【感想・ネタバレ】男ともだちのレビュー

あらすじ

誰よりも理解しながら決して愛しあわない二人

冷めた恋人、身勝手な愛人、誰よりも理解している男ともだち……
29歳の女性のリアルな姿と彼女をとりまく男たちを描く直木賞候補作。

29歳のイラストレーター神名葵は、
関係の冷めた恋人・彰人と同棲をしながらも、
身勝手な愛人・真司との逢瀬を重ねていた。

仕事は順調だが、ほんとうに描きたかったことを見失っているところに、
大学の先輩だったハセオから電話がかかる。
七年ぶりの彼との再会で、
停滞していた神名の生活に変化が訪れる――。

解説・村山由佳

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Posted by ブクログ

読み終えた時、男女の新しい関係性を知った気分になった。恋人でも友達でもなく、互いの生き方を誰よりも理解し信頼し合っていて、異性でないと成り立たないこの関係を「男ともだち」もしくは「女ともだち」という新たな関係性として呼ぶのかなと思った。そんな希少な存在が自分に居たらとても心強いだろう。
また、神名やハセオ達は屑だが、常識もモラルもなしにゼロからこの本を読めるとしたら、彼らの行動を受け入れてしまいそう。それくらい、知らなくていいことが世には存在するということを考えさせられた。

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2026年10月10日

Posted by ブクログ

「男ともだち」という言葉に惹かれた。
男女の間に友情は成り立つか、などという使い古されたテーマに答えはないが、この作品を知りすぐに読みたいと思った。
登場人物たちは皆、男女関係において世間一般的にはクズなのかもしれないが、読み進めるうちに主人公に見事に感情移入していた。彼女を支える男ともだちハセオを心からかっこいいと思ったし、こういう愛の形もあるのかもしれないと思った。

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2026年10月09日

Posted by ブクログ

もちろん恋愛模様だったり男ともだちについての定義だったり30の節目での仕事への向き合い方だったり..いろいろ着目する点はあるけれどシンプルに食事の描写や新幹線,路面電車や駅など、黄金の雪景色や大晦日,桜など季節ごとの情景、煙草,コーヒー,紙袋,着信履歴などお洒落するなど生活感のある描写が最後までずーっと続くのが心地よかった。
千早茜さんの作品は好きで、『男ともだち』もずっと積読していて他の本を読み進めているうちに映像化の予告を観てしまい、読み始めた頃にはハセオは完全に成田凌で想像してしまったのでキャストが明かされていない時に読んでいたら自分の中のハセオはどんな声で、表情で、佇まいだったのだろうと少し後悔、、ただ成田凌は元々大好きな俳優さんなのでもちろん上映されたら観に行きます。京都行きたいなあ。

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2026年10月08日

Posted by ブクログ

ぎや~~~
こんなん実在はしないよっていう多数派と
ヴ、分かりすぎるっていう少数派に分かれそう。
後者だからほんとに出会えてよかった本

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2026年10月03日

Posted by ブクログ

よ(良)ぉ、、、、、。

めちゃくちゃ、わかる。
そう言うと、人格を疑われそうで怖いけど、めちゃくちゃ、わかる。
きっと僕も何かが、欠けている。
でもハセオはその一歩先にいて、おそらく全ての行動は、カンナを大切に思っての自覚的なものなんだろうなと思う。
どこか野生的で、でも美しい、と思う。

正しいことが、間違っていないとは、限らない。

あなたにとっての間違いだって、その人には必要不可欠なものなのかもしれない。

うん。
そうだよな、みんな違うもんな。自分自身、そこに自覚的に生きていこうと思ったし、もっと他者のことを慮れるような余裕ある人間になりたいなと思った。

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2026年10月02日

Posted by ブクログ

人と人の関係において1番って、恋人なんだろうか。
沢山の名前の無い関係があって、先の見えない関係は不安で。だから恋人になるのかな、なりたいのかな。
恋人になったら先は見えるのかな。

痛いほど心にグサグサ刺さる文章がたくさんあって、今の私を救っては落とし、救っては落とし。

再読した時にそういうこともあったよな〜と思えるように、強くしなやかに生きていく!と思えた!

