【感想・ネタバレ】男ともだちのレビュー

あらすじ

誰よりも理解しながら決して愛しあわない二人

冷めた恋人、身勝手な愛人、誰よりも理解している男ともだち……
29歳の女性のリアルな姿と彼女をとりまく男たちを描く直木賞候補作。

29歳のイラストレーター神名葵は、
関係の冷めた恋人・彰人と同棲をしながらも、
身勝手な愛人・真司との逢瀬を重ねていた。

仕事は順調だが、ほんとうに描きたかったことを見失っているところに、
大学の先輩だったハセオから電話がかかる。
七年ぶりの彼との再会で、
停滞していた神名の生活に変化が訪れる――。

解説・村山由佳

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Posted by ブクログ

ネタバレ

男ともだち「ハセオ」の魅力に、もう、まいってしまった。爛れた空気を纏わせながらも、子供のように無邪気で遠慮がなく、よく笑う。そして、神名が弱っているときには寄り添い見守ってくれる。そんな存在、羨ましすぎる。二人は大学の先輩後輩で、ハセオの部屋に入り浸っていたが、男女の関係になったことは一度もないという。優しい恋人とも、所有欲の強い愛人とも、うまくやっているようだった神名が、うまくいかなくなって傷ついた時に助けてくれたのもハセオだった。迷いがあった仕事にも自分の気持ちに正直になり、信念を持って進む神名の強くしなやかな姿が素敵だ。

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2026年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本屋さんで目に留まり手に取った1冊。

千早茜さんの作品を毎回読んでいて感じるのが、『惹きこまれた』です。

解説の村山由佳さんが冒頭で『登場人物はもののみごとに屑』とど直球に言っていて笑ってしまったがまさにそう。

その中でも主人公の神名は多くの人から見たら目も当てられないと感じる1人だと思います。

ただこの神名が物語を通して変化していく様子から目が離せませんでした。

その要因であるハセオとの関係性がまさにタイトルである『男ともだち』になるわけですが、純粋にこの2人の関係性は素敵だなと感じました。

特に神名がハセオに対して、『あなたにとっての愛情表現は何』と聞いた際に、ハセオが『見ててやること』と答えた場面がハセオの神名に対する想いを出しているように感じられてとても好きなシーンでした。

唯一無二の関係性描いた1冊をぜひ読んでみてほしいです。

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2026年08月29日

匿名

ネタバレ 購入済み

リアルで考えさせられた作品です

男と女の関係
セックスって何のために
好きな人ってどんなポジションにいるのだろうか

色々と考えさせられた作品でした。

自分も似たような経験があります。相手にとってどのような自分でいたら良いのか、どんな言葉をかけたら良いかなどを神名目線で一緒に考えながら読むと面白いです。

欲望って誰にでもありますね。

#切ない #共感する

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2024年08月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

登場人物ほぼ全員のクズっぷりが見事。終盤まで、全然共感もできないし結末のいく末が分からぬまま読み進めていった。
終盤で出てきた言葉で、男ともだちのことを自分にとって都合のいい幻想という表現で定義付けをしている。この表現については、思い当たる節を感じた。大多数の人が経験しているであろう異性間の友人関係は実は妄想にも似た幻想で、実態はもっと下心と欲にまみれた人間のどうしようもない部分を見て見ぬふりをしているだけなのだろうか。
男ともだちってなんだろうって考えもまとまってないが、とりあえず感想文を残しておくと。

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2026年09月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

へえ〜という感じだった。よかったのは、「男ともだち」という存在に対する価値感としていくつか新たな発見があったこと。
特別でいるため、なにかもっと守りたいものがあるから、とか、そういった感覚については、もしかしたらそうかもなと共感できた一方で、綺麗に収めすぎなようにも感じた。まあでもそれは自分がどこかで疚しいものとして感じているからなのかもしれない。
その話に通ずるが、あまり納得がいかなかった部分として、男ともだちがなんだか格上で大切な感じに描かれているのがなんとなく引っかかった。結末としてもうちょっと捻りがあっても楽しかったのになとは思った。結局格上なんだ。みたいな。
初めからその感じは出てたからまあ終始一貫してはいた。

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2026年08月31日

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