小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ人の悩みはつきない。誰かに解決するヒントを貰いたい。そう思う事がある。この本は主人公が違う短編集であるが、悩みを持った主人公が図書室へ行き、ズバリ悩みを解決してくれる本(手作り付録付き)を勧められ明るさを見出すストーリー展開。このズバリヒントをくれる人物は一遍を通して変わらない。ふくよかな女性の描写でドシっと構えていて安心感をもたらす。『何故悩みが分かるのか』と終盤の主人公が聞くと、女性は『てきとう』と答える。『自らに紐付けて考えて、それぞれが何かを得ている』のだそう。結局悩みの解決策は動くこと、なのだろう。そのきっかけは色んなところに落ちているのだと気付かされた。
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Posted by ブクログ
ネタバレ自閉症の作者によるエッセイで、作者から見える世界が描かれている。
どう感じているのか?どういった思いをしているのか?など、自分が想像している世界とは全然違っていて興味深かった。
作者は自閉症のほかにもADHDや成長が止まってしまう病気などを併発している。そのためはじめは「かわいそうだ」と無意識に思ってしまった。
だが、「かわいそうだと思われたくない。自分は自分だ」といった旨の文がありはっとした。まだまだ自分には偏見があるのだと気づかされた。
イレギュラーなことがあったり、自分の思い通りにいかないといらいらしたり少しパニックになったりすることは自分にも当てはまる。
それと作者の母親の愛をすごく感 -
Posted by ブクログ
泣けました、、、
最後、というか途中から、なぜかボロ泣きしました
そろそろ思春期?の小学6年生の十和ちゃんは、家族や友達との関わり方に悩みながらも、中学受験に挑戦していきます
最初は全くやる気のない十和ちゃんにこちらもイライラしますが(笑)、志望校を決めてからの、ゾーンに入った十和ちゃんはカッコよくて、そこからは一気読みでした
また、出てくる十和ちゃんの周りの家族が本当にいい人ばかりで、幸せな読後感でした
これでもかというくらいやり切った経験って、これからの自分を支えてくれますよね
ゾーンに入る、、、早いうちにそんな経験ができた十和ちゃんがうらやましかったです
と同時に、自分の子供達に -
Posted by ブクログ
ネタバレ最後から二行目で「どういうこと!?」となって急いでページを読み返した...。
解説で気付かされたけど、AサイドとBサイドってそういう事ね...。
Bサイドで色々伏線が張られていたのに、Aサイドを呼んでいる時には全然気づけなかった。
夕樹でたっくんというあだ名は「?」となったけど、思えば、マユが元彼に浮気相手の名前で呼び間違えられた経験に基づいて、彼氏(辰也)と呼び間違えないように同じ名前にしたんだなぁ...。
誇張ではなく、最後から二行で物語の見え方がひっくり返るとんでもない小説だった。
マユと夕樹が幸せになってくれるといいな...。 -
Posted by ブクログ
筒井康隆といえば…であがる作品って
どれなんだろう。
わたしは、
・時をかける少女
・パプリカ
・家族八景
・残像に口紅を
くらいしか読んだことなかったから
筒井康隆には そういうイメージがあった。
現代文とは少し離れていて 一見すると読み難さみたいな雰囲気があるのに 気付いたら夢中で読まされていて、
夢で見るような抽象的な思想や思考を文体化、
半ばから後半にかけて熱量をしっかりあげてくるのに 決して大多数が望むだろうと思われる終わり方はしてくれない…。
そういうイメージ。
本書も例にもれず ぐんぐん読まされて
久々に 小説・文学を読んでる! と思わされた。
けれど筒井康隆の作品だから
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