【感想・ネタバレ】月と日の后のレビュー

あらすじ

一族の闇、怨念、陰謀が渦巻く宮廷――藤原道長の娘にして、一条天皇の后・彰子。父に利用されるだけだった内気な少女は、いかにして怨霊が跋扈する朝廷に平穏をもたらす「国母」となったのか。『天地明察』『光圀伝』の著者が、“平安のゴッドマザー”の感動の生涯を描く。わずか十二歳で入内した、藤原道長の娘・彰子。父に言われるがままに宮中に入り、一条天皇を迎える最初の夜、彼女は一条天皇の初めての男児誕生の報を聞く。男児を産んだのは、藤原定子。夫である一条天皇は、優しく彰子に接するが、彼が真に愛した女性・定子の存在は、つねに彰子に付きまとう。「透明な存在になって消えてしまいたい」――父・道長によって華やかに整えられた宮中で心を閉ざし、孤独を深める彰子であったが、一人の幼子によって、彼女の世界は大きく変わった。定子の崩御により遺された子、敦康。道長の思惑により、十四歳の彰子がその子の母親代わりとして定められたのだ。戸惑いながらも幼い敦康を腕に抱き、母になる決意を固めた彰子は、愛する者を守るため、自らの人生を取り戻すために戦い始める――。平安王朝を新たな視点からドラマチックに描いた著者渾身の傑作長編。

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感情タグBEST3

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ものすごく面白い!彰子さまの強さ、紫式部を初め彰子さまを支える女房たち…うー、学生時代に読めてたらこの頃の歴史の点数上がってたのに!(笑)

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2025年10月29日

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華やかな平安時代。
彰子は、いろんなものに恵まれていたと思うが、賢くそして慈愛に満ちた人だったんだ。

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2025年03月16日

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大河ドラマをきっかけに彰子視点の物語も。面白かった〜。笛のくだりとか年寄りのくだりとかは『栄花物語』あたりに書いてあるんかな。素敵なラストでした。

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2024年07月27日

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若い頃の毒舌?彰子好きです。
今まで道長の物語はたくさん読んだけれど。
彰子、こんなに長生きするんですね。
今回の大河は、紫式部が主人公だから後一条、後朱雀天皇あたりまでかな。
彰子を主人公にすればいいのに。
もっと彰子の物語を知りたい。

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2024年01月28日

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物語というより、伝記のようなストーリー。
ただ、紫式部の悔しさや彰子の願い、がひしひしと伝わってくる。
特に彰子の宮廷の身の振り方は、ビジネスに繋がると思う。そう思いながらも、自分には、なかなか達することの出来ない心境に、感服し、感動した。

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2024年01月01日

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冲方丁さんの『はなとゆめ』に続けて読む。
おもしろいー!
これは、『はなとゆめ』が清少納言を中心に据えていたのと違って、紫式部が主人公じゃなく、はっきりと彰子が主役。

なんで私が?と内向きだった14歳の少女が、夫一条天皇や紫式部から、また人々の振る舞いを見ることで自ら学んで、朝廷の和のためにと菩薩道を見出し実践する。
子女の入内を争い、貴族同士が反目し合うと内裏が燃える……それを憂えた一条天皇を見送ってから、6代もの天皇を支え、6代目の後三条天皇はその意思を引き継ぎ賢政をなした。
はぁーーーお疲れ様でした、頑張ったーーー。

ちなみに、その1代あとの天皇は、白河天皇。あの、白河院になった人。彰子のひ孫だそうな。

そのあとは、源氏や平氏といった武士が台頭してくる。世の中って…

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2023年11月10日

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彰子の幼い頃から晩年までをまとめた小説で何もわからない処に投げ込まれ帝の妃として支え、藤原家の繁栄をも助けて晩年は国母として崇められる。何も教えられていないと見向きもしない人が多いなか自分が帝を支えて少しでも役に立つ事を見つけていく。真似できる事ではないけど自分も地に足をつけて女としての魅力を身につけていきたいと思える一冊。
女心が分かる作者は冲方氏は男性かと思ったが女性なのかな??

