あらすじ
長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える自動二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事と家族のバランスに悩むアクセサリー作家。 つまづいてばかりの日常の中、タケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』の月に関する語りに心を寄せながら、彼らは新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく。
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Posted by ブクログ
物語の完成度、構成が秀逸。
伏線回収がお見事です。
青山美智子さんの本は傷ついた心を自然と癒してくれるセラピーブックだと思います。
こんなに美しい文章(結末)があるのかと思うくらい、青山美智子さんの作品の中でも特に好きな作品でした。
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青山美智子さんの本で1番好きっ!!
新月にまつわったお話が多くて、今は1人暮らしで姿は見えないわたしの両親のことを思って読んだら、涙が止まらん。
終わり方がとってもよい。
みんなあんまり読んでない気がするから、もっとみんなの感想聞きたい…!
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自意識過剰か運命好きか、
最初のお話から、
人のために働く、
人にしんどくなって辞める、
40すぎ、実家、
私!?
ってびっくりした。
ただそれだけじゃなくて、
すれ違いがあっても、
みんな優しさでつながってるなってゆう世界だった。
読み終わって、
月が見たくなって外へ出ました。
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青山美智子さんらしい心温まる連作短編集。
ポッドキャストやウーバーイーツなど実在のサービスや企業が出てきて面白かった。(10年後や20年後にこんなの流行ってたなーとか思うのかなと)
タケトリ・オキナの正体はそっちか!
最後まで楽しく読めた。
一番好きな章は「お天道様」かな。バイクイジリ・オキナはずるい。
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月の立つ林で 青山美智子
2025/10/11
九州に嫁ぐ娘とお父さんの最後の電話のシーンが
良かった。
発見:
比較:以前読んだ短編ふびんとミトンは
短編同士が同じ世界線で繋がっている描写がなかったが、今回の短編集は同じ短編集でも
小説全体を通して話が全て繋がっていて
最後まで読みたいと思った。
質問:月がこの本の全てに登場しているが
元々天体が好きなのかそれとも月だけが好きなんですか??
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新月に願うと叶うって迷信、信じたくなりました。闘病中の友達がまた笑顔になれるよう、次の新月の日を調べて、心を込めて祈ろうと思います。
「月に立つ」が「1日」になるみたいに、形を変えても繋がっていられるってすごくいいと思った。誰かのために働くことも、実は温かな縁を生んでいる。そう思うと仕事へのモチベーションも保てそうです。形を変えながら寄り添い合う大切さが、心に沁みる1冊でした!
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何がきっかけで手に取ったか覚えてない
のですが、感動しました
自分の思うままにはなかなかならなくても
「誰か」のために何かをやり続けることで
回りまわって自分に還ってくる
それは決して華やかではないものだけど
自分にとって大切なものであって、
それに自分が気づけるかどうか?
少しの心の余裕と、素直な気持ちが必要
なのだと思います
Posted by ブクログ
少し読んだ後、これは少し疲れた時に読みたいと思わせる文だった。実際に読み進めると、苦しんでいる誰かも自分の気が付かないところで誰かの後押しになれている…そんな温かさを感じた。何度でも読み返したいし、辛い時に読んで新月を見上げたくなった。少し疲れてしまった日常を過ごしてる人にこそ、おすすめしたい。
Posted by ブクログ
ツキない話というポッドキャストでの配信を聴く人たちを主人公にした連作短編集。誰もが悩みを抱えていて、ポッドキャストを聴くことがきっかけの一つとなり、前向きになり、新しい人間関係が生まれていく。一人一人が知らず知らずのうちに他の力になっている、そんなあたたかい気持ちになれた。
Posted by ブクログ
繊細な流れるような文章で読みやすく、また登場人物たちの心の内が手に取るように伝わってきて、涙涙の1冊でした。
各章の主人公たちは皆少しずつ不器用ででも優しくて。
そんな彼らに、私や私の家族を重ね合わせて色々な思いを馳せるという素晴らしい読書体験ができて幸せな時間でした。
Posted by ブクログ
私の人生で、青山智子さんに出会えた事は本当に財産だと思う。この本は、家族がテーマになっているのかなと思う。1つのポットキャストを中心につながっていく縁の暖かさ。本当に素敵な作品だった。
私は特にお天道様のお話が好き。今日のお出かけのお供にこの本を選んで、行き帰りの電車では号泣。恥ずかしい。でも、青山智子さんの本を読めて、幸せ。間違いなくこの1冊は、私の人生の大切な1部分になってくれる そう思った作品でした。
Posted by ブクログ
人生の中で立ち止まるときは誰にでも訪れる。寂しさだったり苛立ちだったり自信を失うこともある。そんな時間って苦しいけど苦しいだけじゃない。自分に向き合い前にまた進んでいくための大切な時間だ。そんな時間を大切にしたい。
登場人物が少しずつつながっていく楽しさ、それぞれの章の最初の一文だけでお話の中に心をグッと持っていかれる感覚。青山さんてすごいなぁ、と思いました。
Posted by ブクログ
ずっと気になってた青山美智子さんの作品。
それぞれの話に登場する人物が見えないながらにも繋がっててそれぞれの助けになってて、後半読みながら「すごっ!」と呟いてた!繋がった瞬間が気持ちよすぎるし、どの話も心優しくて泣きそうになった。三章のお天道様は、特に目頭が熱くなってしまった。
仕事上いろいろありすぎて不安と苦悩の毎日だったけど、とても勇気と元気をもらえた。自分にとって大切な1冊になったなぁ。
青山美智子さんの他作品も読むぞ!!