ほんと千早茜さんの文章は溶ける溶ける。するするとだけど心にくっついて離れない。

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2026年09月21日

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ハセオのいいところは沢山あったけど、「お前がそう感じるなら、誰に否定されたってそれが真実」だと言って受け止めてくれる姿勢と、一切性欲を向けずに常に甘えさせてくれる底抜けの優しさとがたまらなかったです(〃ω〃)
優しくしてくれる男性はいたとしても、性欲が透けて見えることが多いと感じるので、ハセオは神名を本当に大切にしているのだと伝わってきて非常に羨ましかったです。

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2026年09月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

男ともだち「ハセオ」の魅力に、もう、まいってしまった。爛れた空気を纏わせながらも、子供のように無邪気で遠慮がなく、よく笑う。そして、神名が弱っているときには寄り添い見守ってくれる。そんな存在、羨ましすぎる。二人は大学の先輩後輩で、ハセオの部屋に入り浸っていたが、男女の関係になったことは一度もないという。優しい恋人とも、所有欲の強い愛人とも、うまくやっているようだった神名が、うまくいかなくなって傷ついた時に助けてくれたのもハセオだった。迷いがあった仕事にも自分の気持ちに正直になり、信念を持って進む神名の強くしなやかな姿が素敵だ。

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2026年09月13日

Posted by ブクログ

自分は欠落している人間なので
かなり神名に共感してしまった
こういう本を求めていたので、出逢えて嬉しい
「白衣の下の縮れ毛はひどく淫靡だ」
これ5回音読しました

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2026年09月12日

Posted by ブクログ

大きな事件が起きるわけではないのに展開が気になって一気に読んでしまった。
ハセオみたいな男友達が欲しい人生だったけど、こんな尊い関係性は現実にはないでしょ、、とどこか俯瞰してる私はやっぱり男女の友情は成立しない派。
2人くっつくのかなぁと思いきや(そんな展開を少し期待しながら読んでしまった)最後まで性愛には至らず、でも余韻が心地よい終わり方だった。

9/20追記>>
読み返すほどに味わい深い作品だなと!
男女の友情成立しない派なことに変わりはないけど、主人公とハセオの関係性の深みや物語全体の色っぽさが2回目読んでからの方が伝わってきて、結果かなり好きな作品となりました。
主人公がイラストレーターとしての自分に悩み、冷えきった恋人との関係や不倫関係という浅くもなかなか抜けられない沼で藻掻いている様子が二回目読んでからのほうが共感できたし、だからこそハセオが本当に魅力的で、頭に成田凌を浮かべて読んだら尚解像度が上がりました。映画もたのしみ。

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2026年08月11日

匿名

ネタバレ 購入済み

リアルで考えさせられた作品です

男と女の関係
セックスって何のために
好きな人ってどんなポジションにいるのだろうか

色々と考えさせられた作品でした。

自分も似たような経験があります。相手にとってどのような自分でいたら良いのか、どんな言葉をかけたら良いかなどを神名目線で一緒に考えながら読むと面白いです。

欲望って誰にでもありますね。

#切ない #共感する

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2024年08月22日

n

大事な人

葵の友達が、大事なお兄ちゃん(と呼んでる人)と一線超えて お兄ちゃんを失ってしまう。
大事な男ともだちとは、一線超えないから継続出来るものだと思う。
色々な事に共感でき、一緒にいたら楽で楽しい。お互いを心から応援出来る大事な1対1の異性。
男女間は肉体関係が出来ると、何かしらの名前を付けないといけなくなってしまう。そうすると 大事な友情のバランスが壊れてしまう。
『見守り続ける』事が、この主人公達が選んだ男女間の特別な友情継続の秘訣なのかと思った。

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2022年07月03日

Posted by ブクログ

登場人物は皆、どこか「屑」である。しかし、それは人として何かが欠けているということであり、彼らはその欠落を自覚しながらも、自分なりに生きている。

恋愛は誰もが自分の経験や価値観をもとに「普通」を測りがちだ。浮気や不倫を悪いことだと糾弾するのは簡単だが、それだけで人間を理解したことにはならない。

人には誰しも長けた部分と欠けた部分がある。大切なのは、その欠落を否定することではなく、どう向き合い、共生していくかだと思う。

ハセオは自分の欠落を認めながらも、自分自身を見失わずに生きていた。その揺るがない芯の強さに魅力を感じた。

この作品を通じて、自分の「普通」を他人に押し付けず、先入観を捨てて人と向き合うことの大切さを改めて実感した。

そして何より、欠けていることと、自分らしく生きることは矛盾しないのだと感じた。

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2026年10月11日

Posted by ブクログ

 まず一言。ハセオー!!!!お前、このッ……めろめろの、メロ男!!!!
 千早さんの書く男はどうしてこうも癖ド真ん中を突いてくるのだろうか。紫煙を燻らせ、爛れた色気を撒き散らしながらも、心を許した相手に向けるふとした眼差しは泣きたくなるほど優しいんでしょ。わかる、わかるよ。後半からは、どうか蓮沼みたいに死にませんようにと祈るばかりだった(あの死に方はせんやろ)。

