【感想・ネタバレ】月の立つ林でのレビュー

あらすじ

長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える自動二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事と家族のバランスに悩むアクセサリー作家。 つまづいてばかりの日常の中、タケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』の月に関する語りに心を寄せながら、彼らは新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく。

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感情タグBEST3

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太陽と違って月は不思議やな。
目に見えては分からないけど、必ずそこにあって、見えていない日でもそこに存在している。
ポッドキャストで配信しているタケトリ・オキナは毎朝7時に月に関する内容を話している。
そんな配信を聴いている人たちの日常の気づきを与えてくれるストーリーが今の自分にはとても良かった

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2026年09月15日

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別々の話でありながら全て繋がっている
ただ同じ人物がまた出てくるのではなく
最後に繋がる
どの話も個別にら捉えても素敵な話
最後は感動してしまった
手元に置いておきたい1冊

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2026年09月11日

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自分でも気づかないうちに
うまくいかないのを人のせいにしてないかな?

自分から避けているのに
嫌われていると思っていないかな?

誰かの優しさを
当たり前に見過ごしてないかな?

て自分へ問いかけることができました。

大切な人、守ってあげたい人に
私がいるよ
と思っていましたが、

あなたがいるよ。だから
私がいるよ。
と伝えたくなりました。

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2026年09月07日

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那智とジンくんの話が心に残った。2人は恋してるのか同情なのか友情なのか分からないけど、近く抱きしめ合ったってとこが何か心に沁みた。

登場人物たちが繋がっていく感じが嬉しくて一気読み。

そしてタケトリ・オキナが意外な人でびっくりした!

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2026年09月04日

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月を見上げたくなる秋の始めにぴったり

それぞれに悩みを抱えながら生きている人たちが、ポッドキャストの語り手『タケトリ・オキナ』に出会って少し人生を動かしていく。

青山美智子さんらしい繋がる物語
元看護師の朔ケ崎怜花が猫を預かる話が一番好きだった

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2026年08月29日

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青山さんの作品は、読むと心が暖かくなり、穏やかになるから大好き。ほっとする。

世界中の人がこの作品を読めば世界平和なのになあ、と思う。

それぞれの話も楽しいし、最後に伏線のように繋がるところが読んでいて心地がいい。

精神が荒れてきたら必ず戻って読む。

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2026年08月27日

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一人一人の主人公たちが、色々な縁で繋がっていて、ドキッとしたり、あ〜そういうことか!と思ったり、読んでいて本当に面白い。人というのは1人では生きていないんだなぁ、と、改めて思う。なかなか自分の思いを相手に伝えないので、お互いに誤解することも多いけれど、それも相手を思って黙っていることもあり、難しい。青山美智子先生の作品は、心が温かくなるものが多く、読んでいて、とても幸せな気持ちになる。(再読)

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2026年08月26日

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ネタバレ

人生と月の満ち欠けが似ていて、人との関わりや自分自身を見つめ直せる優しい物語
朔ヶ崎怜花(病棟看護師→最後の章のコールセンター看護師)
朔ヶ崎佑樹(怜花の弟、劇団員、2-3章のバイクショップのバイト、元芸人、)
本田重太郎(芸人ポン、配達員バイト、3章でも丁寧な配達をしてる)
3章の高羽さん(バイクショップの店主、夜風の修理も、娘・婿・孫のいるお父さん)
逢坂那智(2章のアカウント:夜風、迅のクラスメイト)
神代迅(那智のクラスメイト、タケトリオキナ)
神代龍(劇団ホルス、迅のお父さん、リリカの元夫)
北島睦子(ワイヤーアクセmina(怜花が買った、リリカにタケトリオキナを教える))
リリカ(切り絵作家、迅のお母さん、かぐや姫)
少しずつ繋がっている
1章の看護師杉浦さんもどこかで進めてたらいいな

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2026年08月14日

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月をテーマに、色んな境遇の人物が描かれています。
月の満ち欠けのように私たちの人生には明るい時も暗い時もあるけれど、必ず明るい時が来ると信じて、またその予感を感じ取って生きていこうとする登場人物に、私自身非常に胸を打たれました。

他の青山美智子さんの作品でもそうですが、作中に出てくる何気ない文章が、私の胸に響いて大事にしたいと思えるほど、どこを読んでも皆さんに寄り添ってくれるような物語だと思います。