見えなくても存在する新月
美しいブルーと白の切り絵と猫のシルエットの表紙が一目見た時から印象に残って読んでみたくなりました。「月の立つ」とはどういう意味だろう?と思っていたのですが、読んでみてなるほど…と納得しました。
自分の生き方や周りの人との関係性、距離のとり方を見直すタイミングを、月が見えなくなる新月になぞらえてまた新しく掴んでいくお話し。各話ごとに主人公は異なるけど、みんなそれぞれどこかで繋がっている。まるで竹林の竹が地下の根っこでは繋がっいるように。
近くにいる人ほど本当の気持ちに気づきにくくなっているのかもしれないですね。勝手な思い込みで人を評価してしまう罠に私もはまりやすいので、主人公たちを見ながら正される思いがしました。気持ちが和らいで角がとれていくみたいな癒しを感じました。
月を見上げるのがますます楽しみになってきそうです。
Posted by ブクログ
―ヒューマンドラマ―
タケトリ・オキナのポッドキャスト「ツキない話」を聴いてること以外、共通点の無い登場人物達が、竹林のように、実は根っこで繋がり支え合っている。
短編集のようで、みんなの繋がりが見え隠れするのが面白いし、中でも1番好き名場面は、頑固なバイク修理屋の高羽さんが雨の日に宅配ボックスから受け取った濡れてない荷物。「本田ぁお前どうやって運んできたんだよ」顔も見えない宅配業者から感じ取れる気遣いに心を打たれる場面。実はそれを運んだのは、宅配のバイトをしている、売れない芸人のポン。
みんなの繋がりをもう一度見たくて、すぐに2巡目突入。面白かったし、泣けた。
Posted by ブクログ
どうかタケトリ・オキナとかぐや姫が会えますように…
相手がどう思っているか、勝手に想像ばかりで、思いめぐらせてしまうことってあるかも…
自分の思いは伝えて、周りの人たちと豊かに関係し合ってゆく環境作り大切ですね
五章からなる短編が、少しずつ繋がってます
月にまつわるお話好きです
Posted by ブクログ
心が和らぐ短編小説。
毎日一つのストーリーを読んでいきました!
一気見じゃなくて、一つ一つを味わってほしいと思える本です!
新月には新しいことをスタートしたい!
隣の芝生は青いけど、実際にその人の立場に立つと違うことだってある!見方を変える、自分軸を変えてみる、とりあえずBe positiveと思った!
Posted by ブクログ
全てが繊細に連鎖していくストーリーだった。
新月を主軸に、幻想的とさえ言いたくなる部分もあるが、読むことで救われる人も多いと思う。
あとがき含め温かかった。
Posted by ブクログ
人との繋がりに助けられ生かされているということを感じられる青山さんらしい一冊。
色々なタイプの人がいて。
どれだけ想って考えていても、口にしないと相手に伝わらない。でも相手を知りたい、わかり合いたいという気持ちは、行動していれば後からでも色々な形で示すことはできる。
青山さんの本は人との繋がり、リンク加減がすごい。
ウミガメ辺り、その前後はひとつの作品ごとに泣いた。
どの話でもサクの明るさ、人柄の素敵さを強く感じた。
「ただ誰かの力になりたいって、ひとりひとりのそういう気持ちが世の中を動かしているんだと思う。」
Posted by ブクログ
とても優しく、繋がりの心地良さが深く感じられる、愛情深い作品でした。
全部で5つの短編から成り立ち、それぞれ登場人物が絡み合って出てくる小さな世界を彷彿とさせる構成。そこに色んな温かい繋がりが感じられ、不快な思いが何一つ最後までなかった、綺麗なストーリーに感涙でした。
月というみんなを見守る存在を作品の中心に添えているのも、とても良い点。
Posted by ブクログ
表紙の雰囲気が気に入って手に取るといつも青山先生なのは運命なのでしょうか。『新しい一日を懸命に生きるあなたへ。』といった帯も素敵だったので購入した。ネタバレになるので多くは書きませんがこれは最後まで読んで欲しい。タイトルやその他、色々な意味が最後の最後で理解できた。月の満ち欠けに関心を持った。話の中にずっと出てくるポッドキャストを自分も活用し始めました。
Posted by ブクログ
短編だけど、それぞれの登場人物が繋がっているところが好きです。
どの話も前向きになれる話で、ほっこりした気持ちになれます。
最近読んだ本に月に関わる話が多く、何かの暗示かしら?と勝手にワクワクしています^_^
