ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ヘヴン

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    斜視を理由にイジメにあっている男子中学生。
    ある日、「私たちは仲間です」と書かれている、差出人不明の手紙が届く。
    互いにイジメられている者同士が、男女の垣根を超えて奇妙な仲間関係となり…
    家庭環境も色々あり、他には誰にも言えずにイジメに耐えていく二人。
    けれど、斜視が手術で治せると知って…。
    善悪や強弱の価値観を一人一人に問い、それぞれが出来ることと出来ないことの境目、一人一人の行動や発言の意味など、世の中の全ての価値観において深く考えさせられる。

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    2026年03月10日
  • 告白

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    ネタバレ

    これがデビュー作だなんて衝撃すぎる。
    内容も衝撃の一言。
    子どもがいる人みんな、まさか自分の子供が犯罪者になると思って育ててはいないだろう。
    だけど、世の中の犯罪者にも必ず子ども時代があって、親がいるわけで…。
    我が子がこんなことになったら…と、考えると怖すぎる。怖い怖い…と思って読んでいたんだけど、
    最後の最後で、女性教師が復讐を果たしたことに対して、スッキリした気持ちが自分にあることに気づいて、そんな自分も怖かった。
    女性教師の娘が本当に可哀想すぎて、犯人の子どもたちを許せないと思ったし、もし我が子を殺され、犯人を少年法のせいで裁けないというなら、私もこの女性と同じことできるもんなら、した

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    2026年03月10日
  • 雁(新潮文庫)

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    高利貸しの妾となったお玉は自由のない囲われた生活の中で時折見かける大学生岡田に魅かれる。いつも一礼して通り過ぎていく岡田に思いを募らせるが…。所詮生きる世界の違う男女の虚しい結末。想いだけでは超えられない人間の真理を無情に描き出す名作。

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    2026年03月10日
  • スリジエセンター1991【電子特典付き】

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    418P

    「「悲しむべき事に日本には静脈バイパス術以外の術式を実施できる施設がない。日本トップクラスの帝華大も維新大も、静脈置換バイパス術しかできない。だが諸君が医師になる頃には桜宮は心臓外科手術では世界最先端の地域になっているだろう。バイパス手術の完成形、ダイレクト・アナストモーシス(直接吻合術)という術式を実施できる施設、スリジエ・ハートセンターが創設されるからだ。ではここで、世界でも、ここ桜宮でしか実施されないこの術式について講義しよう」」

    —『スリジエセンター1991【電子特典付き】 ブラックペアンシリーズ (講談社文庫)』海堂尊著

    「「悲しむべき事に日本には静脈バイパス術以外の

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    2026年03月10日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    月とか星とか宇宙のお話が好きなので私にはとってもピッタリでした!科学の話になると途端に難しくなりますが、とっても読みやすかったです。
    じわじわ心があったかくなって、前を向けそうなお話が多くて、ベッドサイド本にぴったりです。
    ミステリー作家さんなのを知らなくて、確かに所々ミステリーぽさがあったのはそのわけか!と思いました。

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    2026年03月10日
  • 風を飼う方法

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    作者の書くエッセイがすごく好き。するする読めて心地よく、おもしろいのが好きだった。
    この作品も同じく読み心地が心地よい、するする読めるのだが、その延長線でずしんとくる話もあった。むしろそれが日常の延長線上にある苦しみを表している気がする。
    するする読み終わった後にぼーっとした。次は味わいながらじっくり読もうと思う。

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    2026年03月10日
  • 桜葬

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    ゆっくり読むつもりが、爆速で手が止まらなかった。
    ミステリー、苦手なんだけど、何だ、この引き込まれる感。
    人間模様がなんとも言えない気持ちになるな。

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    2026年03月10日
  • 伊藤くんA to E

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    柚木麻子さん、『BUTTER』を読んだときも感じたけれど、
    女性の、名前のつかない感情とか矛盾を書くのがとてもうまいと思いました。
    軽快なタイトル、ストーリー展開の中に時々見える生々しさがクセになります。

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    2026年03月10日
  • なめらかな世界と、その敵

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    SFと愛、あと幸運 短編集なので集中出来るタイミングにドワーっと読み進められる手軽さは助かる。しかもどれも話として綺麗で読みやすく、かつ面白かった。(一部話ではないようなものもあるが……)

    解説にある、隔たり/繋がりというのはSFにおける"フィクション"部分の条件にも感じられるが、全体的に『エモい』というのは同意できる。エモいという言葉ではチープかもしれないけれど、要するに進化した世界規則の則(ノリ)、あるいは矩(ノリ)を越える行動力に必要なのは愛なのだという理解をしておきたい。

    あとがきのところで書いてあった和製SFのリストは疎いので一切わからなかったが、こうして同人

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    2026年03月10日
  • 100万回生きたねこ

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    あまりにも有名な絵本
    100分de名著で取り上げていたので
    読んでみた
    いままで読んだことがなかったのは
    なぜかわからないが
    表紙の絵はよく知っている
    何回死んでもまた生き返る
    同じねことして‥

    生をまっとうすることがなかったねこが
    やっとたどり着いたところは
    自分自身のための生
    人間もこの世に未練があると
    死にきれず
    また戻ってくるという
    バカリズムのドラマで何回も人生やり直す
    話しがあった
    何回やり直せば納得のいく人生に
    なるのか
    悩ましい
    生き返れば生き返るほどに欲も
    増えていくようで怖いけど‥

