ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • マーブル館殺人事件 下

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    ネタバレ

    いやー面白かった!一気読み!
    ホロヴィッツにはずれなしとはいえ、よくまあこの入れ子シリーズで三作目もハイクオリティに作れるものだと感心した。(何目線?笑)

    本編前半の何気ない情報が事件の解明の大事な手がかりになるという点では、私もちょっと分かってしまった(当たってた)部分もいくつかあり、おおむね予想通りの結末になったものの、それでもがっかり感はなく十分楽しませてもらった。星5つ。作中作の推理は本当にわからなかったし。

    それと翻訳の読み易さがホロヴィッツ作品の良さを引き出してくれていると毎作おもう。

    解説によると次回作の構想もあるとのこと。気長に待ちましょう。

    ホロヴィッツは映像化のプロ

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    2025年12月16日
  • 筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。

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    性悪変人男とお人好しの女の子バディはなんぼあってもいいものです。東雲くんの口の悪さが堂に入っており、たまーにみえる可愛げとのバランスがいい。

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    2025年12月16日
  • ヤマケイ文庫第十四世マタギ 松橋時幸一代記

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    マタギは単なるハンターではない。
    マタギは、万事万三郎を祖とし連綿と続く歴史の一部であり、ライフスタイル。

    本書は阿仁マタギ十四世松橋時幸氏の一代記。
    今の時代に、リアルに生きたマタギに直接取材したマタギの生業の記録。
    ここ数年、熊による人や作物への被害が大きく取り上げられ喧しいが、秋田山間部である阿仁では、熊と闘い山と共存するのが普通の暮らしであった。
    そんな生活が、まだ私たちが直接話を伺えるほど近い時まで続いていた。

    野生動物との共生、共存を考えるにあたり、マタギの生き方を学ぶことは非常に参考になると思う。松橋時幸氏の子孫は現在も阿仁マタギとして暮らしている。

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    2025年12月16日
  • 二百十番館にようこそ

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    新卒で就職せず真っ直ぐニートの道を歩むパソコンゲームESにハマる刹那君、ある日、両親から伯父が刹那君に遺した遺産、孤島で暮らすよう、強制的に家を出され両親が行方をくらませる。
    仕方なく遺産で手にした二百番館で孤島の暮らしを始めるが…
    島の住民、爺いさ婆さんとの触れ合い、二百番館での訳ありの仲間との生活、オンラインゲームを駆使して島でプレイを進める為の手段、日々の暮らしの中で頼もしくなっていく二百番館の仲間達のストーリーを面白おかしく描き時には涙を誘う、そんな物語でした。
    最後に捨てられたはずの両親が…

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    2025年12月16日
  • こちらあみ子

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    今村夏子さんの作品の中でも『ピクニック』はとても好きな作品です。彼女のセンスが光る、あの不思議な世界観に強く惹きつけられます。
    ルミたちが七瀬さんがモテることが気に入らないという、彼女たちの微妙な感情の描写も秀逸でした。
    今村夏子先生は子供を主人公にした作品も多く書かれていますが、個人的には大人を主人公にした作品の方がよほど面白いと感じており、この『ピクニック』はその好例です。

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    2025年12月16日
  • 変身

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    中学生で初めて読み、大人になって再読しました。当時は「面白い」と感じていましたが、今は「良く出来た緻密な構成の話だ」と、作品への評価が変わりました。作者のストーリーテラーとしての力量を再認識しました。個人的には、アメリカで翻訳をされているYouTuberの「ゆかりん」さんの書評が非常に参考になり、作品への理解がより深まりました。人生の段階によって感じ方が変わる、長く楽しめる一冊だと思います。

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    2025年12月16日
  • わざわざ書くほどのことだ

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    面白かった!言葉のチョイスや文章の切れ味が素晴らしい。自尊と自虐のバランスが絶妙だし、薄めで持った感じも軽い本なのにみっしり楽しいエッセイが詰め込まれていて読み応えがあってお得感がすごい。全然知らない著者とその周りの人の話なのに、この本一冊でもう興味津々で第二弾が出たら絶対買う気マンマンです。時々読み返して笑いたいから手元に置いておきたいエッセイ。買って正解でした!

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    2025年12月16日
  • アイネクライネナハトムジーク

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    とにかく面白かったし、すごく好きな一冊だった。
    短編集の形をとりながら、それぞれの物語が少しずつ繋がっていて、別の話で見た人物や出来事がふと顔を出す瞬間がある。
    「あ、これさっきの」「この人、あのときの」
    その小さな気づきが積み重なって、物語の世界が静かに広がっていく感覚が心地いい。

    登場人物それぞれの視点から描かれる人生を追っていくうちに、世界は思っているよりずっと狭いのかもしれない、と思った。
    直接交わらなくても、どこかで同じ時間を生き、同じ出来事を共有している人たちがいる。その事実が、なぜだかとても愛おしい。

    作中でふと浮かんだのは、テレビ番組のことだった。
    ボクシングやお笑いなど、

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    2025年12月16日
  • 幻夏

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    続きが気になって、スラスラと読んでいた。
    テンポよく矛盾も回収されない伏線もなく、とてもすっきり終わったように思う。
    ただ、読み終わってからも、
    もっと良い方法はなかったのか、良い道はなかったのか、そればかり考えてしまう。

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    2025年12月16日
  • 幸腹な百貨店

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    楽しく夢ある百貨店のお仕事小説。
    フュ人工の高橋は、若者のことを敬遠していたりステレオタイプで見ていたりする場面もあるけど、実はすごく熱い人で、いざ若者に良い麺を見つけると、自分の感情や考えを改める柔軟性があるなと感じた。
    どんどん応援したくなるお話だった。

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    2025年12月16日
  • 光のとこにいてね

