あらすじ
長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える自動二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事と家族のバランスに悩むアクセサリー作家。 つまづいてばかりの日常の中、タケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』の月に関する語りに心を寄せながら、彼らは新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく。
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Posted by ブクログ
何がきっかけで手に取ったか覚えてない
のですが、感動しました
自分の思うままにはなかなかならなくても
「誰か」のために何かをやり続けることで
回りまわって自分に還ってくる
それは決して華やかではないものだけど
自分にとって大切なものであって、
それに自分が気づけるかどうか?
少しの心の余裕と、素直な気持ちが必要
なのだと思います
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少し読んだ後、これは少し疲れた時に読みたいと思わせる文だった。実際に読み進めると、苦しんでいる誰かも自分の気が付かないところで誰かの後押しになれている…そんな温かさを感じた。何度でも読み返したいし、辛い時に読んで新月を見上げたくなった。少し疲れてしまった日常を過ごしてる人にこそ、おすすめしたい。
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ツキない話というポッドキャストでの配信を聴く人たちを主人公にした連作短編集。誰もが悩みを抱えていて、ポッドキャストを聴くことがきっかけの一つとなり、前向きになり、新しい人間関係が生まれていく。一人一人が知らず知らずのうちに他の力になっている、そんなあたたかい気持ちになれた。
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繊細な流れるような文章で読みやすく、また登場人物たちの心の内が手に取るように伝わってきて、涙涙の1冊でした。
各章の主人公たちは皆少しずつ不器用ででも優しくて。
そんな彼らに、私や私の家族を重ね合わせて色々な思いを馳せるという素晴らしい読書体験ができて幸せな時間でした。
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私の人生で、青山智子さんに出会えた事は本当に財産だと思う。この本は、家族がテーマになっているのかなと思う。1つのポットキャストを中心につながっていく縁の暖かさ。本当に素敵な作品だった。
私は特にお天道様のお話が好き。今日のお出かけのお供にこの本を選んで、行き帰りの電車では号泣。恥ずかしい。でも、青山智子さんの本を読めて、幸せ。間違いなくこの1冊は、私の人生の大切な1部分になってくれる そう思った作品でした。
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人生の中で立ち止まるときは誰にでも訪れる。寂しさだったり苛立ちだったり自信を失うこともある。そんな時間って苦しいけど苦しいだけじゃない。自分に向き合い前にまた進んでいくための大切な時間だ。そんな時間を大切にしたい。
登場人物が少しずつつながっていく楽しさ、それぞれの章の最初の一文だけでお話の中に心をグッと持っていかれる感覚。青山さんてすごいなぁ、と思いました。
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ずっと気になってた青山美智子さんの作品。
それぞれの話に登場する人物が見えないながらにも繋がっててそれぞれの助けになってて、後半読みながら「すごっ!」と呟いてた!繋がった瞬間が気持ちよすぎるし、どの話も心優しくて泣きそうになった。三章のお天道様は、特に目頭が熱くなってしまった。
仕事上いろいろありすぎて不安と苦悩の毎日だったけど、とても勇気と元気をもらえた。自分にとって大切な1冊になったなぁ。
青山美智子さんの他作品も読むぞ!!
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月がすきな私にはドンピシャな物語。ラジオという媒体を通じで繋がる心たち。間違ってもいい。焦らなくていい。そのまま、そのままであろうとしなくていい。いいんだ、その私がすき。という気持ちを確かめられる物語。
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5人こ人物にフォーカスが当てられ、短編集のように物語は進んでいくがそこに出てくる5人それぞれが自分の見えないところ思わぬところで何かしらの関係で物語の中で繋がり、「関わってる人」になったいた。この本を通して自分じゃない誰かのためにしたことがまわりに回って自分のためにも、自分の大切な人のためにもなると思えた。またこの本は5人それぞれの現状の悩みを解決するヒントとしてポッドキャストの月のお話をしてる人の話を参考にするのだが、自分は月が好きなので月の豆知識みたいなのも知れて良かったし、新月や満月を形容的に捉えるのではなく占星術のように捉えるというのは自分があまりしてこなかった見方で興味を持てた。
そして最後少し驚く展開からの感動!よかった
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タケトリ・オキナは劇団ホルスのお父さんかなと思ってたので、息子さんの方で良い意味で驚きました。父視点で嫁いでいく娘への想いを綴った話は泣いてしまった。芸人をもう一度頑張ろうと決意する話も良かった。私も上京組なので励まされました。仕事を辞めた人、将来が不安で悶々とする人、親子関係に確執のある高校生、夫婦関係と仕事の両立に悩むアクセサリー作家など各々悩みを抱えるスタートなのも良かったし、気付きを得て希望が見える温かなお話ばかり。とても前向きな気持ちになりました。誰かの蒴/レゴリス/お天道様/ウミガメ/針金の光
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青山美智子さんの2023年本屋大賞ノミネート作品ということでかなり期待して読みましたが…期待以上の面白さでした!連作短編集で最終章で明かされた事実に鳥肌が立ちました!