ぜひ読んでみてください

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2026年08月10日

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穏やかであたたかくて、ありのままの貴方でいいんだよって包み込んで優しく背中を押してくれるような作品。デトックス効果すごい。
なにか壮大な出来事が起きる訳ではないけれど、読み終わった頃にはなんだか自分の悩みや生きづらさが良い意味でちっぽけなものに思えてくる。テーマである月は、物理的にも時間的にもスケールの大きな世界にいながら、どこかいつも静かに私たちのすぐ傍に寄り添ってくれているように感じる存在。その二面性が、ほっと息をつけるような安心感と同時に前向きな気持ちにさせてくれるのかもしれない。
この本に出てくる5人、この本を読んだ何万人、そして私、この地球の80億の中ではありきたりでちっぽけな存在と人生なのかもしれないけど、一人一人の人生に素敵なことも辛いこともたくさんあって、その連続の中で懸命に生きているのはまるで、月が満ち、欠け、そしてまた満ちていくよう。
このお話が登場人物達の人生のほんの一部なように、私の人生もこれから続いていくし色んな経験をしていくだろうけど、少し心に余裕がなくなったり自分を大切にできないなって感じる時に、暖かい部屋で暖かい飲み物を飲んで、一息つきながら読み返したいな。

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2026年08月27日

購入済み

見えなくても存在する新月

美しいブルーと白の切り絵と猫のシルエットの表紙が一目見た時から印象に残って読んでみたくなりました。「月の立つ」とはどういう意味だろう?と思っていたのですが、読んでみてなるほど…と納得しました。
自分の生き方や周りの人との関係性、距離のとり方を見直すタイミングを、月が見えなくなる新月になぞらえてまた新しく掴んでいくお話し。各話ごとに主人公は異なるけど、みんなそれぞれどこかで繋がっている。まるで竹林の竹が地下の根っこでは繋がっいるように。
近くにいる人ほど本当の気持ちに気づきにくくなっているのかもしれないですね。勝手な思い込みで人を評価してしまう罠に私もはまりやすいので、主人公たちを見ながら正される思いがしました。気持ちが和らいで角がとれていくみたいな癒しを感じました。
月を見上げるのがますます楽しみになってきそうです。

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2023年08月26日

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 月にまつわるちょっとした話でつながる、現状に少しツキがない人たちを描く連作短編集。5章からなる。

      * * * * *

 確かに、不調なときは眩い太陽よりも控えめで清浄な月に惹かれるというのはよくわかります。
 だから、月に関するトリビアを各章のポイントに据えた構成は、とてもすばらしいと思いました。( もう敬服するばかりです。)

 ポッドキャストの「ツキない話」という月に関するコンテンツが、そのポイントになっていました。ストーリーの2本の柱が、このコンテンツから作られているからです。
(「ツキのない」人たちを惹きつける「ツキない」話。こんな言葉遊びめいた符号もいいですね。)

 柱の1つめは、各章の主人公たちについての物語です。
 うまくいかない状況にあり、そこからなかなか抜け出せない。そんな現状に苦しみつつも、何とかしたいと模索する5人の主人公たち。
 彼らが「ツキない話」の呟きを聴き、それを咀嚼するうちに自ら出口を見つけていく、そんな展開がとても心地よいと感じました。

 そして2つめが、「タケトリ・オキナ」と「かぐや姫」の関係とその正体。
 エンディングまでに正体が明かされることも神城父子と深く関わりがあることも予想はしていたけれど、期待以上のストーリーが用意されていてグッと感動してしまいます。

 幻想的な月を扱いながらもファンタジーというよりヒューマンドラマとしての色が濃い作品でした。

 青山美智子さんの多彩さが実感できてうれしかった。他の作品も早く読みたいと思いました。

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2026年09月16日

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安定の青山美智子さんの作品。全てのストーリーが繋がっていてほっこりさせてくれる。特に、お天道様は娘を持つ父親の気持ちがすーっと心に響いてきて、思わず涙。ウミガメも思春期の繊細な気持ちが伝わってくる素敵なストーリーだった。青山美智子さんの作品っていつも心が温かくなって、ちょっとした勇気を与えてくれる。そして、明日から頑張ろう、もっと毎日を大切にそして感謝を忘れずに生きようって思わせてくれる。

