あらすじ
垣谷美雨さん絶賛!
「この本は死ぬまで本棚の片隅に置いておき、自分を見失うたびに再び手に取る。そういった価値のある本です」
就職して理想の一人暮らしをはじめた美帆(貯金三十万)。結婚前は証券会社勤務だった姉・真帆(貯金六百万)。習い事に熱心で向上心の高い母・智子(貯金百万弱)。そして一千万円を貯めた祖母・琴子。御厨家の女性たちは人生の節目とピンチを乗り越えるため、お金をどう貯めて、どう使うのか?
知識が深まり、絶対「元」もとれちゃう「節約」家族小説!
感情タグBEST3
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リアルな話が多く共感できるストーリーだった。
お金の話は切っても切れないくらい大事なこと。
ただ一度失敗しても人生はやり直せるし、その都度自分の在り方を考えることが大切だと思った。
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[新聞等ネタ]2022.4.16 三千円の使い方
2022年05月14日06:36全体に公開 みんなの日記27 view
またまた気になる記事が
「人は三千円の使い方で人生が決まるよ」
うーん、
3000円といえば
(^O^)が通うセミナーのパスが
1月3000円
まいばすでWAONをチャージすると
1回3000円
これはひと月くらいもつかも
うーん、
このごろ
〇AYPAYばかりで
現ナマを
持ち歩いていない
〇AYPAYが使えないところでは
買うのをあきらめる
風潮も。。。
うーん、まあ、そういうことでは
ないのかもしれないけど
「人は三千円の使い方で人生が決まるよ」
たしかに、そんなきも、しますねっ(^^♪
smile(^O^)
原田ひ香 三千円の使い方 セミナーのパス ご浄化
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面白かった!!1冊スラスラ読んじゃった!
いや、完全に油断してたわ。笑
年代、収入も違う御厨家女性陣の、お金にまつわる悩みや境遇。読みながら自分に置き換えて想像せずにはいられなくて。過去の年齢であれば自分もあの頃は同じような節約方法に挑戦したなあと懐かしくなったり、未来の年齢に関しては、この先にそんな現実が待ち構えてるのか!とちょっと恐ろしくもなったり。
今や物価高が当たり前の時代になった現代を考えると、どんな方法でも良いから自分なりに今を生き抜くためのお金の知識を蓄えておくことは必須だと痛感。お金をベースにした小説を読んだのは今作が初めてだったから、凄く新鮮だったし勉強になった。琴子おばあちゃんの名言がぐさぐさ身に染みた~( . .)"
「人生の教科書」と表現してもおかしくない1冊に出会えたかも!
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金銭管理がズボラな私には、「あんた、それでいいの?いいの?」とチクチクと叱られているようで居心地が悪い部分もあった。けど、未来をどう描くか、誰と描くか、を「お金」という側面から描き出すのはうまい、と思った。お金とかかわらずに生きていく人はいない。お金を考えるのは人生を考えること。
お金があることが豊かなのではなくて、お金を上手に使うことが豊かなのだよね。
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How to use 3000 yen?
原田ひ香さんの短編集。
独身の次女、家庭主婦の長女。その義母と祖母。
それぞれの立場で生活を見直しながらお金の大切さを思う。
みんな真面目に考え、悩んでいる。それぞれのトラブルもあり、家族の絆も深まっていく。みんな偉いなあ。
そして、何人か出てくる男性。みなクズです。。。
やっぱり男はいろいろ適当なのかなあ。反省…。
中公文庫 360ページ
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どの登場人物にも感情移入できる。
今は、真帆と智子が主で、その後琴子だな。お金がないと心が荒むと思っているけど、前向きに生きていけそうな気がした。
Posted by ブクログ
私自身金銭管理が苦手なのでこの小説を読んでから、ちゃんとお金の勉強しなきゃダメだよなぁと実感しました。母親にもオススメしたい小説です。
お金が絡む現実的なお話ではありつつも、ほっこりする内容で読みやすかったです。
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『人は三千円の使いかたで人生が決まるよ』祖母の教え…深いなぁ
テレビドラマを観ていたのでキャストのお顔を思い浮かべながら読み進めた
浪費しがちの美穂
姉の真帆は早くに証券会社退職し結婚、節約しながら子育て600万貯蓄、偉いなぁ
両親の貯蓄は娘の大学、結婚、親の葬式等にどんどん出費が嵩み、今や100万弱…どこかの政治家さんが仰っていた老後は2000万必要なんて、どうやって貯めれば良いの?が現実
我が家も同じです(涙)
1000万貯めた祖母琴子、それでも将来が不安で働き出す
皆が悩みながら、お金と向き合い奮闘
美帆は1000万貯めて犬と暮らせる家を買う目標をたてる
節約セミナーで知り合った翔平は大学の奨学金の返済が550万ある事が判明
結婚かお別れするか、このままお付き合いするか…家族が出した決断に泣けた
お金や節約は人が幸せになるためのもの
それが目的になったらいけない
本当にそうだと思う
大学の奨学金の返済を背負っている人はたくさんいると思う
大学の入学金、授業料、高すぎると思うのは私だけ?
