小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
老舗の小さな書店に勤め、店舗に留まっているのではなく、顧客の注文に応じて、本をリュックに詰め、徒歩で配達して歩く72歳の老人と9歳の女の子の物語です。
その顧客というのは、夫の暴力、自尊心、文盲の劣等感、修道院の戒律など、みんな何らかの理由から、家の中に閉じ込もっている人たちばかりなので、この顧客たちにとっては、配達される本と、その本を運んで来てくれる老人は、外の世界との接点となっていると同時に、顧客もどんな内容の本を届けてくれるのか楽しみにしています。
老人はこの仕事に誇りを持ち、街を歩いて顧客の手元に本を届けることを生き甲斐としているのですが、
ある日、ひょんなことから活発で賢い9歳 -
Posted by ブクログ
Xで話題になったのを見たのだったのかな
ちょっと、、、、面白すぎるよ
京大生特有の文体のクドさみたいなのはあるw
私も滋賀県出身で、著者よりももっとレベル低いしょうもない自称進学校に通っていたので、めっちゃ言いたいことわかる
なんなんだろうな 関西の京大をはじめとする国公立信仰 そして進学実績重視で、1、2個上を志望校にさせられる感じ
トップ新学校で神戸大をはじめから選べる人ほんまに眩しいよね
マウント柔術師ほんんんまにワロタwwwwどこにでも1人はいる
しかしマウント柔術は僕には効かないので〜の二段構えでダーッハッハ
そうなんよな 大多数の人から何やねんこいつ…と煙たがられてる人でも、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ現代においても同様かはわからないが、大学病院の封建的な風土や選挙における金の動きに対する衝撃を受けた作品だった。
同作者の他作品と異なり、物語の初めから最後まで、読み手からの主人公の財前五郎、それを取り巻く登場人物への好感、嫌悪の気持ちが正負に揺れ動くところに新しさを感じた。
田舎の貧乏な家庭から医者になった苦労と自負、婿入りした環境と名声欲強い舅や妻から自分への要求、自分の上司に努力を反故にされるような人事、医学部長や医師会・同窓会の損得で繋がった関係、自信を裏付ける手術の才能…それらが絡まり合い生まれた財前五郎という人物に、もちろん嫌悪する部分が大きいが、環境やプレッシャーでそうならざるを