 冗談はさておき真面目に作品内容へと言及していくと、神名と長谷雄が互いに持つ「寝たら終わり」の感覚は分かる気がする。というより、自分の学生時代はそれ以前の問題で「両思いが確定してそういう雰囲気になった時点で冷める」なんて有様だった。
 曖昧な関係で重ねる応酬にこそ価値を感じていたのか。いや、わたしの場合そんな大層なものではなく、単に余所行きモードの自分というか、ドラマチックな感情やシチュエーションそのものに浮かれていただけ。
 先ほど分かる気がすると言ったのは経験に基づく共感でなく、ニュアンスを理解できるということ。この物語の二人の関係は、本当に「恋」を挟むことなく「愛」になってしまったのだと思う。

 浮気や不倫に関して、わたしは
・子供がいる or 作る予定ならやめとけ
・大人二人の問題ならお好きにどうぞ(上手くやれ)
のスタンスだ。
 つまり真司はアウト。美穂はそのあたり弁えているというか、線引きが上手いから好ましい(過去を経て、本当に自分が欲しいものをきちんと見極められる人という感じがする)。長谷雄も言わずもがな。
 神名は、自分の欲に正直で尚且つ客観性も備えているあたり見ていて気持ちいいけれど、そもそも恋愛を必要としないタイプだろうに何故恋人や愛人を作ることに執着するのか、という点は引っかかる。
 性欲や鬱憤の発散にセックスを求めるにしても、セフレの方がよほど合理的で後腐れもないのに。そこが露月さんの言うように理想や期待を諦めきれず、割り切れないものを抱えた状態=“難儀な魂のまんま生きている”ということなのか。それって滅茶苦茶しんどいことだよなぁ。

 神名に限らず、本作の登場人物に対する嫌悪だとか失望のような感情はわたしの中にない。むしろ尊敬している。
 だって、もはやメインどころは全員「恋愛せずとも一人でやっていけるだけの能力と図太さがありそう」なのに、皆誰かしらとそういう関係をもって生きていこうとするから。何故ああも面倒な事に手が出せるんだろう?と不思議に思う。
 わたしは一方的な恋からのスタートでは上手くいかず、じゃあマチアプで端からお互い恋愛目的なら~と試したものの、半年程度経つと相手に時間を割く意義をすっかり感じなくなった。そもそも自分が主体となって恋愛せずとも、第三者視点から観察や妄想をしているだけでそういう欲は満たされることに気付いてしまったのだ。ゆえに相手にリソースを割いて得られる効用が、人付き合いによるストレスを上回ることはない。
 こうなってしまうと自分の恋愛、結婚はいよいよ単なるステータスだ。あまつさえ、そのステータスすらも最近はどうだっていい。おひとり様という楽園を守るためなら、仕事も家事も健康維持も何だって必死にやる――というのがわたしの現状である。完。
 そんな自分にとっては、世間的に褒められた関係でなかろうが人と交わることに価値を見出す姿勢はとても目映い。己の欲望と真っ向から向き合い、他者にぶつかっていける人間が尊い。これは大人たちによる等身大の青春小説だと思う。

 そして、えぐ味のあるテーマをこれだけ美しく印象的に書き上げられるのは千早さんの描写力あってこそ。
 特に第三章、大晦日に長谷雄がいる富山へ行く話が好きだ。二人で交わした「雪の色」の会話を、後で一人になった神名が思い出すシーンなんて本当に鮮やかで。情景が浮かぶとはまさにこのこと。別れ際のくだりも、各々の不器用な思い遣りと照れ隠しがとにかく愛おしい。

 何度でも読み返して温かい気持ちになれる。
 神名と長谷雄はきっとお互いに大事なままであり続けるのだと信じさせてくれる、祈りのような作品。公開予定の映画も楽しみにしている。