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2023年01月31日

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ネタバレ

藤原道長の娘で、一条天皇の后、その後の天皇3人の母である藤原彰子の生涯を描く歴史小説。さすがは冲方丁、非常に面白い小説だった。

藤原道長、頼道親子の官僚としてのしたたかさを裏にして、ちょっと神経質で情けない側を表にみせる描写、一条天皇や後一条天皇の徳政、紫式部の知性と不思議ちゃんっぷり…こういうややデフォルメさせた個性的な登場人物たちを配して、主人公の彰子の幼少期の無力っぽさ、一条天皇を慕う一途さ、父道長を利用したり弟頼道を泳がせつつ手綱を握るしたたかさを、魅力たっぷりに描く。

平安時代、こと藤原氏全盛期のなんともドロドロ・コソコソした宮廷風景があまり好きではなく、例の望月短歌に見られるイキリっぷりも鼻につくので、この時代を描いた小説は避けていたのだが、この本はそれら嫌いな部分もしっかり取り入れているのに、不思議とイヤにならずに読ませてくれた。

作者の筆力と主人公彰子たちしっかりした側のキャラクターの魅力のおかげやなぁと感謝。それにしても、権力に取り込まれた人たちの発する異臭感には今も昔も辟易させられるなぁ…と。権力に全く縁のないがそう思っても、負け犬の遠吠えなんだろうけども。

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2022年12月03日

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絶品外さないと思ったんだよね〜
やっぱり良かった!
ほんと歴史書かってくらい淡々と起こった事を羅列してるのにドラマ!
彰子、生き切ったなーーっ!菩薩道!見習うよ!!

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2022年07月20日

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同作者の「はなとゆめ」 と合わせて読んでいて良かったなと感じた。
幼い子どもだった彰子の一生を共に見届けて、壮大なドラマを見たような気持ちになった。彰子も優れた力を持った人だったんだなぁ

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2025年05月18日

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ネタバレ

NHKの大河ドラマの少し後のお話だった。道長の娘である藤原彰子の事はぜんぜん知らなかったので、平安時代の貴族の暮らしや政治の進め方、天皇との関係などと合わせて興味深く読んだ。権力争いに巻き込まれる彰子ら貴族の娘達。
彰子は、わずか12歳で一条天皇に嫁ぐが、既に子を成している定子がいるのになぜ自分がここにいるのかと悩み、孤立無援の状態が2年ほど続く。政治の事はほとんど知らずに嫁いだため、周りで何が起きているのか把握できず、漢詩もわからないため、男たちの話している内容がわからない。彰子は誰に聞いたらいろいろな疑問が解けるのか考える。そして父の姉で、一条天皇の母である詮子ならば、と思い当たる。
彰子が紫式部に漢詩を教えてもらうようになった時の二人の会話がよかった。ぼんやりを装っていた紫式部の本性を引き出す彰子。どうして漢詩を学びたいのか、本心でぶつかる事の大切さがよくわかる場面。
それにしても、病や火事、怨みにより次々と人が亡くなる。平安時代に長生きの人もいるけれど、あっさり急死する人も多かったと感じた。
淡々と大変なことを成し遂げて行く彰子の生涯、悔いなしだったろうと思う。怨まないよう怨まれないよう、すごい気を使う人だった。
大河ドラマは彰子が主役の方が良かったのでは
(´∀`)

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2024年05月02日

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淡々と話は進むのに主人公の心の動きがわかりやすく、楽しめた。心の動きというか、心に積み重なっていく想いを読むことが出来た感じ。
この時代のお話はだれの視点で進むかで全く違う物語になりそうで面白い。
ただ、大河ドラマ真っ最中に読んだので、最初から最後まで実資が某お笑い芸人で再生されてしまって、笑うとこじゃないのに意味もなく笑えてしまった。破壊力すごい。

