小説・文芸の高評価レビュー
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つい『オリエント急行殺人事件』と呼んでしまうが、この全集では『オリエント急行の殺人』。audibleにて。たぶんポアロのシリーズでは一番好きな作品なので、10回くらいは読んでいるし映画やドラマもたぶんだいたい観ている。最近はaudibleで聴くことがおおいのだけど、ポアロのシリーズのなかで今のところこの作品だけが、たぶんあえての女性による朗読だった。納得のクライマックスの語りの素晴らしさ。紙の本で読んだ時より感動したかもしれない。
原作にないものをあれこれ補足する二次創作って普段あまり好きじゃないんだけど、三谷幸喜のオリエント急行第二夜、犯人の舞台裏の話はたまにもう一度見たくなる。キャラクタ -
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audibleにて。たぶん5回目くらいの再読?こちらも『もの言えぬ証人』でさらっとネタばらしされていたので。そんなあっさりネタバレしていい作品じゃないだろう。4人挙げられていた犯人のうちスタイルズ荘とこの本の犯人以外の名前は忘れた。このままシリーズを読み進めたいと思う。
叙述トリックといえばこれ、な名作。当然犯人は一度読んだら忘れられないので、そのつもりで読んで騙されポイントでにやにやするのが楽しい。アンフェアと言われたことも多かったと聞くが、わざと疑うことができるようにスレスレの記述を入れているのがいい。しばらく前に読んだ『ハサミ男』しかり、こういう作品は読み直して2度おいしいものがよい。ポ -
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あらすじに惹かれて。鳴海くんの一線を引いているような冷静さが私は好きだった。優しくていっしょにいたら居心地がいいだろうな。「恋愛」をしない自分と周囲の人々とでは世界が違うように感じているからこその俯瞰的な考え方なのかな。
多様なセクシュアリティって言われていろんな名前が付けられているけど、きっとそれだけじゃ分類なんてできない。そしてどうしたってそれはマイノリティになる。
「普通」に恋愛して結婚することが難しい人がいる。それを当然のことだとする世の中になるのだろうか。瀬山さんの「コーヒーがないとカフェじゃないのかな?」の言葉で自分にも凝り固まった偏見があるのだとハッとした。 -
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ネタバレ著者は1974年、パレスチナ生まれ。イースト・ロンドン大学にて博士号を取得、現在はベルリンを拠点に執筆活動を継続しているという。訳者の山本薫によれば、「とるに足りない細部」はアラブ世界の女性作家を対象としたドイツの文学賞「リベラトゥール賞」を2023年に受賞したが、ハマースのイスラエル攻撃後に授賞式は無期延期となった。
小説は2部構成。第1部は1949年に実際に起きたイスラエル軍兵士によるベトウィン少女に対する強姦・殺人事件をイスラエル軍将校の視点から語り、第2部では現代のパレスチナに住む女性が、その出来事のことをどうしても知りたいと記録や証言を捜し求める道程が書き込まれる。
興味深い -
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冬汪高校たこ糸研究会シリーズ三作目にしてこれで完結かな? 麗一と蓮司が友達になったいきさつや、麗一がなぜあのような生活を送っているのかがわかります。
引きこもりの友人が別人に入れ替わったのではないかという相談を受けた二人。しかしその友人の引きこもりの原因がある事故にあることを知り、麗一の態度が豹変する。麗一の過去に何があったのか、そして事故の裏にあった真実とは。
今回もとんでもなくしんどい物語でした。前二作と違って陰惨な殺人事件は起こらないのだけれど、悲痛さはトップクラスかもしれません。幼い頃の過ちは許されてもよいとは思いますが、それをなかったことにして反省も謝罪もしなくてよい、というのはもち -
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十四歳の少女が姿を消した。誘拐なのか、家出なのか。警察は防犯カメラの映像から、前科のある男に目をつける。その情報を得た記者は他社を出し抜こうとするものの、それが原因で思いがけない事態が起こってしまう。刑事と記者、それぞれの正義が心にしみるミステリです。
ストーリー的にあまり明かせないところがあるので、そこを語れないのはつらいけれど。とにかくタイトルが秀逸でした。そういう意味だったのか! そして悲しみと救いに満ちた物語なところも素敵。微笑ましいワンシーンなのに「わたしにもあったかもしれない過去」という言葉にはっとさせられたり、ラストで悲痛な真相が判明するけれど、それでもその呪縛が解かれる印象があ -