点となっていると同時に、顧客もどんな内容の本を届けてくれるのか楽しみにしています。

    老人はこの仕事に誇りを持ち、街を歩いて顧客の手元に本を届けることを生き甲斐としているのですが、

    ある日、ひょんなことから活発で賢い9歳

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    2025年11月24日
  • ドリアン・グレイの肖像

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    ネタバレ

    久々の古典文学。
    難しいだろうし、怪しい雰囲気で苦手かもと思ったが、スイスイ読み進められた。
    若さ、美しさは年を取るにつれてなくなっていくのは当たり前であるなか、そこに執着することは、怖いなと感じた。

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    2025年11月24日
  • 学歴狂の詩

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    Xで話題になったのを見たのだったのかな

    ちょっと、、、、面白すぎるよ
    京大生特有の文体のクドさみたいなのはあるw

    私も滋賀県出身で、著者よりももっとレベル低いしょうもない自称進学校に通っていたので、めっちゃ言いたいことわかる
    なんなんだろうな 関西の京大をはじめとする国公立信仰 そして進学実績重視で、1、2個上を志望校にさせられる感じ
    トップ新学校で神戸大をはじめから選べる人ほんまに眩しいよね

    マウント柔術師ほんんんまにワロタwwwwどこにでも1人はいる
    しかしマウント柔術は僕には効かないので〜の二段構えでダーッハッハ
    そうなんよな 大多数の人から何やねんこいつ…と煙たがられてる人でも、

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    2025年11月24日
  • をんごく

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    大正時代の大阪、船場の商家での話。巫女さん、エリマキ、登場人物が魅力的。文体も読みやすく、その時代・場所に馴染みのない私でも抵抗なく、展開もとても気になりするすると読み進められた。エリマキと主人公の深まる仲も良かった。エリマキが情と人間味があり可愛らしく感じる場面も多々。描写はぞっとするシーンもあり、しっかり怖かった。クライマックスシーンもラストもとても好きです。読んで良かった。本当に面白い。

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    2025年11月24日
  • 赤と青とエスキース

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    ネタバレ

    タイトルを見ただけではあまり興味が湧かなかったが、よくおすすめに出てくるし、本屋大賞を取ってることから読んでみた。
    期待以上に面白かった。
    まさか全部、ブーとレイの話とは思わなかった。名前が違ったため、それはないと思い込んでいた。
    現実的な歯痒さも感じるけど、最後はポカポカする気持ちになれる。おすすめ文句に、読み終えたら抱きしめたくなる本と言っている意味がわかった。
    ブーみたいな人に出会いたい。

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    2025年11月24日
  • 占い日本茶カフェ「迷い猫」

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    いいお話、じっくり読んで楽しかった。読んでると日本茶を丁寧に淹れたくなるし、おいしく飲みたくなりました。

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    2025年11月24日
  • 悪童日記

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    第二次大戦末期のハンガリーと思われる街を舞台に、おばあちゃんの家に疎開させられた双子の男の子が、残酷な世界を持ち前の才能を持ってサバイブする。目を向け難い戦争の現実が背景にあるが、その中に生活する人々の人間らしさをダイナミックに描いた傑作。

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    2025年11月24日
  • 大地の子(四)

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    ネタバレ

    とても素晴らしく、一気に読んでしまった作品だった。
    何度も作中の言葉を調べ読み進んだが、自分が日中戦争やその後取り残された人々、また中国での文化大革命について全く知識がないことについて恥ずかしく思った。
    現代を生きる自分には全く想像もできない理不尽さと苛酷さが焼きついて離れない作品だった。
    個人的には一巻の陸徳志が、餓死覚悟で一心を守る姿、一心の疑いを晴らすために全てを投げうって北京へ直訴する姿が心に残った。

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    2025年11月24日
  • 悪の芽

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    就職氷河期世代を勝ち抜き、大手銀行に就職し、幸せな家庭も手に入れた安達。しかしある日突然起こった無差別テロの犯人が小学校の同級生であることを知る。自分が彼に無分別にもボソッと下の名前が「キン」と読めることをつぶやいてしまってから、イジメの対象になっていた。イジメをしたわけではないが、それがエスカレートして彼が不登校になるまで続き、出てこなくなるとサッパリ忘れていたことも、良心の呵責を大きくした。彼が同級生であることに気づいてから、パニック障害になってしまう。

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    2025年11月24日
  • 白い巨塔(五)

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    ネタバレ

    現代においても同様かはわからないが、大学病院の封建的な風土や選挙における金の動きに対する衝撃を受けた作品だった。
    同作者の他作品と異なり、物語の初めから最後まで、読み手からの主人公の財前五郎、それを取り巻く登場人物への好感、嫌悪の気持ちが正負に揺れ動くところに新しさを感じた。
    田舎の貧乏な家庭から医者になった苦労と自負、婿入りした環境と名声欲強い舅や妻から自分への要求、自分の上司に努力を反故にされるような人事、医学部長や医師会・同窓会の損得で繋がった関係、自信を裏付ける手術の才能…それらが絡まり合い生まれた財前五郎という人物に、もちろん嫌悪する部分が大きいが、環境やプレッシャーでそうならざるを

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    2025年11月24日