不景気で親だって大変な世の中だ
これから益々厳しくなっていきそう
まとまりのないメモの様な感想(_ _)
Posted by ブクログ
あるある感満載
20〜70代の登場人物が、それぞれの世代あるあるの悩みを抱えながら自分たちの幸せを見つけていくストーリー。軽いタッチで読み進められ、でも最後は不覚にもグッときてしまった。お金の使い方には生き方がギュッと詰まっている。幸せは、幸せ感は、自分でつくっていける・いくべき、それを確認した。
数人の女性が向き合っている様々なお金関係のことについて。
物の値段が上がって、スーパーでの買い物でも頭をひねらせて「いかに節約するか」を考える必要が出てきてしまった今の社会だからこそ響く本だと思った。
Posted by ブクログ
ネタバレなしで結論から申しますと
読みながら、『すげぇ』とか、心からの感嘆な意味での『ヘェ』という言葉が
次々に口をついて出てしまう文体です。
ちょっと何その語彙力!て感じで、心から、そういう言葉が出てくるんです。
へぇ〜!この人(登場人物)は、そう思ったんだ!という
客観の傾聴として掴みやすい。
傾聴力関連の本にもありましたけど賛成と反対が共感で
相手が“そう思った”ことを納得することが傾聴とありましたよね。
共感て同じ気持ちにならなければならないのかとかではなくて
反対すら共感になるのだと。
てんで違う人間で、しかも架空の人物なんだけど
“この人は、そう思ったんだ”という気持ちになりやすい文体なんですよ。
感情移入とは、また違った雰囲気で驚かされるといいますか。
それぞれの年齢、それぞれの事情
自分には関係ないような人たちが、事象で
こう思ったんだ!と思えるという意味では
感情の機微の描写は逸脱ではないかと思います。
この中には、言うてもどうせ勝ち組やん?いうキャラクターもいらっしゃるし
どっちかいうと、そっち系の話が多めなんですよ。高学歴のOLの妹から
低給料な消防士の義理兄はバカにされるんですからね。
こっちからしてみれば普通なんですよね消防士とか。いい人だし。
経歴や学歴の上澄だけ見ると、てんで入ってける内容なのか不信に思いながら読むものの、あっという間に引き込まれていく文体です。
作者の文体を傾聴させられてしまうんですね。
誤読を恐れず言えば
全国民に響くよう作られていると後書き?他の作家さんの感想にありましたけど、どうすれば、こんなに難しいことを物語として多くの人が共鳴できるようにソフトに仕上げられるのか!みたいにかいていました。
そして、この無数に広がる画像や写真つき情報(ネット)の中で、なにその情報!という、そんな小ネタが仕込まれているんですけども
活字なのに目に浮かぶ“生きる工夫。”
この人たちが切羽詰まったら私なんて、どうするよて話が盛りだくさんながら
嫌味なし読めるんですよね………とはいえ
やっぱり、どうせ地頭いいから何とかなるっしょ思わずいられないけども。
全体的に読んで思ったのが年金で足りない話にしても
奨学金問題にしても
国ってえげつない!と思いますね本当に。
国家がヤクザなんじゃと、しばしば思うこの頃です。
手元に置いておきたい作品でした
たまたま見かけた本ですが、気付けば自分の境遇と重ね合わせて読んでいました。誰にでも当てはまる状況、心情が要所要所にありました。そして最後には自分の生き方や考え方は決して間違ったものではない、むしろ前向きに捉えて良いのかなと思えてきました。不思議ですねー
一見この物語には大きな盛り上がりがないと思えましたが、思い返すと自分の人生に当てはまる事が多くてそれを盛り上がりとせずになんと言うか?と思いました。お金の事や人間関係や自分の醜さに悩んだ時(この先人生に何度あることか)にふと思い出しては読み返したくなる作品だと思います。
おすすめです
小説としての話の展開も、最近のお金の話も、全て興味深い。人気の作品なのはよく分かります!女性におすすめです!