Posted by ブクログ
すべてのストーリーが愛おしい
短編集ですがひとつひとつのドラマやそこに登場する人々が見えないところで繋がっている。それが竹林の地面の下で繋がっている。人は別々の存在であって、でも水面下では繋がっている。だから、不思議なことも起こるのかなとか。月の満ち欠けと同じように人は惹かれあい、離れる時もあって、でも見えない繋がりがあって、すれ違ってもどこかの点で繋がっているんじゃないか。人の繋がりも広い、不思議な宙の一部なのかなと思いを馳せては読み進めました。
ボッドキャストで流れるタケトリオキナの『ツキない話』で語られる月や太陽、天体の話と私たちとの暮らしとそこに流れる思いが交差し、心に染みて、なんだか泣きたい思いにさせられました。
特に「ウミガメ」の章は、切なくて、ふたりの想いを抱きしめたくなりました。
Posted by ブクログ
登場人物はそれぞれの立場、属性の人たちなのに全員に対して不思議と「わかる」って感覚が湧いた。
竹林の根はひとつに繋がってるって話が出て来たけど、表面的には全然違っても人間をふかぼっていくと根底に同じものを抱えてることも多々あるんだろうな。それを柔らかな文章で示してもらった感じで、だからこそ登場人物に対して「わかる」って感情が湧いたのかなと。
新月のように表に見えない部分って成長とともにあえて見せないようにして、みんな踏ん張って日常を送ってる部分なんだろうな。けど、そこを見せてもいいんだと自分を許せること、それと同時にふと相手はどうだろう?と見えない部分に少し思いを馳せることが大事なのかなと、感じた
Posted by ブクログ
そう言えば、今日は仲秋の名月で
月が本当にきれい。
出てくる登場人物も、こんな風に月を見上げて
いるのだろうか。
「月」がテーマの5つの短編集。
それぞれが環境も異なる主人公たちだが、
タケトリ・オキナという人物のポッドキャスト
『ツキない話』を聴いていることと、なんらかの
形でそれぞれが繋がっているという、共通点がある。
好きなのは、「誰かの朝」「ウミガメ」「針金の光」
人と人の繋がりが温かく、心地良い。
辛くて逃げ出したい時、誰かの優しさによって
救われたり、その反対に、気づかないうちに
自分が誰かの救いになっているかもしれない。
秋のこんなきれいな月の晩だからか、
余計に心に沁みてくる、大人のための短編集。
Posted by ブクログ
いつもの感じ オーディブルにて
青山美智子は3冊目。
いずれの作品も、短編集の連なりで、それぞれが緩やかに繋がっている
最近聴きはじめた 宇宙ばなし というポッドキャストで、この小説で出てくるポッドキャストが自分がモデルになってるんじゃないか、と話していて読んでみた
Posted by ブクログ
みんな何かに迷ったりぶつかりながら日々生きていて、思いがけないことがきっかけで大事なことに気づいて周りに感謝して、またいつの間にかその気持ちも忘れて、の繰り返しで。
考え方、捉え方次第で見える景色も変わることを再認識させてくれる素敵なお話だった。
Posted by ブクログ
素敵な作品だった…。
青山美智子さんは、人と人との繋がりを書くのが上手い。そして、物語の中で疲れた人達の心を癒し、読者の私たちの心も同時に癒す力がある。
久しぶりに小説で癒しを頂いた。印象に残る作品だった。
Posted by ブクログ
かぐや姫を模したつきない話というポッドキャストを軸に、色んな人物の日常から、あの人はこういう人だと思っていたのが、実はこうだった、とその人を知り、親密になったりとほっこりする短編集。
どの話も、己の視野の狭さに気づかされて、人付き合いの難しさと共に、人と関わることの良さを感じる。
ポッドキャストの話が毎回月に因んでいるのがおしゃれで面白い。「竹林からお送りしています、タケトリ・オキナです。かぐや姫は元気かな」というのを毎回挨拶のように使っているのがちょっと気障ったらしい。
第1章誰かの朔
アクセサリーと運命的な出会いを果たしたのが羨ましい。弟の配慮
第2章レゴリス
他人の芝は青い
第3章お天道様
娘婿の配慮
第4章ウミガメ
タケトリ・オキナ
第5章針金の光
ひとりの時間
葛藤は共感できるし、勢いでそうゆう発言してしまうのもよくわかるのだが、そうゆうリアルさの後の落ちが綺麗すぎるのが、そう上手くはいかんでしょと突っ込みたくなるところもある。