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    この世に存在する愛の形では表しきれないような溢れんばかりの愛を、お互いに信じ大切にする姿は鮮やかで羨ましいと思った。

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    2025年12月16日
  • 猫を処方いたします。

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    ▪︎第一話
    ブラック企業によるうつ病発症からの立ち直り。
    主人子に近い経験をしたことがある身からすると、自己以外に自己同等に大切に出来るものの存在は大きい。いろんな面で解像度高くて、私まで本当に猫が処方された気分になれた。猫可愛い。

    ▪︎第二話
    褒めるっていうのはある意味、才能なんだよね。
    例えば美術作品を見た時、映画を見た時、本を読んだ時、受け手次第でそれらが美しいのか面白いのかどうかが決まる。そう考えると、その面白みに気づけず批判するっていうのは結構簡単なことで、面白みを見つけ褒めることができるっていうのは一つの才能なんだろうなって思った。猫可愛い。

    ▪︎第三話
    親子という関係性は社会

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    2025年12月16日
  • リラの花咲くけものみち

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    ネタバレ

    今年も終わりに近づいできたけれど、これは間違いなく今年のベスト3の一冊。何度も何度も涙が出そうになった。チドリおばあちゃんがとっても素敵な人。主人公の聡理も辛い境遇から自分で大切な人を見つけ、自分の道を選び取って行く様子が書かれている。獣医学部が舞台のため、血腥い描写もあるし、綺麗事だけではすまない描写もある。妹に悪意は無いんだろうけど、その後彼女と交流することはあるのかしら……。継母も実父も自分か辛い……だしな。聡理ちゃんが強くて(強くなったんだよね)決別の道を選んで良かったけど。

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    2025年12月16日
  • みずいらず

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    染井為人さんの作品と言えば、、、

    社会派小説、ドロドロした人間ドラマ、クズが出てくるミステリーなどなど
    それを楽しみに読んでいる読者も多いのではないでしょうか

    それが一転、こんな作品も書くの!?
    いや、書けるんですか!?
    って思いました


    夫婦をテーマにした物語
    どれも心を温かくしてくれ、涙を流させられる物語もあり

    本作は染井さんの中でも異色の作品になるのではないでしょうか

    夫婦の数だけ物語があります
    嬉しいことも、楽しいことも、悲しいことも、辛いことも、寂しいことも、ぜーんぶその夫婦の物語なのです

    もちろん、鬼嫁を持つ夫婦、会話がない夫婦、奥様の尻に敷かれている夫婦、それも夫婦の

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    2025年12月16日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    「人間は集団で生きるから、ルールを守る事を教えられるんだ。」

    「それは、誰が教えるんだ?」

    「渡り鳥に渡る時期を教えたやつだろうな。」

    いやー、相変わらず伊坂幸太郎の描くキャラは最高。この掛け合いがたまらない。オシャレ。
    洋画を見ているようだった。

    誘拐を行ない身代金の代わりに、何かの行動を要求する誘拐屋とでもいうべき生業をしている兎田。
    ある日、愛する妻を誘拐されてしまい、自分自身が使う誘拐の手口で嵌められてしまう。
    要求はオリオリオという人物を探し出す事。
    追い詰められた兎田は思いもよらぬ方法で問題解決を図ろうとする。


    というあらすじ。
    ちょっと、整理しないとこんがらがってしま

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    2025年12月16日
  • 幸福な食卓

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    何回読んでも同じところで泣いてしまう。

    死んでしまったほうがマシなくらい悲しいことがあっても、自分から終わらせない限り本当の終わりにはならないんだと素直に思えたし、わかりやすいハッピーエンドだけが全てじゃないんだと

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    2025年12月16日
  • 暗黒館の殺人(一)

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    ネタバレ

    建物も人物も妖しさMAX。時計館が生温く感じる。件の双子は悪霊島(横溝)を彷彿。更に傴僂に早老症。このミステリーオールスター感。オールスターといえば水車館、時計館を読んだ人には「!」なお名前もぞろぞろと。そしてお得意の義務教育放棄。
    ダリアの宴、期待よりも不快感が凄い(こっち見んな・キモいペーストは何?・だから何の肉だよ!)
    鬼丸さん思ったよりお喋りで笑った。もっと仲良くなって聞き出しまくるべき。
    今回は頼りのコナンは使えん状態。
    潔、早く来てくれー!(まだ早い)

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    2025年12月16日
  • 川のほとりに立つ者は

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    他人と接する時に、果たして自分はちゃんと理解や思いやりを持って出来ているのか、この本を読んで自分も『川のほとりに立つ者』なんだと実感させられた。

    作中での篠ちゃんの言葉が印象的だった。

    「ほんとうの自分とか、そんな確固たるもん、誰も持ってないもん。いい部分と悪い部分がその時のコンディションによって濃くなったり薄くなったりするだけで。」

    結局、自分の中で変えられない部分は絶対にあるし、変える必要もない部分もきっとある。
    だけど、少しでも想像力を持って相手と接することで変わる部分もきっとある。
    少しずつトライして、明日がよい日であり続けるよう頑張ろうと思わせてくれる作品。

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    2025年12月16日
  • 花のベッドでひるねして

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    私にとってのよしもとばななあるある
    物語が好き面白い読み返したいなどということではなく、この一文で人を救うんだという並々ならぬ気概を感じて、しかも本当に救われてしまうということが多すぎる。
    全体の点数ではなく、この、一文、この描写に星5!みたいなことが多すぎます

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    2025年12月16日
  • ミトンとふびん

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    何を読むか迷っているとき、積読がたまっている時、読みかけの本を読む時間がなくてぼーっとしてしまう時にいつも思い出すミトンとふびん。
    低カロリーな優しさしか必要ない時によぎります。

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    2025年12月15日