おすすめです。
色々な人と考え方があって良いんだと、改めて思わされた作品でした。
次々と読みたくなり、すぐに読み終わりました。
とても 読みやすい
登場人物それぞれに共感しながら、自分の金銭感覚や生活について 改めて考えさせられる小説でした。これからの生き方にも影響しそう。読んで良かったです。
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祖母、母、父、姉妹の物語。
それぞれの家庭を持ち、悩みながらも生きていくお話。お金もなく決してハッピーかは分からないが、それでも生きていく。
生きていく上で苦悩は多いが、幸せは人それぞれ。
お金持ちでも幸せを感じない人もいるし、お金がなくても幸せな人はいる。
家族愛、嫉妬、金銭問題、熟年離婚、老後、色々と考えさせられるし、非常に多くの人が現実で抱えている問題が多く、共感してすらすらと読めました。
人間ドラマ満載で、素晴らしい作品でした。
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友達の勧めを受けて。
3日ほどで読み終わった、読みやすい。
倹約家寄りの私には、まだ学生でありながらも共感できる部分が多かった。
ただ、将来お金のことで悩むことが増えると思うと少し不安笑
特に友達と旅行に行きづらいというのは母を見ていて少し感じていたのでリアルだった。
Posted by ブクログ
ビジネス書かと思って読んだら、小説風のの物語。
50万部を超すベストセラー。親子3世代の人生を通して、お金の事を考えて欲しいというコンセプトで、全ての世代に刺さる本。
①恋人が多額の奨学金を抱えているが、結婚しようと考えている独身女性
②家族がいて幸せに暮らしているが、友達の結婚式で夫の金融資産の差に愕然とする主婦
③がんが見つかったが、サポートが弱い旦那を持つ50代の女性
④1千万円の金融資産は有るが、この先不安なお祖母さん
離婚時の財産分与も、知らない情報が多かった
・あるある感満載な出来事が次々と起こっていく
手元に置いておき、自分を失うたびに読み返す価値のある本との書評
Posted by ブクログ
お金の使いかたはその人の価値観をよく表す。
お金は時間によく似ている。たくさんある(と思い込んでいる)時は、それほど大事でないものに使ってしまう。
何となく観るドラマ、つい開いてしまうSNS、一度始めたらやめられないゲーム。それが自分にとって「なくてはならないもの」ではないのに多くの時間を消費しているものは多い。
そうこうしているうちに気づけば限られた時間しか残っていない…
お金の使いかたを変えようとした時、美帆も琴子もまず時間の使いかたから変わったことが印象的だった。(美帆は節約の講座に参加し、琴子はパートを始める。)
そして彼らを見ていると、お金も時間もなんとなく使っている時よりも、自分でよりすぐりのものを吟味して使っている時のほうが遥かに充実感が溢れていて幸せそうだった。
「もう少し貯金があれば…」というのはさまざまな場面でよく思い浮かぶ言葉だが、単純にお金が増えることよりも、使いかたを見直して本当に使いたいものに使う方が幸福度が上がるのだろう。
もう一つ本作を読んで思ったのは、人の悩みは外側からは分からないということ。
最近どんな本を読んでいてもよく感じる。
順風満帆そうな人でも、上品でどっしりと構えている人でも、何でもそつなくこなす人でも、自信満々で強気な人でも…
どんな人でもその内側にはさまざまな不安や恐れが流れている。悩みなんてなさそう、だから実際に何ひとつ悩んでいない、なんてことはない。仮に今は悩んでなくとも、状況がちょっと変われば誰だってたやすく不安に陥る。お金はその要因の一つになりやすい。
だから人と自分を比べても仕方ないのだろう。
見えているのはその人の一面でしかないし、羨ましがっても嫉妬しても自分の何かが変わるわけではない。結局は自分の人生を自分でどうしていくか、という問題に立ち戻るしかない。
年代も取り巻く環境も異なる、4人の女性と1人の男性が主人公の連作短編。自分自身の人生やお金の使いかたについて振り返りながら楽しめる一冊。
Posted by ブクログ
テンポが良いから凄く読みやすい。
誰がも抱える不満や不安を、リアルだけど生々しくないように
フワッと優しいベールで包むように書かれてるなと思った。
最後は人の親になった我が身としては
グッとくるものがあった。
危なくちょっと泣きそうだった笑
Posted by ブクログ
特に3,000円にこだわった内容ではないけれど、
お金の使い方、考え方という視点で
人間模様が描かれていて面白く読めました。
「費用対効果を求めるなら今ここで死ぬのが1番ムダがない」
