小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
地球科学者であり、女性科学者のパイオニアである猿橋勝子の人生をフィクションを混じえて綴った物語
彼女の事をネットで調べてみると、限りなく現実に沿っているようで伝記に近い小説なのかもしれない
『何もない空からなぜ雨が落ちてくるの?』
幼い勝子はそんな疑問を持つような少女だった
理系女などほとんどいない昭和初期
キュリー夫人に憧れた彼女は物理に心をときめかせ科学の道へと進んでいく
戦争が起こり、原爆が落とされ、科学者たちは憤りと使命を胸に、放射能がどのように地球をむしばむものなのか真実を追求する
男性社会の中、女性が新しい学問を切り開くには困難しかない時代
たった1人で日本の代表としてアメ -
Posted by ブクログ
ネタバレ久々の休日で一気読み。
前作のことはちょっと忘れたことが多かったけど、たしかナンセンスな設定をミステリに落とし込む、みたいな強烈な思い出。今作は、予言というナンセンスを前提として動機やトリックが仕込まれるのが新しい。設定が邪道だけど、それなのにちゃんとその設定を王道ミステリに落とし込んでるというか。
めっちゃネタバレ
犯人が、明確な殺意を持ってクローズドサークルに人々を招いたわけではない、というのがまずずるい。と思わせて、それが予言というナンセンスを際立たせる。明らかに人為ではどうしようもない第一の犠牲者と、以降が整合性とれない、というジレンマも予言を際立たせる。そういう点では、前作より -
Posted by ブクログ
面白すぎる、、、楽しすぎる、、、頭の中に今まで無かった栄養素が染みて目がカッと開く、、、!そんな感覚になる読後感でした!
批評や誤読、本から与えられるものと自ら取りに行くもの、今まではこのあたりの関係性をうっすらと感じていながらも自分の中でしっかりと認識し言葉にしたり出来ていなかったんだなぁ、、、。
感心!!!
私は読書初心者なので、本の中に自分が分からない事があれば調べたりすることが楽しく、その分からなかった事を理解してから再読するのが真底好き!
"考えること"に関して自分の中に色んな道具が増えていくことが楽しく、読書の心理ってそういう所なんだ!と勝手に思っていたんだなぁ、、、とも思った -
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Posted by ブクログ
年齢を重ねて経験を積まれていくだけでなく、自分自身についても理解していき、上手に付き合っている様子が、まさに円熟した大人の姿という感じがして、自分も歳を重ねてこんな風に考えられるようになりたいなあと思いました。
特に「歩こう」のエピソードにでてくる著者の考え方がすごく素敵で、心にほわっと染み込むあたたかさを感じました。
著者のエッセイを「独りでできるもん」から続けて読んできた身として、クリスマスを純粋に楽しんでいる姿が感慨深くて、なんだか嬉しい気持ちになりました。
また、なにかと人生を絡めて考えるようになったという話で、本当に様々なことを人生に絡めていて、思わず笑ってしまいました。 -
Posted by ブクログ
朔の人柄が、これまでとは違って見えた。優れた嗅覚による洞察力の鋭さは変わらないが、この頃の朔は尖った印象が強い。
燻る骨の香りは1、2作目の前日譚にあたるが、朔がそうなってしまうのも無理はないように思えた。由緒ある瑞雲堂で繰り広げられるドロドロした人間関係のなかで、朔はよそ者でありながら、その類まれな嗅覚ゆえに、そこに漂う嘘や執着、人の業まで見抜いてしまう。閉ざされた世界の内側には入りきれないのに、見えすぎてしまう。そのことが、朔を心底疲れさせ、消耗させたのだと思う。
正直、そこまで内容そのものに強く惹かれたわけではないが、この作品には、人の業のような生々しさと、京都のもつ高貴で閉ざされ