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2026年10月06日

Posted by ブクログ

恋人でも家族でもない「男ともだち」という関係が印象に残った。
近すぎると壊れてしまうけれど、離れすぎても寂しい。
その微妙な距離感がリアルに描かれていて、男女の友情や恋愛について考えさせられた。
切なさの中にも温かさを感じる物語だった。

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2026年10月06日

Posted by ブクログ

自分にもひとりいる男ともだちについて思いを巡らせながら読んだ。
女ともだちと男ともだちでは求めるものや見せられる自分が少し違う気がする。
男女の関係になるのは簡単だけど、それはいつか終わりが来るという考え方に共感。

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2026年10月02日

Posted by ブクログ

ハセオが良い奴ー‼︎
いや、屑な部分もあるけど、なんだか主人公との2人の関係がちょっと羨ましくもなった。
心の揺れとか諸々、共感できることがたくさんあって好きな作品でした。

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2026年10月02日

Posted by ブクログ

自分の描きたいものが分からずに迷いながら生きているイラストレーターの神名葵。
数年ぶりに連絡のあったハセオと会うことから始まる。
こんな都合良くて、いい奴な男ともだちがいるのか?
自分が主人公(女性)の立場ならすぐに褒めてしまう。それがなく異性の友達であり続ける2人の距離感が何とも言えなくてよい。

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2026年09月28日

Posted by ブクログ

恋人でも愛人でもない。既存の枠組みには当てはまらない、形容しがたい関係。
主人公・神名とハセオの関係性を表す言葉が「男ともだち」です。

お互いを理解し合い、まるで「魂の欠片を共有している」とさえ思えるような特別な関係を異性と築ける人は、人生の中でどれほどいるのでしょうか。二人は、その絶妙な距離感が一線を越えた先では失われてしまうかもしれないことも理解しているように見えます。

登場人物たちは、作中で本人たちも口にする通り、いわゆる「クズ」と呼ばれるような人間ばかりです。主人公の神名も例外ではなく、過去には誰とでも肉体関係を持ち、同棲中の恋人がいながら愛人を作り、そこに特別な背徳感すら抱いていません。

それでも、彼女たちの抱える歪みや身勝手さを追いかけていると、人間が誰しも心の奥底に隠し持つ仄暗い感情や泥臭さが生々しく響いてきます。そして、「自分の中にも通じるものがあるのではないか」という居心地の悪い共感を覚えてしまうのです。

言葉にしづらい曖昧な関係性と、人間の生々しい感情の機微をここまで鮮やかに描き出せるのは、千早茜さんならではだと思います。心の奥底を覗き込まれるような鋭さと、人間という存在へのまなざしの深さに圧倒される一冊でした。

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2026年09月26日

Posted by ブクログ

人におすすめする本ではなかったかな、と思います。

読んだ人はご存知の通り、形容し難い信頼関係(?)の上に立つ2人のお話ですが、
私にとっては、この本は心に留めておきたいとびっきりのラブストーリーです。

登場人物すべて、私の周りにはなかなかいない、欠けた人(いうならばクズ!!)ばかりですが、それもいいアクセント。

「恋愛感情ではない、所有欲も独占欲もない」
「手はひかれなかった。いつだってそうだ、ハセオは手なんかひかない。」

つっけんどうで遊び人ななくせに、ハセオいつも神名を大切にしてくれて、救ってくれて、。
ハセオから向けられる圧倒的な愛情で胸がいっぱいになった。
腕枕にはどきどきした。
ずるい信頼関係にはぐっときた。

私はこの関係をこのうえなく尊いものだと、思ってしまいました。

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2026年09月26日

Posted by ブクログ

とても面白かったが、俯瞰して読んでしまった。

異性の友情なんか、どちらかが崩せば終わり。

実際に自ら崩しそうな場面が見られたので、自分に必死に言い聞かせて、友情を保たせているんやろうなぁと、私は感じ取ってしまった。

登場人物の言動全てがずるかった。

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2026年09月26日

Posted by ブクログ

面白かった、千早茜さんの作品の中で今のところ一番刺さった。この恋人でも愛人でも女友達でもない不思議な関係。周りから見たら、彰人みたいにずるいって思うんだろう。どうせ肉体関係ありきだろう、と思う。でも本人たちとしては本当に友達で、肉体関係もないんだろう。少ないけど稀にいるよね。大切で、肉体関係もなく、恋愛感情もない相手。でも、肉体関係を持ったら全て終わる。

