小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレ通子から久しぶりに電話。
汽車で帰るつもり。
ゆうづる?7号か9号かと思って駆けつけるが、乗らなかった。
別れて5年。
9号が出て行く。車両の中に通子を見る。
青森で、ゆうづる9号から死者。
鶴の彫金のスプーンをバッグに所持。
遺書と見えるメモ。
吉敷竹史、現場に行く。
通子の字だった。
スプーンは通子の作品だと思った。
しかし、死体は通子ではなかった。
水戸を出てから仙台まで4時間。その間に殺した。
仙台で降りた客はいない。
盛岡のよく通子と行った喫茶店に行く。
通子から手紙を預かっていた。
自分にもうかかわらないでくれ。自分は病気なんだと。
→吉敷竹史は未練たらたら過ぎだ -
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ネタバレ本当に素晴らしい作品だった。ただ、完全なるSF。
『リング』『らせん』から続けて読んだが、映画版『リング』とはほぼ別物と言っていい。むしろこちらの方が断然面白い。
「この世界は仮想現実なのではないか」という、オカルトやSF好きなら一度は考えたことがあるテーマを、壮大で濃厚なストーリーとともに描ききっている。
ループが発売された当時の時代に、この発想と完成度で作品を世に出した鈴木光司先生は本当に天才だと思う。
ホラー作家というイメージが強かったけど、この作品で「素晴らしいSF作家」という印象に完全に変わった。
特に印象的だったのは、リングウィルスを世界に広めるために『リング』という物語自体が小 -
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ソフィアとの会話やゲームをする伯爵が大人気ない感じで微笑ましいなと思いながらもカテリーナから親友ミーシカが編纂した本を受け取ったシーンやソフィアとの最後の晩餐のシーンが切なくて印象的だった。
映画「カサブランカ」は観てないけど、自由を求めてアメリカを目指す姿が本作と重なったり、本作も戦争や政治の混乱が背景にあって、この2作品が響き合っていることが分かる。
伯爵の貴族然とした優雅な振舞いや会話のユーモアは本作のテーマである境遇の主人であるからこそできることであって、どんな環境であっても朗らかであれとエンカレッジする本作は多くの人に読んでもらいたいと思う作品。 -
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ネタバレ今でいうセカンドパートナーなのかな。
心は通じて居心地の良い二人。
壬生は50代既婚者。多江は40代寡婦。
この場合、壬生が家庭が地獄であるので、仕方ないよねって思う。
どんなに法律的に妻は妻の権利があるとは言え、壬生の悪妻を誰が良いと思うだろうか。嫌悪感しかない。金はほしい、自由なことをする、わがままで壬生の意見は聞かない。そのくせ別れもしない。壬生が亡くなった後の、悪妻の行動もしつこくて、壬生が気の毒だったのが浮き彫りになっている。
壬生と多江の二人の時間が幸福で安心感がある。
気が合うとはこういうことか。
短い期間だったけど、二人は出会えてよかったと思うな。
一生のうちでよい出会い -
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高校生の時の課題図書。当時は全く良さがわからなかったので、いつか再読してみたいと思っていたら高校生の息子が課題図書として持っていたので再読。
当時意味のわからなかった主人公。日々の安らかな生活や欲望に忠実な人間らしさを備えている普通の人間にもかかわらず、母の死に対する悲しみや人への興味や愛情を対外的に示さなかっただけで、偶然の正当防衛とも言える殺人に対しても極刑をうけてしまう。誰しもが自分の感情や欲求を素直に現して生きることは難しく、人の目線や評判を気にして自己を曲げている中で、誰よりも自分に正直な主人公が裁かれることは、我々がいかに不条理な世界に生きているかを痛感させてくれる。SNSが盛ん -
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ネタバレGoogle mapで登場する土地を検索して写真を見ながら、そして、映画や実際に目で見たフランス南部の美しい景色…白い岩肌の山や、濃い青の空、強く明るい日の光、丘の上の小さな集落の淡いベージュ色の石造りの建物、ラヴェンダーやブドウの畑…や乾燥した空気感を思い起こしながら読んだ。私も「死んでいない」状態を長引かせるための延命治療は受けたいと思わないので、余命宣告を受けても体が動くならばこんな風に残りの時間を過ごしたいなと思ったし、フランスを旅したくなって胸がうずいた。
エミルの病状が進んで脳の中で子供にかえり、家族への慕情が強まっているのに、(それが元々エミルの望みだったから)ジョアンヌはこのま -
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良かったデス。面白い作品でした。
ちょうど少し前に、「袴田さんの」袴田さんとお姉さんのドキュメンタリーをテレビで見ていた頃でした。
胸が苦しくなる作品でした。
あまりにも長い、しかも戻って来ない貴重な年月の物語です。読み手もどこへぶつけて良いのかわからない憤りや、不条理に悶々としました。
これは物語であって、フィクションなのですが、
現実に起きている事件もあるので、戦慄しています。
冤罪が無実になって良かった良かった?だけでは終わらない物語になっていると思います。
その先の問題提起も孕ませていると思います。
いったいなぜこんなことが起こるのか?
いまも起きるのは何故なのか?
あ -
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箱根駅伝本番、学生連合チームの10区間と放送の裏側が描かれた下巻。文量は多いが、止まらなくなり一気読み。
10区間を走る選手それぞれに歴史があり、とにかくキャラが立っている。ただ、上巻ではどんな人だっけ?がはっきりとは覚えられなかったため、ドラマで顔がわかるのはいいかも。
また、天候により選手も放送サイドもバタバタしたり、判断を迫られたりと常に動きがあり、ノンストップ、中弛みすることなく物語も走り抜けた。1区間ずつも長すぎずちょうどいい。山場も多く、映像映えしそうだなと思うと同時にこれをやる役者さんは大変なのでは!?と思った。
箱根駅伝、全く見たことないけど、正直めっちゃ興味出た。あと、自分が -
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箱根を目指す予選会で11位とあと一歩及ばなかった明誠大学。その主将である青葉隼斗が、学生連合に選ばれ、次期明誠大の監督に突如抜擢された甲斐真人と共にチームを作っていく。
上巻では、各大学から寄せ集められたチームメイトたちが、本戦3位以上という目標を掲げ、結束していく過程が描かれている。甲斐監督の方針に納得できないチームメイトやコーチ。ぶつかったり、裏切ったりがありながらも、まとまっていく姿がいい。
また同時に、箱根を放送する大日テレビのプロデューサー徳重の姿も描かれている。昨年メインアナを務めた前田アナウンサーが病気療養のため入院。メインアナを誰にするのかや、編集局長黒石の独断でスタジオゲスト
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