ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 森のバカンス

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    八ヶ岳の山麓に建てた山小屋での、豊かな自然に囲まれた、愛犬との静かな暮らしが綴られていた。
    特にこれといって大きな出来事はないのだけれど、森が好きで森暮らしを始めただけあって、生活の中や身の周りの自然の描写が幸せに満ちていた。
    自分の好きなものを知っていて、その好きなものに囲まれていると、このように満ち足りた自然との共生生活を営めるのかなと思った。

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    2026年04月22日
  • まなの本棚

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    まなちゃんの地頭の良さが伝わる本。普段からいろんなことを考え、感じながら過ごしているんだなということが伝わった。しっかり物事一つ一つに考えを持っていて自分よりも大人のように感じた。
    この本のきっかけに「かがみの孤城」や「ツナグ」など読んでみたい本が増えた。また読書感想の書き方も参考になった。

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    2026年04月22日
  • あの日、恋に落ちなかった君と結婚を

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    大人になってからはどうしても計算的な恋愛になってしまう。そこには相手のためを想った行動でも、それが相手を息を詰まらせることだってある。

    この小説の主人公、麻衣は結婚を考えていた相手に浮気され、ふと高校の頃にクラスメイトとした約束を思い出す。

    「30歳までお互い独身だったら、結婚しない?」

    お互いを幼い頃から知っているからこそ、そう簡単には恋愛には結びつかないのだけれど、心はずっと惹かれあっているのだと感じた。
    家族とは、夫婦とは、居心地の良い相手を選ぶべきというのは間違っていないなぁと認識。
    特別な日だけを特別に過ごせる相手よりも、自分の日常に溶け込むような、それでいて言いたいことが言え

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    2026年04月22日
  • みんなで決めた真実

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    なんだこの設定は!
    こんな設定あるんだ!
    と設定に驚き。
    ストーリーの厚みと広がりにも驚き。
    読み応えのある一冊でした。
    推理好きにも法廷好きにも読み応え得ると思います。

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    2026年04月22日
  • 掬えば手には

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    今まで読んできた本のなかでいちばんハートフルだったかも。すごくあったかくて、優しい気持ちになれる。
    人と人とが信頼関係を構築していくなかで自己開示をし、それによって少しだけ前を向いて進んでゆく物語。登場人物が抱える過去やそこから生まれた辛さや苦しみが矮小化されたり馬鹿にされたりせず、どれも等しく尊重されるべきものとして描かれているのがよかった。
    人を助けるためには相手の気持ちを考えるだけでなく行動にも移すこと。人との信頼関係を構築するためには、自己開示をする必要があるということ。このふたつの大切さを教えてくれる作品だった。
    それぞれがそれぞれの過去と向き合い、少しだけ前を向く。劇的な展開はない

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    2026年04月22日
  • 赤い蠟燭と人魚(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    『乙女の本棚』シリーズ第51弾。
    小川未明 「赤い蝋燭と人魚」

    人魚、好き。
    人魚、という存在に、ドキドキする。
    しきみさんの人魚、可愛いです。
    おどろおどろしいイメージのある童話だったのだけど、イラストの効果で、美しいイメージになりました。

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    2026年04月22日
  • 孤島パズル

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    極上のミステリ体験でした( * ॑꒳ ॑*)
    星6˙ᴥ˙

    孤島での宝探し、アリスの青春物語、起こる不可解な密室殺人、残されたダイイングメッセージ、そして読者への挑戦状。すべてにワクワクしました。

    そしてすべてが繋がる真相。
    江神さんの推理はいつも心を締め付ける。
    「お前には止められんかったな」
    のセリフが悲しい。

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    2026年04月22日
  • 不連続の世界

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    塚崎多聞シリーズの2作目です。
    5作の短編集になります。

    この本は紀行文としての一面もあり、私の好きな尾道が舞台になった『幻影キネマ』とても楽しめました(*´ω`*)