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2026年09月24日

Posted by ブクログ

女友達とも違う、文字通りの男友達とも違う、もっと深いところで結びついている神名とハセオ。
お互いを理解し合って「魂の欠片を共有している」、そう思える人と出会えることは人生の中で早々ないけれど、世界には確かに存在する。

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2026年09月16日

Posted by ブクログ

男女に友情はない。片方は好意がある。
片方がそれを伝えなければ、2人は友情で繋がってるってことになる。
伝えて結ばれれば恋人になる。
断られたら最初のような関係はなくなり、以前にはなかった気を使われ始める。
そして、連絡がなくなり旧友、知人になってしまう。
伝えなければ楽しい友達のままでいれる。
伝えたら恋人になれるかもしれない。

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2026年09月15日

Posted by ブクログ

ところどころ、文章の表現・感覚がキレイだと感じた。
T乾も同じ部類で、直接関係ない間柄で話ができる人って大事なんだと思う、そしてその関係が説明できない、人によってとらえ方が違うから。それがわかる人にはわかる小説でわからない人にはただ気持ち悪いだけの小説となる。一度の人生だしひとはいろんなひとに関わりを持っていきたほうが楽なのはその通りのような。

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2026年09月13日

Posted by ブクログ

[共感した/手が止まった文章]
・恋愛感情ではない。所有欲も独占欲もない。性欲を伴わない友愛のキス
・甘えさせてもらった、でも大事にされることに慣れてはいけない。もののように乱暴に扱われると、余計な感情が削ぎ落とされて、自分の最も信じるものにまっすぐ向かえるような気がするのだ。
・彼にとって女は消耗品、でも神名は失いたくない理解者。失いたくないという執着はある意味、愛でもある。〜求めるものが無くても離れないなんてすごい信頼関係。それって永遠
・〜なんだかんだ言ってそんなにうまくやれない。でもだから、1番大切なものが残る。それが何かちゃんと知ってる。前に自信って言ってたけど違う。あなたが持っているのは信念。きっと最後には行きたい場所に行ける。
・何かあってもお前は最後には自分の糧にしようとする気がするんだよな。ガリガリで弱っちいし、うだうだ悩むし、迷うけど、根は貪欲なんだよな。
・私に言ったことが戯れでも、あの時、私は信じたし、2人で一瞬世界の終わりを見た。確かな何かを遺せなくても、魂の欠片を私たちは共有している。そして、それは永遠なのだ。

[徒然草]
何の利害関係もなく、信頼し合える関係。
理由もなく背中を追い、背中を預け合える。

四季を感じる場所で人生を過ごしたい。(四季でなくてもよいが

自分は1人でも生きていける人間なのだと思う。もちろん孤独を積極的に欲しているわけではないが、満ちた時間を過ごすことに他者の介在・存在は必須ではない。
自身について適切な自己認知は取りたいと思いつつ、常に変動し、つかみどころのないものでもあるため、強制力を持って言語化や共有を無理強いする必要はない。

と同時に、好きになってほしい人が、自分に素を出してくれるのがとても好き。(ふわっとしてるな笑)尊敬している人・人間的に興味を持つ人が、自分に柔らかい部分を見せてくれるのが嬉しいのだと思う。
ここに人数とか関係ない。
それにより自分が満たされる感覚と、自分が相手を幸せにしてあげたい感覚が両方存在する。ここの順番は特にない。
持たせる意味は結果的に違いつつも、フラットに愛する人が同時期に複数人発生することは、自然現象として捉えている。(ひどい

楽観的に、人生の美しい営みとして存在する愛には触れたいが、恋への関心は薄い。
(だから子どもや家族への選択肢が0ではないのかも
ただ、自分が自分でなくなるような苦しい恋を感じるのは、第一人称でも第三者視点でも好きかもしれない。コンテンツとして、苦しい恋に酔っているのを楽しんでいるだけの感覚だが。

過去・現在を含め、愛と信頼に似たニュアンスを持たせているからこそ、混在し、カオス化することはありそう。
作中の関係はとても美しいと思いつつ、自分には綺麗すぎる。
自分は、もっと欲求に素直(無思考と言ってもいい)な個体だと感じる。それによって周りを振り回し、傷つけたこともあると思う。
が、何にでも強い感情や欲求が湧かないからこそ、発生した時は真っ直ぐに実行したい。
自分に貪欲であるべきと思っているし、そのために努力が必要であれば、その努力には愚直に向き合いたい。

