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誰よりも理解しながら決して愛しあわない二人
冷めた恋人、身勝手な愛人、誰よりも理解している男ともだち……
29歳の女性のリアルな姿と彼女をとりまく男たちを描く直木賞候補作。
29歳のイラストレーター神名葵は、
関係の冷めた恋人・彰人と同棲をしながらも、
身勝手な愛人・真司との逢瀬を重ねていた。
仕事は順調だが、ほんとうに描きたかったことを見失っているところに、
大学の先輩だったハセオから電話がかかる。
七年ぶりの彼との再会で、
停滞していた神名の生活に変化が訪れる――。
解説・村山由佳
Posted by ブクログ 2023年11月17日
男女間の友情は成立するのか。これには賛否両論ありますが、私はあるんじゃないかなと思います。お互い大切な存在だけど、そこに男女の好きという感情がなければ成立するんじゃないかと。
この本に出てくるハセオは、一般的に見ればクズだと見られるけど、私は好きですね。生き方に芯があるので、魅力的でした。
千早さん...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月12日
ハセオがすっごく好きでした。
恋に落ちました。
自分の仕事を応援してくれて、
自分の選択を信じてくれる。
自分以上に自分を信じてくれるハセオの存在が尊い。。。
これは、もはや、愛!!ではないの?!
世界の終わりに一緒にいよ、なんて…。
私の妄想では、カンナが走り抜けた先にハセオが待っててくれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月31日
評価が真っ二つに別れる作品と思いました。
千早茜は初読みです。
男ー女友達は成り立つのか?
登場人物全員が見事な屑っぷりで描かれている。
でも現実はこんなもんではないでしょうか。
自分の人生で自分とどう向き合っていくべきか。
他人とどう接していくべきか。
私自身は男ー女友達関係は成り立つと考えており...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月28日
まさにハセオの様に、どんなに要求されても切りたくない男友達がいる。その友達にこの本を勧められた。共感する言葉の羅列だった。
このアプリ小数点までは付けられないのか。自分は4.5の評価を烏滸がましくも付けさせてもらいます。
恋愛感情とは違う大事な人。友達という枠をゆうに超える人。それがたまたま異性...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月04日
不健康な恋愛事情を覗きたいときは読むと良いかもしれない。彼氏からは気が気じゃないハセオの存在。主人公もなかなか自由な恋愛感。友達か男女関係かのボーダーをギリギリ超えないので、別れるということも存在しない。縁を切るのが恋人同士よりも大変そう。そういう人が存在しなくても問題なく生きていける恋人を作りたい...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月28日
「ハセオ〜」と思わず口にしてしまいそうなくらいハセオが良い奴だった。
愛ってなんだろう、とふと考えてしまう小説だった。異性はともだちになりえないのかという昔からよく問われるこの答えは確かに人それぞれかもしれないけど、この物語を読むと「異性はともだちになりえる!」と言いたくなる。
ハセオみたいなとも...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月16日
初の千早茜作品。テーマとしては男女間の性愛とは別の関係性といったところで、よく話題になるような男女間の友情の話は共通する部分はあるものの、その点については深入りせず、(女性から見て)パートナー、同性の友達とは別に分類される関係性である「男ともだち」が神名とハセオをとおして描かれている。自分の学生時代...続きを読む
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