    1番怖かったのは『悪魔を憐れむ歌』。
    読んだ後、気味悪さに薄寒くなりました。

    『夜明けのガスパール』を読み何に対しても動じない多聞さんの弱さに触れた様な気がしてますます彼に対して親しみが増しました。
    このお話しにでてきた4人が登場する次作の『珈琲怪談』も楽しみです♪

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    2026年04月22日
  • 国宝 下 花道篇

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    歌舞伎を中心に色々な物語が起こっていく。ひたすら優しい春ちゃん、人間的に魅力ある徳ちゃん、真実を語る弁天、それぞれも魅力的でそれぞれを主役とした小説も読んでみたい。
    話しの最後の方で明らかになる、喜久雄の悪魔との取引き、その後に起こる出来事を考えると悲しい。
    最後は、ひとりの観客が舞台と観客席の境界をやぶってしまったために、喜久雄の心の現実と歌舞伎が一つになってしまう。
    映画の評判も素晴らしいですが、小説との違いか気にならない様に時間をあけて観たいと思う。

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    2026年04月22日
  • 水滸伝 十二 炳乎の章

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    宣賛&関勝回かと思いきや、まごう事なき燕青回!!!カッコ良すぎる〜!!
    韓滔も好き……呼延灼や彭玘との絡み……泣いちゃうよあたしゃ……。
    林冲&史進も良すぎるし、朱富〜!!朱貴とはまた違う空気感、良き!!

    青蓮寺もいいね〜!黒いッ!

    出てくる漢が毎回カッコよくてマジで眼福。たまらんね(笑)
    今回はラストも良き。ほんわか。武松&李逵がこんな扱いになるとは登場時には思わなかったなぁ。李逵が人気なの、わかる。

    それにしても、回を追うごとに何言ってもネタバレになるから、ただただカッコいいしか言えなくなるな……(笑)

    今回は解説が日中文学の偉い先生だから、知らない話が読めたのも良き。そう言えば史

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    2026年04月22日
  • まどろみの星たち

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    いやぁ~〜良書。心があったかくなった。
    他の方の感想が素晴らしくて、残念ながら何も書けない…
    でも最近、シングルマザーや連れ子家庭など、自分の知らなかった家庭の方々と接することがあり、いろんな苦労されてる話しを聞いていたタイミングでの、偶然この本との出会いだったので、それには本当に驚いた。

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    2026年04月22日
  • 落としの左平次(三)忘れ去られた女

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    松下隆一『落としの左平次 三 忘れ去られた女』ハルキ文庫。

    来月にはシリーズ第四弾が刊行されるようなので立て続けに第二弾、第三弾を読んでいる。

    書下ろし時代小説シリーズの第三弾。表題作『忘れ去られた女』、『恨みのかたち』、『怒りの左平次』の三篇を収録。

    左平次が清四郎に厳しく当たるのは清四郎に見所があるが故のことか。左平次が廻り方としての心構え、探索のやり方だけでなく、人としての道までも教えようとするのは、清四郎の父親との約束と左平次自身が辛い思いをしたからに違いない。

    今も昔も組織というものは全てが正義とは限らない。どんなに立派な企業であっても密かに不正やコンプライアンス違反を行う輩

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    2026年04月22日
  • 君の不在の夜を歩く

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    「窓辺の夕餉に」
    「野辺の送り」
    「空夜」
    「柘榴色の雪」
    「芍薬の星月夜」
    五編を収めた連作短編集。

    私がずっと待ち望んでいた窪美澄作品だった。

    初期作を思わせるひりつくような描写に冒頭から一気に引き込まれる。

    沙耶、健太、倫子、達也、菜乃子の五人は高校の同級生。
    仲の良いグループに見えても胸の奥には複雑な感情が渦巻いている。

    グループの中心だった菜乃子の自死をきっかけに、残された四人の人生も静かに揺れ動く。

    読みながら何度も息を呑んだ。
    「不在」がもたらす哀しみが、じわりと胸に押し寄せてくる。

    最終章では堪えていた涙が溢れた。

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    2026年04月22日
  • ひとつむぎの手(新潮文庫)