よくこんなセリフを思いつくなぁと感心し、
確かに…としみじみしてしまいました。
お金に一喜一憂しながらも、最後は身ひとつですもんね…
それでも日々起こる理不尽と戦うべく、
その武器としてお金を味方につけたい。
結構しょうもない3,000円の使い方をしてしまう私も、たまにこの本を読み返そうと思いました。
Posted by ブクログ
御厨家の人々のお金の使い方について描かれたストーリー。どの世代でも、誰が読んでも、「わかるー!!!」と頷ける内容だなぁとしみじみ。
御厨家の登場人物
①次女の真帆
(結婚を考えている彼が多額の奨学金(550万円)を抱えていることが発覚、彼の家族に会うもやっていけるのかと不安を募らせる状況)
②長女の真帆
(友人がプチセレブ婚をするという話を聞き、自分の生活に劣等感を感じてしまう)
③母の智子
(自身の病気や智子の親友の熟年離婚によって、今後の老後の家計や夫との関係への不安)
④祖母の琴子
(老後資金の心配や貯金が減っていくことへの焦り)
それぞれが悩みを抱えながら、日々を過ごしていくが、琴子の言葉にあった「お金や節約は人が幸せになるもの」という考えは素敵だなと思った。
自分の置かれている境遇を理解し、幸せになるための選択を私自身もしていきたいと感じた。
三千円の使い方でその人の人生が決まる。
三千円という絶妙な価値はあっという間に使い切ってしまうことも可能であれば、考え抜いて色々なことに使うことも出来る。
そんな話からお金にまつわるそれぞれの家族の話を堪能できる。
解説の内容が一番心を抉ってきます。人は人、自分は自分と思っても経済格差には目をつぶれないのは誰しもそうなんだろうな。
おもしろく、考える本
3千円の使いかたで、個性、年代、今だからこそ、と読んでいて、共感もたくさん。
考えるいいきっかけにもなるな、と思いました。
何度も読み返したくなる一冊。
楽しくすいすい読める!
ママ友に勧められて読んでみました。
小説としてすいすい楽しく読めて、お金の知識も高まる、素敵な本でした。
年代、世代、ライフスタイルなどにより、人によって異なるお金への悩みが、分かりやすく、共感しやすく、書かれています。
読み進めていくと、お金の悩みへの対処法(対処法というと言い過ぎかも?)もわかります。
貧しい家庭で育った私は、
この家の人々はしっかりとお金に対しての
考えを持っていて、少し羨ましくなりました。
でも借金などは無いし、今後の不安を取り除くための
主人公達のようにお金と向き合っていきたいと感じました。
Posted by ブクログ
サクッと読めた。ハウツー本を想像していたが、実際はとある家族周りのお金にまつわる物語だった。各世代のお金の悩みや取り組み方が描かれていて、それぞれのライフステージで直面する問題を描いていた。
貯金や資産運用を行っていない方には考えるキッカケになるかもしれないが、ある程度やってる方は参考にならないと思う。物語を通してお金との向き合い方を考える作品のようで、お金の専門書を読むのがハードルが高い人の入門編としては良い一冊かも。
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3千円の使い方の絡みは少ししか出てこなかった。
幸せは人それぞれ違うからお金が全てではない。
大切なものを守るために、私はお金を稼ごうと思う。
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さらっと読めた。読みやすい。
細かな描写が、世代性別幅はあるのに、ありそうという感じがした。
読んで残ったものは…
日々大小のお金をさまざま使うが、
それぞれのお金を何も考えず使っていないか。
考えつくして使うなら、後悔はない。
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この本も数年前に非常に多くの方がSNSに取り上げて話題になっていたように思います。
私が手に取ったものも、文庫の初版から一年たった時点で19刷。一回の増刷でどの程度印刷するかは会社によって異なるようですが、少なくとも出版社の予想を少しづつ越えてきていたものと思います。
・・・
まあ、一言で言えば、御厨家の女性たちの、お金(や人生)にまつわるモヤモヤを描く、といったところでしょうか。美帆、美帆の姉の真帆、彼女たちの母親たる智子(なお嫁)、そして祖母の琴子。
正直、全体としては結構普通に感じました。
・・・
一章:美帆は30手前だし、お金もお金の知識もないのはしょうがないけど、勉強しましょうね、って感じ。
二章:祖母の琴子はある程度のお金はあるけど、世の役に立ちたい、貧乏じゃないけどちょっとお金があれば余裕が生まれるってのは確かにとは思いました。まあでも、今の時代、結構な高齢な方もバイトとかされていますし、やっと始められましたか、という印象。
