ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • お探し物は図書室まで

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    人の悩みはつきない。誰かに解決するヒントを貰いたい。そう思う事がある。この本は主人公が違う短編集であるが、悩みを持った主人公が図書室へ行き、ズバリ悩みを解決してくれる本(手作り付録付き)を勧められ明るさを見出すストーリー展開。このズバリヒントをくれる人物は一遍を通して変わらない。ふくよかな女性の描写でドシっと構えていて安心感をもたらす。『何故悩みが分かるのか』と終盤の主人公が聞くと、女性は『てきとう』と答える。『自らに紐付けて考えて、それぞれが何かを得ている』のだそう。結局悩みの解決策は動くこと、なのだろう。そのきっかけは色んなところに落ちているのだと気付かされた。

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    2026年01月29日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    自閉症の作者によるエッセイで、作者から見える世界が描かれている。
    どう感じているのか?どういった思いをしているのか?など、自分が想像している世界とは全然違っていて興味深かった。
    作者は自閉症のほかにもADHDや成長が止まってしまう病気などを併発している。そのためはじめは「かわいそうだ」と無意識に思ってしまった。
    だが、「かわいそうだと思われたくない。自分は自分だ」といった旨の文がありはっとした。まだまだ自分には偏見があるのだと気づかされた。
    イレギュラーなことがあったり、自分の思い通りにいかないといらいらしたり少しパニックになったりすることは自分にも当てはまる。
    それと作者の母親の愛をすごく感

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    2026年01月29日
  • 月の立つ林で

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    物語の完成度、構成が秀逸。
    伏線回収がお見事です。

    青山美智子さんの本は傷ついた心を自然と癒してくれるセラピーブックだと思います。
    こんなに美しい文章(結末)があるのかと思うくらい、青山美智子さんの作品の中でも特に好きな作品でした。

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    2026年01月29日
  • 殺し屋がレジにいる

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    プロローグの脳天を突き抜けるような爽快感でドハマリ!こういう展開になるなるかなぁという私の予想をことごとくぶっ壊してくれたストーリー。銃撃戦までおっ始めるとは。エピローグの淋しいさも心に滲みた。

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    2026年01月29日
  • 破獄

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    戦時中の記録など、読むのが大変ではあるが、圧倒的な面白さがある。面白がって良いことなのかはわからないが、佐久間と看守、警察との戦いが、最後は人権を尊重することにより終結するというストーリーが素晴らしかった。
    ただ、佐久間は北海道の監獄で温かく接してもらっていたとしても、寒いのが嫌でやはり逃げ出していた気もする。
    ドラマでは山田孝之、(ゴールデンカムイでは矢本悠馬)が演じていたが、今作ではもっと暗い印象だった。

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    2026年01月29日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

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    5編の短編が収録されている。

    全てのお話に共通するのは、伏線回収の気持ち良さ。
    物語中のエピソード全部と言って良いほどあちこちに伏線が張られているので、「こう繋がるのか!」という答え合わせが楽しかった。
    読み進めると物語の顛末が何となく分かってしまうのだけれど、それはそれで「そうなるよね~。」と気分が上がる。

    個人的には、最初の「惨者面談」がトンデモ設定で面白かった。リアリティーはないけれど、この本の醍醐味は伏線回収だと思ったので。

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    2026年01月29日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    泣けました、、、
    最後、というか途中から、なぜかボロ泣きしました

    そろそろ思春期?の小学6年生の十和ちゃんは、家族や友達との関わり方に悩みながらも、中学受験に挑戦していきます

    最初は全くやる気のない十和ちゃんにこちらもイライラしますが(笑)、志望校を決めてからの、ゾーンに入った十和ちゃんはカッコよくて、そこからは一気読みでした

    また、出てくる十和ちゃんの周りの家族が本当にいい人ばかりで、幸せな読後感でした

    これでもかというくらいやり切った経験って、これからの自分を支えてくれますよね
    ゾーンに入る、、、早いうちにそんな経験ができた十和ちゃんがうらやましかったです
    と同時に、自分の子供達に

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    2026年01月29日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    評判通り、いや、評判以上の面白さだった

    「情熱大陸」では軽井沢の森の中で観察する日々が特集されていた
    大がかりな実験道具を使うわけでもなく、「好き」と「知りたい」という心のままに観察している姿が心地よい

    巻末のQRコードでシジュウカラの鳴き声が聞けるが、実際に森の中でこれを聞き分けるのは大変そう

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    2026年01月29日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    エッセイというと、
    テーマにもよるので一概には言えず、
    私の読んできたものは、という前提にはなるけれど、
    ライトな内容の中に1つ2つほど
    ディープな内容が混ざっているイメージでした。

    しかし、今作イヤシノウタは
    ディープ99%といった感じで、
    ライトなエッセイを読む人はおお…となるかも。

    でも、だからこそ噛み締めるようにゆっくり読みました。
    それこそ、日常を大切に過ごすように。

    何気ない日常と、
    いつもそばにいてくれる人たちの愛情を
    ありのままで、もっと大切にしようと思える作品です。

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    2026年01月29日
  • イニシエーション・ラブ