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    心臓外科医の偉大な姿だけでなす、過酷な実情、苦悩など色々盛り込まれた作品だった。当然お世話になりたくはないが、万が一の時には技術も大事だけど主人公みたいな人間味のある方に見てもらいたいね。主人公のその後の人生も見たくなる作品でした。研修医の3人も頑張れ。

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    2026年04月22日
  • ハングマン 鵜匠殺し

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    「祝祭のハングマン」続編。ハングマンとしての活躍がラストに少しだけ、は前作同様だが、昨今のルフィ事件やトクリュウ型犯罪をベースに、指示役の生い立ちを絡めて、流石中山氏らしいエンタメ小説に昇華させている。

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    2026年04月22日
  • 島はぼくらと

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    最初はかなり読みにくかった…
    シングルマザーとかIターンとか、そういった人が生きやすい場所があるというのは救い。自分自身の努力もすごく必要だけど、受け入れ態勢が整っているかどうかもすごく大事。
    いま、私には島での暮らし含め、地方の暮らしというのは選択できないけど、長期休みとかでそれを体験出来たらすごくいいな。と思う。
    最後はなんなら物足りなかった。もっと読みたい。もっと4人の関係を、その後を知りたい。続編とか出てほしいな...番外編とかも出してほしいな...東京バンドワゴンみたいにできないかな...

    ヨシノみたいな仕事が自分にできるとは思わないが、とても憧れる。こういう人間になりたい。

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    2026年04月22日
  • 相棒

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    幕末期の歴史好きには賛否あるかもしれませんが、これはこれで最高のフィクションでした。設定的にはあり得ないであろう2人が相棒となり犯人を探していく内容ですが、そこでの2人の距離感がたまらなく絶妙。「本当の事実としてありそう。」と思わず歴史を確認したくなるような内容でした!!

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    2026年04月22日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    先輩の娘の子守りのバイトを頼まれた
    高校生

    泣いてばかりの1歳の鈴香と
    高校生の大田の成長物語

    時間が経つにつれて大田に懐いていき
    最後の別れの場面で号泣!!!

    濃い1か月を過ごしたけれど
    きっと鈴香は忘れてしまう
    けれど大田はずっと覚えているはず
    ガンバレの応援を胸にこれから
    前向きに走っていけるよ。。。

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    2026年04月22日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    少し時間が経つとは思うが、気になるタイトルだったので、手に取った。車内でもさらさらと読めたが、下車時には目頭が熱くなっていた気がする。


    本書は、世界の人口を100人とした場合における
    その村に住む住民の構成や状況等を説明する。

    昨今の物価高高騰により、日々の暮らしにもどこか焦燥感等を滲ませざるを得ない状況であると思い詰めていた自分の視野の狭さに胸が苦しくなった。

    「巡り往くもの、また巡り還る」というフレーズが、脳裏から離れない。

    多様性を尊重する時代になってから久しいが、多様性を構成する個人自身が変われば、この村が直面する飢餓等の環境問題等を救えるであろうと主張する筆者に激しく同意し

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    2026年04月22日
  • 森のバカンス

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    糸さんのエッセイ2023年版。

    いや〜、早く読みたかったのですよ、ですがね、現在長野県の山奥にお住いの糸さんはもれなく長野県民にもすこぶる人気でね、なかなか借りれなかったのですよ。

    今回のエッセイは山暮らし二年目の様子。
    まだ二拠点生活してるあたり。

    そう、今現在はしっかり長野県民してるらしい。

    山での暮らしをとてもみずみずしく表現されてて、まるで自分が体感してるかのよう。

    美しい景色が広がります。

    文体が好き。

    糸さんが話しかけてくれてるような心地良い文章。

    心が穏やかになります。

    時にはこんなエッセイも必要。

    夢を見させてくれる。

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    2026年04月22日