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前向きな気持ちになれる本でした。
短編が続きますが、意外なところでの登場人物のつながりも面白かったです。
普段通勤時間に本を読むのですが、
涙を堪えるのに必死になる本でした。
私が涙脆いだけかもしれないですが笑
Posted by ブクログ
もうこういうので(いや、こういうのが)いいんですよ、今の私にとっては。
人が傷ついたり苦しんだりするような話ではなく、綺麗すぎるかもしれないけど純粋に読んでいて気持ちが良い文章とストーリー。
そして油断していたら急に涙を誘うような展開。
老若男女どなたにでもおすすめ出来ます。
これで私は間違いなく青山さんの作品が好きだと認識しました。
見えなくても存在する新月
美しいブルーと白の切り絵と猫のシルエットの表紙が一目見た時から印象に残って読んでみたくなりました。「月の立つ」とはどういう意味だろう?と思っていたのですが、読んでみてなるほど…と納得しました。
自分の生き方や周りの人との関係性、距離のとり方を見直すタイミングを、月が見えなくなる新月になぞらえてまた新しく掴んでいくお話し。各話ごとに主人公は異なるけど、みんなそれぞれどこかで繋がっている。まるで竹林の竹が地下の根っこでは繋がっいるように。
近くにいる人ほど本当の気持ちに気づきにくくなっているのかもしれないですね。勝手な思い込みで人を評価してしまう罠に私もはまりやすいので、主人公たちを見ながら正される思いがしました。気持ちが和らいで角がとれていくみたいな癒しを感じました。
月を見上げるのがますます楽しみになってきそうです。
Posted by ブクログ
とても優しく、繋がりの心地良さが深く感じられる、愛情深い作品でした。
全部で5つの短編から成り立ち、それぞれ登場人物が絡み合って出てくる小さな世界を彷彿とさせる構成。そこに色んな温かい繋がりが感じられ、不快な思いが何一つ最後までなかった、綺麗なストーリーに感涙でした。
月というみんなを見守る存在を作品の中心に添えているのも、とても良い点。
Posted by ブクログ
表紙の雰囲気が気に入って手に取るといつも青山先生なのは運命なのでしょうか。『新しい一日を懸命に生きるあなたへ。』といった帯も素敵だったので購入した。ネタバレになるので多くは書きませんがこれは最後まで読んで欲しい。タイトルやその他、色々な意味が最後の最後で理解できた。月の満ち欠けに関心を持った。話の中にずっと出てくるポッドキャストを自分も活用し始めました。
Posted by ブクログ
短編だけど、それぞれの登場人物が繋がっているところが好きです。
どの話も前向きになれる話で、ほっこりした気持ちになれます。
最近読んだ本に月に関わる話が多く、何かの暗示かしら?と勝手にワクワクしています^_^
Posted by ブクログ
すべてのストーリーが愛おしい
短編集ですがひとつひとつのドラマやそこに登場する人々が見えないところで繋がっている。それが竹林の地面の下で繋がっている。人は別々の存在であって、でも水面下では繋がっている。だから、不思議なことも起こるのかなとか。月の満ち欠けと同じように人は惹かれあい、離れる時もあって、でも見えない繋がりがあって、すれ違ってもどこかの点で繋がっているんじゃないか。人の繋がりも広い、不思議な宙の一部なのかなと思いを馳せては読み進めました。
ボッドキャストで流れるタケトリオキナの『ツキない話』で語られる月や太陽、天体の話と私たちとの暮らしとそこに流れる思いが交差し、心に染みて、なんだか泣きたい思いにさせられました。
特に「ウミガメ」の章は、切なくて、ふたりの想いを抱きしめたくなりました。
Posted by ブクログ
これぞ青山美智子。そんな小説だった。人間そのものを描くのが本当に上手な作家だと思う。置かれた環境も、悩みも違う5人がツキない話というポッドキャストを介してつながり合い、そしてそれぞれの人生が重なっていく。人の悩みなんて、自分の中で作り上げているもので、本当のところなんてわからない。捉え方次第で、人生はより良いものにできる。そんな軽やかな気持ちにさせてもらった
Posted by ブクログ
登場人物はそれぞれの立場、属性の人たちなのに全員に対して不思議と「わかる」って感覚が湧いた。
竹林の根はひとつに繋がってるって話が出て来たけど、表面的には全然違っても人間をふかぼっていくと根底に同じものを抱えてることも多々あるんだろうな。それを柔らかな文章で示してもらった感じで、だからこそ登場人物に対して「わかる」って感情が湧いたのかなと。
