ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 傷痕のメッセージ

    Posted by ブクログ

    死んだ父の胃壁に刻まれた謎の言葉。その衝撃的な導入から、一気に物語に引き込まれた。
    病理医という特殊な視点から「遺体の声」を紐解いていく過程は、医療知識に基づいた圧倒的な説得力がある。緻密に張り巡らされた伏線が回収されるラストは、驚きとともに涙が溢れて止まらなかった。
    「傷痕」に隠されていたのは、犯人への憎しみか、それとも別の何かか。読み終えた後、タイトルの持つ意味が180度変わる瞬間のカタルシスが素晴らしい。ミステリーとしてのキレと、人間愛の深さが同居した、知念実希人さんの真骨頂とも言える名作。

    0
    2026年04月22日
  • アニメ映画 ジョゼと虎と魚たち

    Posted by ブクログ

    ジョゼと恒夫の迷って、躓きながらも前に向かって強く生きようとする姿勢に感動しました。映画も見ましたが、小説も映画もとても面白かったです。勇気を貰える素晴らしい作品でした。

    0
    2026年04月22日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

    Posted by ブクログ

    『法医昆虫学捜査官』の2作目です。
    前作を読んでいなくても全く問題なく、虫が苦手でなければ十分楽しめると思います。
    残念ながら虫嫌いの方は、今作もやめておいたほうが賢明です(OдO`) il||li

    引き続きウジ虫が登場しますが、それ以外にも初めて知った虫や花の名前が出てきて勉強になりました。
    例えば夜の田舎に湧いてくるヒトダマは心霊現象ではなく、発光バクテリアに寄生されたユスリカだったり。
    死臭を感じ取って10分以内にやってくるという特徴を持つオビキンバエを見たら、近くに死体があるというサインだったり。

    ……あまり日常生活においては必要ない知識かもしれませんが(^-^;
    でも事件で出てき

    0
    2026年04月22日
  • こころの読書教室

    Posted by ブクログ

    自分のこころのわけのわからない気持ちとか、自分でも知らないような自己とか、読み終わった後も自分なりに噛み砕くのが難しく、だからこそ何度も読み返したくなる本だった。
    言葉にできない、自分でもわかっていない自分を知るきっかけになるような河合さんのおすすめの本を知れる本。
    児童文学などなかなか大人になってから読まない本も多く登場するが、河合さんの視点を踏まえて自分なりに解釈して読んでみるときっとおもしろいのだろうな。私はネズミ女房と、村上春樹が特に読みたくなった。

    0
    2026年04月22日
  • 灼熱

    Posted by ブクログ

    読み終えた瞬間、あまりの熱量に眩暈がした。本作は、愛が執着へ、そして狂気へと変貌していく様を、冷徹かつ官能的に描き出している。
    登場人物たちがひた隠しにする「醜さ」が剥き出しになっていく展開は、まるで真夏の太陽の下で腐敗が進む果実を見ているような、背徳的な恐ろしさがある。秋吉理香子氏は、人間の心理的な隙間に巧みに指をかけ、一気に闇へと引きずり込む。「自分は大丈夫だ」と高を括っている読者ほど、最後に突きつけられる結末に、形容しがたい絶望を覚える。

    読み終えたあとには爽快感よりも、じっとりとした余韻が残る。人間の感情の危うさを改めて突きつけられる一冊だった。

    0
    2026年04月22日
  • ゆきうさぎのお品書き あらたな季節の店開き

    Posted by ブクログ

    終わっちゃった〜
    もっと食べたい、いや読みたい!