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    最後から二行目で「どういうこと!?」となって急いでページを読み返した...。
    解説で気付かされたけど、AサイドとBサイドってそういう事ね...。
    Bサイドで色々伏線が張られていたのに、Aサイドを呼んでいる時には全然気づけなかった。
    夕樹でたっくんというあだ名は「?」となったけど、思えば、マユが元彼に浮気相手の名前で呼び間違えられた経験に基づいて、彼氏(辰也)と呼び間違えないように同じ名前にしたんだなぁ...。
    誇張ではなく、最後から二行で物語の見え方がひっくり返るとんでもない小説だった。
    マユと夕樹が幸せになってくれるといいな...。

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    2026年01月29日
  • 正体

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    久々に感動した。 色々な人が一人称となって脱獄した死刑囚と過ごすのだが、
    その人その人で抱えている悩み、社会問題があり、
    共感できる部分がある。

    最期の法廷シーンはたった数ページだし、
    辛いラストだが、すごく感動した。

    誰もが鏑木のことを好きになると思う。

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    2026年01月29日
  • 知的生産の技術

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    1969年発行の時代感とその越境性、両方を実感した、とても良い本。記録としての書籍の意義を感じさせる、体現するような本。本当におすすめ!

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    2026年01月29日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    筒井康隆といえば…であがる作品って
    どれなんだろう。

    わたしは、
    ・時をかける少女
    ・パプリカ
    ・家族八景
    ・残像に口紅を

    くらいしか読んだことなかったから
    筒井康隆には そういうイメージがあった。
    現代文とは少し離れていて 一見すると読み難さみたいな雰囲気があるのに 気付いたら夢中で読まされていて、
    夢で見るような抽象的な思想や思考を文体化、
    半ばから後半にかけて熱量をしっかりあげてくるのに 決して大多数が望むだろうと思われる終わり方はしてくれない…。
    そういうイメージ。

    本書も例にもれず ぐんぐん読まされて
    久々に 小説・文学を読んでる! と思わされた。
    けれど筒井康隆の作品だから

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    2026年01月29日
  • 砂の女(新潮文庫)

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     読みやすい文体なのに、サラッと読めないストーリーのため読み終えるのに長時間かかった。そのため読後直後は☆4。しかし、考えを深めるにつれて☆5。
     最後のシーンが深く心に残り続ける。執着心は愛情に擬態する。男が物語のラストで選んだものは、救いがないと同時に救いのあるものだった。この二重構造、すざましい作品だ。

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    2026年01月29日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    上下巻一気に読んでしまった。
    終始、レースの情景を頭に想像しながら読み進めることができ、感情移入した後半は、知らぬ間に涙が出ていた。

    書籍でここまで胸が熱くなるのは久しぶりであり、ドラマ化も楽しみだ。

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    2026年01月29日
  • 月と日の后

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    役千年前のお話。
    この時代に長生きする事が良い事かを考えてしまう。夫、子、孫、親戚を思い奮闘する国母は大変だと思いました。

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    2026年01月29日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 II

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    面白かった。ここまでの謎が全てちゃんとつながった。力士シールと日本転覆。謎はスッキリしたけど悲しさが残る終わり方でした。

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    2026年01月29日
  • そして、バトンは渡された

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    自分の明日と、自分よりたくさんの可能性と未来含んだ明日がやってくる,未来が二倍以上になる
    と言った梨花さんも、その言葉を本当だったと思えた森宮さんもとても素敵だと思いました。
    血の繋がりがなくても、いろんな形で愛情を注がれ、孤独や寂しさに負けずに育った優子の強さとしなやかさを見習いたいです。

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    2026年01月29日
  • ほどなく、お別れです 遠くの空へ

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    シリーズ4作目。シリーズを重ねるごとに漆原好きだぁ!と思ってしまう私。美空の成長も感じられて、嬉しい気持ちになった♪
    坂東会館で働くスタッフの個性も良くて、このシリーズが続くといいなと願う!
    水神さんと漆原の関係性も素敵だし、水神さんが「坂東会館を引退=区切りのため生前葬をする」という自らの幕の引き方を決めていたところに、仕事に対する考え方や自分の生き方を貫いたところがカッコよかった。映画も楽しみだなぁ♪

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    2026年01月29日
  • 踊りつかれて

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    ネットで暴言や誹謗中傷した人たち83人の実名を晒して、匿名で石を投げつける人たちを批判する宣誓布告で始まった物語が、こんな展開を迎えなんて想像もつかなかった。
    なんども驚かされる展開と人の繋がりに心が躍らされました。
    美月、瀬尾、奏、天童と繋がる人たち。
    そして今のネット社会の問題
    心が踊り疲れるくらいたくさんのものが詰まっている。素晴らしい

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    2026年01月29日