三章:子育て主婦の真帆の部分は、すこし共感。お金については初歩的な話が多かったですが、経済的な状況や旦那さんを周囲と比べる、周囲目線で評価してしまう生きづらさ。幸せは自分尺度で築くものなのに、いつの間にか他人と競争するような目線になってしまう生きづらさ。なぜ自分の幸せまで世間尺度で評価してしまうのでしょうね? ある意味私も「お金」・「社会的地位」で未だに縛られており自分尺度で生きていられません。海外だからまだいいけど、首都圏に住んでいると世間尺度で自分を判断しちゃいそう。
四章:責任を取れないモテ男、アラフォー安男君の章(祖母琴子の友だち)。私はできなかった或る意味自由で素敵な生き方かもしれません。悔しいけど、こういう男が持てるんですかね。つい先日、似たような男の話『ニシノユキヒコの恋と冒険』を読みました。
五章:御厨家の嫁、智子の話。ここもある程度共感しました。嫁の立場で家にいるなかで、旦那は、家族(というか姑)に何にも言わない、いざという時に意見を言わない(何も考えていない)、結局自分が一家の悪者になり正直意見する、みたいな。同じことを若い頃から家内に言われたものです。夫婦のコミュニケーションがないとこうなるのかなあという典型。
六章:美帆の新しい彼氏と御厨家とのやり取り、等々。
・・・
ということで原田ひ香さんの作品を初めて読みました。
これまで金融業界に身を置いてきたことからも、お金については101(初歩)に過ぎない知識だと思いました。そうしたお金エッセンスと家族モノを融合したところが新しさなのかもしれませんね。
子どもにも勧めていますが、お金周りの知識を得るにはAFP/CFPは結構勉強になると思います。私はその方面のキャリアは築けませんでしたが勉強したことで生きる力はついたかな、と。為参考まで。
Posted by ブクログ
正直、最初は内容が「軽い、薄すぎる、これは女性誌の特集記事の文章か?」と思いましたがだんだんと深みが出て続きが気になってきました。
若い方には特に刺さる内容の作品かもしれません。
Posted by ブクログ
人は「自分」「パートナー」「お金」をよく理解することが大切だなというのが本を読んだときの感情。自分の幸せの軸があろうと、人と比べて一喜一憂するのも人生なのかなと感じた。本は読みやすくサクッと読めた。
Posted by ブクログ
物価上昇の世知辛い世の中を感じた時にタイトルを知って読みました。
特にタイトル通りの金額縛りの話ではなかったけれどお金の使い所をそれぞれの登場人物達が考えて取り組む様子は共感できる所がありました。
Posted by ブクログ
ある家族の女性のお金に関する悩みを含んだ物語。登場する家族やその家族の関係する人と繋がってる。
印象に残ったのは結婚しても既婚者舞台での争いがあること。同じくらいの財力だと思いきや向こうのほうが良い場合など羨む場面が多々物語で語られた。
73歳のハローワークを見てると働けるだけで感謝しないとと思った。
熟年離婚
結婚後の暗黙の了解、自身の役割。結婚をして気付いたら縛りだらけの日々。どんな人と結婚しても長年一緒にいたら嫌なところが見えてくるのかもしれない。悪いところはもっと悪く、気になるところ予測して付き合いを進めたいと思った。
Posted by ブクログ
就職して理想の一人暮らしをはじめた美帆(貯金三十万)。結婚前は証券会社勤務だった姉・真帆(貯金六百万)。習い事に熱心で向上心の高い母・智子(貯金百万弱)。そして一千万円を貯めた祖母・琴子。御厨家の女性たちは人生の節目とピンチを乗り越えるため、お金をどう貯めて、どう使うのか?
知識が深まり、絶対「元」もとれちゃう「節約」家族小説!
お金や節約は、人が幸せになるためのもの。それが目的になったらいけない。これはお祖母ちゃんの言葉ですが、私も今、心からそう思うのです。
お金の使い方には、その人の生き方がギュッと詰まっています。財布に入っている三千円を、どう使うべきか、その追求は、幸福の追求と同義であることが骨身に染みます。
「その人」を表す三千円の使い方
「貴方は3000円貰ったら何に使いますか?」この大金とまでは言えなくとも、それでも何かやりたいこと欲しいものであれば何かしら出来てしまう。そんな金額だからこそ、その人となりが現れてくることに妙に納得してしまった。
就職、結婚、出産、定年。人生には様々な節目がある。そのいずれかを経験した人であれば、この作品に共感して頂けるかと思う。むしろどの節目を経験しているかによっては異なる印象を持つ作品で、いつ、誰が、何度読んでも「私もこんなことがあったなぁ」と共感できる作品。