    なんか、自分もゆきうさぎの常連で、みなと喜びや苦しみを分かち合いながら成長したような、とても清々しくいい気分です

    それにしても、表紙はひたすら料理の絵で、ふたりの容姿は読み手の想像に任せる姿勢が潔く好感を持ってましたが、コミカライズを知らせるこの帯はいただけない、、、
    碧ちゃんはともかく、大樹のイメージがなんか違う、、、

    2026-021

    0
    2026年04月22日
  • 逆ソクラテス

    Posted by ブクログ

    友達からのお薦め。
    子ども時代と、それを大人になってから振り返る現在が交互になっていて、テンポ良く読める。

    短編集はそれぞれ全く別のお話だけど、
    (作者の恩師がモデルらしい先生が
    共通に登場する話はあるものの)
    他人に敬意を持って接することの大切さ
    というのが一つの共通のテーマと感じた。

    学校やスポーツで学ぶべきは
    知識や技術よりも
    そういったソフト面が大切なんだよね、
    子どもの頃は気付けないけど…

    中学生長男にも読ませたいと思う。

    0
    2026年04月22日
  • 恋敵~春風捕物帖(三)~

    Posted by ブクログ

    内容(ブックデータベースより)

    稲荷橋の下で男の死体が見つかった。死んだ男は、錺職人の太兵衛という男で、懐から銀の簪が見つかった。じつは、この男、南町奉行所定町廻り同心の春野風太郎が懇意にしている日本橋芸者お松の常連客だった。当初は、橋から誤って落ちたのではとみられていたが、探索が進むにつれ、男は突き落とされた可能性が出てきた。そのうえ、太兵衛を突き落とした者は、お松絡みの者ではないかという疑いが浮上する。風太郎は、自らに惚れているというお松を危機から守れるのか。そのほか、風太郎の昔の道場仲間の話や父親に関わった男たちのいい話も入った渾身のシリーズ第三弾!

    令和8年4月20日~21日

    0
    2026年04月22日
  • 透析を止めた日

    Posted by ブクログ

    透析に至る背景や、通院生活や仕事との兼ね合いなど、ぼんやりとしか知らなかった患者や家族のリアルな暮らしぶりを具体的に知ることができて勉強になった。治療方法の選択や終末期の苦悩が伝わってきて、よくぞ文字にしてくださったと思う。緩和ケアの概念はずいぶん前からあることは知っていたが、こんなに苦しんでいる人がいるのに、未だ守備範囲が狭いことにも疑問を感じる。かかった病気の当たり外れで、あの世への道中の苦楽が決まるなんて、どう考えても地獄。

    0
    2026年04月22日
  • ありふれた愛じゃない

    Posted by ブクログ

    恋愛小説だけどお仕事小説でもあり、リゾート地が舞台だから旅行要素もあり。

    タヒチに行ったことないのに情景が浮かぶ、解像度が高くて凄い。

    めっちゃ良かったです!

    0
    2026年04月22日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

    Posted by ブクログ

    職場の先輩に勧められ購入。

    自身初のミステリーだった訳だが、こいつのせいでその後読む"ミステリー"に対するハードルが明らかに高くなったと言わざるを得ない。

    度々物語の本筋から脱線する会話が(割と多く)あるが、それ自体をも楽しみながら読めたのは"御手洗潔"というキャラの魅力あってこそ。


    「ホームズ?ああ!あのホラ吹きで、無教養で、コカイン中毒の妄想で、現実と幻想の区別がつかなくなってる愛敬のかたまりみたいなイギリス人のことか?」

    0
    2026年04月22日
  • テヘランでロリータを読む

    Posted by ブクログ

    まずこの本が幾多の制限から出版に至り翻訳され日本にまで届いている奇跡を痛感する。

    小説かと思いきや、文芸評論のようなスタイルも織り混ざり、学ぶべきことが多い内容だった。
    まずは気になるイラン情勢、厳格なイスラム教の中で葛藤する女性たちの現況にハッとする。
    先生の自宅に集まる女学生たちは
    そこに訪れるときだけ、なりたい自分のスタイルを演出する。
    ある女性は、ヒジャブを脱ぐとTシャツにデニム姿に。
    その友人はピンクのセーターに赤のネイル。
    外でその格好をするもんならどんな処罰を受けるかわからない。
    さらにヒジャブから赤のネイルが覗いただけでも
    アウト。黒レースの手袋で全て覆い隠す。