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2024年04月28日

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450ページ近い長編だが、とても面白く読めました。今年の大河ドラマと重なる題材で、エピローグ的な感覚で興味深かったです。親子、叔父叔母、従兄弟、従姉妹、兄弟姉妹、登場人物が錯綜して、家系図なくして理解不能。はじめはなんとなく間延びした展開が途中主人公の藤原彰子が国母となる事を決意してからの話の流れが面白く、あとは一気に読みました。平安時代の貴族の複雑な絡みがなかなかスリリングでした。彰子の入内から亡くなるまでの心の成長に感じ入って読み進めました。

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2024年04月10日

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ネタバレ

藤原道長の娘であり、今年の大河ドラマの主人公・紫式部が仕えた主人、藤原彰子が主人公の本作。
入内してから亡くなるまで約80年間の人生を描いた、まるで伝記のような小説。ボリューム感満載だけど、ページをめくる手が止まらない。

入内してしばらくまではつまらないかなと正直思っていたけれど、おばの藤原詮子から一族間の恨み辛みを聞かされてから一気に面白くなった。
一条天皇の力になりたいからと紫式部から漢文を習い、一条天皇亡き後は国母として、宮中になるべく怨みが生まれぬよう多方面に渡り気を配る姿は、現代のビジネスマンにとって十分示唆に富むものだと思った。

歴史の授業でもっと彰子のことを取り上げてもいいくらいなのに…ボリュームがあるので読み終えるまでなかなか時間はかかったが、また何度でも読み返したい1冊。ここ数年読んだ本の中でトップ3に入るくらい好きな作品。

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2024年03月31日

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幼くして一条天皇に嫁いだ、藤原道長の娘、彰子の物語。何もわからず、権力争いの駒のひとつとして天皇の妻となるも、次第に自分の立場に意味を見出す。天下泰平の為に、争い事が起こらぬように、決しておごらず、周りを見る力があることが、上に立つものに必要なのだと感じさせる良書。
道長一族の栄枯盛衰も悲しくも、人の心は我が身勝手では幸せは続かないという教訓にも思える。

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2024年03月20日

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藤原彰子の物語。
父道長の姉、詮子の怨み。
夫、一条天皇の仁政、
父道長の野心と母倫子の思い。
亡き定子の息子、敦康親王への思い。
国母となり、敦成親王(後一条天皇)と敦良親王(後朱雀天皇)を支える。
紫式部も女房として仕えた。
糖尿病を発症した道長の最後は悲惨に描かれ、
彰子は慎重かつ思慮深い賢后として描いている。
娘を入内させて皇后に立てることが
「我が世」への近道となった時代である。

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2024年02月19日

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ネタバレ

藤原道長の娘として一条天皇の后としての彰子の生涯。
何も知らなかった少女がだんだん政争や後宮での争いに巻き込まれ、紫式部を味方につけるなどして賢くしたたかに生きていく。後半は彰子の物語というより天皇家と藤原一族の歴史書のような感じ。系図を見るだけでその異様さがわかる。
また火事が天災として扱われているのが不思議だ。きっと放火に違いない。
後三条天皇が立派な方だったことをこの本で知ったが、もっと長生きして欲しかった。

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2024年02月10日

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宮廷物のフワフワした感じではなく、リアル感があって面白かった!
彰子がその後国母になったことは習わないので、その点も興味深かった。
もっと勉強しなくては?
そういえば2024年の大河は紫式部だって!
珍しい〜
関連本増えるかも〜