総じて、自分の内面の、誰にも奪われず、侵食されない不可侵領域をもっと深めたいという感想。ふわっとしているし、アップデートをかけられていない感覚。

自然体な状態で、不可侵領域の鍵を預けられる人が、「何の利害関係もなく、信頼できる関係。背中を預けられる関係。」であり、その人の不可侵領域まで知りたい、大事にしたいと思える人が、愛・信頼のベクトルが自分から向く対象。理由もなく背中を追いたいと思う対象。

この矢印が相互であるような関係を持てる人は、人生でとても大切にしたい存在。恋愛とか関係なく。
お互いに変わる可能性があることを考慮した上で、それでも敬意を持って温かく大切にしたい。
変わったら、その時考えればいい。

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2026年09月27日

Posted by ブクログ

男女というだけで「付き合ってるの?」と考える人は一定数いるし自分もそう思ってしまうことが時々ある。
関係性に名前をつけたがるのは良くない癖。
みんな屑だけどハセオ可愛かった。

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2026年09月29日

Posted by ブクログ

2026/9/14
主人公の神名には一緒に暮らす恋人がいる。
そして、医者の愛人も。
そんな神名に、学生時代の友人ハセオから一本の電話が入る。
「男ともだち」であるハセオとの久しぶりの再会から、物語が動き始める。

関係が終わってしまうのが怖くて始められない、という気持ちはすごくよくわかった。
昔の気持ちを思い出してなぜか苦しくなった。
男女の友情は成立すると思う。
でも、ハセオは友達ではなくて「男ともだち」だと思う。男性として見守ってもらって、優しくしてもらえる存在。
すごくズルいと思うけど、でもそのぐらい大切な存在なんだろうなと思った。

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2026年09月29日

Posted by ブクログ

神様の暇つぶしを読んだ後、千早茜さんの文章が読みたくなり購入。
神様の暇つぶしのほうが、楽に感情移入ができたかな。
この本はひたすら同族嫌悪を感じてキツかった。気持ち悪い、とさえ思ってしまう瞬間があった。

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2026年09月23日

Posted by ブクログ

女友達とも恋人でも、きっと家族でも違うもっと深いところで結びついている関係は、私にはイメージしにくかったけど、神名とハセオの関係はきっとあのままで続けていくのがお互いにとってよかったんだと思う。恋人とはまた違う特別な感情。
全員なかなかの屑だったけど、神名が逃げてた自分の向き合ってそれぞれその時に下した決断して、どんどん成長していく展開は良かった。
茜さんの表現の仕方は、柔らかくもあり鋭くもあって、時々心に刺さった。
情景や登場人物の感情をとても綺麗に詩的に表現している部分も、私には珍しく楽しんで読めた。

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2026年09月23日

Posted by ブクログ

才能があって、美人で、男にモテて。でも、同棲相手がいても、恋人(相手は既婚者なので不倫)がいても満たされず、大切な「男ともだち」との関係によって、前向きに生きていく女性の話。
それだけ周りに男がいても満たされていないということは、真実、自分の求めているものは、男からは与えられないということ。最後の方で主人公がそれに気づいたようで、良かった。
正直、私の周りにはない世界で、共感という感じはなかった。かといって、モラル的に主人公に嫌悪感を感じるわけでもない。もちろん本人なりの不幸な過去だったり、葛藤だったりはあるのだけど、私から見たら、あまりにキラキラしている世界だった。
そして、「男ともだち」という言葉には、いくらプラトニックでも、やっぱりどこかに恋愛感情が存在するのだなぁと思う。この著者はそうではないと言いたいのだと思うのだが、少なくとも私にとっては、それは恋愛感情に属する。本当に恋愛感情が皆無なら、呼び方もただの「同級生」とかになるかなぁ。
色気とは無縁の人生だったので、なんだか羨ましくもあり、大変そうでもあり。

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2026年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

登場人物ほぼ全員のクズっぷりが見事。終盤まで、全然共感もできないし結末のいく末が分からぬまま読み進めていった。
終盤で出てきた言葉で、男ともだちのことを自分にとって都合のいい幻想という表現で定義付けをしている。この表現については、思い当たる節を感じた。大多数の人が経験しているであろう異性間の友人関係は実は妄想にも似た幻想で、実態はもっと下心と欲にまみれた人間のどうしようもない部分を見て見ぬふりをしているだけなのだろうか。
男ともだちってなんだろうって考えもまとまってないが、とりあえず感想文を残しておくと。

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2026年09月11日

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