    本当に心か

    0
    2026年04月22日
  • 殺戮の狂詩曲

    Posted by ブクログ

    前に読んでた。本の形を変えて出版しなおすのはやめて。気付かず購入。読み始めて気づいたのに、ラストまで読み直す。そうそう。こんなどんでん返しだった。御子柴弁護士シリーズ。

    0
    2026年04月22日
  • 月白

    Posted by ブクログ

    主人公の現在の苦しみ、葛藤と主人公が書こうとしている過去の事件と戦後まもない時代の背景とが交互に描かれてて、最後まで飽きることなく読み進めれた。 

    0
    2026年04月22日
  • リボルバー

    Posted by ブクログ

    原田マハさんの芸術愛を感じる作品
    ゴッホの謎の死とゴーギャンが見事に繋がって本当にそうなんじゃないかと思わせる

    0
    2026年04月22日
  • やめるな外科医 泣くな研修医4

    Posted by ブクログ

    シリーズ第四弾、外科医6年目

    そろそろ一人前
    仕事での自信も少しは出てきたが、
    その分責任も重くなり
    自分の受け持ちの患者の事で悩む事でプライベートのバランスも変わる‥

    前に比べて亡くなった人が多かったので何となく自分自信も暗くなってしまった(;_;)医師といったら『白い巨塔』のイメージだった。
    本当に大変な仕事だ。
    先が気になる‥

    0
    2026年04月22日
  • 走れ外科医 泣くな研修医3

    Posted by ブクログ

    シリーズ第三弾
    5年目、若手外科医になった雨野隆治

    佐藤玲先生の恋愛、
    雨野隆治のプライベート、
    西桜寺凛子が研修を終え外科医として戻り
    患者の治療の医師それぞれの治療目線
    もあり良かった。

    他にも盛りだくさんで濃い内容だったが読みやすく、興味深く面白かった。

    メモ‥佐藤玲 4年先輩
       西桜寺凛子 2年後輩

    0
    2026年04月22日
  • 兄 私だけが知るアントニオ猪木

    Posted by ブクログ

    アントニオ猪木の生涯が事細かに実の弟の目線で書かれた作品です
    プロレススーパースター烈伝などで猪木の生い立ちなども知っていたがなぜブラジルで生活する事になったのかなぜプロレスラーになったのか4回結婚してた事や最後の奥様とのやり取りなど身内の中の身内しか知り得ない話を知る事が出来ました
    今まで読んだことの無い内容でコアな猪木ファンならぜひ読んで知識を深めてほしいです

    0
    2026年04月22日
  • 成瀬は信じた道をいく

    Posted by ブクログ

    成瀬というキャラクターの魅力を、さらに深く味わえる2作目。

    1作目は「なんだこの人は」という衝撃が大きかったけれど、今回は成瀬の存在を知ったうえで読むからこその安心感がある。突拍子もない行動をしても、「成瀬ならそうだよな」と受け入れてしまう自分がいて、それだけ成瀬という人物が強烈に立ち上がっているのだと思う。

    今回も成瀬は、周りの人を良い意味で振り回していく。でも本人はそれを狙っているわけではなく、ただ自分の信じた道をまっすぐ進んでいるだけ。その我関せず感が面白く、読んでいて心地良い。

    人気作なので、いつか映像化されるのだろうか。成瀬を誰が演じるのか、読みながらつい考えてしまった。

    0
    2026年04月22日
  • ナルコトラフィコ

    Posted by ブクログ

    ドラッグに関わるとは中南米麻薬組織の資金源になり暴力に味方すること 現地で1ドルで買えるものに3万払ってしかも純度が低い 構造を捉えて視野を広げていく感覚が体感出来る 

    0
    2026年04月22日