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2023年11月28日

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平安中期の藤原彰子の半生を描いた歴史小説。

清少納言を描いた「はなとゆめ」に続いての平安王朝絵巻です。
平安時代が舞台の小説は少ないのでありがたいです。
一般的に定子が理想の后のように描かれるのに対し幼いイメージの彰子でしたが、中盤の覚醒から一条天皇の意思を理解し継承するすごい政治家としての物語になっていて驚きました。
この時代の小説では清少納言を主人公とした田辺聖子さんの「むかし・あけぼの」や藤原道長を主人公とした永井路子さんの「この世をば」がありますが、彰子が主人公の物語は初めてなので嬉しかったです。
ただ、一般的に有名でない時代の物語なので「大鏡」や日記が残っているので読者に史実を伝えるだけでも大変だと思すが、史実説明が淡々としすぎていたのが残念でしたし、人間関係が複雑すぎるので最後に載っている系譜だけでは足りないと思いました。
また、来年の大河の予習にもなったと思います。

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2023年01月14日

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天地明察からの流れで手に取る。
上巻の後半から下巻中盤あたりまでがとても面白かった。障子の成長していく過程と、自立した生き方に感銘を受けた。自分で人生を切り開き、不幸にならないように頭を使って生きることの大切さを学んだ。
流されるままに、疎外されて恨みを持って死んだ詮子との対比が鮮やかだった。
文句や恨みばかりで被害者意識を募らせてもどうしようもない。どうすれば自分の人生を守れるか、周りの人と共に幸せになれるか、必死で考えて実行する障子の生き様に深く感動した。

それから、普段通り過ぎている京都の様々な場所が、平安時代から繋がっていることを実感できるのも楽しかった。例えば、京都市動物園の北側に広がる、閑静で美しいが何なのかよく分からなかった場所が、実は白河院だったことなど、歴史を身近に感じられたのが良かった。知識として知っているのと、物語の中で生き生きと語られるのとでは、ぜんぜん違った印象になる。

障子が長生きだったため、最後の方はだらだら読みになってしまったが、あの時代に80超えて生きるのは、精神と頭脳だけでなく身体も優れていたのだろうと感心した。
道長の死に様は怖かった。

あと、当時は糖尿病で亡くなる人が多くて、水飲み病と呼ばれていたらしい。

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2025年06月06日

Posted by ブクログ

大河ドラマ『光る君へ』ロスの私にはちょうどいいんじゃないかと思って読みました。
一条天皇に入内した中宮彰子の一代記。

はじめはぼんやりしてたのに、後々素晴らしい成長を遂げ天皇6代を見守り、サポートしてきたんですね。
つくづく、あの時代の政争で火事が頻繁に起き、疫病に悩まされ、大変だったんですね。
この小説では出だしの4分の1くらいは詮子から不気味な怨みの話を聞いてしまうんです。
ずっとこんな調子かと思いきや、
あとは彰子が怨みなど生まれないように皇室でうまく立ち回る話でした。
大河ロスなので登場人物をイメージしやすくて読みやすかった。

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2024年12月25日

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この時代の人物関係の知識が中学社会で止まっている私には、人の名を追うだけでもあっぷあっぷしてしまい、彰子の心理や、この時代ならではの判断についていけず…

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2024年07月07日

Posted by ブクログ

藤原道長の娘で国母となった彰子の話。
入内してときは、小さな少女だった彰子が、漢詩を学び、政治を学び、国母となって、天皇や関白となった一族を支えていく姿は本当に尊敬に値する。
周りの男の人たち(藤原の親族たち)は、自分の権力を誇示することに躍起になってて、一歩ひいて控えめに和を持って政治を行う彰子とは対照的。皇族(天皇になる方々)のみなさんもみんな温厚で、思慮深い。この人たち、ほぼ全員血族かと思うと、ものすごい小さな世界の話のような気もしないでもないですが‥。
とても読み応えがあったのと、平安時代を知ることができてので、読んでよかった。

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2024年06月01日

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とにかく字が多くて大満足
藤原政権の必死さの中での真実と思惑と。
LINEでなんでもすぐに伝えられるのと、死ぬ間際に至ってわかるイケずの違いってこういうことかな。義母の包み隠さない吐露シーンが入るのもとても良かった。