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    2026年03月10日
  • お嬢さん放浪記

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    ネタバレ

    犬養道子さんの自伝。
    戦後の混乱期にヨーロッパに行く手段がなっことから、
    まず渡米し、結核にかかりながらも、稼ぐ手段を探し渡欧して回ってゆく。
    犬養毅の孫のということで、かなりの資産家の親を持つと思われるが、そこにできるだけ頼らず、自分と自分の知り合いとで道を切り開いていく。お嬢さんどころか、ものすごい貧乏旅行かつ旅行というより住んだという方が正しい。
    数々のトラブルに対して、対応策を出せることもすごいが、その行動力がものすごい。とてもまねできない。

    これはいつの時代でも読み継がれる名作でないか。
    この人の他の本も読んでみたくなった。

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    2026年03月10日
  • 飼い犬に腹を噛まれる

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    彬子さまが実際に参加された日本の伝統や季節の行事などについて説明がされていて、それがとてもわかりやすく、日本人に生まれてよかったと思わせてくれる。皇族の行事についても説明があり、興味深かった。挿絵もとてもかわいくて、気に入った。

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    2026年03月10日
  • 遺品整理屋は見た! 孤独死、自殺、殺人、・・・・あなたの隣の「現実にある出来事」

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    死と言うものが何なのか、独り孤独にこの世を
    去ると言うことはどういう事なのかを考えさせら
    れました。

    孤独死をしていった本人と、孤独死に気づかな
    かった、気付けなかった家族。

    果たして独りだった本人と残された家族とでは
    どちらが辛い悲しみに飲み込まれていたのか。

    独身率が年々高なる日本において、孤独死
    というものは避けようのない現実なのだと、
    思い感じました。

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    2026年03月10日
  • 坊っちゃん

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    ネタバレ

    登場人物の役回りがはっきりしていて、読みやすい野田と赤シャツはとにかく、腹が立つし、山嵐はなんだかんだでいいやつ。最低限の人数でここまで話をおかしくできるのは、本当にすごい。
    正直ものが損をする、現代の問題と通じるものがあって面白い、教育上は、みんなと力を合わせようとか、嘘をついてはいけないとか教わるけど、
    実際は世の中欺瞞に満ちているからやりきれない

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    2026年03月10日
  • オペラ座の怪人(新潮文庫)

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    わたしたちはふたりだけのために、死ぬほどうたうことになるだろう。泣いているな!わたしを怖がっているんだな!だが、わたしはほんとうは悪い人間じゃない!わたしを愛してくれ、そうすればわかるだろう!わたしが善良になるために欠けているのは愛されることだけなんだ!

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    2026年03月10日
  • たいのおかしら

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    エッセイ3部作の完結編!
    この日常のシュールな笑いは本当にクセになる!!

    英会話の学習、グッピーの惨劇、怠け者の日々、集中力、父ヒロシがお気に入りでした

    英会話の学習教材の内容は声を出して笑いました笑しかも、英語を聞き取ったのではなく、日本語訳と照らし合わせて知ったというところがさらに面白い

    ドカベンにはまったももこの末路も笑いました

    そんな笑いの中にもほっこり心温まる言葉やエピソードがあるのが素敵だなと思いました!

    さくらももこさんのエッセイを読むと、心が元気に潤う感じがする!

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    2026年03月10日
  • 小説 言の葉の庭

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    この作品の良さは人間臭さ、人間らしさ(?)だと思う
    この作品をきっかけに読書にハマった。

    以下あらすじの内容を一部含みます。



    人によっては教師と学生は気持ち悪いなどの嫌悪感により評価を落とす人もいるが複数の視点で進むストーリー、それぞれの視点が持つ感情が十色でそこに惹かれた。

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    2026年03月10日
  • みずいらず

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    染井さんの今回の作品は、夫婦のとてもとても暖かい物語。連作短編集となっており、楽しさが9つの短編の数ほど続きます。
    そして・・・・普段は、
    特殊工作員が何人もの敵を殺したり、
    伝説のヤクザの物語、
    ・・・などをこよなく愛する私が、
    短編の数ほど涙してしまうのです・・・・・。
    ゴチソウサマでした。

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    2026年03月10日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    睦月晦日、木挽町の芝居小屋「森田座」の裏の空き地で、若侍の菊之助が父親の仇であるごろつきの作兵衛を仕留め、見事に仇討ちを晴らした。

    この一件について、関係者からの証言を聞いてまわる武士。話は、それぞれの証言者のこれまでの人生にも及び、やがてこの仇討ちの詳細が見えてくるー

    インタビュー形式で話を進むが、一人ひとりの来し方が描かれており、それぞれのパートだけでも、十分に読み応えがある上に、それらが繋がった仇討ちの詳細は見事としか言いようがありません。

    映画化された方を先に観ましたが、各人の人生部分は省略されてしまっていたものの、原作とは少し変えた部分もあって、笑いどころが盛り込まれていたり、

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    2026年03月10日
  • 総理にされた男

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    総理にそっくりな芸をする舞台役者が、ひょんなことから総理大臣に仕立てられる話。登場人物がみな熱くて、ピンチな場面もその男気で乗り切ってしまう。
    現実ではこうもいかないと思いますが、ハラハラ感を乗り切っていくのがいい。官房長官も素敵。

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    2026年03月10日