新月のように表に見えない部分って成長とともにあえて見せないようにして、みんな踏ん張って日常を送ってる部分なんだろうな。けど、そこを見せてもいいんだと自分を許せること、それと同時にふと相手はどうだろう?と見えない部分に少し思いを馳せることが大事なのかなと、感じた
Posted by ブクログ
小熊みたいで可愛いと思ってたんだという不器用な親父さんの話はたまらなく愛おしかった。
車内で鼻がツンとなって我慢するのに苦労するくらいでした。青山さんの描くお話は、いつも読みやすく自分の今の人生と重ねながら寄り添ってくれる読書体験を与えてくれます。
帰宅後すぐに娘に大切だよって伝えました。
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安心安定の青山先生。それぞれの短編に出てくる登場人物が少しづつ繋がっているいつもの作風だけどとても自然で違和感なし。日常に追われているときに気分転換に読むと頑張れる気がする。
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仕事なのに1日に2冊も読んでしまった日。
次はどの人が出てくるんだろう、今まで出てきた人たちとどういう繋がりがあるんだろうってワクワクしながら読めるのが本当に好きだった。実際の現実社会でもこうやって人と人とが繋がってるのかなと、青山さんの作品を数冊読んで思った。
バイクイジリ・オキナが個人的には胸熱で少しうるっとしてしまった。
Posted by ブクログ
心温まる話だった。個人的には急に結婚して家を出た娘との関係性に悩む父と、娘の夫の話がいちばん好きだった。本を読んで感動して泣いたのは久々だった。
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心があったかくなった!こういう小説大好き!人と人がつながりあっている…。
特に3章の「お天道様」が良かった。一人娘の急な授かり婚、しかも相手はさえないような男性。しかし、無口ではあるんだけど思いやりがあるんだなぁ。それを徐々に知った父親がついには信彦になら娘を任せられるとの思いに至る所にじわっとした。
全体に思うことは、言葉で伝えることの大事さ!今回は時間がかかったが、伝わったから良かったものの、そうではないこともたくさんあろう。自分の大事な人には感謝や思いを拙い言葉でも伝えていこうと思った!
「才能よりも大事なのは環境かもしれない」
それも一理あり。
Posted by ブクログ
そう言えば、今日は仲秋の名月で
月が本当にきれい。
出てくる登場人物も、こんな風に月を見上げて
いるのだろうか。
「月」がテーマの5つの短編集。
それぞれが環境も異なる主人公たちだが、
タケトリ・オキナという人物のポッドキャスト
『ツキない話』を聴いていることと、なんらかの
形でそれぞれが繋がっているという、共通点がある。
好きなのは、「誰かの朝」「ウミガメ」「針金の光」
人と人の繋がりが温かく、心地良い。
辛くて逃げ出したい時、誰かの優しさによって
救われたり、その反対に、気づかないうちに
自分が誰かの救いになっているかもしれない。
秋のこんなきれいな月の晩だからか、
余計に心に沁みてくる、大人のための短編集。
Posted by ブクログ
いつもの感じ オーディブルにて
青山美智子は3冊目。
いずれの作品も、短編集の連なりで、それぞれが緩やかに繋がっている
最近聴きはじめた 宇宙ばなし というポッドキャストで、この小説で出てくるポッドキャストが自分がモデルになってるんじゃないか、と話していて読んでみた
Posted by ブクログ
かぐや姫を模したつきない話というポッドキャストを軸に、色んな人物の日常から、あの人はこういう人だと思っていたのが、実はこうだった、とその人を知り、親密になったりとほっこりする短編集。
どの話も、己の視野の狭さに気づかされて、人付き合いの難しさと共に、人と関わることの良さを感じる。
ポッドキャストの話が毎回月に因んでいるのがおしゃれで面白い。「竹林からお送りしています、タケトリ・オキナです。かぐや姫は元気かな」というのを毎回挨拶のように使っているのがちょっと気障ったらしい。
第1章誰かの朔
アクセサリーと運命的な出会いを果たしたのが羨ましい。弟の配慮
第2章レゴリス
他人の芝は青い
第3章お天道様
娘婿の配慮
第4章ウミガメ
タケトリ・オキナ
第5章針金の光
ひとりの時間
葛藤は共感できるし、勢いでそうゆう発言してしまうのもよくわかるのだが、そうゆうリアルさの後の落ちが綺麗すぎるのが、そう上手くはいかんでしょと突っ込みたくなるところもある。