月と日の后

月と日の后

1,799円 (税込)

8pt

一族の闇、怨念、陰謀が渦巻く宮廷――藤原道長の娘にして、一条天皇の后・彰子。父に利用されるだけだった内気な少女は、いかにして怨霊が跋扈する朝廷に平穏をもたらす「国母」となったのか。『天地明察』『光圀伝』の著者が、“平安のゴッドマザー”の感動の生涯を描く。わずか十二歳で入内した、藤原道長の娘・彰子。父に言われるがままに宮中に入り、一条天皇を迎える最初の夜、彼女は一条天皇の初めての男児誕生の報を聞く。男児を産んだのは、藤原定子。夫である一条天皇は、優しく彰子に接するが、彼が真に愛した女性・定子の存在は、つねに彰子に付きまとう。「透明な存在になって消えてしまいたい」――父・道長によって華やかに整えられた宮中で心を閉ざし、孤独を深める彰子であったが、一人の幼子によって、彼女の世界は大きく変わった。定子の崩御により遺された子、敦康。道長の思惑により、十四歳の彰子がその子の母親代わりとして定められたのだ。戸惑いながらも幼い敦康を腕に抱き、母になる決意を固めた彰子は、愛する者を守るため、自らの人生を取り戻すために戦い始める――。平安王朝を新たな視点からドラマチックに描いた著者渾身の傑作長編。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    PHP研究所
  • ページ数
    448ページ
  • 電子版発売日
    2021年10月01日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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月と日の后 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ものすごく面白い!彰子さまの強さ、紫式部を初め彰子さまを支える女房たち…うー、学生時代に読めてたらこの頃の歴史の点数上がってたのに!(笑)

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

    華やかな平安時代。
    彰子は、いろんなものに恵まれていたと思うが、賢くそして慈愛に満ちた人だったんだ。

    0
    2025年03月16日

    Posted by ブクログ

    大河ドラマをきっかけに彰子視点の物語も。面白かった〜。笛のくだりとか年寄りのくだりとかは『栄花物語』あたりに書いてあるんかな。素敵なラストでした。

    0
    2024年07月27日

    Posted by ブクログ

    若い頃の毒舌?彰子好きです。
    今まで道長の物語はたくさん読んだけれど。
    彰子、こんなに長生きするんですね。
    今回の大河は、紫式部が主人公だから後一条、後朱雀天皇あたりまでかな。
    彰子を主人公にすればいいのに。
    もっと彰子の物語を知りたい。

    0
    2024年01月28日

    Posted by ブクログ

    物語というより、伝記のようなストーリー。
    ただ、紫式部の悔しさや彰子の願い、がひしひしと伝わってくる。
    特に彰子の宮廷の身の振り方は、ビジネスに繋がると思う。そう思いながらも、自分には、なかなか達することの出来ない心境に、感服し、感動した。

    0
    2024年01月01日

    Posted by ブクログ

    冲方丁さんの『はなとゆめ』に続けて読む。
    おもしろいー!
    これは、『はなとゆめ』が清少納言を中心に据えていたのと違って、紫式部が主人公じゃなく、はっきりと彰子が主役。

    なんで私が?と内向きだった14歳の少女が、夫一条天皇や紫式部から、また人々の振る舞いを見ることで自ら学んで、朝廷の和のためにと菩薩

    0
    2023年11月10日

    Posted by ブクログ

    彰子の幼い頃から晩年までをまとめた小説で何もわからない処に投げ込まれ帝の妃として支え、藤原家の繁栄をも助けて晩年は国母として崇められる。何も教えられていないと見向きもしない人が多いなか自分が帝を支えて少しでも役に立つ事を見つけていく。真似できる事ではないけど自分も地に足をつけて女としての魅力を身につ

    0
    2023年01月31日

    Posted by ブクログ

    絶品外さないと思ったんだよね〜
    やっぱり良かった!
    ほんと歴史書かってくらい淡々と起こった事を羅列してるのにドラマ!
    彰子、生き切ったなーーっ!菩薩道!見習うよ!!

    0
    2022年07月20日

    Posted by ブクログ

     「はなとゆめ」で清少納言。華やかな中宮定子のサロンに比べて地味な印象がある彰子を、紫式部に頼ることなく、面白く仕上げている。

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    同作者の「はなとゆめ」 と合わせて読んでいて良かったなと感じた。
    幼い子どもだった彰子の一生を共に見届けて、壮大なドラマを見たような気持ちになった。彰子も優れた力を持った人だったんだなぁ

    0
    2025年05月18日

月と日の后 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    PHP研究所
  • ページ数
    448ページ
  • 電子版発売日
    2021年10月01日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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