あらすじ
垣谷美雨さん絶賛!
「この本は死ぬまで本棚の片隅に置いておき、自分を見失うたびに再び手に取る。そういった価値のある本です」
就職して理想の一人暮らしをはじめた美帆(貯金三十万)。結婚前は証券会社勤務だった姉・真帆(貯金六百万)。習い事に熱心で向上心の高い母・智子(貯金百万弱)。そして一千万円を貯めた祖母・琴子。御厨家の女性たちは人生の節目とピンチを乗り越えるため、お金をどう貯めて、どう使うのか?
知識が深まり、絶対「元」もとれちゃう「節約」家族小説!
感情タグBEST3
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手元に置いておきたい作品でした
たまたま見かけた本ですが、気付けば自分の境遇と重ね合わせて読んでいました。誰にでも当てはまる状況、心情が要所要所にありました。そして最後には自分の生き方や考え方は決して間違ったものではない、むしろ前向きに捉えて良いのかなと思えてきました。不思議ですねー
一見この物語には大きな盛り上がりがないと思えましたが、思い返すと自分の人生に当てはまる事が多くてそれを盛り上がりとせずになんと言うか?と思いました。お金の事や人間関係や自分の醜さに悩んだ時(この先人生に何度あることか)にふと思い出しては読み返したくなる作品だと思います。
Posted by ブクログ
面白かった。
現実世界にいそうな家族の話で、今にもそこらへんで会話が聞こえてきそうな世界観。
読みながら、私と歳の近い真帆に共感した。周りの女友達の話を聞くと、旦那さんの話やらプレゼント・記念日の話やら旅行の話やら、嫉妬というか、自分の選択への後悔というか、モヤモヤした気持ちになってしまう。けど、自分の人生に満足している点を見つけて、自分で自分を納得させるしかないのだ。
本の末尾にある、垣谷さんの解説も良かった。「他人は他人、自分は自分」を貫かないとやってらんないよね、という解釈。お金の使い方には生き様や人生観が凝縮されてるって。お金や節約が人生の目的になってはいけなくて、人生を豊かにするための手段に過ぎないって。本当にその通りだと思う。
Posted by ブクログ
積読にしていて長い間眠ってた本だったけど、社会人になってお金について考える機会が増えたので読んでみた。すると、以前は読み進められなかったこの一冊が、するする自分の中に落としこまれていって、本が自分に馴染むタイミングってあるんだなと実感した。
御厨一家の人間模様とお金に対する各々の考え方を追っていくと、人間模様には単純に物語として共感する側面もありながら、お金に関して自分自身の将来や幸せのために正しい知識を身につけたいと考えさせる側面もあり、社会人になったこのタイミングで読むことができて本当によかった。
最後の「お金や節約は、人が幸せになるためのもの。それが目的になってはいけない。」という一文にははっとさせられた。
私自身、節約について考えることが多く、それが目的化してしまっていたり、まだまだ貯金にこだわってしまうことがあるので、改めてお金をどう使えば自分の幸せにつながるのかということを考えたいと思った。
Posted by ブクログ
将来の事を考えさせられる本だった。お金についてもっと考えて生活していかないとなと現実を突きつけられる感じがして序盤は読んでいてため息が出るような感覚だった。安生というモテ男の子供が欲しくない理由が(子供は費用対効果が最悪、究極の低コスパ)って考えているのがちょっと気持ちわかる気がした。私もここまでは思っていないけど…だから子供欲しいと思わないんだよな。安生が代わりにキッパリ言葉にしてくれた感覚でスッキリした。みほと翔平との結婚に反対な親の気持ちもわかるし、翔平の書いたポスターを探しに行くシーンがとっても好きだった。私の両親と重なるところがあった。そして最後のおばあちゃん琴子の粋な計らいに感動。もし私に子供ができて孫ができたら…同じことできるかな?その為にやはりお金を多少多く貯金しておかなければ。となるとやはり子供は費用対効果が…とか思って…でも琴子のようなおばあちゃんになれたら素敵だな。
Posted by ブクログ
おもしろかったです。突然「iDeCo」等の金融情報を登場人物がつらつらと語り始めることには最初は面食らいましたが、小説+金融情報の紹介ということで割り切りました。隣の芝生は青く見えるを地でいく内容でドロドロしているかのように見せかけて、メインの登場人物は落ち着くところに落ち着きます。まぁ、小説がメインじゃないんでって、結局、この本はどっちつかずなんですよね。個人的には母娘2人暮らしをしている先輩や、婚約破断になった友人の方が気になりました。勉強もできる小説という位置づけであれば、図解もないので、微妙です。