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2026年09月23日

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月とポッドキャストという、つながりが無いようなものと人がつながる物語。
話が人でつながる…毎回、見事としか言えない青山美智子さんの作品。
今回も読みながら、どこでつながるのか期待しながら読みつつ、その先を軽く超えてつながっていく。気持ちの良い読後感!!
月を見ながら、夜風にあたりながら読みたい一冊。

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2026年09月23日

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お月見の9月にこの本が読めてよかった
月を見ながら、安心したり落ち着いたり
そんな風に思うようになるのかな

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2026年09月21日

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ネタバレ

登場人物たちが日常にある些細なすれ違いや悩み、葛藤に向き合っていきます。その中心にあるのがポッドキャスト『ツキない話』月をテーマにしたポッドキャストで、それを聞いた登場人物たちの新たな始まりまでの連作短編です。
人と人のつながりが書かれていて温かい気持ちになります。日常の中にある人の優しさや温かさを感じられる作品です。

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2026年09月21日

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皆同じポッドキャストを聴いている、ただそれだけの共通点かと思っていたら、もっと大事な所で繋がっていて第三者視点では面白みも感じた。
忙しい日常で忘れがちな人の温かみを思い出させてくれる作品でした。

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2026年09月16日

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ポッドキャストで少しだけ繋がっている5作。
優しい話が続いて、出てくる人が増えていき楽しい。ラストも良いな。

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2026年09月16日

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ネタバレ

『赤と青のエスキース』がとても好きだったので、青山美智子さんの小説をもっと読みたくなり、同じ連作短編集ということで選んだ。
前の話で出てきた人が登場したりすると嬉しくなるし、少しずつタケトリ・オキナが誰だろうと考えたりするのが楽しかった。私は、途中で神城龍がタケトリ・オキナなのかなと予想したけれど、息子の神城迅の方でそっちかぁといい裏切りをされた。
やはり、青山美智子さんの作品は心が温まるお話で、もっと読んでいきたいと思う。

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2026年09月14日

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青山美智子先生好きだ…
『人魚が逃げだ』
『赤と青とエスキース』も良かったけどこちらもとても良い…
登場人物があったかくって良いのよね…
【レゴリス】のプロ本田のおかげで再配達にならないようにしよう!と改めて思えた!
父娘もめちゃ良くて、私もお父さんありがとねー泣(家族仲はだいぶ良い)なんて思えた

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2026年09月11日

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ポッドキャスト
タケトリ・オキナを聴いてる5人の人々の物語
竹林からお送りしております
かぐや姫は元気かな
で始まる、月の色々な豆知識を毎日10分

聞いている人たちは色々
日々のあれこれなんだけど、
みんな一生懸命生きてるよね
誰かに頼るってなかなかできなくて
意外と簡単だったりもする

読んでる間にほっこりする

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2026年09月09日

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えー泣ける。
お天道様、いいお父さんでいい娘さん………
最後の話もなんかほっこり泣ける。
みんな誰かと繋がっていた、最後の朔ちゃん姉さんも出てきて、あー仕事見つかって良かったなって。いいお話でした、ポッドキャストで繋がるのがまたいいよな。

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2026年09月07日

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一話ごとに主人公が変わるけれど、登場人物が、それぞれ繋がって、そして一話ごと最後にほっこりする。
青山さんの物語は、読者を優しい空気に包み込む。
そして、前向きな一歩を踏み出せそうな気持ちになる。
青山さん、ありがとう。

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2026年08月25日

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青山さんの作品はいつも人との温かい繋がりを見せてくれる。
今回は、ポッドキャストで配信されている「ツキない話」を聞いた色んな人たちが巡り巡って勇気を振り絞ったり、心が温まったり、何かにチャレンジしたりと人と人が間接的でありながらも助け合いながら生きている。世界が循環していることを改めて実感した。
特に新月の日に何か新しいことをしてみる。というのはいいことかもと思った。

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2026年08月25日

Posted by ブクログ

全てのストーリーに共通して、言葉には出来ていないけど暖かく新月のように陰ながらその人を見守る優しさが描かれていて切なくも暖かくなる。私たちは自分が気が付かないところで実は周りから支えられ、追い込まれるとそれが見えなくなってしまって。。
人は頑張りすぎると頑固になってしまうんじゃないかなと、そして自分がそうなっていることを気づけず、やさぐれがち、人との距離感ではボタンをかけ違ってしまうこともあるけど、ただ、新月のように何度も生まれ変わりリセットできるんだということが物語を通じて感じることができた。気付けることができた。

