ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 月の上の観覧車

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    頑張って駆け抜けて、気がつけば人生も折り返し地点。出会い、別れ、産まれ、看取り、ふと故郷を想う。
    歩みを緩めて少しだけ過去に想いを馳せる、切ないお話が詰まった短編集。
    比喩表現が美しく素敵でした。

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    2026年06月01日
  • 満願(新潮文庫)

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    再読。

    何度読んでも好きな短編集。独立短編集でもこんなに粒ぞろいで面白いものってなかなかないかも(特にミステリーでは)。

    好きなのは「万灯」、うなったのは「夜警」、ぞくぞくしたのは「柘榴」、ぞわぞわしたのは「死人宿」「関守」。表題作「満願」は、いちばん正統派ミステリーっぽいなという感じ(もちろん面白い)。

    版元が新潮社ということもあってか『儚い羊たちの祝宴』にも通じる雰囲気が全体に漂っていて好み。
    山本周五郎賞受賞作。

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    2026年06月01日
  • ままならないから私とあなた

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    薫にすごく共感できる。
    効率のよさを追求して、何が悪い。
    無駄から生まれることもあるかもしれないけど、わざわざ無駄なことをしたくない。

    今後AIが進化し、誰もが1番よいものを享受できるようになると、人間が画一的になる。それがつまらないと言われればそのとおり。
    でも例えば、人それぞれの好みは残る。その違いがあれば充分ではないか。

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    2026年06月01日
  • ざんどぅまの影【電子特典「手書きメッセージ」付き】

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    めちゃくちゃ面白かった。
    自分も先祖のルーツが南の方だったり、たまにハーフかどうか聞かれたりするから、最後の方は読んでてすごいドキドキした。
    前作『ばくうどの悪夢』といい、すごいテーマから攻めてくるなあ…。という感想

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    2026年06月01日
  • 自由研究には向かない殺人

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    話題となっていただけあって面白かった。
    小説の構成にとてもこだわりを感じでピップと同じ目線で推理をしているような、とても没入感のある読書体験ができた。
    フェアな視点の大事さを伝えてくれる本。
    続編もあるみたいだから続けて読んでみようと思う

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    2026年06月01日
  • 燃えつきた地図(新潮文庫)

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    探偵というのは、誰かの過去や因果関係を調べる仕事な訳で、つまりそれは常に、誰かの「影」として跡を追うことで初めて存在意義が生まれる。
    その意味で、主人公の「ぼく」と失踪人の「彼」は、初めから対の関係性だった。

    p.390「誰だって、どんな健康な人間だって、自分の知っている場所以外のことなど、知っているわけがないのだ。」
    確かにそうだ。この世界の知らない場所が自分の世界の延長であるように過信するのは、傲慢だ。
    知らない道を通っても、また知っている道に戻れるとは限らない。迷い続ければ、それは失踪になる。

    p.359からは、失踪者側の目線で語られる。
    追跡者側と失踪者側で対比させていながら、主人

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    2026年06月01日
  • チョコレートコスモス

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    結構分厚い本なのに、特に後半は熱が上がって一気に読み終わった。
    恵まれすぎている響子に最初は共感出来なかったけど、そんな自分を俯瞰で分析する賢さと、吹っ切れていくかっこよさが、まさに憧れのスターという感じですごく魅力的で、何人かいるメインキャラの中でも特に印象的だった。

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    2026年06月01日
  • 彼方の友へ

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    戦前、戦中を生き抜いた佐倉ハツ。
    学歴が無い中、出版業界に飛び込み悩みながらも懸命に出版社の人間として成長していく。

    そして、それを支える周囲の人たち一人一人がとても魅力的。

    特にハツを支え成長させる師とも言える有賀がなんとも言えず素敵。

    戦争は沢山の犠牲者を出すのに何故今でも地球上から戦争は無くならないのだろう?
    そんなことを改めて考えてしまいました。

    (Word)
    でぃあ はつこ しんしありい ゆあず

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    2026年06月01日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    面白かった。叙述トリックもので、最後にどんでん返しがある。そして、結末が分かったところで、もう一度読み直してみると物語に直接出てこなかった人物の心情が読み取れたりして、物語の作り込みに感動した。

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    2026年06月01日
  • 罪と罰(上)

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     もし、猿にこの本を渡せば『罪と罰』を枕にして眠るかもしれませんし、羊に渡せば美味しく食べてしまうかもしれません。そんな風にこの長大な文章を読みながら、ラスコーリニコフの背負った『罪と罰』を愉しむのには人それぞれのやり方があるのだろうと思います。
     僕はとても楽しませてもらいました。1行もつまらない文章はなく、ドストエフスキーの小説家としての格の違いを見せつけられました。どうして素晴らしいと思ったのかを説明するにはおそらく一万字以上の言葉を費やす必要があるため、割愛させていただきます。
     ただし、一つ言えることはもしたった今、自分の犯した罪について苦悩している方がいらっしゃれば、あなたの前でこ

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    2026年06月01日
  • 猫君 りんねの輪

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    みかんたち、頑張った!
    いきなり、冒頭で長猫があんなことになるとは。
    猫又の生徒たちが持つ首玉。そのままでは役に立ちそうもなくて、1人では無理で、協力することで力を発揮するのかな、と予想。
    将軍は敵に回ることはないと思うんだけど、幕閣がなんとも食わせ者。天海僧正まで登場とは。だって、家康の時代の人だよね?!
    猫又学校の師匠たちは、いろいろ2年生たちに丸投げだし。
    2年生たちを成長させるためだったのか。首玉、なかなか特殊な性格みたいだし。
    3作目は、みんな3年生かな。楽しみ。