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2024年02月08日

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ネタバレ

藤原の道長の娘、彰子が主人公でした。入内してから亡くなるまでの話で、藤原氏内の諍いに加担せず、いかに彰子が互いを怨まず、一条天皇の望む世の中になるよう努めたという形で展開してました。
話というより伝記や年表のように出来事が綴られていくばかりで、感情移入するようなものではなかったですね。物語ではなかったかな…。内容に飽きつつなんとか読み切った感じです。

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2024年01月06日

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来年の大河ドラマの予習のつもりで、平安モノを読みました。
巻末の相関図を見ながら読み進めるとわかりやすい。
「日輪の章」は、誰かが生まれて、誰かが死んで、家事になって改元してのループで、ちょっと退屈。修行に近い。
権力を得た人は大抵、糖尿病で死ぬ。
紫式部が活躍する「初花の章」が一番面白い。

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2023年12月07日

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ネタバレ

2023.4 登場人物が多すぎてよくわからなくなる。源氏物語でもそうだけれど、この時代は物の怪とか霊とかが重要なんですね。
冲方丁さん、まぁよく書ききった!

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2023年04月12日

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『はなとゆめ』に比べて重量級(分量的に)なのは、25歳で薨じた定子と87歳まで生きた彰子の差か。量は多いがさくさく読める。
義母/伯母詮子(反面教師として)、夫一条帝、父道長、紫式部を師に、国母として宮廷の和に腐心した彰子像を描く。皇統や一族の繁栄の観点では無策に見える、後一条後宮が一夫一婦状態のままにしたことや、頼通を尊重しすぎて教通が蔑ろにされたことをどう描くのかと思ったが、特に後宮で后妃(=後見の諸侯)が競うことで女たちが苦しむことを忌避したという理由で、なかなか納得感のあるものだった。しかし、結局、後朱雀後宮では頼通意向を尊重しすぎて正に争いを引き起こし、禎子内親王を苦しめることになったあたりから、実際には受け身のまま看過するがままとなっているのに、全編彰子視点の記述のため、主観的には和を守る、わが子らを守ると言い募っている感じになってしまうのが読んでいて鼻白む思いであった。また、和といっても、結局身内のことしか考えていないし(この仕打ちでなぜ顕光父娘や頼通系若輩に追い越されていく(異母弟含む)諸侯らの怨みを買わないで済むと思えるんだろ)、公私混同(天皇家と道長家)甚だしいのに、自ら菩薩道と称して、自身を菩薩に任じているみたいに見えてしまうのも、彰子を顕彰したいっぽいのに逆効果な気がした。
なにより、彰子の人生は、道長死んでからの方が長いにも関わらず、445ページのうち道長死後に割かれたのは65ページのみで、道長と時に協力し時に葛藤して国母の務めを果たすさまがヴィヴィッドだったのに比し、皇室及び藤原氏の家長として生きた時期がちょー駆け足記述なのが物足りなさにつながっていると感じた。大権力者が去り、緩んだり停滞したり争いが起きたりと、書き甲斐のある部分だと思うが。
記述にぽろぽろ間違いはある(出家は夫の死とは関係ないよね、とか)。

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2023年01月28日

Posted by ブクログ

中宮彰子の話。「はなとゆめ」は定子の話で、それの続きって感じかな~
「はなとゆめ」で定子いいやつや~んって思ったけど、彰子もいいやつや~んでした。
定子と彰子にこんなにも慕われている一条天皇が一番いいやつや~ん(*^-^*)って思いました。

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2023年01月06日

Posted by ブクログ

本来は複雑な歴史なんだろうが、彰子目線に徹することでシンプルに、一冊の本に収めることに成功している。紫式部たち有名人もいるが彰子目線がブレないので、でしゃばりすぎということはない。
歴史物にありがちな誰が誰だっけ?問題はあるので、後半に登場する人物関係も巻末系図に描いてもらいたかったところ。

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2022年07月16日

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