そして、野口聡一さんの書評まで含めて素敵な本だと思った。

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2026年08月21日

Posted by ブクログ

それぞれの想いがどんどん繋がっていくお話。
行動することに躊躇することって多い。でも、相手を思って、信じて、行動することで、それが巡り巡って相手に届く。すごく素敵なお話だった。

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

いつも心を優しくしてくれる青山さん作品。
その中で、私も一歩踏み出してみようと思えるそんな作品でした。

タケトリ・オキナという名でポッドキャストを配信している人物を通して誰かが何かを感じ、一歩動き出していきます。

仕事を変えたいと思っていたタイミングで読んだので、最初のストーリーでなんだか勇気をもらいました。
実は読んでいる途中で、他の青山さんの作品は超えないかもと思ったりもしたんですが…いい意味で裏切られました!

最後のストーリーの主人公が、自分のおかげで1人の家族に大きな奇跡をもたらしたことに気づいていないところがまたちょっとリアルで、知ってほしいー!!ともどかしく思いながらもそれがまた良かったと感じます。

やっぱり青山さんは、優しく温かい読後感に浸らせてくださる素敵な作家さんです。
読書の苦手な人にも読みやすいのではと思います。

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2026年08月15日

Posted by ブクログ

見えない紐が紡ぐ再生の物語です。――
青山さんの静かなる輝きを感じました。

単なる「心温まる癒やし系小説」の枠には
収まらない。
緻密に計算された構造美と、
人間の普遍的な営みに対する深い肯定感に満ちた、
秀逸な連作短編集です。

本作が小説として極めて優れている点は、
その構造の「循環性」にあると思います。

一見すると、
迷える人々がラジオの声に救われるという
一方向の構図に思えますが、
ある章の主人公が発した何気ない一言や
小さな善意が、他者へと伝播し、
巡り巡って全く見知らぬ次の章の主人公の
背中を押していきます。

目に見えない運命の紐を、
極上のミステリーのように鮮やかに描き出す手腕には感嘆です。
そうこの作品はミステリーなのです。


さらに、
タイトルにも冠されている「月」のモチーフの扱い方が実にお見事です。

作中では、
満ち欠けを繰り返す月の満ち干が、人間のバイオリズムや人生の機微に重ね合わせて描かれます。

とりわけ印象的なのは、
光を失ったように見える
「新月」へのまなざしです。

月が見えない夜、それは月が消えたのではなく、
次の満ちが始まるための「準備と始まりの瞬間」。

青山さんは、
挫折や停滞を「終わり」ではなく、
次なる豊穣へのプロセスとして全肯定しています。



最後のエピローグにおいて、
すべての伏線が美しく回収されて、
ポッドキャストの配信者自身の物語へと
収束していく構成は圧巻です。

他者を癒やし続けていた存在もまた、
実は不器用な一人の人間であり、
網の目のように張り巡らされた他者との繋がりに救われていた

『月の立つ林で』は、
巧みなプロットの妙を愉しむ文学的エンターテインメントでありながら、
読み終えた後に日常の景色を一変させてしまう力を持っている。

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2026年09月08日

Posted by ブクログ

子どもの性悪説を書いたゴールディング「蠅の王」の次に読んだ。蠅の王で荒れたボコボコの生地を、すっかり平らにするような優しい本だった。
タケトリ・オキナが配信するポッドキャストを聞く人々がそれぞれの人生を歩み、少しだけ繋がっている短編集。お月様がテーマだからか、読みながらまんまるに膨らんだパンの生地が頭に浮かんで柔らかい気分になった。丁寧に、優しく過ごしたくなる本だった。

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2026年08月18日

Posted by ブクログ

とっても優しくて温かい話
綺麗すぎて私にはハマらなかったのですが、新月を機に一歩踏み出すのはどう?って、遠くから背中を押してくれるような本でした
タケトリ・オキナの月の豆知識はもっともっと聴きたかったな

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2026年09月20日

Posted by ブクログ

リカバリーカバヒコが良かったので、青山さんの作品を読み進める。
こちらもスルスル読めて、ちょっとした待ち時間で読むのにぴったりだった。

読み進めながら、それぞれの繋がりを考えるのも面白いし、人物描写が魅力的で、自分との共通点はあるかなぁと見出すのも面白い。

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2026年09月06日

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