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    2026年06月01日
  • 宙わたる教室

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    伊与原さんの小説には地学の分野が登場する。いろいろな人生の悩みや事情を抱えた登場人物達が、自然科学の真理に触れることによって、日頃の悩みから解放され、生きるヒントを得る展開である。今回もきっと、科学のパワーで人生が変わる奇跡のストーリーなのだろうと期待し、手に取った。特に今回は都心の繁華街にある定時制高校が舞台であり、さぞかし多種多様な登場人物による、波乱万丈な人生が交錯して化学反応が生まれるのだろうと期待が高まった。
    地学の知識が必要なハードルの高さは無く、頭の良い悪い関係無しに、純粋に興味をそそられるものばかり。身近に存在する自然現象だから、興味さえ持てば誰であれ門戸を開いてくれる身近な学

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    2026年06月01日
  • 彼と彼女の衝撃の瞬間

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    中盤から色々な人が告白し始める。「やっぱりこの人が犯人だな」が何回も裏切られ、最後は「えぇ、この人だったの?」気持ちよく騙された。

    グロテスクな描写を気にする書評もあったが、私はそれほど気にならなかった。

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    2026年06月01日
  • もしも君の町がガザだったら

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    「ガザから世界を見ると」をわかりやすく丁寧に書かれた本。なんとなくわかった気になって、ちゃんと見ていなかったんだなと改めて突きつけられた。高学年にでもわかるように、自分たちに置き換えて考えられるような説明がされている。難しく複雑な対立と命があまりに軽く考えられているこんな地域が今存在していることに大きなショックを受けた。自分たちにできることまで書かれていて、目を背けていたことを恥ずかしく思った。この問題に真摯に取り組み解決へと導いてくれる世界の何人かの指導者は出てくるのだろうか。今の現状を深く知るにつれて、絶望的な気持ちにもなった。とにかく、知ること、関心を持つことから始めるためにまず読むべき

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    2026年06月01日
  • 共喰い

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    作者の田中慎弥さんは幼い頃に父を亡くし、父の書棚にあった本を読んで過ごしていたと聞きました。実際に父と関わることがなくても、自分の中に受け継がれた父を感じながら大人になった方なのではないかと思います。
    共喰い、第三紀層の魚、どちらも母親が責任感のある人ですね。人間としてのどうしようもなさを抱えながら、自分の人生に向き合い、我が子の事も大切にしているように描かれているなと思いました。強く素敵な女性です。
    最近読んだ中では、1番私の心の芯の部分に届いた作品でした。情景描写が美しく、心情を表現しています。引き込まれました。さすが芥川賞です。
    ただやっぱり共喰いの方は内容が性と暴力なだけあって、読んで

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    2026年06月01日
  • おかしのずかん

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    ね!美味しそうでしょ♡
    今日は美味しそうな絵本の日だ♡

    これは絵本だけど、図鑑だ。

    お菓子それぞれにどこの国で生まれたのか書いてある。
    …下手したらこういうのも国旗損壊罪に適用されたりするのかな?そしたらやだな。
    はい、気を取り直して!

    レアチーズケーキもスフレチーズケーキも、ミルクレープも日本生まれなんだよ!
    びっくりじゃない?

    って感じで、えっこれも日本生まれなの⁉︎って新たな発見もいっぱいできる。

    そして、この美味しそうなスイーツに対して、うさぎがザ・イラストでまた可愛い。

    あースイーツ食べたい。

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    2026年06月01日
  • 痩せたらかわいくなるのにね?

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    本当に大好き、ユーモアの天才
    みんな痩せるが正義で痩せすぎな人が多すぎるって思ってたから、めちゃくちゃスッと落ちた。

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    2026年06月01日
  • 新装版 デルフィニア戦記 第Ⅰ部 放浪の戦士4

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    試しに1巻だけ読んでみようと買ったけど、続きをまとめて買わなかったことを激しく後悔したぐらいには面白い!王道ファンタジーだし、ご都合主義な所はあるが、ただただ面白い!分かりやすい物語だからこその面白さだと思います。

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    2026年06月01日
  • 神さまショッピング

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    いろんなやつらが神頼みする話。宗教にのめり込む人の気持ちが、もしかしたらこんな感じなのかもしれない。何を頼もう、世界征服?無限の富?やっぱり幸せを感じる人生がいい。でも、簡単に手に入らないもの、だからこその神頼み。頼みますよ神様、もし叶わなかったら呪います。

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    2026年06月01日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    これSuperflyの曲でこんなフレーズ聞いたことある…って思って購入
    (結局ちょっと似ているだけで違った)

    父親を知らない息子がひょんなことから自分のルーツについて探すというのが、一口にいうあらすじなんだけど、「自分はなんのために生きるんだろう」というのが大きなテーマ。
    人はみんなどこかで自分はなんのために生まれてきて、なんのために生きているのかを漠然と理解しているような気がするけど、それがないとこんなにも生きるという当たり前のことが苦しくなる時があるのだと感じた。
    それから、人生のそばにあってくれる音楽というものは、人の心を常に奮い立たせ、癒し、生きがいになるんだなとつくづく感じた。

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    2026年06月01日